これは、Ep.07の中編です。

 

前半未見の方は、こちらからどうぞ

『KinnPorsche』EP.07 前編 筋追い+雑感 ※ネタバレ   

  

で、いつものご注意をば・・・。

本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 

『KinnPorsche』

รักโคตรร้าย สุดท้ายโคตรรัก【Ep.07】中編

 

 

******************

ここで、ガラリと話は変わって・・・

 

~Porsche、Porschayの家~

ソファに寝ころび、のんびり居眠りしてるChay(Porscheの弟)。

気ままな一人暮らしの受験生です。

 

携帯の着信音と、相手の表示を見て、目を覚まし、慌てて飛び起きるChay。

 

Chay「も、もしもし。P’Kim」

Kim「よお。来週の、個人指導の予定なんだけどさ、今日に変更してもらうことはできるかな?」

憧れのKimからの申し出に、目がキラキラしちゃうChay。

Chay「今日ですか?ええ、もちろん、いいですよ。前回のリハーサル室に行けばいいですか?」

Chay「(あそこは)今日はもう予約済みなんだ。君の家で、指導できればいいんじゃないかなって思ったんだけど・・」

Chay「・・・!!😨」

メチャメチャに散らかり放題だと気づいたChay。

Chay「う・・うちですか?ええっと・・・あまり、都合がよくないというか、つまり、その、うち、今、ちょうど停電で・・・」

そう言いながら、片手で片付けを始めてるChay。(笑)

 

Kim「そうなんだ・・・。でもさ、もう、俺、君んちの前にいるんだよね。じゃ、その修理も手伝おうか?」

 

君んちの前にいる、君んちの前にいる、君んちの前にいる・・・

 

なんですと?! 👀

その言葉に、表を見るChay。

 

門の外に立っているKimの姿がばっちり。

 

困り果てたように、手を振る姿が、小動物!

 かわゆすキューン

 

Chayが、17か18。

Kimが20歳くらいかな。

そんなに年が離れてるわけじゃないのに・・・この違い(笑)

 

 

~Kinnの病室~

筋トレ中のKinn。

 

・・・かと思ったら、パパの様子伺いでした。 ← パパの目的を知ったら「お見舞い」なんて、軽々しいことは、とても言えません。

 

病室とは思えないくらいの、Vipルーム(笑)

 

ボスパパ「傷が開くぞ・・・」

パパの前に、🍎とナイフのセットをセットし、側に控えるChanさん。

BGって、執事も秘書も構成員も兼ねてるのね。(それだけじゃないかも疑惑💕)

 

Kinn「別に、私が何かを(しても)しなくても、私の崩壊を待ってる人だらけじゃないですか」

苛立ちを隠せないKinn。

パパ「落ち着きなさい。少しでも早く治りたければ、その分、休養を取ることだ」

パパだって、Kinnの苛立ちの原因くらいわかってます。

 

これ以上、探られないように、気持ちを抑えながら、頷くKinn。

パパ「気分はどうだ?」

Kinn「よくなってきています」

パパ「お前の傷の話をしてるわけじゃない」

Kinn「・・・?」

パパ「森から救出されて以来、お前の眼は変わったな・・。こんなふうなお前を最後にみたのは、お前が付き合ってた・・・」

Kinn「Tawan」

きっぱりと、名まえを口にすることで、その話題を中断させたいKinn。

それとも、なにか、パパにとって都合の悪いことでも思い出させたいの?

