さぁ、これより、11話1/4~4/4が順々に始まります。
10話の余波で、全然、まとまりきっておりませんが、
DBK総本山、本丸攻めです。
いや、私が本丸を落城させるわけではありません。(笑)
攻略の一歩目、ずっと懸案だった部分に切り込むところから始まります。
ラス1とは、そういう回です。
まぁ、遅いくらいだったかもしれませんが、もっと引っ張られる可能性もあったと思うので、よしとせねば。
このあと・・・すぐ。 ← CM前のMCか!(笑)
で、いつものご注意をば・・・。
なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
関連作品が気になる方へ・・・
御面倒でも、ここから遡り、順々にお読みいただけると、助かります。
『Dark Blue Kiss』EP.0(ゼロ)Part.1 ざっくり抜粋&雑感 ※ネタバレ ← 『Kiss Me Again』
『Dark Blue Kiss』EP.0(ゼロ)Part13 筋追い&雑感 ※ネタバレ ← 『Ourskyy』
『Dark Blue Kiss』~僕のキスは君だけに~
【Ep.11】(1/4)
《オープニングまで、結構、長いです。》
前話 10話ラスト、校長室に、ママともども呼びつけられたところから、振り返りスタートです。
~校長室~
Non父「君は、私の息子に何をしたのかね?」
その言葉に驚き、顔を見合わせるKaoと、Kaoママ。
気を取りなおし、「何もやっていません」と答えるKao。
Non父「君がやったことに間違いない。私は、この目で見たんだからね。自分を正当化するのは止めなさい。Karn先生、あなたは、自分の息子にどんな教育をしているんだね!?」
すぐさま、Kaoママに飛び火。
Kao「母には何の関係もありません! Nonが始めたんです」
Non父「あの子は、まだ、ただの子供だ。キミと違って・・・」
あなたの年からしたら、どっちも子供でしょうが。。。
ホント、腹立つ!
すみません、Non父には、遠慮せずに、ツッコまさせていただきます。
Kaoの母に向かって、「Nonは、あなたの息子に、家までつけられたと言ってるんですよ」
改めて、Kaoを見るママ。
Kao「そんなことない。Nonが嘘をついているんだ。僕はそんなことしていない。僕を信じてくれるよね、母さん」
当然、否定するKao。
Non父「わけのわからないことを言うものじゃない。 これは警察に通報すべき事案だ」
混乱しながらも、毅然と、「どうぞ、お好きになさってください」と、ひるまずに答えるKao。
Kao「誰が嘘をついているのか、警察に証明してもらいましょう」
例え動揺していても、ここは、絶対、怯んじゃだめなところです。
Non父「本当に、そうしてもいいんだな? 君には、息子と、私の生徒たちの近よることを禁止する。二度と、うちの学校に足を踏み入れることも許可しない」
Non父の、すでに、自分がやったと決めつけるような言葉に、反論するKao。
Kao「やってないと言ってるじゃないですか!」
Kaoママ「もういいわ、Kao」
Kao「母さん!」
Kaoママ「家に帰るのよ」
Non父「待ちなさい。まだ、帰すわけにはいかない。まだ、話しは終わってない」
キッ、と上司でもあるNon父を見据えるKaoママ。
うわ、ママの今までの、鷹の眼の迫力は、この時のためにあったのか。。。
ここで、いきなり、こんな表情見せたら、みんな混乱するかもしれないしね
そう、この人は、ただの“おっとり物腰柔らかな女性教諭”ではありません。
一歩も退かず、すっと立ち上がるママ。
ママ「失礼します。行きましょう、Kao」
ママ、一切、おろおろしたりせず、毅然としててカッコいい!
(* ̄∇ ̄*)v
仕方なく、立ち上がり、母親のあとに続くKao。
後に残され、え・・・と、ちょっと面食らってるNon父。
いつも、(息子のNonだけじゃなく)先生とか関係者を威圧・制圧してるようだけど、こんな風にされたこと、なかったんじゃない?
~Kaoの自宅~
玄関のドアを開け、家に入る二人。
精神的には、どちらも疲れきってます。
階段を上がるまえに、声をかけるKao。
Kao「母さん・・・」
Kaoママ「・・・・・・」
無言で振り返ったママの眉間には、くっきり皴寄ってる~~~!
