ああ、もう、(/ω\)
一体、私はどこに目をつけていたのやら・・・。
ティーザーの最後に、[RakutenTV]って出てたじゃん(笑)
最新のには、こんなに大きく出てるじゃん。
すみません。
アイチーイーとワビサビは目に入ってたんですけど・・・これだけ意識が抜け落ちてました(苦笑) ← 言い訳するにしてもひどすぎる。。
いつもながら、自分の粗忽さに呆れています。。
9話は、分割なしです。。。
で、いつものご注意をば・・・。
本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『Until We Meet Again』
~運命の赤い糸~ 2019年(タイ)全17話
WinTeam focus version
【Ep.09】
過去パート
公園の芝生に寝転び、青空を眺めているKorn。
ライトサックスブルーのワイシャツが、休日だって言ってるのよね?
傍らには、2冊の本。
読まずに、考え込んでいるなんて、よっぽどのことだと思ってしまうんです。
しかし、こんなイケメンが落ちてる公園ってどこですか?
(゜Д゜≡゜Д゜)?
その顔を覗き込むように、Inが、Kornを見下ろす。
Kornの浮かない顔を見て、「つまんなそうな顔しちゃって・・・」と、わざと心配なそぶりを見せないIn。
余談ですけど、私はこの手のシーンを見ると、逆さまの状態で見て、よく表情がわかるなぁと感心してしまうのです。いわゆる、「倒立顔効果」状態=逆さまにみると、人の顔や文字を見分ける能力が低下するというのは、だれしもあるのですが、どうも私はちょっと苦手具合が強めらしく(苦笑)、なにが困るって、その状態を流せないことです。イメージしただけで、脳がバグって仕方がない(笑)
眉間の皺を指でクニクニと伸ばしても、Kornは、いつものように、「やめろ」とも何も言わない。
In「何考えているの?」
家でまた、やりあったのかな。
Korn「・・・・・・」
Inには決して言わないよね。
周囲を見渡すIn。
確かに、(Earthくんの)持って生まれた天性の中世的な魅力もあるとは思うんだけど、やっぱり、“In”のキャラをしぐさで見せてる部分も大きい。
目をつぶったままのKornに、軽く口づけをする。
In「ちゅう、いただき!」
ようやく、体を起こし、Inに向かい合うKorn。
Korn「今のが、キスか?」
In「そうだよ。だって、ちゃんと唇に、ちゅってつけたもん」
にこっと答えるIn。
Kornの微笑に、一緒になって微笑んでいると、急に、押し倒され、仰向けに。。。
おっお~~~!
In「P’Korn・・・」
仕掛けるのは平気だけど、実際、仕掛けられると、ドキドキしちゃうIn。
そのまま、Kornの顔が降りてきて、Kiss。。。
目を見開くInに、もう一度、Kiss。
手で、Kornの腕を叩くIn。
なにが起きてるのか、わからず、しばし呆然。
Korn「これが、本当のKissだ」
実際にキスしてる時より、こっちのセリフ込みのKornに、くぅ~~~!!
やっと、覚醒したIn。
In「もう、こんなことして、誰かにみられたらどうするの?」
Korn「なんでだ? お前から先に仕掛けてきたんだろ・・」
くすぐられて、身をよじりながら、「ああ、わかった。降参するってば」と、いつぞやのPharmみたい。
こんなふうに、見つめあうと、お互いのことしか見えないよね。
In「すっごく、幸せ」
うん、幸せだよね。
再び、キスを交わす二人。
******************
Opening Song
You Still Have Me - Catnap
明るくて、Popな曲調です。
でないと、やってられなくなる。。。
******************
現代パート
~Deanの部屋~
眠っているDean。
AM7:30にアラームが鳴り、それを止めるDean。
ふふ、いつも5時くらいから起きてるんじゃないんだ・・・(笑)
(別に年寄くさい老成してると思ってるわけじゃないのよ。代謝がいいんじゃないかなぁって思っただけで・・・🤭)
いつものパターンだと、冒頭の過去パートを、夢で見ている・・・という流れだと思います。
やっぱりそうでした。
とめどなく、流れ落ちる涙。
~大学 図書館(経済学部)~
お目当ての本が、貸し出し中で、係の人に探してもらうと、
経営学部の図書館にあると言われ、そちらに向かうことにしたPharm。
~経営学部の図書館~
入る前に、“経営学部の図書館に来ています”というメッセージを送るPharm。
一応、せっかく来たことだし、連絡くらい入れておこうかな
・・・んなわけないですよね(笑)
完全に、誘い込んでます。(笑)
ま、これくらいのことは、誰でもしますよね。
します・・よね?