 

さきほど、Chanさんが置いたリンゴを切り始めるパパ。

パパ「昔、ツキをもたらすナイフを持っていたんだが、とても鋭くて、なんでも切れる、いいナイフだった。コインでさえ、真っ二つにできるほどだった。お前の母さんのために、よくそのナイフでリンゴを切ってやったものだったよ。だが、しばらくして、そのリンゴの果汁がナイフを錆させたということに気づいたんだ。それ以来、そのナイフは何も切れなくなってしまった。私の言いたいことがわかるか?」


じっと、パパを見つめ、「はい」と頷くKinn。

 

リンゴを一切れ、Kinnに手渡そうとするパパ。

 

パパ「早く、元のお前に戻ることだ。我々のファミリーはお前を待っている」

 

ゆっくりと頷き、リンゴを受け取ると、

 リンゴを一口、口に含むKinn。


決して、ナイフを錆させることがないように、(愛しい人のために)リンゴを剥き続けることが出来る方法を模索しはじめるんだろうか。

 

ナイフがさびる原因になったママは、その後、どうなったんだろうか。

 

Kimが屋敷で暮らさなくなった理由と関係があるのかな。

 

 

~分家 庭~

本家ボスからは、知らぬ間に、リンゴを剥いてくれ、と、ねだったことにされてるPorscheさん。(苦笑)

 

Porscheが知ったら、

してね~し!! しらね~し!!

・・・って怒りそうですが、白雪姫の前には、別の、おいしそうなリンゴが用意されています。

Porscheが煙草を吸いに出て来たところに、わかりやすく、エサが置いてありました。

定説で言えば、これは、明らかに、毒リンゴです。(笑)

 

あ~あ。

キョロキョロと当たりを見回しながら、近づいていってしまうPorsche。

全世界に熱狂的なファンがいる、真っ赤な“どぅかてぃ”を、毒リンゴ扱い・・・。

ごめんなさいです。(笑)

 

もう、我慢できずに、パーツを見まわしたあとで、

思わず、またがってしまいます。

 

その時、声がして、見ると、Macauの姿が!

まずい、と思って、慌てて、バイクから降りるPorsche。

Porsche「その・・・ここに置いてあったので、それで・・・その・・・」

しどろもどろ・・・。

Macau「別に、問題ないよ。楽しんでよ、P’」

気さくに、Porscheの腕に触れるMacau。

え・・・と、わけがわからないPorsche。

Macau「俺、P’がバイクが好きなこと知ってるんだ。いいから、続けてよ」

いきなり、フレンドリーになられて、めんくらうPorsche。

 

Porsche「あ・・・ええ。 これ、すごくかっこいいですよね。ええっと・・・」

Macau「悪かった。・・・この間のことだよ。俺のせいで、P’、罰っせられたんだろ・・・」

 

Macauが、Porscheに詫びを入れてる様子を後ろから見ているVegas。

黒も濃紺も、ワインレッドも、みんな好き!

シャツがです・・・!(笑)

 

Macau「もう、忘れようよ。俺達、これからはうまくやっていこう。じゃ、またね」

戻っていくMacauが、すれ違い様、Vegasに合図していく。

なんなの?

ただ、言われたとおり、謝ったよ、なのか、それとも、もっと他意はあるの?ないの?

 

これは、

これなのか?

(C)Disney

 

Vegas「俺が、あいつに謝ってこいって言ったんだ。俺達は今、同じ船に乗ってるだろ、俺とお前・・・俺らの間では、どんなわだかまりもなくしたい」

頷くPorsche。

Porsche「失敗した場合はどうなりますか?」

Kinnとの会話が、気になっているPorsche。
Vegas「だったら、(任務を)失敗しなければいい。そうでないと、せっかく、俺が用意した贈り物に乗る奴がいなくなっちまう」

 

この、Vegasの言葉の裏を、どう取るべき?

どうにも、調子が狂うPorsche。

 

******************

~Porschayの家~

結局、片付いていないまま、Kimを家にあげるしかなかったChay。

 

Chay「あの・・・実は僕が嘘ついた理由は・・・家の中が汚くて・・・P’を不快にさせちゃうかもしれない・・・と思って。」

歯切れの悪いChay。

 

Kim「汚くないじゃん・・・・」

・・・って言ってる傍から、部屋の隅を凝視。

 

Chay「おお~~~うちの兄は、綺麗に片付けるってことを知らないんですよ」

わざとらしく誤魔化すChayの独り言に、思わず、笑ってしまうKim。

だって、噂の兄さんは、本家に雇われてて、今は、分家にいることも知ってるはずですよ。 ← どうせ、動きは、調べ済みなんでしょ?

