暑くて・・・頭がよく回ってません。。

内容もヘビーだし。。。

さささっと、アップしていきます。


 

 で、いつものご注意をば・・・。

本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 

『KinnPorsche』

รักโคตรร้าย สุดท้ายโคตรรัก【Ep.12】前編

 

 

《オープニング Story》

いきなりですが・・・・既に、12話をご覧になった方には、下記の意味がよくおわかりではないかな・・・と思います。

( ´艸`)

 

ではでは、

噂の2人ラブラブの、血液型・相性診断 

やってみよう!(笑)

お~!

 

 

 二人の基本相性 ☆

★ AB型とO型の組み合わせです。
内向性と外向性の両面を持ち、本音と建前の両方を持ち感性の鋭さが一流のAB型と、ちょっとした環境の変化には反応しない本質重視のO型との組み合わせです。


つまりO型の行動の心理を、AB型は先読みすることができるので、O型に対し心理的に優勢の立場に立ちます


逆にO型はAB型に対し、何となく行動心理を読まれている感じがして緊張してしまいます

 

 一緒に住んだ場合の相性 

★ 物事の道理をわきまえ、堂々と対処するO型に対して、AB型の男性は、初めはかなり慎重に頭を低くしていますが、洞察力に優れているため、O型の男性とはすぐに打ち解けてきます。
駆け引きをしないO型に対して、AB型は気負うことがなくなり、いつのまにか主導権を握っていることでしょう。
しかも、O型の男性はそのことを快く感じています。
AB型は常に慎重かつ臨機応変に対処する能力が高く、O型にはない手腕に、敬服するところがあるでしょう。

 

 同僚・友人としての相性 

★ この組合せは、もっとも友情を結びにくい組み合わせのようです。
物静かであまり感情を出さないAB型男性と、情熱的で荒っぽいO型男性は、タイプが違いすぎるからでしょう。
しかし、AB型男性は、O型男性の大胆な実行力を羨ましく思っているようです。
そしてO型男性は、AB型男性の合理的で正確に仕事をはこべる能力を尊敬しています。
クールなAB型男性だけど、うまく気持ちを通じあうことが出来れば、オープンなO型男性に助けられて、お互いに素のつきあいが出来ます。
しかし、あまり急いで素の付き合いを築こうとせず、じっくりお互いの信頼関係を育てていくように心がけると良いでしょう。


参考サイト↓

 

気軽な感じの相性占いなのに、診断結果が、結構、脚本に即してるって、すごくない?(笑)

 

 

*********************

 

~Chayの受験予定大学~

 

Chayをバイクに乗せて、音楽学部が入っている棟の前までやってきたPorsche。

 

ヘルメットを脱ぐのに苦戦しているChayを見て、すぐさま、手を貸してあげる姿は、きっと小さな頃から、何一つ変わってないのよね。

 

Porsche「よし、いいぞ」

手にもった書類に目を落としているChay。

 

Chayの髪を整えながら、「気分がどうだ? 興奮してるか?」と気遣うPorsche。

Chay「それほどでも・・」 

Porsche「それほどでもだって?・・・忘れ物はないか? 今日は、面接試験だろ?」

Chay「大丈夫だよ。兄さんこそ、僕より、興奮してるみたいだ」

笑って、首を竦めるPorsche。

Porsche「ああ、だって、俺の夢だったんだからな」

視線を落とすChay。

Porsche「・・お前が大学に入ってくれるってことはさ。」

 

ここで、まっすぐに、兄の顔を見つめるChay。

 

Porsche「な、お前は嬉しくないのか?」

Chay「ああ。 もう行って」

Porsche「なにか忘れてないか?」

恥ずかしそうに、Porscheに近寄るChay。

手を大きく広げ、ハグするPorsche。

 

ご両親が亡くなった交通事故は、10年前の出来事なのだ、と、前回、判明しました。

事故の影響で、怪我だけでなく、記憶も失い、数ヶ月も入院生活を送ったことは、森での遭難の際、Kinnに、Porsche自身が打ち明けています。

 

その後、おじさん(博打で借金を重ねた)の助けもあったことでしょうが、7~8歳のChayを抱えて、両親の家を守りながら、バーテンやストリートファイトで、稼いできたPorscheにとってみれば、感無量でしょう。