~経営学部 教室~
一方、その頃、Dean様は・・・。
この間の、オリエンテーションにいたときのメンバーと一緒です。
飲み物の買い出しに行ってきたのが、ぷらん&なぱっと。
こういう時、役名欲しいわ(笑)
しかたないので、友人ABCで割り振ります。
友人A「そういえば、さっきPharmを見かけたぞ、例の、俺に、お菓子を食べさせてくれた子・・」と、いらぬ説明までくっつけてきます(笑)
そして、この人は・・・Pharmの名前には敏感です。
「あの子、かわいいよなぁ。図書館で見たぞ。ああ、毎朝毎晩、食べさせてもらいたいなぁ~~、そしたら、俺、全部食うんだけど・・」と脈絡なしに話し続けてますね。
頭の中で、思い浮かんだことを整理しないで口にするタイプなのね(笑)
友人C「確かに、あの菓子はうまかったよな」
Pharmったら大人気。
揶揄いのターゲットは、Dean。
友人A「みんな、気に入るだろうなぁ~~くくく」
相手にせず、立ち上がるDean。
おい、どこに行くんだよ、俺も行くよ、とWinも席を立ち、
Win「すぐ、戻る。先に問題を解いておけよ。戻ってきたら聞くぞ」と、友人たちに言い残す。
こういう言い方をするってことは、Winが優秀っていうのは、あながち、誇張じゃないかもね。
私は、友人B(なぱっと)のお財布事情が心配。。。(笑)
そして、二人は部屋の外に。
~階段~
連れ立って下りながら、Winが、ずっと、Deanの様子を気にしてます。
Win「また、そんなシケた顔しやがって・・・。例の変な夢でも見たのか」
Dean「まぁな・・・」
Win「お前さ、少しは話してみろよ。気が晴れるかもよ。」
手すりに寄りかかり、「聞いてやるぞ」の体制を取りながら、促すWin。
ふっと息をつき、「お前にとって知りたくてたまらなかったことの答えが、今、目の前にあるとするだろ。でも、それを知ることで、後から問題が起こるかもしれないとなったら、お前ならどうする?」と訊ねるDean。
唐突に、抽象的なことを言われても、「そもそも、じゃ何故、お前は答えを知りたいんだよ?」と、質問返しに見えて、実は発端を整理し、Deanの疑問の矛盾をつくWin。
Win「そのまま、放っておけないのはなんでだよ? 答えなんて求めず、トラブルの種なんか拾わなきゃいいじゃん」
Dean「だが、この機会を逃せば、この先ずっと囚われ続けるかもしれないとしたら?死ぬまでずっと・・・」
Win「聞き方を変えるぞ。もし、答えを知ったら、お前にどんな問題が起きるんだよ?」
このWinの、外見には似つかわしくない論理的思考っていうのが、見えてきてるので、むしろ、心地いいわ。
すこし言葉をえらび、俺たちの関係が壊れるかもしれない・・・。さもなければ、好転するかもしれない。自分でも予測できないんだ、と答えるDean。
Win「だとしたら・・・もし、悪い方向に向かったとして、お前、あいつを手放せるのか?」
Dean「そんなわけないだろ! 俺は絶対に手放さない」
Win「ほらみろ?そうだろ。お前、さっき、答えを手にした場合、問題がおきるかもしれない、起きないかもしれないって言ったよな。つまり、確率は、フィフティフィフティ。たとえ、なにか問題が起きても、お前があいつを手放さないと決めてるなら、どこに心配する要素なんてあるんだよ?」
お手本のような消去法です。
何度もうなづくDean。
Dean「お前の言うとおりだ」
Win「お前ってさ、時々、妙に慎重になるよな。まぁ、それだけ、あいつのことが大切ってことなのかもな。あいつを失うのが怖いんだろう。それが、お前が答えを知るのを躊躇った理由さ。」
Q.E.D. <Quod Erat Demonstrandum>
ついでに、証明終わり (笑)
Dean「へぇ、意外だな。お前でも、まともなアドバイスができるとはな。」
Win「なに言ってんだよ。お前のために考えてやったんだぞ。じゃ、俺、コンビニに行くわ。お前、参考文献でも取って来いよ」
(Pharmのいる)図書館に行け、と言ってます(笑)
振り返るWin。
Win「なぁ、俺を信じろよ。お前の恋人も、お前を決して手放したりしないよ。・・・じゃあな」
かっこいい~~~~~~!!
