ああ、もう、(/ω\)

 

一体、私はどこに目をつけていたのやら・・・。

 

ティーザーの最後に、[RakutenTV]って出てたじゃん(笑)

最新のには、こんなに大きく出てるじゃん。

すみません。

アイチーイーとワビサビは目に入ってたんですけど・・・これだけ意識が抜け落ちてました(苦笑) ← 言い訳するにしてもひどすぎる。。

 

いつもながら、自分の粗忽さに呆れています。。

 

9話は、分割なしです。。。

 

 

で、いつものご注意をば・・・。

本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 

『Until We Meet Again』

~運命の赤い糸~ 2019年(タイ)全17話

 

WinTeam focus version

 

 

【Ep.09】

 

 過去パート

 

公園の芝生に寝転び、青空を眺めているKorn。

ライトサックスブルーのワイシャツが、休日だって言ってるのよね?

 

傍らには、2冊の本。

読まずに、考え込んでいるなんて、よっぽどのことだと思ってしまうんです。

 しかし、こんなイケメンが落ちてる公園ってどこですか?

(゜Д゜≡゜Д゜)?

 

その顔を覗き込むように、Inが、Kornを見下ろす。

Kornの浮かない顔を見て、「つまんなそうな顔しちゃって・・・」と、わざと心配なそぶりを見せないIn。

 

余談ですけど、私はこの手のシーンを見ると、逆さまの状態で見て、よく表情がわかるなぁと感心してしまうのです。いわゆる、「倒立顔効果」状態=逆さまにみると、人の顔や文字を見分ける能力が低下するというのは、だれしもあるのですが、どうも私はちょっと苦手具合が強めらしく(苦笑)、なにが困るって、その状態を流せないことです。イメージしただけで、脳がバグって仕方がない(笑)

 

 

眉間の皺を指でクニクニと伸ばしても、Kornは、いつものように、「やめろ」とも何も言わない。

In「何考えているの?」

家でまた、やりあったのかな。

Korn「・・・・・・」

Inには決して言わないよね。

 

周囲を見渡すIn。

確かに、(Earthくんの)持って生まれた天性の中世的な魅力もあるとは思うんだけど、やっぱり、“In”のキャラをしぐさで見せてる部分も大きい。

 

目をつぶったままのKornに、軽く口づけをする。

In「ちゅうチュー、いただき!」

 

ようやく、体を起こし、Inに向かい合うKorn。

 

Korn「今のが、キスか?」

In「そうだよ。だって、ちゃんと唇に、ちゅってつけたもん」

にこっと答えるIn。

Kornの微笑に、一緒になって微笑んでいると、急に、押し倒され、仰向けに。。。

おっお~~~!

 

In「P’Korn・・・」

仕掛けるのは平気だけど、実際、仕掛けられると、ドキドキしちゃうIn。

 

そのまま、Kornの顔が降りてきて、Kiss。。。

目を見開くInに、もう一度、Kiss

 

手で、Kornの腕を叩くIn。

 

なにが起きてるのか、わからず、しばし呆然。

 

Korn「これが、本当のKissだ」

実際にキスしてる時より、こっちのセリフ込みのKornに、くぅ~~~!!

  

やっと、覚醒したIn。

In「もう、こんなことして、誰かにみられたらどうするの?」

Korn「なんでだ? お前から先に仕掛けてきたんだろ・・」

くすぐられて、身をよじりながら、「ああ、わかった。降参するってば」と、いつぞやのPharmみたい。

 

こんなふうに、見つめあうと、お互いのことしか見えないよね。

 

In「すっごく、幸せ」

 

うん、幸せだよね。

再び、キスを交わす二人。

 

******************

 

Opening Song

You Still Have Me - Catnap

明るくて、Popな曲調です。

でないと、やってられなくなる。。。

 

******************

 

 現代パート

 

~Deanの部屋~

 

