これは、Ep.09の中編です。

 

前半未見の方は、こちらからどうぞ

『KinnPorsche』EP.09 前編 筋追い+雑感 ※ネタバレ     

  

で、いつものご注意をば・・・。

本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 

『KinnPorsche』

รักโคตรร้าย สุดท้ายโคตรรัก【Ep.09】中編

 

 

~Tawanの部屋~

支給されたTシャツの袖を大きくカットし、アレンジしてるTawan。

 こういう描写も、Tawanの“人となり”を、こちら(視聴者)に見せてるってことですよね。

 

そこに、食事を持って入って来たPorsche。

 

ポイっと、切り取った袖が目の前に飛んできて、イラついて仕方がない。

それでも、我慢して、トレイをテーブルに置く。

 

Tawan「サンキュ」

そのまま、背をむけて、無言で窓側に立つPorsche。

 

Tawan「あんたは食べたのか?」

Porsche「・・・・・」

Tawan「(俺のせいで)それどころじゃないのか・・・」

 

そこへ、Kinnも入ってくる。

 

嬉しそうに、Kinnを見るTawan。

 

携帯を差し出すKinn。

Kinn「川で見つけた。壊れていたが、修理しておいた」

 

Kinnが撃ったのが川周辺だったのか、死んだことにするために、(Tawanがあえて)川周辺に捨てたのか・・・わかりません。

正直、わからないことが多いんです。

 

受け取るTawan。

それだけ言うと、出ていこうとするKinn。

 

Tawan「まだ、使えるのか?」

立ち止まるKinn。

背後で、黙ったまま、それを見ているPorsche。

Kinnだって、射ぬかれた視線に気づいてないわけないよね?


電源を入れると、「Kinn・・・Kinn・・・これ、覚えてるか」と二人で写した写真を見せるTawan。

Tawan「日本だったよな?」

Kinn「・・・韓国だ」

Tawan「日本じゃなかったか? 信じないなら、他の写真も見せてやる・・・・。ほらな」

 

後ろから、必死にのぞこうとしているPorsche。

😢😢😢

 

数枚の写真を見て、「ああ、そうだ。やっぱり、韓国だったな」とわざとらしいTawan。

Kinn「ああ、韓国だ」

 

後ろで、イライラしてるPorsche。ムキー

 

Tawan「覚えてるか? これ、一緒に、秋の紅葉を見に行った初めての時だった。愛の南京錠もつけたりしてさ、そう、その時、道に迷ったんだ」

 

もう聞いてられない、とばかりに、後ろを向くPorsche。

 

Tawan「歩き回って疲れたよ。」

Kinn「違う、迷ってない」

Tawan「迷ったよ。違うなんて言わせないぞ」

Kinn「違うよ」

つい、口調が昔に戻ってしまうKinn。

 

Tawan「そうだってば。 なんで、覚えてないかな、Kinn?」

さりげなく、Kinnの手を掴むTawan。

それもこれも、後ろで、強烈な負のオーラを放ってるPorscheに、見せつけるため以外の何物でもありません。

 

Tawan「かなりの長時間、迷子にさせたじゃないか・・」

Kinn「違うよ」

Tawan「そうだってば!💕」

 

ああああああ、黙れ、いいから、手を放せ!

お前(Kinn)も、嬉しそうに突っ立てないで、ちゃんとしろ! 甘い声を出すな!

こいつは、捕虜みたいなもんなんだろ!

 

まだ続けます?(笑)

いくらでもいけそうです。

 

Porsche「そうです!」

急に、声を掛けられ、さっと、手を引っ込めるKinn。

 

Porsche 「会議があるんですよね? Kinn様?」

 

Kinn「・・・・・・・なんの会議だったかな?」

ダンナさん、状況が読めなさ過ぎの演技、笑うわ~。

あ、演技って言っちゃだめなのか。。。

それとも、本当に予定外のこと言われると対応力ないの?