 

Kim「これが、君のご両親?」

こうしてみると、PorscheとChayは、ちゃんとご両親存命中に一緒にいたのね。

でも、Porsche、これ5~6歳?ちょっと大きくない? ← すぐ話を裏設定に持っていこうとする😁


でも、ダディは真面目そうだし、ママンは美人だし。

この写真からは、特に、闇は感じないけど、単純すぎるかな?

 

振り向き、写真立てのことか、と確認するChay。

Chay「あ、そうです。交通事故でした。僕がまだ小さかった時に亡くなったんです」

Kim「・・・ごめん」

片付けが全然、終わらないChay。

 

Kim「あげたいものがあるんだ・・・。ん・・・」

ギターケースを差し出すKim。

Chay「え?」

ケースを受け取るChay。

Chay「これを僕に?」

Kim「これ、音が柔らかい感じがするんだ。君に合うと思う」

Chay「貸してくれるってことですよね?」

Kim「違うよ。君にあげる」

驚きすぎて、固まるChay。

Chay「これを僕にくれる・・ですって?」

頷くKim。

Chay「は?」

ビターとKimを見比べるChay。

Kim「いいから、あけてごらん。」

ギターから取り出し、更に衝撃。

Chay「これって、最新モデルですよね。でも、僕・・・受け取れません」

Kim「そんなに大袈裟に考えることないよ。いいギターっていうのは、より多くのチャンスを掴むものだ」

感激で、言葉が出てこないChay。

Chay「でもやっぱり・・・」

 

Kim「トイレ、借りてもいいかな?」

急に、話しがとんで、プチパニックなChay。

Chay「と、トイレ?ああ、この階のは今、使ってなくて・・・ 2階にいかなきゃならないんです」

Kim「うん・・・OK」

どう理由をつけて、家の中をさぐろうか、考えていたのに、Chayのほうから2階へ誘導してくれるとは・・・。

 

Chay「あ、P’Kim。」

振り返るKim。

Chay「ありがとうございます!」

ギターを手に、嬉しそうなChayを見て、微笑むKim。

 

我慢できずに、ちょっとつま弾いているうちに、大事なことを思い出すChay。ひらめき電球

 

Chay「P’Kim!! P’Kim!!」

階段の踊り場の部屋のドアに手を掛けているKim。

慌てて、追いかけて来たChay。

Chay「そこじゃないんです。この上です」

Kim「ああ、そうなの・・・」

Kimが上がっていったのを見て、さきほどKimがあけようとしていたドアにカギをかけるChay。

 

~庭~

レッスンを受けるChay。

ここんち、お庭も広いし、デッキテラスと庭と、それぞれテーブルセットはあるし、ブランコもあるし、なんか、建物の外観ともすごくあってるんだよね。

 

Kim「うん、いいね。ラストは、(コード)Eでいこう。でも、歌の出だしになにか足りないような気がする。それにまだ、正しいテンポで弾けてないね。一旦、休憩してから、そのあとで、手直ししていこうか」

頷くChay。

Kim「腹減ってる?」

Chay「あ~、それほどでも」

遠慮してるの、丸わかり。

だいたい、その年頃で、お腹空いてないなんてありえない。(笑)

Kim「そう。でも、俺は空いてるんだけどな。」

Chay「正直、僕も、ちょっとすき始めました。。」

可愛いなぁ、もう。

 

Kim「この辺で、おいしいものって言えば?」

Chay「大通りに、クイッティアオ(麺料理)屋さんがあります。一緒に行きますか?」

Kim「なにか、買ってきてもらおうかと思ってたんだ。ちょっとやることがあってね・・。ここで食べながら、同時に指導するっていうのはどうかな?」

 

