では、いつものご注意をば!
本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
これは、Ep.04-2です。
前出部分を未読の方は、こちらからどうぞ
『Between Us』
~เชือกป่าน~ 2022年(タイ)全12話
"Hemp Rope" (เชือกป่าน) by lazysheep / ด้ายแดงスピンオフ作品
【Ep.5-2】
~スーパーの駐車場~
買い物を済ませた4人。
後部シートは、荷物でパンパンです。
A「なぁ、これ、部室に置きに行くのか?それとも、明日にする?」
Team「ううん、今日はやりたくない。明日にしよう」
C「これを下ろす必要がなければ、俺たち、ここで別れてもいいかな?」
自分とAを指し示すSea。
Team「一緒に帰らないのか?俺、送っていくよ」
ここ、小さくうなずくWinがすでに、Teamとニコイチで、なにげに可愛い。
A「俺たち、映画を見に行くつもりなんだ。一緒に行くか?」
にこにこするTeam。
Team「なんの映画?」
C「今週、新作のホラー映画があるんだよ」
ホラーと聞いて、Winのほうをちらりと気にするTeam。
A「行くか?」
C「どうする?」
Winの眉間にしわが寄ってるのを見て、笑いをこらえるのが必死なTeam。
Team「やっぱり、今日はいいわ、じゃ、また明日な」
A「じゃ、ここで、別れよう」
挨拶して、別行動になる2組。
なにか言いたげなWin。
Team「なんで、そんな目で俺を見てるの、Hia? 俺があいつらに言うとでも思ったの? Hiaは、ホラー映画が怖いって・・」
Win「そうじゃないよ。お前、友達と一緒に映画を見に行ってもいいんだぞ」
優しいWinたん。
Team「ううん。俺、料理研究部の部室のとこで、Pharmと会うことになってるんだ」
Win「そんなところで何する気だ!」
Team「それは・・・その・・Pharmに、英語を手伝ってくれるように頼んだんだ。俺を待ってる間、Pharmはお菓子を作ってるけど・・・」
どこか、面白くない雰囲気がありありなWin。
Win「そこに行くのは、勉強のためか、それとも食べるためか?ん? ん?」
Team「両方だよ」
ちょっと、ムッとしてます。(笑)
Win「お前、英語が苦手なのか?」
Team「正直いうと・・・全部の教科が得意じゃないんだよね」
ふ~っと、ため息をつくWin。
Win「無謀な奴だな。奨学金を失うかもしれないのに・・・」
Team「・・だから、Pharmに助けを求めたんだよ」
まぁ、アメリカ帰りのPharmに教えてもらうのが一番って思うのも無理はないよね。
目の前にいる人も、かなりの秀才らしいですよ。
本当は、自分を頼ってほしいと思ってるのかな、Win。
Win「ああ、わかったわかった、さ、行くぞ、車に乗って」
Team「ねぇ、Hia、俺が運転してもいい?」
Win「俺がする。 ほかの人の運転だと、酔うかもしれない。さぁ、乗って」
Team「ゆっくりね・・・」
Win「わかってる」
この感じも、自然な掛け合いで好き。
~Beeの部屋~
この建物・・・どっかで見たような・・・。
戻ってきたBeeとPrince。
Prince「どこか近くのホテルで降ろしてくれたらいいのに。僕、君に迷惑をかけたくないんだ」
B「このあたりにホテルなんてないよ。ほんの数時間じゃないか。僕の部屋だって落ち着けるだろ。ホテル代を払う必要なんてないよ。さ、ここで、くつろいでよ。ベッドに横になってもいいよ。俺、気にしないよ」
Prince「平気だよ。 シャワーを浴びてないし、ソファで昼寝するだけで・・・」
そういうと、ソファに座り、コンタクトを外そうとするPrince。
Princeのバッグって、女性ものよね? どっちものでも構わないんだけど、意識的なのかなって思って。
B「あの・・そんなに時間ないだろ。どうして寝ないの」
Prince「まず、顔を綺麗にさせてよ。このままじゃ眠れない。ニキビとかできちゃうからね」
B「疲れてないの? 勉強しかしてない俺だって、一日の終わりにはクタクタだよ」
Prince「疲れてるけど、でも、だからって僕になにができる?」
達観したように、化粧を落としているPrince。
少し考えて、「そうだ、いつも気になってたんだけどさ、知らない人から写真を求められて、不快にならないの?」と訊ねるBee。
Prince「最初はそうだったよ。でも、今は慣れちゃった」
眼鏡をかけるPrince。
B「断らないのはどうして?」
Prince「誰かひとりを拒否したら、人は、すぐに僕を傲慢だって言うんだよ。もう慣れたから、気にしないで。ちょっと笑えば、終わるんだもん。なんか家にいるみたい。すっごく疲れが出てきちゃった」
小さなソファに無理やり、身体を屈め、横になるPrince。
Prince「今日、君と一緒に走れて、とっても楽しかった」
Beeは、壁のポスターを見る限り、Marvelやアニメが好きな、優しいヒーローさん?