 

Porsche「思い出して下さい」

こめかみをトントンと叩いてみせるPorsche。

この世で、嫁(Porsche)の敬語ほど、恐ろしいものはありません。(笑)

 

Kinn「・・・・・・・」

Porsche「・・・ほら」

Kinn「・・・・・ああ、そうか。会議だった。会議。お前もなんで、早くそう言わないんだよ!会議・・・会議・・・会議な・・・」

下手な誤魔化し方をしながら、部屋を出ていくKinn。


Tawan「会議、がんばれよ、Kinn」

 

背後から、Kinnに声かけをするTawanを冷たく見るPorsche。

Tawanの死角にいるときだけが、唯一、真実の表情をあらわせる時なのね。

 

バタンと扉が閉まると・・・雰囲気は一変。

 

また、背を向け、窓辺に立つPorsche。

実際、気持ちを整えないとね。

 

ようやく、ベッドの上で、食事をはじめるTawan。

 

こいつ、おかしいんじゃないのか、と首をひねりながら、部屋をあとにしようとするPorscheに聞こえるように、「う~ん、いつもの味だな。懐かしい馴染の味だよ」と独り言を言うTawan。

 

Porsche「(小声で)いいから、黙って喰え、クソが!」

 

イラついているPorscheの様子に満足そうに、笑みを浮かべるTawan。

 

 

~Tankhunの部屋~

今日のkhun坊ちゃまは、ビビッドなお召し物で、安定路線!

呼びつけられたのか、傍らに立っているKinn。

 

Tawanの部屋の監視カメラ映像を、PCで見ているkhun坊ちゃま。。

Tankhun「なによ、これ、なんなの? あんた、見てないの? や~らしい!とんでもないスケベよ。」

khun坊ちゃまには、エクササイズをしているTawanの恰好が、卑猥にしか見えてません(笑)

Tankhun「ここはね、淫売宿じゃなくて、我が家なのよ! ごらんなさいよ、うわ~、なに、こいつ!いい大人の男が、こんなことする?」

大興奮で、Kinnに詰め寄るkhun坊ちゃま。

 

Kinn「だったら、いい大人の男が、一日中、監視カメラの映像を見続けたりすることについてはどうなんだ?」

一緒になって、Tawanを責めるどころか、自分に文句を言うKinnに、怒り心頭!

Tankhun「わ~~~~!ちょっと!あんた! あんたってば、どこまでバカなのよ!それこそ、あんたが腑抜けになってるってことじゃないの。気を付けなさいよ、あんた、また、傷つくことになるわよ。」

 

Tankhunの忠告を、うんざりした表情で聞いているKinn。

Tankhun「とにかく、なにかする前には、自分の愛する人のことをまず先に考えなさいよ」

にいた~~~ん!!!

拍手拍手拍手拍手拍手

 

どういう意味だ?と変に思うKinn。

バレてるんざます。

 

Tankhun「わ~ぉ、これ、見てみなさいよ。ああ、腹立つ!」

 

大開脚!

なかなかやるわね。

Porsche、体位開発、頑張らないと!🙈

 

Tankhun「こいつ、ろくでもないわ!!」

賛成!

Tankhunの大騒ぎは、しばらく止まりません。

 

~ハムバー~

 

ははは、先日のお土産よりもご立派な、お見舞いのフルーツカゴを持って、現れたPorsche。

前髪下ろして、女の子モードです飛び出すハート

 

しかも、バーの営業時間中です。

 

バーテンダー「ああ、いらっしゃい、P’」

Porsche「よお!」

後輩バーテンダーに挨拶するPorsche。

Porsche「ああ、繁盛してるのか?」

 

接客中だったYok姐が、Porscheに気づきました。

Yok「あら、またあんたなの。 また、来たのね、しかも、別のかごをもって。それで、一体、今度は、私の事、Kinn様になって言って出て来たの? どうやって、開放してもらったのよ?」

質問攻め!

Porsche、笑ってしまってるやん。

Porsche「姐さんが、豊胸手術をしたって言ったんだよ」

Yok「豊胸手術? もう十分デカいと思わないの? はん?」

 

そろそろ、次に、抜け出すときの、まともな言い訳を先に考えてあげたほうがいいと思います。(笑)

 

Yok「あら・・・なんか、悲しそうな目をしてるわね。それで?」

キョロキョロと、周囲が落ち着かないPorsche。

聞かれたくないし、聞かれるわけにはいかない、と、一応、Porsche的には、細心の注意を払ってるつもりです。

 

Yok「おおかた、邪魔者が現れた、とかなんじゃないの?」

大当たり!