眠っているDean。

AM7:30にアラームが鳴り、それを止めるDean。

ふふ、いつも5時くらいから起きてるんじゃないんだ・・・(笑)

(別に年寄くさい老成してると思ってるわけじゃないのよ。代謝がいいんじゃないかなぁって思っただけで・・・🤭)

 

いつものパターンだと、冒頭の過去パートを、夢で見ている・・・という流れだと思います。


やっぱりそうでした。

 

とめどなく、流れ落ちる涙。

 

~大学 図書館(経済学部)~

お目当ての本が、貸し出し中で、係の人に探してもらうと、

経営学部の図書館にあると言われ、そちらに向かうことにしたPharm。

 

~経営学部の図書館~

 

入る前に、“経営学部の図書館に来ています”というメッセージを送るPharm。

 

一応、せっかく来たことだし、連絡くらい入れておこうかな

 

・・・んなわけないですよね(笑)

 

完全に、誘い込んでます。(笑)

ま、これくらいのことは、誰でもしますよね。

します・・よね?

 

~経営学部 教室~

一方、その頃、Dean様は・・・。

 

この間の、オリエンテーションにいたときのメンバーと一緒です。

飲み物の買い出しに行ってきたのが、ぷらん&なぱっと。

こういう時、役名欲しいわ(笑)

 

しかたないので、友人ABCで割り振ります。

 

友人A「そういえば、さっきPharmを見かけたぞ、例の、俺に、お菓子を食べさせてくれた子・・」と、いらぬ説明までくっつけてきます(笑)

 

そして、この人は・・・Pharmの名前には敏感です。

 

「あの子、かわいいよなぁ。図書館で見たぞ。ああ、毎朝毎晩、食べさせてもらいたいなぁ~~、そしたら、俺、全部食うんだけど・・」と脈絡なしに話し続けてますね。

頭の中で、思い浮かんだことを整理しないで口にするタイプなのね(笑)

 

友人C「確かに、あの菓子はうまかったよな」

Pharmったら大人気。

 

揶揄いのターゲットは、Dean。

友人A「みんな、気に入るだろうなぁ~~くくく」

 

相手にせず、立ち上がるDean。

おい、どこに行くんだよ、俺も行くよ、とWinも席を立ち、

Win「すぐ、戻る。先に問題を解いておけよ。戻ってきたら聞くぞ」と、友人たちに言い残す。

こういう言い方をするってことは、Winが優秀っていうのは、あながち、誇張じゃないかもね。

 

私は、友人B(なぱっと)のお財布事情が心配。。。(笑)

 

そして、二人は部屋の外に。

 

~階段~

連れ立って下りながら、Winが、ずっと、Deanの様子を気にしてます。

 

Win「また、そんなシケた顔しやがって・・・。例の変な夢でも見たのか」

Dean「まぁな・・・」

Win「お前さ、少しは話してみろよ。気が晴れるかもよ。」

手すりに寄りかかり、「聞いてやるぞ」の体制を取りながら、促すWin。

 

ふっと息をつき、「お前にとって知りたくてたまらなかったことの答えが、今、目の前にあるとするだろ。でも、それを知ることで、後から問題が起こるかもしれないとなったら、お前ならどうする?」と訊ねるDean。

 

唐突に、抽象的なことを言われても、「そもそも、じゃ何故、お前は答えを知りたいんだよ?」と、質問返しに見えて、実は発端を整理し、Deanの疑問の矛盾をつくWin。

Win「そのまま、放っておけないのはなんでだよ? 答えなんて求めず、トラブルの種なんか拾わなきゃいいじゃん」

 

Dean「だが、この機会を逃せば、この先ずっと囚われ続けるかもしれないとしたら?死ぬまでずっと・・・」

Win「聞き方を変えるぞ。もし、答えを知ったら、お前にどんな問題が起きるんだよ?」

このWinの、外見には似つかわしくない論理的思考っていうのが、見えてきてるので、むしろ、心地いいわ。

 

