さぁ、これより、11話1/4~4/4が順々に始まります。

10話の余波で、全然、まとまりきっておりませんが、

DBK総本山、本丸攻めです。

いや、私が本丸を落城させるわけではありません。(笑)

 

 攻略の一歩目ずっと懸案だった部分に切り込むところから始まります。

ラス1とは、そういう回です。

 

まぁ、遅いくらいだったかもしれませんが、もっと引っ張られる可能性もあったと思うので、よしとせねば。

 

このあと・・・すぐ。 ←  CM前のMCか!(笑)

 

で、いつものご注意をば・・・。

なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

関連作品が気になる方へ・・・

御面倒でも、ここから遡り、順々にお読みいただけると、助かります。

『Dark Blue Kiss』EP.0(ゼロ)Part.1 ざっくり抜粋&雑感 ※ネタバレ  ← 『Kiss Me Again』

『Dark Blue Kiss』EP.0(ゼロ)Part13 筋追い&雑感 ※ネタバレ ← 『Ourskyy』

 

 

『Dark Blue Kiss』~僕のキスは君だけに~

【Ep.11】(1/4) 

《オープニングまで、結構、長いです。》

 

前話 10話ラスト、校長室に、ママともども呼びつけられたところから、振り返りスタートです。

 

~校長室~

Non父「君は、私の息子に何をしたのかね?」

 

その言葉に驚き、顔を見合わせるKaoと、Kaoママ。


気を取りなおし、「何もやっていません」と答えるKao。

 

Non父「君がやったことに間違いない。私は、この目で見たんだからね。自分を正当化するのは止めなさい。Karn先生、あなたは、自分の息子にどんな教育をしているんだね!?」

すぐさま、Kaoママに飛び火。


Kao「母には何の関係もありません! Nonが始めたんです」

Non父「あの子は、まだ、ただの子供だ。キミと違って・・・」

 

あなたの年からしたら、どっちも子供でしょうが。。。

ホント、腹立つ!

すみません、Non父には、遠慮せずに、ツッコまさせていただきます。

 

Kaoの母に向かって、「Nonは、あなたの息子に、家までつけられたと言ってるんですよ」

改めて、Kaoを見るママ。

Kao「そんなことない。Nonが嘘をついているんだ。僕はそんなことしていない。僕を信じてくれるよね、母さん」
当然、否定するKao。

 

Non父「わけのわからないことを言うものじゃない。 これは警察に通報すべき事案だ」

 

混乱しながらも、毅然と、「どうぞ、お好きになさってください」と、ひるまずに答えるKao。

Kao「誰が嘘をついているのか、警察に証明してもらいましょう」

例え動揺していても、ここは、絶対、怯んじゃだめなところです。

 

Non父「本当に、そうしてもいいんだな? 君には、息子と、私の生徒たちの近よることを禁止する。二度と、うちの学校に足を踏み入れることも許可しない」

 

Non父の、すでに、自分がやったと決めつけるような言葉に、反論するKao。
Kao「やってないと言ってるじゃないですか!」

Kaoママ「もういいわ、Kao」

Kao「母さん!」

Kaoママ「家に帰るのよ」

 

Non父「待ちなさい。まだ、帰すわけにはいかない。まだ、話しは終わってない」

 

キッ、と上司でもあるNon父を見据えるKaoママ。

うわ、ママの今までの、鷹の眼の迫力は、この時のためにあったのか。。。

ここで、いきなり、こんな表情見せたら、みんな混乱するかもしれないしねウインク

 

そう、この人は、ただの“おっとり物腰柔らかな女性教諭”ではありません。

 

 

一歩も退かず、すっと立ち上がるママ。

ママ「失礼します。行きましょう、Kao」

 

ママ、一切、おろおろしたりせず、毅然としててカッコいい!

(* ̄∇ ̄*)v

 

仕方なく、立ち上がり、母親のあとに続くKao。

 

後に残され、え・・・と、ちょっと面食らってるNon父。

いつも、(息子のNonだけじゃなく)先生とか関係者を威圧・制圧してるようだけど、こんな風にされたこと、なかったんじゃない?

 

~Kaoの自宅~

玄関のドアを開け、家に入る二人。

 精神的には、どちらも疲れきってます。

 

階段を上がるまえに、声をかけるKao。
Kao「母さん・・・」

 

Kaoママ「・・・・・・」

無言で振り返ったママの眉間には、くっきり皴寄ってる~~~!

