タイトルを見て、え・・そっちになったの?と、ポカンとなられた皆さま、m(__)m
ですよね?
いままで、『美しい彼』のことなんて、一言も書いてなかったですもんね?
ぷぷぷ ( ´艸`)
まぁ、ノーヒントでスタートするのは、珍しいことじゃないですけどね
でもですね。
実は、ここ数日、気づけば、なぜか、このドラマのことばかり考えているんです。
↓この歌《【美しい彼】ロス 「Folliw」》と、
この画面をサムネにした人、天才じゃん! 『美しい彼2』の“Bitter”も作って欲しかった!
※もちろん、《もさを》の曲もすごくかわいくて、でも、可愛い曲調に騙されちゃだめで、詞でいろいろ教えてくれることも多いので、また、別の機会に取り上げます!
たぶん、ちょっと前に「2」を見たことや、沼の一部で、「映画化」の話が話題になり、そのさざなみをキャッチしたからだとは思うんです。
しかも、ゴールデンウィーク中に、映画を見に行く予定を立てていたのに、急用が入り、予約時間に間に合わず、まだ、代替日の目途がたたない・・という、モヤモヤもあり。
こんな気持ちのまま、予定していたタイのBLドラマをはじめても、どこか、気がそぞろになりそうな気がしたので、← 実際、ほんとに手が止まってる。。。(笑)
アップに時間がかかったのはそういうことなのでした。
今、これを取り上げたいと思う理由を、うまく説明できないのですが、でも、欲求が勝ってしまった。
なんだろう、これ、もう一度、ちゃんと見なきゃ、だめだ、あたし。。。
ということで、いっそ、ここで、ドラマ編だけでも昇華させてください!(笑)
なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『美しい彼』
~Utsukushii Kare~ 2021年(日本)全6話
原作:『美しい彼』 by 凪良ゆう
【どんなお話?】
実際、「美しい彼」は、各種サブスクでも見れるとは思いますので、簡単に。。。
いわゆる、導入部としてのあらすじ的なものを拾うと・・。
学校カーストの最下層にいると自認する 17 歳の平良一成“ひら”は、
(演:萩原利久)
緊張した状況で口を開けば、言葉につまる自分の存在をできるだけ他人に知られたくないため、常に目立たないように努めている。
無口で根暗。
趣味でも持てば、と両親に薦められたカメラのレンズを通した世界を時折覗きこみながら、周囲と一線を画し、存在感なしの透明人間として生きてきた“ひら”。
始業式の朝、遅刻してきた清居奏“きよい”の登場で、地獄のような自己紹介タイムが救われたことで、
(演:八木勇征)
自分とは対極にいる、カーストの頂点に君臨する彼の存在を知り、その美しさに目が離せなくなる。
“きよい”は、黙ってたっているだけでも華がある人気者。常に、クラスメイトに囲まれ、圧倒的な存在感を放っている。
気付けば、“ひら”は、そんな“きよい”を内心では崇め奉り、追いかけ、いつしか、彼の望むことを“パシリ”という形で応えることにもやぶさかではなく・・・(苦笑)
そんな二人の、高校最後の一年をきっかけにしてはじまった、“ひらきよ”の物語です。
【1話の“ひら”】
主人公 平良 一成(ひら かずなり)のモノローグで始まる第一話。
(今後も基本は、“ひら”の視線で、物語が進むことが多めかな?)
少年時代から、無口で内向的な子供だったと、自分を語る“ひら”が、実は、優れた観察力を持っていて、かなりの情報量の断片を切り取ることができ 心のなかでは、実に多彩な言葉があふれ出ている高校3年生の男子だということがとてもよくわかります。
おそらく、ドラマのモノローグで語られるよりも、もっともっと多くの言葉が、彼の中には取り込まれていることを感じさせる青年。
透明人間でいることを望む彼が、目に入れたいのは、自分のレンズを向けるファインダーの世界。
でも、今まで一度も、心から「綺麗」だと思えたものを見たことはない。
「ちっぽけなくせに、残酷な、そんな人間の存在を介在させないなにか」
それは、風景しかり、気になった無機質なものしかり、そして、排水溝でぷかぷかしている、あひる隊長もまたしかり。
心を投影でき、心に反応するものに、焦点を合わせながら、
「美しいもの」
「心地よいもの」をどこかで求めている。
突然、そうなってしまったのではなく、17年間という年月で培った彼の個性だから、根は深い。
高校生活も残り1年ということで、親の転勤についていかず、亡くなった祖父の家での、一人暮らし。
実はこれも、“ひら”にとってのひとつの転機。
でも、明らかに、心の眼が、“きよい”を見つけたこと、これが、“平良一成”史上、最大の転機。
<綺麗だ>
いつまでも、いつまでも目が離せない。。
そこからは、ひたすら、“きよい”の存在に圧倒され、心の準備なく、予期せぬところで見かければ驚愕し、
彼を綺麗だと思う瞬間は、それからも数多く訪れる。
たとえ、どんなに“きよい”にキモがられようとも、キング“きよい”に仕える忠実な僕(しもべ)というポジションには、嬉々として応える。
放課後の掃除だって、ファミレスの場所取りだって、日々の使いっパシリだって、すべては“きよい”のために!!