すこし言葉をえらび、俺たちの関係が壊れるかもしれない・・・。さもなければ、好転するかもしれない。自分でも予測できないんだ、と答えるDean。

 

Win「だとしたら・・・もし、悪い方向に向かったとして、お前、あいつを手放せるのか?」

 

Dean「そんなわけないだろ! 俺は絶対に手放さない」

Win「ほらみろ?そうだろ。お前、さっき、答えを手にした場合、問題がおきるかもしれない、起きないかもしれないって言ったよな。つまり、確率は、フィフティフィフティ。たとえ、なにか問題が起きても、お前があいつを手放さないと決めてるなら、どこに心配する要素なんてあるんだよ?」

 

お手本のような消去法です。

 

何度もうなづくDean。

Dean「お前の言うとおりだ」

 

Win「お前ってさ、時々、妙に慎重になるよな。まぁ、それだけ、あいつのことが大切ってことなのかもな。あいつを失うのが怖いんだろう。それが、お前が答えを知るのを躊躇った理由さ。」

 

Q.E.D. <Quod Erat Demonstrandum>

ついでに、証明終わり  (笑)

  

Dean「へぇ、意外だな。お前でも、まともなアドバイスができるとはな。」

 

Win「なに言ってんだよ。お前のために考えてやったんだぞ。じゃ、俺、コンビニに行くわ。お前、参考文献でも取って来いよ」

 

(Pharmのいる)図書館に行け、と言ってます(笑)

 

振り返るWin。

Win「なぁ、俺を信じろよ。お前の恋人も、お前を決して手放したりしないよ。・・・じゃあな」

 

かっこいい~~~~~~!!ラブ

いや、よすぎる!キューンキューンキューン

 

 

ねぇ、Dean様、その、「あいつ、本当にWinか?」みたいな顔すんの、やめてあげて!(笑)

 

人は恋をすると、みんな詩人になる、と、かのプラトン先生もおっしゃっています。       

 

At the touch of love. Everyone becomes a poet.

/ Platon

 

とにかく、背中を押してもらい、心は決まりました。

 

~図書館~

 

急ぎ足で、図書館にやってきたDean。

あらためて、スマホをみて、Pharmからメッセージが来てたことに気づき、

書架を見て回ります。

 

だいぶ経っているし、もういないか・・・と諦めかけ、しかたなく、館内をぶらぶら・・・ 

コンピューターの実用書関連の棚だったね(笑)

昔懐かしい背表紙。。

タイ語翻訳なんだろうなぁ。それとも、英語かな?

ネットがない時代は、本で勉強したもんさ(笑)

 

書架の隙間を覗き込むと、

向かい側の通路にいたPharmの姿が・・・。

これはさすがに・・・タイミングよすぎる感が。。。(笑)

 

でもここで、KornとInの映像をはさむことで、二人に呼び寄せられたようなシチュエーションを演出!!

 

目があうと、「P’Dean・・」と嬉しそうなPharm。

そりゃ、誘い水成功ですから。。 ← こら!物申す

 

Deanのいる通路に移ってきたPharm。

 

Deanの浮かない顔をみて、大丈夫ですか?と心配する。

 

なにも言わずに、Pharmを抱きしめるDean。

目を白黒させるPharmちゃん。

 

Pharm「P’Dean。誰かに見られちゃいますよ」

そんなPharmの言葉など、今のDeanには、なんの歯止めにもなりません。

 

Pharmが戸惑っていると、「Pharm、愛してる」と言葉にするDean。

 

この後、なにが待ち構えているのかわからないけれど、なにかを知る前に、とにかくこれだけは伝えておきたくて・・・

 

こんなふうに直接的に、シンプルに言葉にするって、それだけDeanの内心、切羽詰まってるのね。

 

この「愛しい」が漲る表情。。。

Deanのいつもの仏頂面は、これを際立たせるためだ、ということにしておこう。

 

笑顔を見せ、恥ずかしそうにうなづくPharm。

「僕も、P’Deanのことが好きです」

 

