なかなか切る✂️場所の選択が難しい。
【おことわり】
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。
ラストまでの完全ネタバレです。
なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『TOP FORM 』
กอดกันมั้ย นายตัวท็อป
2025年(Thailand)20.March~ 15.May
45分×全11話
原作:"抱かれたい男1位に脅されています。" by 桜日梯子
制作:WeTV Original
演出:"Boss" Wasakorn Khumklaowiriya
対象年齢:18歳以上 ๑๘+
TOP FORM EP.11
#11-3
・・・ということで、後日。
~Akinの事務所~
Jinの前に置かれた、Akinの書いた『FLOWER AND TEAR』の台本。
Jade「これから、君には、懸命に働いてもらうことになるぞ。絶対、成功させろよ。失望させないでくれ」
んまぁ、🐰ったら、すごいプレッシャーかけるじゃん(笑)
頷くJin。
Jade「(Akinに対して)向こう(シグマ)は、お前の脚本を使うことを認めたぞ。合意にむけて動き出すことにしよう。業界からちょっと離れてみるのもいいかもしれない。だがその代わり、この映画を製作するのに集中しないとならないぞ」
晴れ晴れとした顔のAkin。
脚本をAkinの前に置き、しっかりとAkinの手を握るJin。
Akin「俺は平気だよ」
笑顔を見せてます。
小さく頷いて見せるJin。
シグマでの話し合い以来、何度も繰り返されたやりとりかもしれません。
心の中では、Akin自身の選択を受け入れようとして、絶賛努力中ってところかな。
Jade「これが、最善の解決策だろうな」
う~ん、最善かどうかは、断定できないけれど、Mariaさんの舞台が単なる話題作りの一環として利用され、台無しにされることを思えば、あの時、意地を張らず、シグマをはねのけなかったことは、Betterではあったと思う。
どちらにしても、もう決めたことなのです。
台本の上に、手を重ねる二人。
その時・・・
後ろのほうから、「おねえさ~~~ん」というなんとも情けないTouchの声が聞こえてきました。
どうせ電話の相手は、Mindy社長でしょ(笑)
Touch「私、とにかくなんとかしようって、すっごく勇敢に頑張ったのよぉ~~、 誰であろうと全然怖くなんかないんだからぁ~~」
泣きながら訴えてます(笑)
そうそう、やっぱり、あなたには、Mindy事務所が一番合ってるのよ。
Jinなんて、完全に顔を下に向けて、笑っちゃってます。
まぁ、Touch渾身の武勇伝は、JadeもAkinも見てましたからね(笑)
そんな様子を見て、微笑む一同。
愛されてるねぇ、Jin。
そんなこんなで、映画化の話は進みだしました。
~Akinの実家~
さて、やっぱりバンコクよりは、ここで、お祖母ちゃんを感じながら、台本やら絵コンテを仕上げていくことにしたのかな。
庭で、PCに向かうAkinのもとに、お茶を運んでくるJin。
Jin「P’Kin、お茶が入りましたよ」
Akin「ありがとな」
Jin「どんな感じですか?」
隣に座り、PCを覗き込みJin。
Akin「実際、幼かった頃は、お祖母ちゃんがこの劇を演じてるのをよく見たものだったよ。でも、当時は・・・幼すぎた。なにも覚えてないんだ。唯一覚えているのは、当時の観客がたくさん泣いてたってことくらいかな。」
実は、悩んでいたAkin。
確かに、一番の適任者だって大見栄を切ったけれど、具体的な記憶をもとに当時のディティールを再現できるのか、となると、それはまた別の話です。
ちいさく頷くJin。
Akin「でも、今こうして、読みかえしてみて・・・」
Jin「・・・・・・・」
Akin「まったく、理解できないんだよ、Jun・・」
意外な言葉が飛び出しました。
演技に関しては、まるで、Akin自身が確固たるセオリー(演技論)であるかのように、疑問など何一つないほど自信に満ち溢れていたのに、今のAkinは、まるで、荒野か大海に放り出された幼子のように不安そう。
Akin「まったく、動きが見えてこないんだ。まるで・・ただの・・」
ぐっと、Akinの手を握りしめるJin。
Akin「祖母と孫についての・・単純な物語みたいなんだ」