 

せめて、なにか一言!Please~😅 

もちろん、この目は、後で話しましょうね、と言ってるんだと思います。

 

そのまま、何も言わず、階段を昇り始めるママ。

 

ママを巻き込んでしまったという罪悪感と、言い知れない不安と失意で、たまらず、階段に座り込むKao。

Kaoの深いため息。

ホント、夢なら覚めてくれ・・・です。

 

~Kaoの部屋~

ベッドに腰かけ、思い悩んでいるKao。

 

悩んでいるというより、正直、事態を受け止めきれていないのかも。

 

まさか、こんなことになるなんて。

Kaoのように、優等生で来た子でなくても、これはショッキングな事態です。

局所的な視野に立っている今のKaoにとって、これが「最悪」に思えているかもしれないけれど・・・残念ながら「序章」です。

 

その時、静かにドアを開けて、入ってきたママの気配に、気づかれないように涙をぬぐうKao。

 

二人で、ベッドサイドに腰を掛ける形で、向き合います。

 

Kao「母さん・・・、母さんは、僕を信じてくれるよね?」

じっと、Kaoの眼を見つめたまま、「もちろんよ」と明言するママ。

Kaoママ「お母さんは、あなたが絶対にそんなこと、するはずがないってわかってるわ」

涙ぐみながら、頷くKao。

 

息子の手を取り、「大丈夫よ。(あの場では)何を言っても無駄だとわかっていたから、何も言わなかったの・・・」と、Kaoの不安を見抜いていたかのように説明しはじめるママ。

 

すがるようなKaoの視線。

 

Kaoママ「あなたを育てたのは私よ。 あなたのことはよくわかっているわ、Kao

 

この言葉は、“Nonとの事件”に絡めているようでいて、実は、次の話題に進めるべく、再定義された言葉です。

 

Kaoも、ママの言わんとしてる意味を、漠然とそのことに気づいています。

Kao「母さん・・・」

 

混乱のさなか、全てを曝け出したいのに出来ない・・・そんな息子の様子に、口火を切ったのは、ママでした。

 

Kaoママ「あなたは、男性が好きなのね? Kao・・・」

 

一瞬ためらいながらも、深く、しっかりと頷き、そのまま、俯くKao。

 

そんなKaoに、言葉を続けるママ。

 

Kaoママ「Kao、何があっても、お母さんはあなたのことを愛してる」

ようやく、ママの本当の優しい心根の言葉をきけたような気がします。← この件に絡んで、という意味です。

 

Kao「ごめんなさい、母さん」

Kaoママ「何を謝ることなんてあるのよ。ん?」

Kao「失望させてしまって・・ごめんなさい」

ずっと、Kaoのスタンスは、一貫して、これでした。

 

Kaoママ「お母さんは、失望なんてしたりしないわよ。お母さんこそ、あなたがどんなに苦しい思いをしているのか、気づいてあげられなくてごめんなさいね。あなたを守る砦でいるべきだったのに、他人から、あなたのことを非難させてしまったわ」


Kao「僕のせいで、お母さんが批判されてしまった・・・。」

まさに、ママを巻き込むことだけは避けたかったのに・・。


母は息子を、息子は母を、自分よりも相手の事をまず、思いやる母子です。
 
Kao「もっと前に、自分のことを話しておけばよかったのに・・・でも、怖かったんだ。」
Kaoママ「実はね、前からちょっと、気づいていたのよ。あなたとどう話せばいいのか、ずっと考えていたの。」

 

Peteから指摘されても、なかなかプレッシャーに打ち勝てずにいたその裏で、向けられていた母の視線の真意に、ああ、そうだったんだ、と、一瞬だけ、目を見張るKao。

 

Kaoママ「あなたのことを咎めているわけじゃない、と、どう言えば、わかってもらえるのかって心配だったの。 お母さんに、その勇気さえあればよかったのに・・・」


Kao「母さん、そんな風に思わないでよ。 僕、お母さんが理解してくれて、がっかりしてないってことだけで、すごく嬉しいんだ」

Kaoママ「そんなに、泣かなくてもいいのよ。だって、がっかりなんてするはずがないもの。私はいつだって、あなたのことを誇りに思ってるんだから・・・」

微笑むママ。

ああ、この時のために、この微笑みをずっと取っておいたのかな。。


Kao「こんなふうな形で、明らかにすることになってしまってごめんなさい」

Kaoママ「そんなことは平気よ。いつだって、なんだって、話してくれてかまわないわ。ここには、私たちだけしかいないんだもの。 そのこと、覚えておいてね」

 

Kao「母さん、大好きだよ・・・」

ママにハグするKao。

 

Kaoママ「わかってるわ。私もあなたを愛してるわ・・・」

強く抱きしめ、Kaoの髪に優しく触れるKaoママ。

 

*************

 

その夜・・・

 

長い間、肩にのしかかっていた“重石”を下ろすことができたKao。

とはいえ、即、これで“スッキリ元通り”になるかと言えば、それは、むしろ“程遠い現実

 

 

今、考えるのは、Peteのことばかり。

ノートPCに向かい、いつものように、PeteのFacebookのコメント欄をチェックするKao。

 

現在:一緒に喜んでくれる奴、だれかいる?
1時間前: インターンシップの面接に呼ばれたよ、やった~!

