Airto『Free』


1972,4
1972,5 (CTI)

Airto Moreira (ds,per,wood fl)
Flora Prim (vo) #3
Joe Farrell (ss,fl,piccolo) #1,2,4,5
Hubert Laws (fl) #2,3,4
Burt Collins (tp,fh) #1,2
Mel Davis (tp,fh) #1,2
Alan Rubin (tp,fh) #1,2
Wayne Andre (tb) #1,2
Garnett Brown (tb) #1,2
Joe Wallace (tb) #1,2

Chick Corea (pf,ep) #1,5
Keith Jarrett (pf) #2,4
Nelson Ayres (ep) #5
Jay Berliner (gt) #2
George Benson (gt) #4
Ron Carter (ba)
Stanley Clarke (eb) #1

1.Return To Forever
2.Flora's Song
3.Free
4.Lucky Southern
5.Creek


豪華な人選とフルバンドのダイナミクスを最大限に活かした#1「Return To Forever 」と#2「Flora's Song」がインパクト大だが、全体を通してパーカッショニスト、そして音楽家としてのアイアートの魅力が詰まった1枚。

同時期のレギュラーバンドであったチック・コリアの音楽性に近いところはあるものの、マイルスのバンドメイトでもあるキース・ジャレットとを上手く使い分けていることで一本調子になっていない点も評価出来る。
#3「Free」は多種多様なパーカッションを駆使したプリミティブなサウンドなのに呪術的な雰囲気ではなく、どこか享楽的なところもブラジル出身のアイアートらしさ。