 

笑顔で、Chayの背中をさすり、元気づけるPorscheに比べ、

裏側のChayの表情に精気はありません。

それどころか、目をつぶり、ぐっと、涙をこらえています。

 

Porsche「がんばるんだぞ」

いつまでも、離れないChayに、ふと笑みがこぼれるPorsche。

Chay「はい」

目を閉じたまま、返事をするChay。

Porsche「さぁ、行ってこい!」

放そうとすると、「もう少しだけ」と、固く抱き着くChay。

まるで、今生の別れのような、この力のこもったChayの手が、Porscheに対する“ここでは言えぬ謝意”なのです。

 

涙ぐんだ目を隠すように離れるChayに、「うまくいくさ・・・」と声をかけるPorsche。

頷くChay。

見てるからな・・・と、ハンドサインを送るPorscheの表情は、愛に溢れていて。。。

そして、いつにもまして、美人さんで。。。

 

Porsche「お前ならやれる」

拳を合わせる二人。

 

ヘルメットを手にすると、「愛してるよ」とChayに告げ、走り去るPorsche。

 

残されたChayが、しばらくしてから、

ようやく、去って行ったPorscheのバイクのほうに目を向ける。

 

学部棟の入り口に向かうChay。

面接試験に来校してきた受験生の案内をする学部の先輩たちが、次々に声をかける風景。

 

「こんにちは。 面接にいらした方ですか?」

「受験される方ですか?」

 

ギターを背中に背負い、手には書類を持ち、ゆっくりと歩き始めたChayが、途中で、方向を変える。

「こんにちは。面接試験にいらしたんですか?」

背後から声をかけて来た先輩に、振り向き、「あ~、違います」と答えるChay。

!!!!

 

当然のごとく、Chayから離れていく先輩たち。

 

思いつめた顔で、手にした面接資料を見つめると・・・

そのまま、ゴミ箱に捨てて、

立ち去るChay。

 

!!!!

 

ど~ゆ~ことって、そういうことよね。

 

~KTグループ 立体駐車場前~

朝の駐車場は忙しいのです。

たくさんのBGたちが今日の予定と照らし合わせながら、配車係さんの指示で行き来している中、折りたたみ椅子に座り、タッチパッドを見ているPol。

ずいぶん、偉そうじゃん!

 

Porsche「Pol !」

Chayを送ってきて戻ってきたのか、メットを片手に、駐車場前に現われたPorsche。

 

画面に夢中で、Porscheが来たのに気づかないPol。

Porsche「おい、Pol!」

 

Pol「は? おお・・」

よく見ると、トレーニングウェアを来た男の子が、Polの肩を揉んでる。Σ(゚Д゚)

 

Porsche「担当新人か?」

Pol「ああ、マッサージが上手いんだよ。なにか用か?」

Porsche「いや。(新人くんに)向こうに行って、先輩を手伝ってきな」

新人くん「はい」

Pol「あとで、声かけるからな・・・」

先輩風ふかしてる~~!(笑)

 

周囲を見回しながら、「Kinnはどこだ?」と訊ねるPorsche。

Pol「Kinnは・・って、おい!」

Porscheにつられて、つい、呼び捨てにしちゃったPol。(笑)

Pol「Kinn様なら、もう出かけられた」

Porsche「何の用で? なんで、お前は、ついていかないんだ?」

Pol「は?」

さっきから、ずっと、動画か、ゲームに夢中なPol。

Porsche「なんで、お前は、ついていかなかったんだよ?」

Pol「だって、Kinn様が、俺達を帯同させなかったんだ」

Porsche「じゃ、誰が一緒についていったんだよ?」

Pol「何も言ってなかったよ。 なんで、お前は、そんなに質問攻めなんだよ。ほんと、めんどくさいな

PorscheがKinnと公認の間柄になっても、一切、態度を変えないPolはある意味、つわもの。(笑)

 

そりゃ、嫁ですから、ダンナの行方がわからなくなったら、質問攻めは当然じゃないですか。。。

しかも、警護もつけずに、出かけるなんて、どれだけ危険か・・・なのは、身をもって知ってます。

 