あ~~、図書館のキスはどことなく背徳感があるよねぇ。← したことないなら、黙りなさい!!物申す

 

微笑むPharmの“精神安定剤”的な雰囲気も、

背中スリスリも、

Deanにすっぱり、収まっちゃうPharmのサイズ感も、

この二人には本当に合ってる。

 

なにもいわずに、抱きしめあう二人。

 

~経営学部 教室~

友人たちが、ま~ったりしてる中、Pharmを連れて、戻ってまいりました。

見せびらかし・・・ではなく、荷物を取りに来たのです。(笑)

 

ただ、黙って素通りは、友人たちが許してくれません。

友人A「ああ、Pharm。みんなで君の噂をしてたんだよ」

友人B「二人して、どこに行ってたのかなぁ?」

 

友人A「なんで、そんなに可愛いんだろうなぁ・・」

近づいてきた友人A(Planくん)は、Deanに阻止されます。


Dean「おい、席に戻ってろ」

 

しかたない・・・と、あっさり退くことは退きます(笑)

「ケチくさいなぁ」

日本ならきっと、減るもんじゃあるまいし・・・と続きますね(笑)

 

こういうとき、どんな顔をすればいいのやら・・・なPharm。

 

友人B「鉄壁の守りだな。いい加減、おまえもわかれよ」

ナパットは、この中では、ほどほど派ね。

 

Dean「Winに、この参考書を渡しておいてくれるか? 俺、帰るわ」

友達Cに託すDean。

 

友人A「一人で帰ればいいじゃん。Pharm、置いて行ってくれよ」

この流れ、絶対、友人A(ぷらんくん)は、Pharmじゃなくて、Deanが好きなんじゃないの?っていうパターン(笑)← そんなんばっか言ってる!

 

Dean「俺と帰るんだ」

つれないDean。

 

友人A「なぁ、Pharm、もし、こいつと別れても、俺がいるからね~」

 

Dean「・・・黙れ」

 

「じゃあね~~、Pharm、バイバ~イ」と、最後まで食いついてくる友人を一瞥するDean。

 

Dean「(Pharmに)あいつらの言うことなんて気にするな」

 

友人A「なんだよ、バイバイって言っただけだろ。なんで、返事しないんだよ~~~」

Dean「じゃあな」

友人A「俺は、お前に話してるんじゃねぇよ」

 

おぼえとけよ、と、友人Aを指さすDean。

 

友人B「揶揄いすぎだぞ」


うん、ちょっとね(苦笑)

 

~大学 駐車場~

 

様子がおかしいDeanのことが気になりながらも、追求しないPharm。

 

Pharm「ここです・・・」

小さくうなづくDean。

 

Pharm「ここ数日、なんだか、考え込んでますね。なにか、僕にできること、ありますか?」

心配していることだけは伝えます。

 

Pharmの手を取り、そっと口づけるDean。

更に、その手を自分の頬にあて、視線はまっすぐ、Pharmに向ける。

Dean「充電完了だ」

こういうときに、相手に対し、あれこれ聞く、聞かない、という選択にも、正解なんてありません。

すべてはケースバイケース。

 

Dean「さ、帰る時間だな。運転気をつけるんだぞ」

Pharm「はい。P’も・・気をつけて」

 

Pharmの車が去ってからも、しばらく、その場に立っているDean。

 

やがて、意を決したように歩き出す。


 

~車中のPharm~

Deanが口づけた自分の手に、唇を重ねるPharm。

安心してください。牽引車での撮影だから大丈夫です。(笑)

 

なにも知らないPharmの笑顔が、今はまだ、救いです。

 

~Sornの店~

Sinとの約束通り、大学の帰りに、Sornの店にやってきたDean.

