私、キットPMはプロジェクトマネジメントに関する
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■皆さんもうお気づきかもしれませんが、本ブログは基本週2回月曜日と木曜日に更新するよう努力しています(^^; また、本ブログの本筋のテーマは「モダンPM」ですが、雑記帖的な「閑話休題」というのもあります。これは、週二回にはカウントされない分です。
■さて、前回3種類の企業活動に対するインプット情報から、企業がなぜ一般業務以外にプロジェクトを必要としていて、その成功が企業存亡のキーとなるというお話をしました。成功率を上げる為にはモダンPMが必須になるということでした。
■今回はプロジェクトが失敗した時の影響について考えてみます。もし、あなたのプロジェクトが経営方針や戦略に基づいたプロジェクトでなければ、失敗したとしてもその影響を図る手段はありません。でも、普通はなんらかの全体方針に基づいてプロジェクトを立ち上げることになります。また、ある戦略目的を達成するためには通常複数のプロジェクトが、同時並行かどうかに関わらず存在し、全体目的を達成することになります。例えば、”業務システムのクラウド化”といった場合、複数の業務システムを一度にリニューアルすることはないですね。いくつかにプロジェクトを分割して、「会計システムリニューアルプロジェクト」とか「CRMリニューアルプロジェクト」や「販売管理リニューアルプロジェクト」となります。この、ある共通の最終目的のための複数のプロジェクトの集まりを”プログラム”と呼びます。
このように、現在では単独で成り立つプロジェクトとはほとんど無く、それぞれのプロジェクトが関連しあって企業の目的を達成する形となっています。つまり、あるプロジェクトの失敗はその上位に位置する”プログラム”の失敗に繋がることになります。
■経営戦略の達成に影響があるとすると、あるプロジェクトの失敗は経営戦略そのものの見直しを余儀なくされるということになります。そうすると、
経営計画との齟齬が発生 → 経営戦略の見直し → 販売機会の損失 → 市場競争力の定価 → 無駄なコストの増大 → 収益力の低下 → メンバーの達成感喪失 → ヤル気減退の蔓延 → 企業存続の危機 → ・・・・
と、ちょっとオーバーかもしれませんが、見事な負の連鎖が待っているということです。あっ、もちろん通常はリカバリー策を考えて、被害を最小限に抑える活動をするので、うまく行けばこの循環を断ち切ることになります。
■もう一つの側面からプロジェクト失敗の影響を考えてみます。例えば、新製品開発プロジェクトで開発期間が1ヶ月伸びたものの、無事当初予定通りの機能を持つ製品が出来上がったとします。このときプロジェクト遅延による損失はどうなるでしょうか?
当然1ヶ月分の人件費などのプロジェクト運営費が余分にかかってしまって、プロジェクト採算が悪化します。でも、損失はこれにとどまりません。新製品の市場投入が1ヶ月遅れるわけですから、当初売上予定が狂っていまいますね。さらに、売上時期が1ヶ月後ろにずれるだけならまだ許せるとしても、その1ヶ月の間に他社が新製品を投入したとしたら、シェアの低下を招く可能性が高いですね。一度失ったシェアの回復には、もっと沢山の費用がかかってくるかもしれません。
このように、プロジェクトの成功、不成功が会社の経営に与える影響が、非常に大きいということです。
■いかがでしたか。今回は、プロジェクトの失敗がどう企業活動に影響するかを考えてみました。企業が戦略的な思考をすればするほど、プロジェクトマネジメントが重要になるということです。
ということで次回は「プロジェクトの失敗の定義とは?」をお送りしたいと思います。