せめて、なにか一言!Please~😅
もちろん、この目は、後で話しましょうね、と言ってるんだと思います。
そのまま、何も言わず、階段を昇り始めるママ。
ママを巻き込んでしまったという罪悪感と、言い知れない不安と失意で、たまらず、階段に座り込むKao。
Kaoの深いため息。
ホント、夢なら覚めてくれ・・・です。
~Kaoの部屋~
ベッドに腰かけ、思い悩んでいるKao。
悩んでいるというより、正直、事態を受け止めきれていないのかも。
まさか、こんなことになるなんて。
Kaoのように、優等生で来た子でなくても、これはショッキングな事態です。
局所的な視野に立っている今のKaoにとって、これが「最悪」に思えているかもしれないけれど・・・残念ながら「序章」です。
その時、静かにドアを開けて、入ってきたママの気配に、気づかれないように涙をぬぐうKao。
二人で、ベッドサイドに腰を掛ける形で、向き合います。
Kao「母さん・・・、母さんは、僕を信じてくれるよね?」
じっと、Kaoの眼を見つめたまま、「もちろんよ」と明言するママ。
Kaoママ「お母さんは、あなたが絶対にそんなこと、するはずがないってわかってるわ」
涙ぐみながら、頷くKao。
息子の手を取り、「大丈夫よ。(あの場では)何を言っても無駄だとわかっていたから、何も言わなかったの・・・」と、Kaoの不安を見抜いていたかのように説明しはじめるママ。
すがるようなKaoの視線。
Kaoママ「あなたを育てたのは私よ。 あなたのことはよくわかっているわ、Kao」
この言葉は、“Nonとの事件”に絡めているようでいて、実は、次の話題に進めるべく、再定義された言葉です。
Kaoも、ママの言わんとしてる意味を、漠然とそのことに気づいています。
Kao「母さん・・・」
混乱のさなか、全てを曝け出したいのに出来ない・・・そんな息子の様子に、口火を切ったのは、ママでした。
Kaoママ「あなたは、男性が好きなのね? Kao・・・」
一瞬ためらいながらも、深く、しっかりと頷き、そのまま、俯くKao。
そんなKaoに、言葉を続けるママ。
Kaoママ「Kao、何があっても、お母さんはあなたのことを愛してる」
ようやく、ママの本当の優しい心根の言葉をきけたような気がします。← この件に絡んで、という意味です。
Kao「ごめんなさい、母さん」
Kaoママ「何を謝ることなんてあるのよ。ん?」
Kao「失望させてしまって・・ごめんなさい」
ずっと、Kaoのスタンスは、一貫して、これでした。
Kaoママ「お母さんは、失望なんてしたりしないわよ。お母さんこそ、あなたがどんなに苦しい思いをしているのか、気づいてあげられなくてごめんなさいね。あなたを守る砦でいるべきだったのに、他人から、あなたのことを非難させてしまったわ」
Kao「僕のせいで、お母さんが批判されてしまった・・・。」
まさに、ママを巻き込むことだけは避けたかったのに・・。
母は息子を、息子は母を、自分よりも相手の事をまず、思いやる母子です。
Kao「もっと前に、自分のことを話しておけばよかったのに・・・でも、怖かったんだ。」
Kaoママ「実はね、前からちょっと、気づいていたのよ。あなたとどう話せばいいのか、ずっと考えていたの。」
Peteから指摘されても、なかなかプレッシャーに打ち勝てずにいたその裏で、向けられていた母の視線の真意に、ああ、そうだったんだ、と、一瞬だけ、目を見張るKao。
Kaoママ「あなたのことを咎めているわけじゃない、と、どう言えば、わかってもらえるのかって心配だったの。 お母さんに、その勇気さえあればよかったのに・・・」
Kao「母さん、そんな風に思わないでよ。 僕、お母さんが理解してくれて、がっかりしてないってことだけで、すごく嬉しいんだ」
Kaoママ「そんなに、泣かなくてもいいのよ。だって、がっかりなんてするはずがないもの。私はいつだって、あなたのことを誇りに思ってるんだから・・・」
微笑むママ。
ああ、この時のために、この微笑みをずっと取っておいたのかな。。
Kao「こんなふうな形で、明らかにすることになってしまってごめんなさい」
Kaoママ「そんなことは平気よ。いつだって、なんだって、話してくれてかまわないわ。ここには、私たちだけしかいないんだもの。 そのこと、覚えておいてね」
Kao「母さん、大好きだよ・・・」
Kaoママ「わかってるわ。私もあなたを愛してるわ・・・」
強く抱きしめ、Kaoの髪に優しく触れるKaoママ。
*************
その夜・・・
長い間、肩にのしかかっていた“重石”を下ろすことができたKao。
とはいえ、即、これで“スッキリ元通り”になるかと言えば、それは、むしろ“程遠い現実”
今、考えるのは、Peteのことばかり。
ノートPCに向かい、いつものように、PeteのFacebookのコメント欄をチェックするKao。
現在:一緒に喜んでくれる奴、だれかいる?