 

迎えたSornの表情も、緊張している。

顎で、個室のほうを示すSorn。

 

一歩を踏み出す勇気が出るまで、しばらくたったまま、そちらを見つめているDean。 

不安そうなDeanに、小さくうなづいてみせるSorn。

 

~個室~

 

個室で待っているSinの手には、封筒。。。

Dean「P’Sin・・・」

声を掛けられるまでもなく、Deanが入ってきたことは気づいていたSin。

 

二人、テーブルに向かいあって座る。

 

Sin「ひとつ、聞いてもいいか?」

Deab「はい・・・」

Sin「どうして、お前は、この二人のことを調べてほしいと依頼したんだ?」

 

Dean「夢でみたんだ・・・」

Sin「お前が(ずっと)見てたという夢の話だよな? Sornから聞いたよ」

Dean「ながいこと、夢を見てきてた。ある人が出てくる夢を・・・。その人物のことをずっと探し続けてきたんだ。そして、とうとう、見つけ出した。

それ以降、頻繁にその夢を見るようになり、より詳細になっていき、そして、時間もながいものになっていって・・・俺とその人は・・同じ夢を見て、つながっていたことがわかったんです」

 

微動だにせず、聞いているSin。

 

Dean「夢の中での俺たちの名前は・・・KornとIntouch。おそらく、俺(Korn)は、自殺したに違いない」

 

調査の結果を手に持っているのは、Sinのほうなのに、Deanの言葉を確認したがっているように見える。

 

Dean「今となっては、あの日、自分自身で銃を撃ったKornのことを、自分の前世だと確信しているんだ」

 

そこまで聞くと、ようやく、封筒から資料を取り出すSin。

それでも、まだ、それをKornの手に渡せずにいると、「P’Sin、写真を見せてもらってもいいかな?」とDeanが促す。

 

かなり変色し、半分千切られたような写真を、Deanに差し出すSin。

写真を手にしたDeanが食い入るように、見つめる。

 

 過去パート

~大学の中庭~

In「何枚か撮るだけだから・・・。さぁ、早く~~」

Korn「ああ、わかった、わかった」

In「ちゃんとカメラ見てよ」

めんどくさそうに答えるKornを逃がさないように、その腕にしがみつくIn。

 

「準備いいか? ポーズ取らなくていいのか?」

そう声をかけたのは、Inの友人Somkrit。

本日のカメラマンです。

この様子を見る限り、すでに、Inからは、Kornと付き合いはじめたことも聞いていて、あからさまに反対するようなことはしていないって感じです。

 

そのポーズは新しすぎない?(笑)

 

カメラを構えるSomkrit。

Somkrit「1・・2・・3・・」

カシャ!!

 

それでも、カメラから目を外したSomkritに、笑顔がないことに、胸がちくんと痛みます。

本当にこれでいいのか、と、Somkritも親友として、自問してるんじゃないのかな。

 

Korn「もういいか?」

In「ちょ、ちょっと待ってよ。もう1枚いいよね? ね?」

必死に、Somkritに訴えるIn。

 

Somkrit「じゃ、撮るよ」

In「あ、まだ、撮らないで・・」

Kornの頭上で、ダブルピース。

 

Somkrit「1・・2・・3・・」

カシャ!!

Somkrit「よし・・」

Korn「もういいだろ」

 

ちゃんと撮れたよ、と、サムズアップするSomkrit。

In「僕にも現像してよね」

幸せそうなIn。

 

 現代パート

 

じっと、写真を見つめているDeanに、

「この写真に写っているのが、Intouchだ」と声をかけるSin。

 

Sin「彼は、この写真が撮られた1ヶ月後の・・18歳になった日に、自殺したんだ」

Dean「・・・18歳で自殺・・」

Sin「君は知る由もなかっただろうね。君が俺に調べてほしいと頼んだこの二人は、同じ日に自殺している。」

 

Sinの言葉に、衝撃を受けるDean。

 

Sin「正確に言うと、最初に、Kornが自殺をし、Inはそのあとを追ったんだ」

 

事件の報告書の文字を追っているDean。

 

Dean「Intouch Chatphokin・・・・」

 