スーパーネガティブとスーパーポジティブが、“ひら”の中で共存してる!(笑)
そんな中、“きよい”が、若手スターの登竜門的なコンテストにエントリーしていることを知り、“きよい”の特別感に、ますます、想いを募らせる。
おつりでアイスでも買え、と、“きよい”に言われても、「アイスなんか、買うもんか」と、おつりでさえも宝物。
傍目には、ただの貯金!🤭
ある日、街中で“きよい”を見つけ、反射的にあとを追う。
こんなに可愛いストーカーを、どうやって規制すればいいんだろうか?(笑)
人知れず、ダンスのレッスンに通う“きよい”
ダンスする“きよい”が、かっこよくて、説明のお姉さんの言葉なんて、耳に入りません。(笑)
指先だけで、小さく拍手する感じ、可愛すぎる。。
当然、あとをついていったことがバレてしまい、激高されちゃうの。
ここで、神社(聖地)のシーン!
わりと、日中、ひっそりとしてる風に撮ってるけど、境内もわりと、広めに見えるよね。
“ひら”の手には、途中で買ったであろう、命じられたいつものジンジャーエールのほかに、運動した後だから、とスポーツドリンク。
「これ、喉乾いてるかなって・・・」
自分の、プラスアルファな想いを、“きよい”に手に取ってもらえたことが無上の喜びで、嬉しさ隠せず。
「他の奴に言うなよ、ダンス通ってること」
<そうか、これが伝えたかったのか>
努力していることをみんなに知られるのが嫌なのだ と推測する。
言わないよ、家でも学校でも一人だから、と、事情を説明した時は、とってもリラックスできてたんだね。
「口が裂けても言わない」
「言わないと殺すって言われたら?」
“きよい”、ドアップ!
「殺されるよ」
動じることなく、事も無げに答える“ひら”の言葉は、大袈裟でも嘘でもなく。
「キモっ!」
なんて、濃密なやりとりなんでしょう!(笑)
ジンジャーエールを飲む“きよい”があまりにも美しくて、写真に撮る“ひら”。
「ご、ごめん。思わず・・・」
「思わずってなんだよ?」
「すごく綺麗で・・・」
「はぁ? 二度と撮んなよ!」
「・・・・・」
「お前、うざい!」
誰かを、しっかり見つめたことなどなかったこと。
見えていた世界が変わったこと。
ちゃんと、“きよい”とのやりとりの中で、自分の変化をも冷静に分析できてたのね。
“きよい”の写真を見ながら、胸が焼かれる心の熱さの正体に気づく“ひら”。
しかも、この「好きだ」という片思いベクトル、無駄にパワフルで強固。
現状を打破できない、打破をよしとしない“ひら”のポンコツぶりは、言葉にすると、陳腐かもしれないけれど、でも、いとおしい。
なにしろ、“きよい”(写真)をお◯ずにできるんだもん!
1話のラストの、写真を見てる時から聞こえてた“ひら”の抑えきれない息遣いと、ふとんをひっかぶっただけで見せてきた表現を踏まえたうえで、私は「このドラマ、期待できる!」と好ましく思ったよ!(笑)
【1話の“きよい”】
新学期、校舎の廊下では、舞うはずのない桜の花びらと共に登場した清居奏(きよいそう)に対し、正直、私は、“ひら”ほどは、感銘を受けなかったのです。
え~、こんなに印象的な登場シーンなのに?と思われるかもしれません。
この子がタイプじゃないとかいう、そんな理由じゃなく、これは、なにを意図したフィルターだ?っていうのが先にたったのかもしれません。
今の私には、この二人をネガティブに評価する尺度はないので、安心してください!(笑)
みんなの人気者というより、一歩も二歩も世の中から距離を取っていて、それでも、自己紹介を求められれば、テキトーに返し、周囲を突き放すところまではしていない。
アウトローでもなく、一匹狼タイプでもなく、どことなく、無理をしてるようなアンバランスな印象。
“ひら”が口にする“キング”という称号も、ちょっとどこか、ぎこちない気がしちゃったのよ。
・・・“ひら”には、“きよい”の美しさが、気高く孤高で、威風堂々として見えたってことらしい。
まぁ、それは、ひとそれぞれ。
ただし、ここでのポイントは、“きよい”の席!!
最後列の窓際!
令和の時代でも、この席は、2次元3次元の虚構の世界では、座る人間を選ぶ席だってことが、なんか嬉しいなぁ!
この席に座ってる清居奏は好き!