いや、よすぎる!
ねぇ、Dean様、その、「あいつ、本当にWinか?」みたいな顔すんの、やめてあげて!(笑)
人は恋をすると、みんな詩人になる、と、かのプラトン先生もおっしゃっています。
At the touch of love. Everyone becomes a poet.
/ Platon
とにかく、背中を押してもらい、心は決まりました。
~図書館~
急ぎ足で、図書館にやってきたDean。
あらためて、スマホをみて、Pharmからメッセージが来てたことに気づき、
書架を見て回ります。
だいぶ経っているし、もういないか・・・と諦めかけ、しかたなく、館内をぶらぶら・・・
コンピューターの実用書関連の棚だったね(笑)
昔懐かしい背表紙。。
タイ語翻訳なんだろうなぁ。それとも、英語かな?
ネットがない時代は、本で勉強したもんさ(笑)
書架の隙間を覗き込むと、
向かい側の通路にいたPharmの姿が・・・。
これはさすがに・・・タイミングよすぎる感が。。。(笑)
でもここで、KornとInの映像をはさむことで、二人に呼び寄せられたようなシチュエーションを演出!!
目があうと、「P’Dean・・」と嬉しそうなPharm。
そりゃ、誘い水成功ですから。。 ← こら!
Deanのいる通路に移ってきたPharm。
Deanの浮かない顔をみて、大丈夫ですか?と心配する。
なにも言わずに、Pharmを抱きしめるDean。
目を白黒させるPharmちゃん。
Pharm「P’Dean。誰かに見られちゃいますよ」
そんなPharmの言葉など、今のDeanには、なんの歯止めにもなりません。
Pharmが戸惑っていると、「Pharm、愛してる」と言葉にするDean。
この後、なにが待ち構えているのかわからないけれど、なにかを知る前に、とにかくこれだけは伝えておきたくて・・・
こんなふうに直接的に、シンプルに言葉にするって、それだけDeanの内心、切羽詰まってるのね。
この「愛しい」が漲る表情。。。
Deanのいつもの仏頂面は、これを際立たせるためだ、ということにしておこう。
笑顔を見せ、恥ずかしそうにうなづくPharm。
「僕も、P’Deanのことが好きです」
あ~~、図書館のキスはどことなく背徳感があるよねぇ。← したことないなら、黙りなさい!!
微笑むPharmの“精神安定剤”的な雰囲気も、
背中スリスリも、
Deanにすっぱり、収まっちゃうPharmのサイズ感も、
この二人には本当に合ってる。
なにもいわずに、抱きしめあう二人。
~経営学部 教室~
友人たちが、ま~ったりしてる中、Pharmを連れて、戻ってまいりました。
見せびらかし・・・ではなく、荷物を取りに来たのです。(笑)
ただ、黙って素通りは、友人たちが許してくれません。
友人A「ああ、Pharm。みんなで君の噂をしてたんだよ」
友人B「二人して、どこに行ってたのかなぁ?」
友人A「なんで、そんなに可愛いんだろうなぁ・・」
近づいてきた友人A(Planくん)は、Deanに阻止されます。
しかたない・・・と、あっさり退くことは退きます(笑)
「ケチくさいなぁ」
日本ならきっと、減るもんじゃあるまいし・・・と続きますね(笑)
こういうとき、どんな顔をすればいいのやら・・・なPharm。
友人B「鉄壁の守りだな。いい加減、おまえもわかれよ」
ナパットは、この中では、ほどほど派ね。
Dean「Winに、この参考書を渡しておいてくれるか? 俺、帰るわ」
友達Cに託すDean。
友人A「一人で帰ればいいじゃん。Pharm、置いて行ってくれよ」
この流れ、絶対、友人A(ぷらんくん)は、Pharmじゃなくて、Deanが好きなんじゃないの?っていうパターン(笑)← そんなんばっか言ってる!