Porsche「・・・・・・」

こりゃだめだ、と、黙って、立ち去るPorsche。

 

しゃあないな。🤭

《びびの勝手なフォローシリーズ》

 

 

 

~本家 武器庫~

というか、ここは、Armの専用テリトリー?(笑)

 

Porsche「Arm!」

Arm「・・・?」

Porscheをじっと見ているArm。

 

Porsche「コードレッド」

 

Arm「Sir! イェッサー!」

直立不動なArm(笑)

わたし的には、「Yes、Ma'am」のほうが、よりbetterですね(笑)

 

出たよ、諜報員ごっこ(笑)。

そして、諜報員ごっこと言えば、この音楽。

 

 

 

しかも、Porscheが上官!!

ここのところも、Polよりはるかに、状況がわかってるArmらしい適応力の高さ(笑)

数少ない笑えるところです。

 

Armが退いたデスクに座るPorsche。

 

Porsche「Kinn、俺を騙せるとでも? もう、おしまいだからな

ヘッドフォンを耳にかけるPorsche。

 

~中華レストラン 個室?~

Kinnのスーツのボタンが大写しになってます。

またやりおったな!(笑)

Armお手製の盗聴器しかけたのね。

今回は、ボタン型?

 

Kinnに、お茶を淹れるボーイ。

ボーイ「ずいぶん、ご無沙汰でしたね、Kinn様。お会いしたかったです💕」

ん?という表情で、ボーイを見あげるKinn。

こいつ誰だっけ? 

すっかり、忘却の彼方って感じ?(笑)

 

~武器庫~

はい、他の男からの「お会いしたかったです💕」

いただきました!(笑)

Porscheにしてみたら、これは確定です。

Porsche「ほら、やっぱりな・・・(怒)」

 

しばらく、レストランの個室と、武器庫での、交互の映像が続きます。

 

ボーイ「なにか、御望みのものが他にございましたら、もしくは、昔と同じことでも・・どうか、おっしゃってくださいませ。ご遠慮なく・・・」

なんだろ・・・Kinnの好みって、結構、わかりやすいよね(笑)

 

あはは、「昔と同じこと・・・」ってもう、疑惑じゃなくて、真っ黒!!(笑)

Porsche「こいつ、人の男と何しやがるつもりだ! くそ、お前を先に始末してやる! (トランシーバーに向かって)Arm、コードブラックだ。現行犯で確保だ!」

このPorscheのわかりやすいヤキモチ焼きな面も、相変わらず。(笑)

 

ボーイが離れると、首を横に振り、お茶を飲むKinn。

ホントに覚えがないのかな?(笑)

まぁ、Porscheが盗み見た携帯の夜伽Boyの数からしたら、無理はないかもね。(笑)

 

そこへ、入れ替わるように、数名のガラの悪そうな男たちが入ってくる。

 

あ~、このハンチング帽の男って、例の(1話で出て来た)高利貸しじゃん!物申す

 

 

高利貸し「こんにちは。Kinn様。ご無沙汰してます」

 

その声に、聞き覚えがあるPorsche。

 

~回想~

1話参照・・・と言いたいところですが、結構、1話とか2話は、端折ってるので、参考にならないかもしれないです(笑)。>

 

「お前のおじさんはな、俺の賭場に投資したのさ。だが、全ての投資にはリスクがあることを忘れてたようだ」

要は、賭けた金をすってしまった、ということです。

(回想 終わり)

 

そもそも、暴漢たちから、追われていたKinnを助けた謝礼の代わりとして取り上げた高級時計が70万TBで売れたとわかり、← 本当は、少なく見積もって200万TB以上の価値があるらしいけどね。てへぺろ

借金も帳消し、Chayの学費の工面もつく・・・と喜んでいたのも束の間、その金を、おじさんが博打につぎ込み、更に膨大な借金を作った、と発覚したことから、

Porscheは、おじさんの命を救い、Chayの安全や両親の遺した自宅を確保したい一心から、苦渋の選択の末、Kinnのボディガードを引き受ける羽目になった・・という因縁があります。

 