陽の光、フワッとした髪、存在してるのにそこだけが儚げな異空間。
“キモい” “ウザい”
二言目には、そういうけれど、“きよい”は見下してるわけじゃない。
その時は、本当に思うことを、“ひら”には、口にしてるだけ。
“ひら”に遅刻してきてくれてありがとう、なんて、頭を下げられて、ますます意味がわからない。
でも、興味を持ったのは確か。
周囲にはいないタイプ。
実際、掃除当番が決まったあたりから、“きよい”は、本当に、よく“ひら”を見ている。
ちゃんと、認識している。
無造作に、電話番号も教えちゃうし。。
でも、“ひら”を見下すクラスメイト“吉田くん”を恫喝するあたり、まだ、“きよい”の意図は、わかりづらい。
自分が最優先でなければ、気がすまない。
確かにそういう側面もあったのかもしれない。
“きよい”という男は、ありきたりな正義感とか、低俗な偽善なんて、1ミリも持ち合わせてなんかいないから。
俺はいいけど、お前はダメだ!
これを、“ひら”に対する特殊な独占欲がすでに発動されていたのだ、と見ることもできるけど、ま、この段階では、普通はそうじゃない。
単なる下僕の独占みたいな形になってる!
でも、そうじゃない。
そこには、“きよい”自身も気づいてない何かがあって、回り回って、今後は「クラスの下僕」になることはないわけだから、助けられてる“ひら”っていう構図も成り立つ。
実際、“ひら”の「ストーキング行為」は、人によったら、それだけで、本気で拒絶されても仕方がないレベルかもしれないのに、“きよい”には、“ひら”の中に、自分の脅威となりえる要素がないことだけは感覚でわかってるんだよね。
ダンススタジオに通っていることなんて、誰にも知られたくなかったのに、気づけば、“ひら”の存在を、どこかで受け入れてる“きよい”がおかしい。(笑)
“ひら”が言葉につまっても、ことさら、目を背けたり、同情を寄せたりするわけでもなく、めんどくさい、お前と話してるとイライラする、とはっきり言いつつ、だからと言って、会話を急かしたり、終わらせることもない。
「テキトーに待ってるし・・・」
“きよい”って、対処なんてわかってるようには思えないのに、ちゃんと出来ちゃってるところが、根っこの部分で優しくまっすぐな人なんだろうな、って、私も大概、甘いな。(笑)
“ひら”が、家の中でも外でも、ひとりきりだ、ということに、理解したような反応を見せる。
「へぇ、そういうこと・・」
ここで、やっと、“ひら”から聞き出せたことに納得がいったというか、理解できたというか、会話が成立した感じもよかったよね。
(ダンスの練習に通ってること)他の奴に言うなよ、という言葉で、自分の秘密を共有させる。
「口が裂けても言わない」
「言わないと殺すって言われたら?」
挑発したはずが、実際、動揺してるのは、あなたです。
「殺されるよ」
まさか、そんな返事が戻ってくるなんて、思わなかったんだろうね。
そして、この時の“ひら”の視線は、“きよい”にとって特別なものになった気がする。
いきなり写真を撮られ、
それは、まだ、“ひら”との心のキャッチボールにはなりえない。
「お前、うざい」
口をひらけば、「綺麗だ」としか言わない“ひら”に、ますます、混乱する“きよい”(笑)
なんなんだよ、あいつ!!
この、背中のオーラ!!(笑)
これはどっちも、拗らせタイプと見た!
★【第一話】雑感 ★
どうしよう。
いくら書いても書いても、なんか、書ききれない。
全部、セリフ書き出して、気になるキャプ画像と一緒に、この時は、きっとこうに違いない、とか、言いたいけど、さすがにそれは無理だしなぁ。
本来は、二人の流れを同時進行で表記したかったのですが、それが出来ず、かなり迷走しまして、結局、このスタイルになりました。
完全に、ドラマを視聴済み&いまでも視聴可能な方限定なスタイルになってます(笑)
冒頭にも書いたように、このドラマ、4話くらいまでは、基本、“ひら”の視点で進み、合間合間にモノローグも挟むので、筋追いをしていくと、“ひら”を通した“きよい”という一面がまずあって、当然、“ひら”が出てこない“きよい”のシーンもありますし、ただ、やっていくうちに、それ以外に、“きよい”単独の視点を拾っておく必要があるんだ、と気づきまして、特に、5話の視点変更のためにも、その層を作っておかないと・・と思った次第です。← ほんと、わかりにくいことで、重ね重ね、お詫びします。
ドラマの楽しむための、勝手な実験と言えばいいんでしょうか(笑)
ああ、びびがまた、変なことを始めたな、くらいに思っていただければと思います。
あとは、実際、言葉を訳す必要がないので、ダイレクトに、通常のピンク字に当たる、私の雑感を書いていけばいいのですが、ただ、文章として、読んでいて、一体、どのシーンの話をしているのか、わからないということでは、かえって混乱を招いてしまうので、今回、ところどころセリフの力をお借りしております。
m(._.)m