Kenny Dorham『Jazz Contemporary』


1960,2,11-12 (Time)

Kenny Dorham (tp)
Charles Davis (bs)
Steve Kuhn (pf)
Butch Warren (ba) #1,4,5,6,9
Jimmy Garrison (ba) #2,3,7,8,10
Buddy Enlow (ds)

1.A Waltz
2.Monk's Mood
3.In Your Own Sweet Way
4.Horn Salute
5.Tonica
6.This Love Of Mine
7.Sign Off

8.A Waltz (Alternate)
9.Monk's Mood (Alternate)
10.This Love Of Mine (Alternate)


実直で伸びやかなドーハムのトランペットと勢いで押さないチャールス・デイビスのバリサクの相性が非常に良く、インテリジェンスな雰囲気が漂う。
また、今作がデビュー作となったスティーヴ・キューンのピアノはすでに危うさと格調高さが同居した独特なスタイルで、これがアクの薄いドーハムの音楽に良い効果をもたらしている。

音量バランスが悪かったり、ドラムがやや凡庸なところにB級感があるものの、選曲の良さで上手くカバーされている。
2管なのにあまり重さを感じさせないふわりとしたアンサンブルも癖になるポイント。