Porsche自身も、借金に追われていた経緯もあり、その声の主を忘れるはずがないのです。

(たしか、どこかで名前が出て来たような記憶もあるのですが、忘れました(笑))

 

Porsche「(Armに)おい、Arm、コードブラックは中止だ。 計画変更だ」

マフィアのトップであるKinnと、場末の高利貸しという意外な組み合わせに、逆に、冷静に判断できたのかな。

ちゃんと、Armを止め、トランシーバーを置くと、ヘッドフォンから聞こえてくる音声に集中するPorsche。

 

Kinn「それで、なんの用だ?」

高利貸し「最近、警察が、うちの賭場に四六時中、やってくるんですよ。Kinn様の手を煩わせて申し訳ないですが、何とかしていただくわけにはいきませんか」

Kinn「そんなことは、お前たちの問題だろう」
高利貸し「待ってくださいよ、Kinn様。 Porscheの件で、助けてくれと依頼された時、私たちがいろいろと手を尽くしたから、奴は、Kinn様のもとで働くようになったんですよ」

 

Porsche「・・・・・・・・・」

驚きのあまり、動きと言葉を失うPorsche。

 

まるで、なんでもないことのように言い放つKinn。

Kinn「お前がその件を口にするときは、よくよく考えてからにしたほうがいいだろうな」

基本、この警告は、二度目はない、という怖い奴です。

立ち上がり、出ていくKinn。

 

その後ろ姿を、黙って、睨みつける高利貸しと子分たち。

これは・・・このままで済むのかな。

この手の人間は、強いモノにはまかれ、弱い人間に大きく出るって相場が決まってるからね。

 

 

~武器庫~

黙って、ヘッドフォンを外すPorsche。

今の会話の意味を、よく考えている。。。

どこから、仕組まれたものだったのか、遡る作業は、いつから騙されていたのか、を探ることにもなるのよね。ショボーン

 

~隠れ家 監禁部屋~

相変わらず、鎖に繋がれているものの、床に座り、本を読んでいるPete。

お部屋の色味は、黄色味強めです。

随分、余裕が出てきました。

ハリネズミちゃんのカゴが、目立つところに移動されてます。

 

部屋に入ってきたVegasが、すぐさま、「それ(本)、どこから持ってきた?」と訊ねます。

 

Pete「自分で買いに行ってきたのかもな・・・」

冗談を言う余裕も出てきました。

 

ハリネズミちゃんの様子を見ながら、Peteの相手をするVegasも、ちょっと楽しそう。

Vegas「お前みたいな奴に、そんな本は似合わないぞ」

 

Pete「そうだな。でも、この部屋で、他に出来ることなんかあるのか?」

Vegas「ば~か」

Pete「おまえがな・・」

すっかり、お友達感も醸し出してます。

まぁ、一方は手錠と鎖付きですけど。。。

 

その時、読んでいた本の一節に目を止めるPete。

Pete「“血液型にみる性格判断によると・・・”、そんなこと本当に言えるのかよ?・・・・Vegas?」

Vegas「ん?」

反応が自然なの。。。

 

Pete「血液型は何型だ?」

Vegas「ABだ」

 

ふ~んと頷きながら、「へえ、かっこいいな、AB。俺もABだったらよかったのに・・」と呟くPete。

 

Vegas様が、微笑んでる!

 

Vegas「だったら、お前の血液型はなんだ?」

Pete「・・・O」

Vegas「何て書いてある?」

Pete「O型は・・“イケメン。かっこいい。賢い・・

そこまで言うと、呆れるVegas。

Pete「・・そして、頭もいい”

Vegas「お前、その本、投げ捨てたほうがよさそうだな」

ムカっとするPete。

Pete「だって、本当にそう書いてあるんだぞ」

ページをめくり、「AB型を見てみよう~っと。・・・“ABは独特です。一見、他人に心を開いているように見えても、実際には、本心にたどり着くのは本当に難しいタイプです。その感情を推測するのも難しい。 きまぐれ。”・・うわ、合ってる!」

Vegas「そんなバカな本、信じるのはお前くらいだよ」

Pete「ああ、そうだろうな、実際には、お前の本だけどな・・・」

 