Chay「はい、いいですよ。すぐに戻りますね」

ギターを置こうとして、置き場にちょっと迷っていると、「貸して」と手を出すKim。

 

そそくさと、買い物にでかけたChayを見て、家の中に入ってくるKim。

先ほど、Chayが見せようとしなかった部屋が気になったのね。

鍵なんて、関係ありません。

針金があれば一発です。

 

部屋の中を見回すKim。

あらまぁ。。。

P’Wikオタク度全開の机周りを見て、苦笑するKim。

サイン入りのシャツまで、飾ってあるじゃん。(笑)

思わせぶりだったのは、これを見られるのが恥ずかしかったせいだったのか、と、どんなに叩いても埃の出そうもないChayを可愛く思っちゃうKim。

 

~庭~

美味しいと評判の麺を、テラスで一緒に食べることにするKimとChay。

Kim「ああ、サンキュー。 うまそうだ」

食べ始めたChayに、「宿題をだそう」と言い出したKim。

Kim「ラブソングを書いてもらおうと思うんだ」

Chay「ラブソング?」

絶句するChay。

Kim「どうした? 恋したことないなんて、言うなよ」

ん~~~と、言葉に詰まるChay。

Chay「ええ、そうですね、ただ、その・・・僕が好きな人は・・・」

Kim「好きな人は?」

じっと、Kimを見てから、思わず、下を向いて、吹きだしてしまうChay。

Kim「それって、恋愛したことないって意味か? だったら、今はどうなんだ?誰か、好きな人は?」

目の前にいるあなたです、と言いたいけど、言えないChay。

この顔で、察して!

 

Chay「気になる人はいますよ」

Kim「それって誰?」

Chay「P’はきっと知りません」

知ってます。

さっき、見ました。

Kim「じゃ、その人ってどんな人?」


今はまだ、憧れが勝る「好き」だもんね。

 

Chay「その人は・・・かっこよくて、楽器を演奏するのが上手なんです。それに・・すごく優しいです」

こんなドストレートに言われて、照れくさくありませんか?Kim様?

 

Kim「よし、じゃ、その人のために、歌を書いてみれば?」

頷くChay。

Kim「それから・・・聴くのを楽しみにしてるよ」

Chayくん、憧れの君に、頭を撫でてもらったりして、舞い上がりすぎないでね。

おばちゃんは心配だよ。

 

これから、Chayと行動を共にすればするほど、きっと、Kimのような策士には想像もつかないくらい、斜め上から、天使が舞い降りてくるんだよね、たぶん。

 

~Kinnの病室~

看護師さんの言葉を借りれば、最後の点滴らしく、医学的な観点では、傷は回復したようです。

Porscheも側にいてよかった。

分家に行きっぱなしじゃなくて、Kinnの様子伺いで、外出もできるのね。

 

Porscheと二人っきりになれたのに、どことなく不機嫌そうなKinn。

 

Porsche「調子はどう?」

Kinn「いい。おまえほどじゃないけどな。」

 

なんか、とげがあるな、その言い方。 ← 敏感ぽるちゃん(笑)

Porsche「どういう意味?」

 

ゆっくりと、コップをテーブルに戻すと、「随分、分家でよくしてもらってるみたいだな」と、これまたわかりやすく、嫌みをおっしゃるKinn様。(笑)

Kinn「ビールまで飲んで・・・」

ちょっと思い返し、そういうことか、と理解するPorsche。

Porsche「Peteが言ったのか?」

Kinn「事実なんだな?」

もう、この辺になれば、完璧に、Kinnが何を言いたいのか、Porscheにも丸わかり。

Porsche「ああ、本当だよ」

ソファに踏ん反りかえるところがいいわ~(笑)

 