 

普通のトーンで話すYokに、思わず、ポンと腕を叩いてしまうPorsche。

Yok「なにすんのよ、なによ」

Porsche「その・・・そうじゃなくてさ・・・なにもそんなはっきり・・・」

 

Yok「それで? どうしたのよ? 話してみて」

一段と声を潜めるPorsche。

Porsche「Kinnに嫉妬させるよう仕向けるのってどうかな?」
即断する姐。

Yok「だめよ!(今どき)もう、そんなことする人なんていないわよ。そのために、何組のカップルが壊れたと思うの?いい? 私のやり方でやりましょう。保証するわ、自分でカラをやぶるのよ!ウーフー! 心配いらないわ。・・・信じなさいって!」

自信たっぷりなYok。

暖かい言葉に、感激するPorsche。

 

いろいろ抱えながら、恋するって大変なのよ。

特に、Porscheは、心の中で思いつめちゃうタイプだし。。

誰にも言えなくて、辛いし。。。

味方になってくれるだけで、嬉しいの。

 

有難くて、拝んじゃう。

 

Yok「やめてよ、みずくさい! さぁ、何飲む?」

Yok「悲しむのは止めなさいよ」

 

お姉ちゃん、大好き!

 

~PeteとPorscheの部屋~

さて、お姉ちゃんのアドバイスとは・・・?

 

じゃ~~ん!

白シャツと、白い靴下(&白ブリ)・・・・。

しかも、この画像!(笑) ← 絶対、拡大させようとねらってるでしょ!

 

Porscheのパンツ姿って、サポーターを重ねて、さらに、ちょっとサイズ大きめな白ブリでオーバーウェアリングして、ダンシングベイベーみたいだなって、実は常々思ってた(笑)

見ようによっては、お〇つプレイ。🙊 ← ホント、黙れ!

 

ご本人は、ノリノリです。(絶対、これ、Apoくんの引き出しよ)


 

(ちなみに、↑のノリノリシーンに流れるのは、1’10’’くらいからのサビ♪)

 

 

コンコンコン!

ノックの音がして、慌てて「どうぞ」と答えながら、ソファの毛布に入り込むPorsche。

 

ガウン姿のKinn様が入ってきましたよ。

かろうじて、乳首はかくれてますけど、前身ごろなんてなくてもいいくらい、開いてます。(笑)

 

Kinn「大丈夫なのか?」

 

なに? 仮病作戦なの?

 

ちらりと、毛布から顔をのぞかせて、答えるPorsche。

Porsche「そうでもない・・・」

咳までしてみせる念の入れようです。

 

心配そうに、ソファに腰をかけ、首に手をあて、熱をはかるKinn。

 

Kinn「薬は飲んだのか?」

Porsche「ないみたいだ」

Porscheのシャツのボタンを外し始めるKinn。

Porsche「Peteは、今夜いないんだよ。 一晩中、Tankhunと映画を見るんだってさ・・・。戻ってくるのを起きて待ってなきゃならないみたいだ」

Kinn「だったら、俺が行って・・・」

立ち上がるKinnの腕を掴むPorsche。

く~~、この角度、バッチリよ、👌

Porsche「必要ないって・・・」

 

 

Yok「女子の秘密のテクニック: 

1.強くても、時には、か弱い振りをする」

 

Porsche「もし、本当に手伝いたいなら、身体を拭いてくれるだけでいいよ」

Kinn「そうしてほしいのか?」

ん、と頷くPorsche。

なんかへんだと思いつつ、「わかった・・・じゃ、タオルを取りに行くよ」と立ち上がるのを、再び、引き留めるPorsche。

すでに、色仕掛け、入ってます(笑)

Porsche「必要ない。もう、準備してあるから・・・」

たしかに、机の上に、ボウルとタオルが・・・。(笑)

妙に手回しがいいな・・・と思いつつ、立ち上がり、タオルを水につけるKinn。

 

その隙に、シャツをぶちっと脱ぎ捨てるPorsche。

 

絞りながら、「だったら、シャツを脱いで・・・」と振り返ると、すでに、半裸でスタンバイ。

わざとらしく、咳をするPorsche。

 

Yok「女子の秘密のテクニック: 

2.主導権を取りなさい。予想外の手で相手を戸惑わせて、攻めてやるのよ!」

 

首をひねりつつ、タオルをもって近づくKinn様。

Porscheの身体を拭き始めます。

Kinn「腕をあげろ」

そのたびに、「オゥ~~💓」とか、大袈裟に反応してみせるPorsche。

Kinn「お前、だいじょうぶか?」

 

肌に触れると、「わぁ~う💗」「うぅっふ~⤴️」といちいち反応。

喘ぎ声のお芝居が、全然色っぽくできてなくて、ますます、Kinn様に怪しまれてます(笑)