ページをめくっていたPeteが、あるページに目を止める。

Pete「なになに。“また、ペットからも個性を伝えることができると言われています”
ハリネズミ・・・ハリネズミ・・・あ、ハリネズミ。“ハリネズミの飼い主は、外見的には、強く怖そうに見えますが、実は、内面は、センシティブです”


Vegas「誰が傷つきやすいだと?」

 

ひぇ、豹変したVegasに、一瞬驚くPete。



Pete「センシティブ。繊細だってことだよ。愛を求めてるってことさ」

微笑みながら取り成そうとするPeteは、センシティブという言葉を、肯定的に受け止めている証拠で、しかも、ここで「愛」という言葉をVegasに投げかけてます。

 

Vegas「うっせぇんだよ!ほっておけ!!」

フォロー逆効果!

今度は、本格的にキレて、Peteの持っていた本を、脚で蹴り落とすVegas。

 

急なVegasの変化に戸惑いつつ、暴力に対し、反射的に身を固くするPete。

 

二人とも、トラウマ抱えた同士、意図せず、傷つき、傷つけてあってしまう、あるあるです。


一方のVegasは、ショックを受けてるPeteに目もくれず、ハリネズミちゃんの様子を心配そうに見ている。

こういう切り替えポイントの早さ、典型的なDV気質も持ち合わせてるって感じしますね。

 

同じように、籠を気にしつつ、おそらく、自分が踏んでしまったであろう、Vegasの地雷について、ますます考えるPete。

こちらもまた、(必要以上に)我が非を責めるMの特性。

 

~本家 会議室~

人気(ひとけ)のない大会議室。

BGの制服というか、いつものスーツ姿で、窓の外を見ているPorsche。

見る人が見ればわかる、背中から強烈に放たれてる負のオーラ。

 

レストランから戻って来たKinnが、近づいていき、いつものごとく、自然に後ろからハグしようとしたところに、Porscheから、強烈な拒絶をくらいます。

 

Kinn「・・・・???」

 

自分のほうを見ようともしないPorscheに、当然、なにかあったのか、と訊ねるKinn。

 

その問いにすぐには答えないものの、一応、窓を背にして、むきなおるPorsche。

こういう時って、言葉を選ぶつもりはなくても、頭の中で、何をどう言えばいいのか、グルグルして、結果、虚ろになってしまうのよ。

 

Porsche「俺って、バカみたいだったか?」

ようやく、一言を発したものの、一切、Kinnのほうを見ないのは、かわりません。

 

その一言で、これが冗談ではなく、かなり本気だと察知し、「なに考えてる?」と、更に質問を重ねるKinn。

 

Porsche「俺はただ、・・・愛し合ってる人間は・・・お互い、嘘をついたりしないものだと思ってただけさ」

 

その言葉で、いろいろと思い当たるも、「これ」という確信はつかめないKinn。

静かに怒り狂ってる嫁に対して、無駄に、口を挟まないところ、さすが、Kinn様。

ホント、あなたは、クレバーだわ。拍手拍手拍手

 

Porsche「でも、相当なバカだよな。最初から、あんたに騙されてたとも知らず・・・」

射貫くように、Kinnを見据えるPorsche。

はい、最大ヒント、ほぼ答えです!

 

固まるKinn。

Kinn「知ってたのか・・・」

 

恐ろしく、表面上、冷静を装えているPorsche。

(感情サーモグラフィーがあったら、人型で、真っ赤っ赤でしょうけどね)

Porsche「どうした? それって、隠し続けるつもりだったってことか? もし、今日、俺が気づかなかったら、ずっと、あんたは俺をバカにし続けてたのか? そんなに、俺の事、間抜けだと思ってるのか? バカにしてたんだろ? 面白かったかよ?」

 

ようやく、口を挟もうと、Porscheに近寄るKinn。

 

Porsche「あの家はな・・・覚えてないのか? 俺の両親が、俺に遺してくれた最後のものだぞ!」

ようやく、感情が言葉に乗り始めるPorsche。

 