Deanの呟きを聞いたSinが、「その姓に、聞き覚えは?」と訊ねる。

わからない、というように、首を振るDean。

 

この時の、Sinの辛そうな顔。。

 

Sin「聞き方を変えようか。Alin Chatphokinという人を知ってるか?・・・君のお母さんの旧姓はどうだ? ・・・Alin Chatphokin」

 

急に出てきた母親の名に、驚きで目を見張るDean。

以前、Deanは、「母方の祖父は、外国人だから、自分はクォーターだ」と言ってましたよね。

Ahn姉ちゃんは、国際結婚だったのね。

 

Sin「Antika は、君のおばあさんで、その写真の人物は、君のおばあさんの弟、つまり、君の大叔父だ」

 

あまりのことに、写真を持つ手が震えるDean。

Dean「・・・・・Intouch・・・Pharm・・・」

 

~Deanの車中~

Sornの店から出て、一人帰宅途中のDean。

 

頭の中は、さきほど、Sinから聞いたことで一杯です。

 

なによりも、Deanを苦しめているのは、Intouchが自分(Korn)のあとを追ったという事実だったでしょう。

 

~回想~

In「一緒に暮らせるようになるまで、そんなにかからないよね?」

安心させるように、Inの手を取り、「そんなにはかからない」と答えるKorn。

 

Kornの傘は、大きくて重いから、僕のがちょうどいいんだよ、とそのまま、自分の傘を差し続ける。

 

Korn「だが、もし、俺と一緒にいたら、嫌な思いをしなきゃならなくなる」

In「だったら、なおさら、P’は僕といなくちゃ・・・。僕が、P’のために、う~んと楽しませてあげるから、P’は絶対、幸せになれるよ。二人一緒なら、たくさんの楽しいことが待ってるんだよ。僕を信じて。」

 

うっすらと微笑みながら、「愛してる」と言い、銃口をこめかみにあてるKorn。

父親に押さえられていたInが、「だめ・・いやだよ・・・P’Korn」と声をかけているさなかに、引き金が引かれ・・・。

Kornに取りすがり、悲痛な声で泣き叫ぶ。

Kornの手から拳銃を抜き取り、「愛してる」と言い、後を追うIn。

 

泣きながら、その光景を思い描いているDean。

 

Dean「Korn・・・なんてことをしたんだ!! Korn!!」

怒りに任せて、ハンドルを殴るDean。

 

Dean「最低な、大馬鹿だ!! Korn!! 」

 

穏やかに、Inを見つめるKornの顔が脳裏に浮かぶたび、Inを愛してたくせに、残して死んだのか?と、混乱するばかり。

取り返しのつかないことをしたのは、Kornだった、と、まるで、自分を責めるように、Kornを非難し続けるDean。

 

必死に耐えながら、運転し続ける。

 

Dean「Pharm・・・」

 

突然の大きな音に、恐怖し、震えていたPharmの姿を思い出すDean。

あんなふうに、ずっと苦しめてきたのだ・・・と今更ながら、思い当たる。

 

Dean「Pharm・・・すぐに行くよ・・・Pharm・・・」

 

 

~Pharmの寮~

8階にたどりつき、Pharmの部屋のドアを見つめるDean。

 

その頬に、ポロポロと流れ落ちる涙。

 

探し続けてきた相手にようやく巡り合え、すでに恋に落ちてしまったというのに、運命と信じたつながりの真相が、まさか、こんなことだったとは・・・。

ショックで、どうしたらいいのかわからないDean。

 

ドアに手を当て、それでもしばらく迷うDeanの気持ちが痛すぎる。

 

小さくノックしても、反応がなく・・・合いかぎをノブにあてたところで、ドアが開く。

 

Pharm「・・・P’Dean」

Deanの泣き顔を見て、その頬に手のひらを当てるPharm。

Pharm「どうかしたんですか?」

涙をこらえながら、「今夜、ここに泊まってもいいか?」と訊ねるDean。

Pharm「え?」

Dean「すべて、話すよ」

 

小さくうなづき、部屋に招き入れるPharm。

 

ここで、拒否れる人いるのかな?