かなり煮詰まって、涙ぐむAkin。
そんなAkinを抱き寄せ、ひたすら癒すしかないJin。
やっぱり泣いちゃうAkinの姿を入れるのは、お約束なんだろうか。
**********************
さて、ここから少し時間は流れ・・・
「抱かれたい男」のダブル受賞後、興奮も冷めやらぬまま、映画の撮影も順調に進み・・といったところでしょうか。
ここで、雑誌かなにかのインタビューを受けるAkinとJinのシーンが始まります。
二人のインタビューも交互に細切れに分断されますし、その間に(はっきりとした時系列は不明ですが)現在や過去、そして他の人の現状なども入りこんできて、文章で読むと、あちこち飛んでちょっとわかりにくいかもしれません。
<インタビュー>
インタビュアー「一体、どんな感じなんでしょうか? “抱かれたい男”の賞の中で、初のカップル受賞されたご感想は?」
Akin(1)
「実際、この賞の受賞について言えば、私にとって、新しいことでも驚くべきことでもありません」
Jin(1)
「私がこの賞を獲得するのは、2年連続になりますが、まだ、初めてのような感じがしています」
なんとも、対照的と言うか、別視点にたったコメントの二人。
ここ、それぞれの一連の発言をスライスして、並べ替えてる感じなの。
Akin(2)
「でも、今年は、少し印象が違いますね」
Jin(2)
「私はただ、私にこの賞を受賞させるために関わってくださった皆さんに感謝したいですね。」
Akin(3)
「長い旅の途中の、休憩地点に到達したような感じです。」
Jin(3)
「私の人生の旅がより有意義なものになったような感じられるというか・・・おそらく、私自身ではとても発見できなかったですね」
見事なくらい、AkinとJin、まったく別のアプローチの内容を交互につなぎ合わせてる。
この感じ、ちょっとドキュメンタリーチックじゃない?(笑)
Akin(4)
「幼い頃から自分の目標を決め、まい進するということは、とても素晴らしいことですが、反面、外の世界が本当はどのようなものなのか、まったくわからなくなっていたようです」
そういって、傍らのJinを見つめるAkin。
演じる立場を離れ、ひとつの物語を演出するという作業を経験したAkinにとって、ストーリーラインやセリフ、ト書きにすら書かれてない内面の部分を掘り起こす俳優の視点プラス、実際に肉付けしながら外側へ可視化していく作業も重なってくるわけだから、その壁は大きく感じたでしょうね。
ここから、『FLOWER AND TEAR』の撮影風景も入り込んできます。
<映画の撮影>
お祖母ちゃんちの庭をそのまま使ってますね。
Akin「アクション!」
Jade、P’Saiも一緒に、モニターを見てますね。
<インタビュー>
Jin(4)
<演技をするという観点が、自分の心の中にありませんでした。それについて、深く考えたことすらなかったですね。演じているつもりではいましたが、それは、ちゃんと出来ているということではなかったんです・・・ある人に巡り会うまでは>
<撮影>
ガーデンチェアから立ち上がり、
庭に落ちている花を拾い上げるSun(Jin)。
たしか、そういう役名だったよね?(笑)
立ち上がるところから一連の動きをじっと見ているAkin、気に入らないのか、首を捻り、
「カット!」と声をかける。
スタッフの「花に気づくのが少し早すぎないかな」という声も聞こえてきてます。
Akin「Jin、こっちへ・・」
<インタビュー>
Jin(5)
「P’Akinのことを追いかけたいと思わせてくれたんです」
<撮影>
引き続き、お祖母ちゃんちの庭です。
Akinのもとに近づいてくるJin。
これは自分でも、イマイチだってわかってる雰囲気よね。
Akin「6点/10点満点!」
ちょっとイライラしてます。
Jinは、Jinで、ぶ~と口をとがらせてますが、別にAkinに不満があるわけじゃないです。
出来ない自分が情けないっていう意味です。
Akin「ちゃんと呼吸が出来てないぞ。深呼吸してみろ。ゆっくりと息をするんだ。情感を込めるんだ。」
一緒に深呼吸するJinとAkin。
<インタビュー>
Akin(5)
<彼は、私がしてきた数々の努力にはこれまで以上の大きな意味があったのだ、と気づかせてくれました>
そして・・・トンとJinの胸をつくAkin。
うわ~~ん!!