どっちかというと、なんか、おもしろくなってきたみたい。

 

Porsche「Kinn・・・、なんか寒いよ」

Kinn「ああ、わかった、わかった、毛布をかけてやろう・・・」

立ち上がるのを制するPorsche。 ← 3度目。

 最終段階です。

 

Porsche「俺は・・・」

そう言いつつ、Kinn様のマグナムに手を伸ばし、「こっちが温かいと思うんだよね」と思わせぶりな手つき。

 

Kinn「だって、お前、今日は具合が悪いだろう・・・」

優しいKinn様をソファに沈め、馬乗りになるPorsche。

 

Porsche「でも、好きだろ?」

 

まったく・・・Yok姐のアドバイスって必要だったのかな。

いつもの2人とどこが違うのかな?(笑)

でも、Yok姐さんは、パン祭りのPorscheを知らないから仕方ないと思う(笑)

 

いざ・・・というところで、一晩いないはずの、Peteが戻ってきちゃいました。

 

とにかく、毛布をひっかぶって、Kinnを隠すPorsche。

 

なにも知らないPete、酔っ払って、ご機嫌です。

 

Pete「カムサハムニダ~~」

床に突っ伏して、深々とお辞儀するPete。

今日は、韓国史劇ドラマナイトだったわけですね。

 

Porsche「お前、一晩中、ドラマ見てくるって言ってなかったか?」

立ち上がり、なんとか、吐き気を堪え、酒を飲み下すPete。

Pete「無駄にしたくないからな・・・」

 

酔っていながらも、説明をはじめるPete。

Pete「khun坊ちゃまと一緒にドラマを見てたんだ。坊ちゃまが酒を飲んでるのを見て、俺も飲みたくなっちゃって・・・、そしたら、khun坊ちゃまは寝てしまわれた~~~♪はは~~」

ふらふらとソファに座ると、毛布から、はみ出ていたKinn様の足を掴むPete。

Pete「おい、Porsche。なんで、今日は、お前の足、そんなに長いんだ?」

Porsche「ちゃんと見えてないだけだろ」

Pete「あ~~、俺、飲み過ぎたみたいだ。寝たほうがいいな・・・」

立ち上がり、寝室に向かうPete。

Pete「お休み。サランヘヨ~~、ア~リラ~ン」

はいはい(笑)

 

バタンとドアが開き、すぐさま、毛布をめくり、酸欠Kinn様に新鮮な空気を・・・(笑)

 

Kinn「で、次はどうする?」

Porsche「さぁ・・・」

Kinn「でも、こいつはまだ、元気だけどな」

Porsche「ば~か・・💓」

この二人は、どっちも、あっけらかんとしてて、欲望に忠実で大好き(笑)

 

その時、「おい!」というPeteの大声とともに、ドアが急に開き、とにかく、またまたKinnを毛布に隠すPorsche。

 

Pete「俺がみたドラマの話、してやろうか。すげぇ、面白かったよ」

 

結構です、とは言えない雰囲気です。(笑)

やましいからですね。

 

Pete「最後はさ・・・・」

そういうと、机に突っ伏してしまうPete。

じ~っと、様子をうかがうPorsche。

この状態は危険よ(笑)

 

Porsche「おい、Pete!・・・おい!」

声をかけ、Peteの様子をはかりながら、とりあえず、毛布から顔を出すKinn。

 

なにげに、振り返ってPeteを見てるKinnとPorscheの「にこいち」な感じ、好き。

割と、ベッドシーンは、攻めの筋肉自慢というか、見せ場だったりするんだけど、この二人は、どっちも魅せ場になるのよね(笑)

 

《早回しで》Pete・・・と言いながら、頭の位置を変え、ソファに横になる二人。

 

Pete「やぁ~~~!」

ピタリ、と、モゾモゾな動きを止めるふたり。

 

またまた、寝ぼけて、大声で、「ハジマ~~~(やめろ)」と叫びだすPete。

さっき、普通に、画面見ないで聞いてたら、ハジマって言ってるじゃん!_(^^;)ゞ 

訂正致しま~す!

 

しばらくして、結局、ふとんひっかぶって、本格的に始動する二人。。。🤭

 

~ラウンジ~

えっと・・・別日?

それとも、さっきの続き?