( ラモーンズとか、ちょっと若い時のPitbullは異色な気もするけど。。まぁまぁ、スタッフチョイスだろうけど、面白いよね)
本当は、枕元に貼ってあるポストカードも気になりました。
Princeが目を閉じたのを確認し、ブランケットをかけてあげるBee。
間近で、しばらくPrinceの寝顔をみてから、そっと眼鏡をはずし、「おやすみ」と声をかけると、自分はベッドを背もたれにして、床に座りこみ、また、寝顔を見守っている。
しばらくして・・・
あのまま、眠ってしまったらしいBee。
目を覚ましたPrince。
腕時計で時間を確認すると、傍らの、ベッドにもたれて寝てしまっているBeeの姿が目に入る。
かけてもらったブランケットを、今度は、Beeにそっと掛けなおす。
んまぁ、額にかかる髪をそっと直すのは、もう、それってこと?! ← どれよ!!
にっこり微笑み、「ありがとう、もう行くね、バイバイ、バンブルビー・・・」
荷物を持ち、そっと部屋を出ていくPrince。
あ~~~ら、Beeったら、ちゃんと起きてたじゃないの!!
心臓やら頭やら押さえて、身悶える、身悶える。(笑)
Princeが、触れた髪とか、言葉とか・・・考えるだけで、ぐっちゃぐちゃ。。。
B「俺、どうしちゃったんだよ~~~」
床に崩れ落ちた(笑)(笑)
結局、こういう可愛いのにも、弱いねんな。。。私。。。
~大学 外の談話テーブル~
Pharmを待っている間に、テーブルに伏せて、眠ってしまっているTeam。
この角度、すごく華奢に見えるね。
そっと近づいてきたPharm。
作ってきたお弁当をテーブルの上に置くと、ひくひくと鼻が反応し、体を起こすTeam。
Team「いいにおい・・・」
Pharm「ほんとに、料理の匂いで、目を覚ましたの? Σ(O_O;)」
そんな漫画みたいなことする人がいるなんて信じられない、と目を丸くするPharm。
そんなことより、テーブルの上の料理を見て、目を輝かせるTeam。
Team「うわ~~、頼んだ通りのものだ。ほんとにすごいよ、Pharm!!」
Pharm「心を込めて作れば、そんなに難しいことじゃないよ。でも・・・本気で勉強するの? まだ、3章も終えてないのに、もう寝ちゃってたんでしょ。ほんとに大丈夫?」
Team「だって、アルファベットを見るたびに、脳がシャットダウンするんだよ、Pharm」
Pharm「教授は、最近、抜き打ちテストも多いんだよ。点数には気を付けないと。奨学金を失っちゃうかも」
Team「お前まで、Hia Winみたいに脅すんだな。スポーツ奨学生にいい成績を求めるなんて、意味わかんねぇ」
Pharm「代わりに、P’Winに教えてもらったら?」
すでに、顔がワクテカしてます(笑)
Team「はぁ?」
Pharm「P’Deanが言ってたけど、P’Winってすごく勉強ができるんだって。いつも、友達に教えてあげてるだってさ。僕なんかより、きっと上手に教えてくれるかもしれないよ」
Team「あ~、ないない。いっつも揶揄われてばっかりなんだから」
Win「ん? P’Winって、揶揄ったりする人なの? 本当に? Σ(O_O;)」
今度は前のめり!
コイバナ好きよね? 好きでしょ? 私もよ!✌️
Team「まったく、何にも知らないんだな、Pharmは。彼は、マジで、いじめっ子みたいなんだ。いっつも、俺をイライラさせるんだから」
Pharm「ねえ・・人って、好きな人を揶揄う傾向にあるって聞いたことない?