やっぱり、これを持って来たかったんだね!!
そう、これが原点。
うっすらと微笑むJin。
Akin「よし、もう一度だ! もう1回行きます!」
満足そうに、Akinの監督ぶりを見ているJade。
Akin「さぁ、さっさといくぞ。太陽光が沈むぞ!!」
ふふふ、このプレッシャーを自分がかける日が来るなんてね(笑)
Akin「Jin!! 3・・2・・1・・アクション!」
<インタビュー>
Akin(6)
「私は若い頃から俳優でした。私の経験は、自分の能力に自信をもたらせてくれたものでしたが、時にそれは・・・過分だったかもしれません。」
<撮影>
ガーデンチェアから立ち上がるSun(Jin)。
数歩歩き、花をみつけ、しゃがみ、拾い上げ、そして、彼方を見つめる・・という一連の動作自体は先ほどと同じですが、間合いが全然違うのです。
見ている人にとって、それが自然に促される間合いであればあるほど、ストーリーに没入できるのです。
Jinの一挙手一投足、そのテンポ、タイミング、全てを見ているAkin。
<インタビュー>
Akin(7)
「私にできることは、他の人も試してみれば彼らにも出来るのだということ・・それを忘れていたようです」
<撮影>Akin「カット!!」
拍手するAkin。
今度は、AkinもJinも笑顔です。
Jin「P’、(今の)点数は?」
Akin「10点満点だ」
・・・だそうです。
大きくガッツポーズするJin。
撮影クルーが片付けをしている中、Jinと庭を歩きながら、巨木を見上げるAkin。
そして、花びらを見つめているJin。
<インタビュー>
Akin(8)
<それに気づいたことにより、一歩引いてみて、少し距離を置き、少しだけ休憩し、自分自身を見つめ直すことにしました。
そして、俳優であること以外にも、この世界には学べることがたくさんあることに気づいたんです>
<庭>
佇みながら、すっきりとした笑顔をむけるAkin。
ああ、この感じで、ラストシーンとか迎えるパターンの作品も多いよねぇ。
<インタビュー>
Akin(9)
「実は、昨年、このポジションを逃したことで、少し戸惑ったのも事実です。Jinよりも少しだけ点数が低かったんですよね。でも、それは問題じゃありません。だって、Jinは、本当に強力な相手でしたから」
そして、ここから画面は、JohnnyとNaruの雑誌撮影のスタジオの様子も加わります。
<スタジオ>
カメラマン「はい、もうちょっと近寄って」
近寄って、と言われても、この二人、BがLする世界へと本気で望まれてるのかな?(笑)
カメラマン「ぎゅっと一体になったみたいな感じを出せますか?」
ふふふ、だいじょうぶなのかな、この二人で(笑)
<インタビュー>
Akin(10)
「今年、彼は、再びこの賞を獲得するために戻ってきたんですから」
Jin(6)
「私は、私たち二人を応援してくれる全てのファンに感謝していただけですよ。望むべくは、今後数年間、どのアーティストも私たちから賞を奪い取ることはできないことですかね。」
<スタジオ>
特にJohnny、だいぶ意識して混乱というか、イライラしてるよね。
フィルムチェンジの隙に、ちょっと、カメラ前から外れ、Naruを呼びつけます。
Johnny「おい、ナルト、ちゃんと集中しろよ。さっさとやっちまえばいいだろ!そうすれば、帰れるんだぞ。・・・クソガキが!」
集中してないのはどっちなの、と、笑顔で見上げるNaruちゃん(笑)
この時の、Johnnyの、
え・・・ってドキっとしてる感じ、ちょっといいわぁ。
Naru「僕は・・・Naruですよ!」
一見、Johnnyって、怖そうに見えるし、口調もキツイのに、Naruは怖がるどころか、全然、平常運転なのよ。