1時間前: インターンシップの面接に呼ばれたよ、やった~!
少し迷った挙句、返信欄を開くKao。
Kao:面接に呼ばれたんだね、おめでとう。
その後、またしばらく、手を止めるKao。
ねぇ、Pete。僕、もう、僕たちのこと、母さんに話したよ。
母さん、大丈夫だった。
君が正しかったよ。何も心配することなんてなかった。
自分のことばかり気にせず、君を信じればよかった・・・。
ピート、元気にしてる?
僕、無性に君と話がしたいよ・・・。
君に・・・会いたいんだ。
キットゥン・・・・
この言葉だけで、泣けるって、既に、許容量超えてる私。
この段階では、エンターキーに指を置き、送信するつもりでいたKao。
文面を見つめているうちに、やはり考え直し、一文字ずつ、消していくKao。
大きなため息と共に、パソコンを閉じるしかありません。
自分に火の粉がかかり、ようやく、Peteが自分に戒めていたことの意味が、ストンと胸に落ちたKao。
Peteをどれほど、傷つけたのか・・・と思うと、合わせる顔もありません。
激しい後悔の念を前に、せっかく打った返信は送信せず、消さざるを得ない。
*****************
オープニング
実は、11回目のオープニングでは、SunとMorkのシンボライズである「コーヒー豆とエプロン」を取り上げようと思っていました。
でも、、、
m(__)m
予定を変更し、
ズバリ「Kaoの涙」
他の登場人物も劇中、そこそこ辛い思いをしてますが、オープニングで、唯一、涙を流しているKao。
背景は、ひときわ限りなく暗黒に近い“闇”のようなダークブルーです。
いや、泣きたいのはKaoじゃなくて、Peteだろう、と ここまでの展開(10話終了地点)をみる限り、突っ込んでしまってごめんなさい。
苦学生であるKaoが背負っているものは、いわゆる、食べるためにも事欠くといったアジアの貧民的な生活ではなく、よりよい未来のために、多少、今無理をしても・・・という意味合いが強く、単なる苦役ではありません。
自分ができることは全て、つぎ込んでも、母や妹を守りたいという、主体的な理由があります。
ただ、その“選択肢のない生活”というのが、時に、Kaoを縛り、逃げ場を奪っていると考えることもできます。
よりによって、好きになったのは、高等遊民のような生活も夢じゃないPeteですしね。 ← Peteパパは許さないと思いますけど。。。
正直、二人だけなら、特になにか支障があるわけでもなく、テキトーにイチャイチャしながら、補い合い、恋人として過ごす、ごくごく普通のカップルで、私は、そのシーンが本当に大好きです。
ただ、土台がどこか、グラグラしている。
自分たちのことを公表しないKaoが抱く葛藤の揺れ・・・そのグラグラしてる感覚が、Peteのイライラを呼ぶものの、Kaoを尊重し、ちゃんと待っているというのが、(今までの)Peteのスタンスです。
ここでいう、「Kaoの涙」は、彼の視点メインのメンタルなものであって、結果として、それが作り出した状況の象徴であり、その集大成です。
ただですね、リアルorフィクション、自or他に関わらず、メンタリズム&セクシャリティを語ることの難しさよ。
書いては消し、を繰り返してました。
今回、11話の1/4で描かれている、その一部について、少しだけ触れてみようと思います。
流れを変えた、Kaoママの言葉。
「男性が好きなのよね?」
実を言うと、初見時、いえ、この筋追いを改めてはじめるまで、ずっと、この時のママの言葉に、違和感を感じていたんです。
「あなたは、Peteが好きなのね?」
なぜ、ママは、こう訊ねなかったのだろう。
・・・正確には違和感というより、そう言ってほしかった・・・自分なら、そう訊ねるのに・・・に近かったのかもしれません。
それだけ、私が、自分の意識のなかで、Kaoのセクシャリティそのものに、きちんと向き合ってこなかったのだ、と今になってみると、とてもよくわかります。
PeteはKaoが好きで、KaoはPeteが好き。
PeteKaoの物語を、その視点からしか、見ていなかったとも言えます。
目覚めたのがいつか・・・に関しては、はっきりとは描かれてないので、決めつけるわけにはいきませんが、最初から、同性であるPeteを恋愛対象として考えることに、抵抗感や躊躇いはなかったように見えるので、私は、Kaoは、もともと、素養があったと思っていました。
ええ、お腹のとんぼがってなった時からの話です。 ← 僕は一言もそんなことは言ってません。(By Kao)
・・・ですね(笑)
みんな私の妄想です。
はずれてないと思ってるけどね。
(もう一歩踏み込むと、その感覚は、“Boy meets Boy”でありながら、“Girl meets Boy”に近いモノであったのだと思います)
少し、話しがそれますが、『Kiss the series』で、Kaoは、PeteとSandeeの仲を疑います。
本当にわかりやすく、ヤキモチも妬きます。
例えば、この時・・・。
冷房の効いた教室で寒そうにしているSandeeに、Peteが上着を貸そうとするのを止め、Kaoは自分の上着をSandeeに貸すのです。これからは、上着を持って来たほうがいいよ、と、一言添えて。
そして、この目・・・( ´艸`)
いいわぁ!