 

真っ先に、ベッドに腰掛けるDeanの疲れきった様子に、

クローゼットから着替えとタオルを取り出し、差し出すPharm。

 

Pharm「ズボンは履けると思うんですけど、P’Deanが着れるシャツがなくて・・・」

Dean「ありがとうな。シャワーを浴びさせてもらうよ」

 

Deanがバスルームに消えると、自分もベッドに腰掛けるPharm。

Deanへの心配はもとより、夜中、突然現れた恋人を部屋に招き入れたという事態に、きょろきょろと部屋の中を見回すしかなく・・・。

 

しばらくして・・・

この際、ズボンがつんつるてんなのは仕方ないとして、Deanが、裸のままの上半身にバスタオルを肩にかけて出てくると、ソファで寝ているPharm。

クッションを外し、お姫様だっこした際の、Deanの背筋の隆起が、すべてです。

 

宙に浮いた感覚に目を覚まし、驚いたPharm。

Pharm「P’Dean・・・」

いくら華奢に見えても、Pharmだって、ヒト科の雄。

骨は重いのよ。

なのに、軽々と運んでるように見えるのは、P’Deanの持ち方とPharmの体重の預け方が上手なんです。(笑)

ラブシーン同様、息を合わせる共同作業なんです。笑

 

ベッドに横たわらせられるPharm。

 

Dean「なんで、ベッドで寝ていない?」

Pharm「・・・だって、P’Deanは僕より大きいし・・・でも、僕のベッドは狭いし・・・寝にくいんじゃないかなって思ったんです」

ええ、一応、いろいろ、いろいろ、シュミレーションしたんです、これでも。

かすかに微笑むDean。

 

Pharm「・・・やっぱり、僕、ソファで・・・」

Dean「だめだ」

起き上がろうとするPharmの肩を押さえ、固まったPharmを再び、ベッドに寝かせるDean。

Pharmにまたがり、肩からバスタオルを外すと、ゆっくりと、Pharmの首筋に唇を這わせながら、どんどん下に。。

唇をかみしめ、必死に耐えながら、シーツを握りしめるPharm。

シャツの上からキスを落としていたDeanの動きが止まったことに気づいたPharmの手から緊張がほどけ・・・。

Deanの髪をなでながら、「大丈夫です。僕はここにいますから。ずっとそばにいますから・・」と呟くPharm。

 

 

★【#09】の雑感 ★

 

前半は、やっぱり、Winのアドバイスシーン でしょう!

 

願わくば、もっともっとWinの出番とセリフがあって、日ごろの言動が垣間見えると、この論調に説得力があるのかもしれませんが、ドラマ的には「ここぞという時に、言うときは言う!」がいいんですよね(笑) ← 私、基本、お気に入りのキャラに関しては、甘やかすタイプなんです。

 

Deanの、今までにないくらいの動揺ぶりに、一緒になって心を痛めてます。

 

そして、後半・・・

 

Deanの想像をはるかに超える事実が、Sinの調査結果として提示されました。

 

前話で、Alinの名前を強調しておきましたが、実際には、Deanの家の壁に掛けられていた家族写真が出てきた際に、勘のいい人であれば、気づいたかもしれません。

 

ただ、改めて、セリフとして説明されると、重みが違うって感じがします。

 

Deanの設定で、祖母に育てられたせいでちょっと偏屈・・というのが、彼のアイデンティティの象徴のように扱われてきていて、でも、それは父方の祖母で、今回絡んできたのは、母方の祖母。

ここからは、相関図の中でも、いわゆる家系図がドラマの肝になっていきます。

 

亡くなったのは二人。

もうひとつの系譜はどうなっているのか?

 

急かさなくても、順々に明らかになっていきます。

  

 

 

★#10-1に続く★