Dean「俺と帰るんだ」
つれないDean。
友人A「なぁ、Pharm、もし、こいつと別れても、俺がいるからね~」
Dean「・・・黙れ」
「じゃあね~~、Pharm、バイバ~イ」と、最後まで食いついてくる友人を一瞥するDean。
Dean「(Pharmに)あいつらの言うことなんて気にするな」
友人A「なんだよ、バイバイって言っただけだろ。なんで、返事しないんだよ~~~」
Dean「じゃあな」
友人A「俺は、お前に話してるんじゃねぇよ」
おぼえとけよ、と、友人Aを指さすDean。
友人B「揶揄いすぎだぞ」
うん、ちょっとね(苦笑)
~大学 駐車場~
様子がおかしいDeanのことが気になりながらも、追求しないPharm。
Pharm「ここです・・・」
小さくうなづくDean。
Pharm「ここ数日、なんだか、考え込んでますね。なにか、僕にできること、ありますか?」
心配していることだけは伝えます。
Pharmの手を取り、そっと口づけるDean。
更に、その手を自分の頬にあて、視線はまっすぐ、Pharmに向ける。
Dean「充電完了だ」
こういうときに、相手に対し、あれこれ聞く、聞かない、という選択にも、正解なんてありません。
すべてはケースバイケース。
Dean「さ、帰る時間だな。運転気をつけるんだぞ」
Pharm「はい。P’も・・気をつけて」
Pharmの車が去ってからも、しばらく、その場に立っているDean。
やがて、意を決したように歩き出す。
~車中のPharm~
Deanが口づけた自分の手に、唇を重ねるPharm。
安心してください。牽引車での撮影だから大丈夫です。(笑)
なにも知らないPharmの笑顔が、今はまだ、救いです。
~Sornの店~
Sinとの約束通り、大学の帰りに、Sornの店にやってきたDean.
迎えたSornの表情も、緊張している。
顎で、個室のほうを示すSorn。
一歩を踏み出す勇気が出るまで、しばらくたったまま、そちらを見つめているDean。
不安そうなDeanに、小さくうなづいてみせるSorn。
~個室~
個室で待っているSinの手には、封筒。。。
Dean「P’Sin・・・」
声を掛けられるまでもなく、Deanが入ってきたことは気づいていたSin。
二人、テーブルに向かいあって座る。
Sin「ひとつ、聞いてもいいか?」
Deab「はい・・・」
Sin「どうして、お前は、この二人のことを調べてほしいと依頼したんだ?」
Dean「夢でみたんだ・・・」
Sin「お前が(ずっと)見てたという夢の話だよな? Sornから聞いたよ」
Dean「ながいこと、夢を見てきてた。ある人が出てくる夢を・・・。その人物のことをずっと探し続けてきたんだ。そして、とうとう、見つけ出した。
それ以降、頻繁にその夢を見るようになり、より詳細になっていき、そして、時間もながいものになっていって・・・俺とその人は・・同じ夢を見て、つながっていたことがわかったんです」
微動だにせず、聞いているSin。
Dean「夢の中での俺たちの名前は・・・KornとIntouch。おそらく、俺(Korn)は、自殺したに違いない」
調査の結果を手に持っているのは、Sinのほうなのに、Deanの言葉を確認したがっているように見える。
Dean「今となっては、あの日、自分自身で銃を撃ったKornのことを、自分の前世だと確信しているんだ」
そこまで聞くと、ようやく、封筒から資料を取り出すSin。
それでも、まだ、それをKornの手に渡せずにいると、「P’Sin、写真を見せてもらってもいいかな?」とDeanが促す。
かなり変色し、半分千切られたような写真を、Deanに差し出すSin。
写真を手にしたDeanが食い入るように、見つめる。
過去パート
~大学の中庭~
In「何枚か撮るだけだから・・・。さぁ、早く~~」
Korn「ああ、わかった、わかった」
In「ちゃんとカメラ見てよ」
めんどくさそうに答えるKornを逃がさないように、その腕にしがみつくIn。
「準備いいか? ポーズ取らなくていいのか?」
そう声をかけたのは、Inの友人Somkrit。
本日のカメラマンです。
この様子を見る限り、すでに、Inからは、Kornと付き合いはじめたことも聞いていて、あからさまに反対するようなことはしていないって感じです。
そのポーズは新しすぎない?(笑)
カメラを構えるSomkrit。
Somkrit「1・・2・・3・・」
それでも、カメラから目を外したSomkritに、笑顔がないことに、胸がちくんと痛みます。
本当にこれでいいのか、と、Somkritも親友として、自問してるんじゃないのかな。
Korn「もういいか?」
In「ちょ、ちょっと待ってよ。もう1枚いいよね? ね?」
必死に、Somkritに訴えるIn。
Somkrit「じゃ、撮るよ」
In「あ、まだ、撮らないで・・」
Kornの頭上で、ダブルピース。
Somkrit「1・・2・・3・・」
カシャ!!