Pete、タジタジ。
(ここらへんのキャラが定まりきってないところが、つい、作品同士の整合性を取ろうとする時の障害になるんですけどもね(笑))
この筋追いに、どこまで、過去作品の設定を踏襲させていいのか、本当に迷いますもん。
なので、『DBK』では、黒歴史扱いなのかと思いきや、先日、バーで話題に出てきた時には、ちょっと驚きました。
だって、嫉妬と言えば、Peteの代名詞。
でも、Peteに向けて、Kaoがどれだけ、Peteのことを好きだったのか、当時を知るSandeeに証言させ、暗に思い起こさせようとするとは、へぇ~そういう使い方をするのか・・・と、なんだか、新鮮でした。
Kaoは、Peteに当然、彼女がいたことも知ってるし、自分以外に惹かれるとしたら(あくまでも仮定)、相手は男性ではなく、女性だと、本能的にわかっていて、嫉妬しています。
Peteは、年々、Kaoへの執着が激しくなるので、そんな心配は無用になっていきますが。。。(笑)
そして、レベル違いの独占欲を持つPeteは、Kaoに近づくとあらば、男女区別なく警戒してますけど、本心では、Kao自身が誰かに惹かれるとしたら(こっちも仮定)、女性ではなく、男性だと確信しているのでは・・・という推測をしてしまうのです。
推測という観点で見ると、ママ自身、言っていた通り、Peteとのことは、少し前から気づかれていたことでしょう。
気付かないほうがどうかしてるレベルです。(苦笑)
ただ、幼い時からの、変調なり、兆しについて、母親だけが気づいていたものがあったかどうかはわかりません。
ずっと、ママを失望させることを恐れていたKao。
自ずと、自分のセクシャリティを「親を失望させるもの」と捉えている証です。
ママは、はじめて、この件に関して、息子と向き合う時、「(自分がKaoを)責めている、咎めている」と思われないように、というのが、優先事項だったんですよね。
それをどう言えば、わかってもらえるか自信がなくて、言い出せなかった。
この親子の感覚は、とても似通ってますね。
さすが、親子だな・・・と感心します。
実際には、消してしまいましたが、Peteに寄せようとしていたKaoのメッセージ。
ねぇ、Pete。僕、もう、僕たちのこと、母さんに話したよ。
母さん、大丈夫だった。
君が正しかったよ。何も心配することなんてなかった。
Kaoの中で、自分のセクシャリティを認めてもらえること= Peteのことも認めてもらえること が、同じライン上にあるのが、よくわかります。
(今、二人は、絶賛、冷戦没交渉中のタイミングで、とてもそれどころじゃないかもしれませんが)やっぱり、PeteもKaoも、最高です!
*****************
~[Blue Sky Cafe]~
一人、席に座り、先日、受賞したトロフィーを見ているSun。
<最もうざいバリスタ賞>
・・・と書かれた、Morkお手製の、紙のトロフィーも手に取るSun。
例の乱闘事件の時、あの輩に、ぐしゃっと踏みつけにされた割には、キレイなんですけど・・・?