Porsche「向こうは、ボディーガードに対して、まるで、友達のように扱うからな。すごく親切で温かくて、ああ、もっと重要なのは、もし、俺が任務を完了したら、大型バイクをくれるそうだ。(Vegasって)すっごく優しいよな。」

 

ムカ、ムカ、ムカ!!💢

Kinn「あいつは、お前をボディーガードに連れて行ったのか、それとも嫁としてか?」

きゃ~、ここまでわかりやすく妬かれて、にっこにこなPorsche。

Porsche「そんなことを言うのは、本気で知りたいのか、それとも、ただの嫉妬か?」

手の内が見えちゃったPorsche、優位に立ってます。

 

また、それが、Kinnにしてみれば、ムカ、ムカ、ムカ💢!!(笑)

こういうところは、二人とも、子どもみたいだからねぇ(笑)

ここは森じゃないけど、二人の間には、あの森が広がってるみたいに見えます。

 

コンコンコン。

その時、ノックの男が聞こえ、話題のVegas様、登場。

ダークサイドの住人が入ってきたって感じ、わかりやすい。

 

Vegas「邪魔して、申し訳ない。兄さんのボディガードを戻してもらってもいいですか? このあと、会議があるんだけど・・・でも、もし、まだ、話しが終わってないいようであれば・・・」

Kinn「好きにしろ」

Vegasの言葉を遮るKinn。

Kinn「今は、こいつは、お前のものだからな。どうとでも、好きなようにすればいい」

 

え?と、Kinnに視線を向けるPorsche。

当然、Kinnも、Porscheを見返します。

 

あ~あ、さっきまでだったら、恋人同士の、あははうふふにすぐ戻れるような、ちょっとしたスパイスみたいなものだったヤキモチだったのに。

 

二人の微妙な空気を察知したVegas。

Porscheに「Porsche、さ、行こう(英語)」と声をかけるVegas。

うわ、この鋭角なラインと角度、完璧!

 

それをきいても、すぐには立ち上がらないPorsche。

 

ほんとにいいのか、行くぞ!

行ってもいいんだな?

 

それでも、何も言わないKinn。

たっぷり、7~8秒かけて、立ち上がるPorsche。

 

知らないからな、とちゃんと、Kinnのほうに身体を傾けながら、

ぷい、と不貞腐れるように、出ていっちゃった。(苦笑)

 

もう、Kinnだって、水だけでお腹いっぱいよ、さっきから。(笑)

 

実際、行かせたくないけれど、本家の人間が、なかなか、あの分家の牙城の内部に入り込める機会は少ないし、苦しい胸のうちなのよ。

 

~病室の外廊下~

Vegas「あまり、気に病むな。兄貴は、いつもあんな感じだ。俺が、お前のことを盗みとるかもしれないって考えてるんだろう。」

Porsche「そういうんじゃないですよ」

 

立ち止まるVegas。

後ろには、Porsche以外にも、でかいボディガード、ちゃんとついてるじゃん。(苦笑)

 

Vegas「でも、俺にはわかるよ。あんなことを経験したんだからな」

Porsche「あんなこと・・って? 俺、何度かそういうことを聞きました。本当に何があったんですか?」


Vegas「Kinn兄貴には、Tawanって言う彼氏がいたんだ。兄貴が本気になった初めての相手だ。最初、二人は、すごくラブラブに見えたよ。」

がっつり、元カレのことを聞かされ、表情が固まるPorsche。

Vegas「でも、次第に、兄貴のいつもの癖で、Tawanが、情報を収集するために他のギャングによって送りこまれたスパイかもしれないと、妄想的になり始めたんだ。」

Porsche「そして彼らは別れた。その後、彼は冷徹になった。なんて、幼稚な!」

わざと、呆れたように、小馬鹿にする振りで言い放つPorsche。



Vegas「いや。Kinn兄貴は、Tawanを撃っ射殺したんだ。そしてその後、誰のことも信用しなくなってしまった・・・」

そこで、話しをとめ、先を歩き出すVegas。

なにもかも計画通り、してやったり・・・と言ったふうな、思いっきり、「おぬしも悪よのぅ~」な表情です。越後屋はいないけど。。。

 