Somkrit「よし・・」
Korn「もういいだろ」
ちゃんと撮れたよ、と、サムズアップするSomkrit。
In「僕にも現像してよね」
幸せそうなIn。
現代パート
じっと、写真を見つめているDeanに、
「この写真に写っているのが、Intouchだ」と声をかけるSin。
Sin「彼は、この写真が撮られた1ヶ月後の・・18歳になった日に、自殺したんだ」
Dean「・・・18歳で自殺・・」
Sin「君は知る由もなかっただろうね。君が俺に調べてほしいと頼んだこの二人は、同じ日に自殺している。」
Sinの言葉に、衝撃を受けるDean。
Sin「正確に言うと、最初に、Kornが自殺をし、Inはそのあとを追ったんだ」
事件の報告書の文字を追っているDean。
Dean「Intouch Chatphokin・・・・」
Deanの呟きを聞いたSinが、「その姓に、聞き覚えは?」と訊ねる。
わからない、というように、首を振るDean。
この時の、Sinの辛そうな顔。。
Sin「聞き方を変えようか。Alin Chatphokinという人を知ってるか?・・・君のお母さんの旧姓はどうだ? ・・・Alin Chatphokin」
急に出てきた母親の名に、驚きで目を見張るDean。
以前、Deanは、「母方の祖父は、外国人だから、自分はクォーターだ」と言ってましたよね。
Ahn姉ちゃんは、国際結婚だったのね。
Sin「Antika は、君のおばあさんで、その写真の人物は、君のおばあさんの弟、つまり、君の大叔父だ」
あまりのことに、写真を持つ手が震えるDean。
Dean「・・・・・Intouch・・・Pharm・・・」
~Deanの車中~
Sornの店から出て、一人帰宅途中のDean。
頭の中は、さきほど、Sinから聞いたことで一杯です。
なによりも、Deanを苦しめているのは、Intouchが自分(Korn)のあとを追ったという事実だったでしょう。
~回想~
In「一緒に暮らせるようになるまで、そんなにかからないよね?」
安心させるように、Inの手を取り、「そんなにはかからない」と答えるKorn。
Kornの傘は、大きくて重いから、僕のがちょうどいいんだよ、とそのまま、自分の傘を差し続ける。
Korn「だが、もし、俺と一緒にいたら、嫌な思いをしなきゃならなくなる」
In「だったら、なおさら、P’は僕といなくちゃ・・・。僕が、P’のために、う~んと楽しませてあげるから、P’は絶対、幸せになれるよ。二人一緒なら、たくさんの楽しいことが待ってるんだよ。僕を信じて。」
うっすらと微笑みながら、「愛してる」と言い、銃口をこめかみにあてるKorn。
父親に押さえられていたInが、「だめ・・いやだよ・・・P’Korn」と声をかけているさなかに、引き金が引かれ・・・。
Kornに取りすがり、悲痛な声で泣き叫ぶ。
Kornの手から拳銃を抜き取り、「愛してる」と言い、後を追うIn。
泣きながら、その光景を思い描いているDean。
Dean「Korn・・・なんてことをしたんだ!! Korn!!」
怒りに任せて、ハンドルを殴るDean。
Dean「最低な、大馬鹿だ!! Korn!! 」
穏やかに、Inを見つめるKornの顔が脳裏に浮かぶたび、Inを愛してたくせに、残して死んだのか?と、混乱するばかり。
取り返しのつかないことをしたのは、Kornだった、と、まるで、自分を責めるように、Kornを非難し続けるDean。
必死に耐えながら、運転し続ける。
Dean「Pharm・・・」
突然の大きな音に、恐怖し、震えていたPharmの姿を思い出すDean。
あんなふうに、ずっと苦しめてきたのだ・・・と今更ながら、思い当たる。
Dean「Pharm・・・すぐに行くよ・・・Pharm・・・」
~Pharmの寮~
8階にたどりつき、Pharmの部屋のドアを見つめるDean。
その頬に、ポロポロと流れ落ちる涙。
探し続けてきた相手にようやく巡り合え、すでに恋に落ちてしまったというのに、運命と信じたつながりの真相が、まさか、こんなことだったとは・・・。
ショックで、どうしたらいいのかわからないDean。
ドアに手を当て、それでもしばらく迷うDeanの気持ちが痛すぎる。
小さくノックしても、反応がなく・・・合いかぎをノブにあてたところで、ドアが開く。
Pharm「・・・P’Dean」
Deanの泣き顔を見て、その頬に手のひらを当てるPharm。
Pharm「どうかしたんですか?」
涙をこらえながら、「今夜、ここに泊まってもいいか?」と訊ねるDean。
Pharm「え?」
Dean「すべて、話すよ」
小さくうなづき、部屋に招き入れるPharm。
ここで、拒否れる人いるのかな?