画像、山のようにキャプチャしてるから、すぐに出てくるの(笑)
バックヤードテラスから、店内に入ってきたRain。
Rain「な~に、自分で遠ざけたくせして、今頃になって恋しくなったの? 兄貴、大丈夫か?」
Sun「なに言ってんだよ。別に、なんでもないよ」
Sunと同じテーブルに座るRain。
Rain「お粥食べる?Morkがいつも買ってくる店よりはおいしくないけどね」
Kittyと話をしてから、というもの、より一層、Morkのことが気になってるSun。
Sun「友だちは・・・元気にしてるのか?もう、ここに来たりはしないのか?」
いくら、素直になれないとは言え・・・、ごめんなさい。
あんまりにも、可愛げがなさすぎる。。
さすがのRainも、顔をしかめるしかありません。
Rain「ちょっと、あいつの名前すら言えなくなったの? M・O・R・K...、モーク。モーク、モーク、モーク、モーク、モーク。」
Sun「黙れ」
Rain「あいつには、しばらく来るなって言ったんだ。二人が、お互いに冷たくあしらうところなんか見たくないからね。それに、あいつ、本当に時間がないんだよ。今、バイトしてるからさ」
Sun「またバイクタクシーでも始めたのか?」
Rain「違うよ。カフェで働いてるんだ。 “Boss caffe”とか言ったかな?」
Sun「・・・・・・・・」
あれ、知らなかったの?
この間、店の前を通りかかったとき、店の中を気にしてるのか、と思ったのに。
Sun「・・・・ん~、彼にとっては良かったんじゃないか」
素直にならない兄のことが、じれったくてたまらないRain。
Rain「まだ、何もしないつもりなの? 会いたいなら、“あいつに会いたい”って言えばいいじゃん。なにが、“・・・・ん~、彼にとっては良かったんじゃないか”だよ!!」
Sun「知った風な口を叩くな」
Rain「俺はね、全部、分かってるんだよ。ねえ、あいつを取り戻す方法まで教えてやらなきゃだめなのか?ホント、どうしようもないな・・・」
もう、いくら言っても効き目がない、とばかりに、席を立つRain。
残されたSun。
テーブルの上のおかゆに、一口、口をつけ・・・
そのまま、スプーンを置いてしまう。
再び、Morkのトロフィーを手に持つSun。
今回の件に関しては、Morkの悪いところが見当たらないので、Sunへの視線は厳しめになります。 ← そう言ってますが、前作からそうだったくせに。。(笑)
~Boss caffee~
ようやくか・・・・。
レジ横の商品ケースに補充しているMork。
「すみません、ここでは、どんな種類のコーヒー豆をお使いですか?」
Mork「あ・・それは・・・」
視線を、質問してきた客に向けて、固まるMork。
微笑むSun。
当然のごとく、顔を引き締めるMork。
立ち上がると、モロに、嫌そうな気配満載で、「ご注文は何になさいますか?」と紋切り型で訊ねる。
Sun「そんな冷たいこと言うなよ。」
なに、笑顔で歓迎されるとでも思ったの?
Sun「まだ、怒ってるのか?」
Mork:この何も考えてない脳みそ軽男、ぶっとばしてもいいですか?