ショックをうけ、完全に、固まってしまったPorsche。

 

~Kinnの病室~

だ~か~ら、ぽるちゃんは、繊細なんだって、あれほど、Peteからも言われたのに~~(笑)

油断ならない相手に預けたんだから、ちゃんとしないと~・・・と言いつつ、Kinnも、Porscheのことばかり気にかかって、心ここに非ず。

 

TayとTimeがお見舞いに来てます。

Kinnの病院食を、「これ、もらっていい?」と食べ始めるTime。

 

毒っ気の抜けた、完全に憂いの表情で、窓辺に佇むKinn。

パパは、森から帰って、目が違うって言ったけど、本来はこれがKinnなんでしょ。

 

当然、TayにもTimeにも、Kinnの気鬱がお見通し。

Tay「なにがあったんだよ?」

Kinn「たいしたことじゃない」

Time「それって、身体がか、それとも気持ちがか?」

さすが、友達。

Tayって、小説とか漫画とか、二次元で思い描いたまんま、飛びでてきたみたいなビジュアルと雰囲気だよね。

はまらざるを得ない・・みたいな!

 

 

Tay「芽生えた感情には、誰も逆らえないんだよ。愛は愛なんだよ。それとも、(まさか)まだ忘れてないとか?」

Kinn「なんの話だよ」

誤魔化しても無理無駄でしょ。

Tay「俺達が、いつから友達やってると思ってるんだよ。お前の眼を見りゃ、すぐにわかるさ」

Time「そうそう」

Tay「愛ってのは、そんなに複雑なもんじゃない。だけど、複雑にしてるのはお前だ」

Time「そうだぞ!俺なんて、全然、複雑じゃない。なにが、そんなに気になるんだよ」← 参考にしちゃダメなタイプ。(笑)

 

微笑み、鎧をはずすKinn。
Kinn「昔の俺みたいになりたくないだけだ」

Kinnの隣に寄りそうTay。

Tay「もう、そろそろ心を開放してやれよ。お前は、あまりにも長い間、閉じ込めてきただろ。一つだけ忠告するぞ。 その誰かと、別の誰かを一緒にして考えるなよ

 

まだ、自分の気持ちに確信が持てずに迷いがあるようです。


裕福な家庭に育ち、日々、気楽に謳歌しているようでいて、それぞれ、見た目よりはずっと、不自由な想いを秘めているお坊ちゃんたち。

正直、その環境を持たざるものからは、なかなか理解されない苦しみもあるしね。

Kinnにも、こんなふうに理解してくれる友達がいてくれて、よかった。


 

 

★【Ep 07】中編の雑感 ★

 

しかし、パパ!!

自分で、お姫様をお城に呼んでおいて、セーブしろって、酷だわ。

 

すみません。

Porscheを「姫」に例えると、とっても構図がわかりやすいので、ついつい、重用させていただいてます。(笑)

ある時は『シンデレラ』、ある時は『白雪姫』、そしてまた、ある時は『人魚姫』なのかもしれません。

 

でも、今のところは『白雪姫』が一歩リードかな。

実は、毒リンゴ以外にもうひとつ、後編のシーンで、意識的に(演出的に)寄せてます。。



KimとChayって、孤独を知ってる同士、引き合うものは強そう。

Kimは、まだ、何かを探ろうとしてるのかな。

彼の目的がはっきりすると、見方が違ってくるかもしれないけれど、早いとこ、Chayにとっても、支えになる存在になってほしいかな。

ただ、Chayのしなやかな強さは、愛を疑うKimの指針になるかもね。

そんな風な関係性も見てみたい気がします。