口笛吹いてご機嫌そうなところをみると、事後?(笑)

とにかく、Porscheが飲み物を取りに来ると、ドリンクバーに、Tawanの姿が・・・。

周囲を見回し、護衛の姿がないことに気づくPorsche。

 

Porsche「Kenは?」

Tawan「Kenなら寝てる。起こすの、悪くてさ・・・眠れなくて、暖かいミルクを飲みにきたんだ」

ん?Kenが居眠りしてるってこと? わりと任務にはバカ真面目って感じするけど、そんなことある?って、細かいとこ、引っ掛かってると、進まないかな?(苦笑)

 

Porsche「・・・・・・」

Tawan「君も眠れないのか? Porsche・・・」

ちらっと、Porscheの手元を見るTawan。

Porsche「・・・・・・」

極力、Tawanとは、口をきかないようにしているPorsche。

Porscheの中で、TawanとVegasは全然違うのね。線引きが明確についてる気がする。

 

ミルクを一口飲むTawan。

Tawan「Porsche、何を恐れてる?  俺がKinnを騙そうとしてることか・・・それとも、別のことか?」

 

すぐには答えず、鼻で嗤うPorsche。

俺を揺さぶろうと必死だな・・・って感じかな。

 

Tawanと同じものを飲んでる?

Porsche「旨いな・・・」

そういうと、自分が口に入れたスプーンを、Tawanのカップにポンと入れ、

その場をあとにする。

 

これって、ミルクを、Kinnに見立ててるの?

もうすでに、別のスプーンが入ったから、お前には飲めないよってこと?

 

どっちにしても、敵対する態度は明確に示したよね。

 

ただ、女同士の戦いって感じがしないのは、TawanがKinnを愛してるって、1ミリも感じられないからよね。

 

面白くなりそうだな・・・と笑みを浮かべるTawan。

 

******************

~寺院の前通り~

Kinnの言いつけ通り、Vegasを尾行しているキノコヘアーのPete。

どうみても、尾行、へたっぴなんですけど。

 

途中、Kinnに連絡を入れるPete。

Pete「Kinn様、Vegasさんは朝カジノに行って、昼食をとりました。今、寺院でなにかをしてるようです。はっきりはわかりませんが・・・」

Kinn「OK。気を付けろ。俺達が監視していることを気づかれるなよ」

Pete「はい・・・」

 

電話を切り、引き続き、寺院を見張り始めたとき、いきなり、後ろからMacauに背中をポンと押され、死ぬほど飛び上がるPete。

Pete「こんにちは、Vegas様・・・じゃなくて、Macau様・・・」

Macau「そっちを見てたね。まさか、Tankhun兄さんもここに来てるなんて、言わないでよ。どこ? Tankhun兄さんはどこにいるの?」

答えに窮するPete。

 

そこへ、Vegasが、Peteの肩を掴む。

Vegas「そうじゃないと思うけどな。Pete、一人だろ・・・」

 

気付けば、狼🐺×2に挟みうちにされた子羊🐑。。。

 

Macau「ああ、Tankhun兄さんみたいな罰当たりが、寺院になんか来るわけないよな。きっと大騒ぎだぜ。」

あはは・・と虚しく、Macauに合わせるように笑うしかないPete。

Macau「だったら、なんで、ここにいるの? Pete?」

一瞬、え・・となりながらも、今日は休日で、徳を積みにきたと、誤魔化そうとするPete。

Macau「ああ、ちょうどいい。俺達も、午後から、お坊様の説法を聞きにきたんだ。なぁ、一緒につきあってよ」

口調も言葉尻も穏やかですが、Vegas、Macauの両方で、Peteをがっちりと押さえこんでます。

Macau「俺、最近、兄さんが何考えてんのか、わからないんだよ。急に、ダーマに夢中になっちゃってさ・・・」

※ダーマ(ダルマ)=インド発祥の宗教(ヒンドゥー教や仏教、ジャイナ教などなど)や哲学に関する概念全般。

 

Macau「な、俺と一緒にきてよ」

Pete「ああ・・・用事がありまして・・急いで・・・」

そうはさせじ、とおさえつけるMacau。
Vegas「待てよ。さっき、休みだって言ってたよな。ここで、徳をつもうとしたんじゃないのか?」

ええ、さっき、そう言ってしまいました。
Macau「いいじゃん、ね? 説法を聴くのもいいもんだよ。さ、行こう。ああ・・ここのお寺、説法が面白いんだよ。さぁ、入った、入った・・・」