真っ先に、ベッドに腰掛けるDeanの疲れきった様子に、
クローゼットから着替えとタオルを取り出し、差し出すPharm。
Pharm「ズボンは履けると思うんですけど、P’Deanが着れるシャツがなくて・・・」
Dean「ありがとうな。シャワーを浴びさせてもらうよ」
Deanがバスルームに消えると、自分もベッドに腰掛けるPharm。
Deanへの心配はもとより、夜中、突然現れた恋人を部屋に招き入れたという事態に、きょろきょろと部屋の中を見回すしかなく・・・。
しばらくして・・・
この際、ズボンがつんつるてんなのは仕方ないとして、Deanが、裸のままの上半身にバスタオルを肩にかけて出てくると、ソファで寝ているPharm。
クッションを外し、お姫様だっこした際の、Deanの背筋の隆起が、すべてです。
宙に浮いた感覚に目を覚まし、驚いたPharm。
Pharm「P’Dean・・・」
いくら華奢に見えても、Pharmだって、ヒト科の雄。
骨は重いのよ。
なのに、軽々と運んでるように見えるのは、P’Deanの持ち方とPharmの体重の預け方が上手なんです。(笑)
ラブシーン同様、息を合わせる共同作業なんです。
ベッドに横たわらせられるPharm。
Dean「なんで、ベッドで寝ていない?」
Pharm「・・・だって、P’Deanは僕より大きいし・・・でも、僕のベッドは狭いし・・・寝にくいんじゃないかなって思ったんです」
ええ、一応、いろいろ、いろいろ、シュミレーションしたんです、これでも。
かすかに微笑むDean。
Pharm「・・・やっぱり、僕、ソファで・・・」
Dean「だめだ」
起き上がろうとするPharmの肩を押さえ、固まったPharmを再び、ベッドに寝かせるDean。
Pharmにまたがり、肩からバスタオルを外すと、ゆっくりと、Pharmの首筋に唇を這わせながら、どんどん下に。。
唇をかみしめ、必死に耐えながら、シーツを握りしめるPharm。
シャツの上からキスを落としていたDeanの動きが止まったことに気づいたPharmの手から緊張がほどけ・・・。
Deanの髪をなでながら、「大丈夫です。僕はここにいますから。ずっとそばにいますから・・」と呟くPharm。
★【#09】の雑感 ★
前半は、やっぱり、Winのアドバイスシーン でしょう!
願わくば、もっともっとWinの出番とセリフがあって、日ごろの言動が垣間見えると、この論調に説得力があるのかもしれませんが、ドラマ的には「ここぞという時に、言うときは言う!」がいいんですよね(笑) ← 私、基本、お気に入りのキャラに関しては、甘やかすタイプなんです。
Deanの、今までにないくらいの動揺ぶりに、一緒になって心を痛めてます。
そして、後半・・・
Deanの想像をはるかに超える事実が、Sinの調査結果として提示されました。
前話で、Alinの名前を強調しておきましたが、実際には、Deanの家の壁に掛けられていた家族写真が出てきた際に、勘のいい人であれば、気づいたかもしれません。
ただ、改めて、セリフとして説明されると、重みが違うって感じがします。
Deanの設定で、祖母に育てられたせいでちょっと偏屈・・というのが、彼のアイデンティティの象徴のように扱われてきていて、でも、それは父方の祖母で、今回絡んできたのは、母方の祖母。
ここからは、相関図の中でも、いわゆる家系図がドラマの肝になっていきます。
亡くなったのは二人。
もうひとつの系譜はどうなっているのか?
急かさなくても、順々に明らかになっていきます。