そうやって・・・近づきたいから、揶揄う言い訳を見つけるんだよ」
Team「ばかじゃないの?」
Pharm「いつでも、相談に乗るよ~」
Team「なんについて? 相談することなんて何もないよ」
Pharm「あ~あ~、・・・それで、今日は誰か迎えに来る人はいるのかなぁ?」
Team「いない! 自分で運転する。自分で家に帰るだけ!!」
ムキになるPharmを、楽しそうに見つめてるPharm。
~Teamの部屋~
自分の部屋に戻ってきたTeamが、机の上のライトをつけ、そのまま、椅子に腰を下ろす。
机の前に飾られている、兄との写真。。。
~回想~
二人、プールで仲良く遊んでいる。
兄Tonに、水をかけるTeam。
ちびTeamは、カメハメハ・・・って言ってました。(笑)
楽しそうにふざけあう兄と弟。
Ton「知ってるか? 俺、いつか、国家代表選手になるつもりだ」
Team「だったら、僕は、兄さんを叱るコーチになるよ」
Ton「おい、そんなのだめだ。お前も、俺みたいに、選手にならなきゃ」
Team「わかった、わかった。兄さんが何になろうと、僕たち、一緒に力を合わせなキきゃ」
Ton「ああ、約束だ」
Team「約束だね・・」
指切りをする二人。
そして、また、ふざけあう。。
(回想終わり)
写真盾を手に取り、じっと見つめるTeam。
この約束が、Teamが泳ぎを続けてきたわけなのかな。
スマホを取り出すTeam。
Team「もしもし?」
Teamママ「どうかしたの? 最近、全然、電話してくれなかったわね」
相手はお母さんでした。
優しくて、穏やかなしゃべり方ね。
Team「母さん、今、なにしてたの?」
Teamママ「ドラマ見てたわ。・・・いつ、こっちに帰ってくるの? 父さんも会いたがってるわ」
Team「こっちで、いろいろやることが多くてさ、部屋に戻るといつも気絶しちゃうんだよ。予選が終わったら、帰るよ」
Teamママ「そう。。時間があるならいつでもいいだって構わないのよ。それで、予選はどうなの? キツすぎると感じたら、自分を追い込んではだめよ」
Team「うん、大丈夫だよ、母さん。来月、長い休みがあるでしょ。その時に帰るかもしれない」
Teamママ「いいわよ、いいわよ。あなたの好物のチリペーストを作っておくわね。お兄ちゃんにも会いにきてね。きっと、あなたのこと、会いたがってるから・・」
す~っと、笑顔が消えるTeam。
え? お兄ちゃんは亡くなってないの?
それとも、お墓に会いにいってあげてって意味?
それとも、後遺症かなんかで、水泳の道を断念しただけで、普通に生きてらっしゃるの?
どういうこと?
私は、てっきり、Teamの苦しみの源はそこにあるっていう、そのモードでいたわよ。
確かに、一度も、明言されたことも、映像が出てきたわけじゃないけども。。。
来た来た! 予想通りな訳がない!
もしかして、話はそう単純なものじゃないってこと?
電話を終え、涙ぐむTeam。
Team「P'...まだ、俺のこと、怒ってる?」
Teamの頬に、一筋の涙が。。。
でも、やっぱり、こんなに辛いのよ。
絶対、なにか、よっぽどのことがないとね。
ここで切る?
いけずでごめんなさい。
★【Ep.5-2】の雑感 ★
ああ、ここの、ぐ~~っと入り込んだ部分から、間をあけずに雑感に取り掛かりますね。
まさに、文字通り「こみあげる涙」をみせてくれてありがとう。
ここは、もう、見入ってしまいました。
徐々に変化していくPremを追いたくて、気づけば、細かくキャプチャーしてしまい、ハッと我に返りました。
減らしたの、3枚に。。。(泣)
いや、まだ、事情がわからず、という部分も一杯あるんですけど、それを脇に置いてもなお、勝手に感情移入してます。
本当は、この気分のまま、5-3に続けたほうがいいとは思うんですけど、こんな配分になってしまいました。
思ったより、BeeとPrinceの話、丁寧に描いてる?
ん~、可愛い話も好きだと書きましたが、実は、波乱もかなり好き。
心の奥底では、ちょっと期待してる部分もあり。