どうみても、拉致られてます。。。

Pete「あの・・待ってください、まって・・・」

VegasとMacauの兄弟に、引きずられるように、寺院の中に連行されていくPete。

 

~本堂~

説法中、柱にもたれて、熟睡中のMacau。

寺院で、これ、ゆるされるんだね(笑)

 

真剣に、説法を聞き入っているVegas。

Pete自身も、分家に行った時に、自発的に拝んでいたので、信心深いほうではあると思うから、なんとなく通じちゃうものとかあるのかな。

 

お坊様「仏の教えを大切に守る者には幸せと繁栄する人生が訪れるでしょう。教えとは、あなたに心の安寧をもたらします。最初の教訓とは 人生の安寧を保障するものです。2番目の教訓は・・・」

 

拝みながら、「Vegas様、説法を聞くのがお好きなんですか?」と小さな声で、質問するPete。

Vegas「いいことじゃないか?お前の心も、平穏で、落ち着くはずだ。違うか?Pete」

なかなか、つかめない人物です。

 

お坊様「では、ここまでです。では、これから、献身と祝福の水を回します」

 

Peteって、胡坐かかないのかな? 

水差しを受け取り、前に置くと、正座するPete。

 

Pete「Vegas様、別の水差しにしましょうか?取りに行ってきますよ」

Vegas「一緒に、タンブン(徳を積む)すればいい。そうすれば、来世では、また再び、お互いに巡り合えるはずだ」

そんなこと言われても~~~なPeteですが、Vegasの手が背中に添えられる。

それだけで、どこにも逃げられない、圧倒的な拘束感に、身を固くするPete。

 

Vegasの視線に、萎縮するPeteと、ゾクゾクするびび。🤭

 

そのまま、水差しで清め、二人そろって、祈祷する。

 

Vegas「水を流してきてくれないか」

Pete「はい・・・」

 

杯の水を、外の植木にまいたPete。

Vegasの手が触れた時もそうだったけれど、なにか、あるよね。

しっかりしなきゃ・・とでもいうように、頭を振り、戻ってみれば・・・誰もいない。

 

水差しに貼られたメモを手に取るPete。

 

また、一緒に徳を積むのを忘れないように。そうすれば、来世でも、お互いによく会えるだろう

 

くっそ!

まんまと逃げられて、悔しがるPete。

 

★【Ep 09】中編の雑感 ★

 

KinnもPorscheも、よーくわかってるんです。

今は、敵であるTawanに、油断させ、証拠を出させるためにも騙された振りをしなきゃならないってことくらい。

 

どういう言い方かは定かではありませんが、おそらく、Tawanとの攻防を前に、これから、何があろうと、何が起きようと、お前は与えられた任務以外で、関わり合いになるな、口もきくな、手出しをするな、くらい言われてたのかな。

なにがあっても、俺を信じろ・・・って。

俺も、お前を信じる・・・って。

 

今までのKinnのパターンを見る限り、そういうフォローはする人だから。

 

とはいうものの、お互いロボットじゃないので、感情でまくり。

素直に、ヤキモチも妬くし、ムカつきも抑えられません。

 

特にPorscheなんて、まだまだ、恋愛初心者なんで、クールを気取ってなんかいられないし。

寄るとさわると、盛っちゃうし(笑)

 

実は、そんな二人を温かく見守ってくれている人たちが周囲にはいることも、ちらほらと表面化してきていて・・・。

 

中盤の、「イチャ💕らぶ」ぶりは、大サービスですね。

 

もう、khun坊ちゃま!

ますます発言が「まとも」になってる。

でも、ちゃんと、Porscheとのこと、気づいてた!🙌

 

前編でも書いたとおり、内通者として、Bigを確定的に取るには、不確定要素も多いんです。


毒入り水の時も、今回の見張り時の居眠りも、Tawanの動きの裏に、Kenがいる違和感。

なんでもかんでも、片っ端から疑って🙇💦💦

 

額面通り、素直に見ていくべきなのか、いやいや待てよ、いろいろ仕込んで下さってるのに、乗らない手はないな、とか。

 

でも、目下、Peteの行動のほうがよっぽど、謎かも。

 

力のある者に対する単なる恐怖心じゃなく、時折、厳しい表情をインサートしてくるのは、なにかがある・・・ってことなんだと思うんですが、結構、引っ張りますね。


★【Ep.09】後編に続く★