Johnny「いいから、こっち来い!」
えらそうに呼びつけてますけど、まともにNaruの目が見れてません。(笑)
調子狂いっぱなし。。。
可愛いJohnny。
カメラマン「準備はいい?」
業界的には、この二人が次世代カップルだって言ってるような扱いだけど、どうなんだろう(笑)
でも、Johnnyのツンツンした反応はある意味王道だし、その隣で、実はどんと構えているNaruも王道だったりしますけど。
カップルの相性は、外見だけじゃ判断できませんからね(笑)
外見と言えば、Jhonnyのシースルーだけは、ずっと気になっております。。。
ここで、切ります。
★『TOP FORM』 Ep.11-3 雑感★
とりあえず、インタビューの形を借りて、Akinが天職から身を引くことにした彼の心の内を語ってくれたので、シグマの社長への罵詈雑言は控えます(苦笑)
私たちは、Jinの目を通した、才能あふれる俳優Akinの姿をずっと見てきたし、しかも、劇中劇で見せてきた彼の役柄や演技プランは、自分が自分がって前に出るわけじゃなくて、JinだったりJohnnyだったり・・後輩に対して、すごくいい影響を与える存在で、今後は年齢に合わせて役の幅を広げていくことだって出来るんだから、このまま、俳優でいてもなにも問題がないように見えるのにね。
Akinが突出していて、業界内で、歪みが生じていた、と言われてしまえばそれまでだけど。
立ち止まることで見えてくるもの、新たに得られるもの。
Akinの前向きな言葉を受けて、Jinもそれ以上の追求はせず、受け入れることにしたような感じですね。
これ、プロデューサーのインタビューにあった『シリーズ3部作』っていうのを読んでなかったら、結構な改変じゃないの?と思ったかもしれません。
・・・ということで、WETVさんの来期スケジュール発表が楽しみです。
あと・・最後に来て、圧倒的な存在感と演出効果をもたらしてくれたこの邸宅。
10話でのMariaさんの葬儀のエピソードのみならず、最終回、映画の撮影場所として、Akinが選んだお祖母ちゃんのおうち。
品の良さの象徴みたいな感じですよね。
この邸宅のあまりの美しさに、ここ、どこなんだろうなぁ、と、またいつもの好奇心が疼き初めまして、早速、検索かけたんです。
最初は、リバーサイドの綺麗めなホテルを探せば、ヒットするだろうと単純に考えていたのですが、これが甘かった。
画像が粗いため、画像検索でも引っかからず。
あまりにもヒントがなくて、正直、おばあちゃんちのロケ地はわかりませんでした、と書こうと思っていたくらいなんです。
でも、ほとんど「勘」というか、これでだめなら諦めようと最後にもう一度探したところ、神が降りてきたのか、見つけちゃいました。なので、発見したてのホヤホヤです。
このヴィラ、もともと私邸だという情報もあり、窓口となるサイトがあることはあるのですが、基本は電話連絡のみで受け付けてるような印象ですね。
場所はパトゥムターニー県、ドンムアン空港の北西あたりです。
なにしろ、こうして、場所や名称がわかったにも関わらず、プーケットにある同名のリゾートばかりがヒットして、ほとんど検索に出てこないという場所ですし、Googleマップでも宿泊施設からは外されているので載せていいのかどうかも「???」なんですけど、一応、貸し切りパーティっぽい感じでレンタル使用されてるようなので、営業中・・と判断した次第です。
この庭から見た夕陽の美しさ。
なので、ドラマ的に見て、お祖母ちゃんちはアユタヤあたりをイメージしてるんじゃないのかな、というふうに勝手に思い込んでます(笑)
さて、次で『TOP FORM』シリーズ1 最後です。← 誰に対するプレッシャーよ(笑)