Kinn「すまなかった・・」

第一声で、まず、謝るKinn。

Porsche「一体、何考えてるんだよ!」

Kinn「悪かった・・・俺は・・・」

Porsche「一体、なにがしたかったんだ、Kinn?」

Kinn「そんなつもりじゃなかったんだ・・・。当時は、まったく知らなかったんだ。ただ、父さんの命令に従っただけなんだよ」

Porsche「なぜ、俺だったんだ? 答えろよ!」

おそらく、盗聴でこの事実を知ってから、ずっと、考え続けていた疑問だったんでしょうね。

 

Kinn「ごめん・・・」

Porscheに近寄ろうとして、手で制される。

Porsche「触るな」

低く、毅然と宣言するPorsche。

二人が知り合ってから、こんなことを言ったのもしたのも、はじめてです。

 

Kinn「すまなかった」

謝り続けるKinn。

 

Porsche「・・・・・・下がれ」

厳しい言葉を投げかけてますが、おそらく、謝り続けてるKinnの真摯な眼差しに嘘がないことに気づいてるPorsche。

 

Kinn「申し訳ない・・・。約束する。お前が知りたいと思う事はなんであれ、お前に代わって、俺が全て答えを見つけ出してやる」

Porsche「・・・・・」

目が揺れ始めるPorsche。

 

小さく頷きながら、PorscheをなだめようとするKinnの、一番の恐れは、Porscheを失うこと。

Kinn「約束する」

今のPorscheの、一番望むこと、言ってほしい言葉が的確にわかるというだけでも、Kinnの愛情の深さがわかります。

 

Porsche「・・・・・」

もう、心の中は、号泣してる目です。

 

間合いを取りつつ、静かに、Porscheを抱きしめるKinn。

 

それでも、今回のPorscheは・・・Kinnの背に手を回せないの。

えーんえーんえーんえーんえーん

 

 

 

★【Ep 12】前編の雑感 ★

さて、この12話を筋追いするのは、しんどい、と、前記事で少し、触れました。

 

他方向から絡み合う「嘘の連鎖」による「壊れた心」を人はどうやって、修復していくのか・・・、本当に修復できるものなのか・・・。

修復するためには、何が必要なのか?

一つだけでもしんどいのに、なんでここにきて、こんな風に揃いも揃って、状況は違えど、大挙して押し寄せてきとんねん!(困)

 

さて、冒頭、大学のシーンです。

ここで、最初のシーンに立ち返っていただくと、私が、必要以上に、Chayの行動について、ネガティブな描き方をしているという、アンフェアな構図が見てとれると思います。(苦笑)

5分後の、Chayの行動を知っているからこそです。

なんて、ズルいんでしょう。(笑)

ただ、筋追いをするうえで、ここしか、Chayの一挙手一投足を描くチャンスが他にないわけで、致し方なかった、と、ここで言い訳しておきます。てへぺろ

 

ここでのポイントは、Chayが、面接試験をブッチしたという事象そのものより、育ての親でもあるPorscheの言葉を聞いても、なお決心が揺らがなかった・・というところでしょうか。

もちろん、ハグしたカットで、どれだけ、兄に申し訳ない気持ちをもっているのか・・・は表現していますが、それよりも、一見、従順を装いながら「嘘をつく」ほうを選んだ、という点のほうが大きいと思います。

 

心の底から信頼し、愛している人(たち)から、嘘をつかれる・・・という経験を短期間に、2度も味わったChayの心は、自分が思っている以上に、傷ついているんですよね。

成長の過程にある、好きな相手への愛憎が、親兄弟へのそれと比較した時に、パーセンテージが逆転する側面もみせてますね。

ただ、大人の立場からすると、いえ、Porscheの立場からすると、あとから知ったら、卒倒しそうですけどね。

(最初は、そう見せかけて・・とか、実はちゃんと受けいていた、とか、そんなふうに都合のいい解釈してたくらいです)


そして、このドラマの最大の山場、TK一族の闇というか、謎を紐解くうえで、重要な「取っ掛かりの秘密」を、Porscheが知ってしまいました。。。

Porscheにとってみたら、そもそも、自分とKinnの出会いそのものが「嘘」であったという、自分の立っている地面が崩壊するくらいの出来事ですが、本当に恐ろしいのは、これが始まりではなく、「嘘の連鎖」のパーツでしかない、ということですね。


★【Ep 12】中編に続く ★