Blue Michell『The Thing To Do』


1964,7,30 (Blue Note)

Blue Michell (tp)
Junior Cook (ts)
Chick Corea (pf)
Gene Taylor (ba)
Aloysius Foster (ds)

1.Fungii Mama
2.Mona's Mood
3.The Things To Do 
4.Step Lightly
5.Chick's Tune


ラテンナンバーから幕を開け、バラードからブルースまで2フロントで爽快に駆け抜けるブルー・ミッチェルのブルーノートデビュー作。

斜に構えず真っ直ぐな音色でツボを押さえたフレージングのミッチェル。
ほんのりくぐもった音色とウネウネしたラインがジョーへンを思わせるジュニア・クックは着々と隠れ名手として成長している。

また、当時新人だったチック・コリアは初レコーディングにも関わらず、遠慮せずに果敢にフロントに絡む強気の姿勢。
フレーズにしてもヴォイシングにしても既に新世代の萌芽を感じる。
自作曲の#5「Chick's Tune」での清涼感のあるボイシングは後の「Litha」や「Windows」を連想させる。