ムカつく気持ちを抑えて、もう一度、「ご注文は?」と繰り返すMork。
当たり前でしょ。そう簡単に、自分の思い通り、Morkが聞き入れてくれるわけないでしょ。
しばらく、考えるSun。
Sun「話せないか?」
Mork「無理です。仕事がありますから」
Sun「ん~、だったら、休憩はいつ? 待ってるよ」
溜息をつくMork。
Mork「ご注文されないのなら、これで失礼します」
後ろに下がろうとするMorkの手を掴むSun。
この時の、一瞬、ハッとなるMorkのことは、許せちゃう!👍
でも、すぐに睨み返されまれ、致し方なく、一旦、離すと、「ああ、注文するよ」と、路線変更。
Sun「・・・・・だったら、“ブラックフォレストコーヒー”をもらえますか? ある人が、そのレシピを授けてくれたんだ。そのおかげで、コンテストにも勝つことが出来た。その人に感謝してるんだ。」
厳しい表情を崩さないMork。
Mork「そのようなものは、うちにはありません。どこか、他の店に行かれたほうがいいですよ。失礼します。」
Sun「ちょっと待てよ。Mork!」
奥に引っ込んでしまったMorkに声をかけても、反応なし・・・。
諦めるつもりはなさそうなので、次の策を練る気でしょうね。
~グッドブレイン進学塾~
授業を受け持っているKao。
Kao「三角法では、覚えておかなきゃならないことが3つ、サイ(ン)、コ(サイン)、タン(ジェント)だ。 簡単な公式は サイ(ン)=対辺/斜辺、コ(サイン)=隣辺/斜辺、タン(ジェント)=対辺/隣辺だ。 さぁ、僕のあとに続いて、復唱してみて。サイ(ン)=対辺/斜辺、コ(サイン)=隣辺/斜辺、タン(ジェント)=対辺/隣辺 そう、とっても覚えやすいよね。サイ(ン)、コ(サイン)、タン(ジェント)に加えて・・・・」
授業中に、スマホの記事を見ている女生徒二人。
【家庭教師に、セクハラされた生徒】
女生徒「(小声で)これって、先生のことじゃない?」
Kao「そこの君たち、 なにか質問でもあるのかな?」
女生徒「いいえ、大丈夫です」
Kao「うん、じゃあ、続けるよ」
その時、ノックして、塾長が入ってくる。
塾長「Kao先生、あなたに話があるの・・・」
Kao「・・・・はい」
塾長「いますぐによ」
わかるわ、「嫌な予感」しかしないって奴でしょ。
★【Ep 11】1/4の雑感 ★
さきに、SunMorkのことを見ていきましょうか。
Sunをみていると、本当に、反面教師(笑)
一度、手から離れたものは、例え、自分の意志に反していたとしても、取り戻すには、相応の時間と労力と、なによりも、真摯に向き合うその姿勢が大切だということを、身を貶めて、私たちに教えてくださっています。( ´艸`)
ええ、決して、Sunのように、生半可な、相手の出方をうかがうような、そんな態度では、Morkは、耳を傾けるはずがないんです。
ま、出向いただけでも、Sunにとっては、大進歩かもしれませんが、それもこれも、Rainのおかげ。
ホント、Rainの株、もっと評価されてしかるべき!
SunMorkと言えば、突然、小物シリーズ終了(笑)
ホント、すみません。
ええ、ご想像のとおり、タイのコーヒー豆のこと、随分、検索しましたよ(笑)
うちの近所とかも見てみましたが、さすがに、オイシイと評判のタイ産のコーヒー(アラビカ豆)とかは扱いが少なくて、ドイトンコーヒーとかも前は扱ってたんですけど~とか言われて・・・超残念。
もうちょっとで、直接、農場から、コーヒー豆、買おうかと思っちゃったくらいです。
ホント、最近の農場はすごい・・・というより、日本人のコーヒー農家さんもずいぶん、向こうで活躍されているので、普通に、日本語で買えるし。。。
こんな便利な世の中、感覚が狂ってきてしまいます。
確かに、虚実織り交ぜたネット社会の運用面の問題は本当に深刻ですし、この先、何らかの規制が必要になってくるのかもしれませんが、正直、ネットのない世界には、戻れないと思います。
**********
本当は、もっともっと言いたい事、書きたい事はあるのに、なんだか、有り体なことしか書けない自分が歯がゆいです。
誰よりも、まず、Kaoママに、打ち明けることができたこと。
これが、Kaoにとって、軌道修正の第一歩となるはずです。
私も、ちょっとだけ肩の荷が下りたような気分です。 ← なんて、安直な。。。(笑)
(いや、最後、不安な感じで、2/4に続くってなってたじゃん。)
とにかく、物語の展開という一面から見たとき、PeteとKaoが、今まさに物理的にも(心情的にも)距離を置いているという、絶妙なタイミング。
ホントにクラクラします。
もちろん、最後には、私を納得させる作りになっていることは承知していました。
そうは言っても、今に至るまでの、二人を分離する路線には多少、無理を感じていたのは否めません。
特に、Kaoの対応とかね。
でも、それもこれも、すべて、
Peteが、このセクハラ騒動に一緒に巻き込まれ、当事者になる訳にはいかない。
・・・という一点。
そのための巧妙な布石が、ずっと前から始まっていたんだと思うと、ホント、口惜しいくらい、感服します。
そういう展開上の戦略を踏まえた上で、 PeteKaoの恋人関係を借りて、監督が描きたい部分が、別に他にもあったのではないのか・・・ということについては、また、最終回のあとに。 ← 出た! 何様~~~!
🙉
<おまけ>日本語字幕はないですが、
ご参考までに、公式動画おいておきますね。