 

少し迷った挙句、返信欄を開くKao。

 

Kao:面接に呼ばれたんだね、おめでとう。
 

その後、またしばらく、手を止めるKao。

 

ねぇ、Pete。僕、もう、僕たちのこと、母さんに話したよ。

母さん、大丈夫だった。

君が正しかったよ。何も心配することなんてなかった。

自分のことばかり気にせず、君を信じればよかった・・・。

 

ピート、元気にしてる?
僕、無性に君と話がしたいよ・・・。
君に・・・会いたいんだ。

キットゥン・・・・

この言葉だけで、泣けるって、既に、許容量超えてる私。

 

この段階では、エンターキーに指を置き、送信するつもりでいたKao。


文面を見つめているうちに、やはり考え直し、一文字ずつ、消していくKao。

 

大きなため息と共に、パソコンを閉じるしかありません。

 

自分に火の粉がかかり、ようやく、Peteが自分に戒めていたことの意味が、ストンと胸に落ちたKao。

Peteをどれほど、傷つけたのか・・・と思うと、合わせる顔もありません。 

激しい後悔の念を前に、せっかく打った返信は送信せず、消さざるを得ない。

 

 

*****************

オープニング

 

実は、11回目のオープニングでは、SunとMorkのシンボライズである「コーヒー豆とエプロン」を取り上げようと思っていました。

 でも、、、

m(__)m 

 

予定を変更し、

ズバリ「Kaoの涙」

 

他の登場人物も劇中、そこそこ辛い思いをしてますが、オープニングで、唯一、涙を流しているKao。

背景は、ひときわ限りなく暗黒に近い“闇”のようなダークブルーです。

 

いや、泣きたいのはKaoじゃなくて、Peteだろう、と ここまでの展開(10話終了地点)をみる限り、突っ込んでしまってごめんなさい。

 

苦学生であるKaoが背負っているものは、いわゆる、食べるためにも事欠くといったアジアの貧民的な生活ではなく、よりよい未来のために、多少、今無理をしても・・・という意味合いが強く、単なる苦役ではありません。

自分ができることは全て、つぎ込んでも、母や妹を守りたいという、主体的な理由があります。

 

ただ、その“選択肢のない生活”というのが、時に、Kaoを縛り、逃げ場を奪っていると考えることもできます。

 

よりによって、好きになったのは、高等遊民のような生活も夢じゃないPeteですしね。 ← Peteパパは許さないと思いますけど。。。

 

正直、二人だけなら、特になにか支障があるわけでもなく、テキトーにイチャイチャしながら、補い合い、恋人として過ごす、ごくごく普通のカップルで、私は、そのシーンが本当に大好きです。

 

ただ、土台がどこか、グラグラしている。

自分たちのことを公表しないKaoが抱く葛藤の揺れ・・・そのグラグラしてる感覚が、Peteのイライラを呼ぶものの、Kaoを尊重し、ちゃんと待っているというのが、(今までの)Peteのスタンスです。

 

ここでいう、「Kaoの涙」は、彼の視点メインのメンタルなものであって、結果として、それが作り出した状況の象徴であり、その集大成です。

 

ただですね、リアルorフィクション、自or他に関わらず、メンタリズム&セクシャリティを語ることの難しさよ。

書いては消し、を繰り返してました。

今回、11話の1/4で描かれている、その一部について、少しだけ触れてみようと思います。

 

流れを変えた、Kaoママの言葉。

「男性が好きなのよね?」

実を言うと、初見時、いえ、この筋追いを改めてはじめるまで、ずっと、この時のママの言葉に、違和感を感じていたんです。

 

「あなたは、Peteが好きなのね?」

なぜ、ママは、こう訊ねなかったのだろう。

 

・・・正確には違和感というより、そう言ってほしかった・・・自分なら、そう訊ねるのに・・・に近かったのかもしれません。

 

それだけ、私が、自分の意識のなかで、Kaoのセクシャリティそのものに、きちんと向き合ってこなかったのだ、と今になってみると、とてもよくわかります。

 

PeteはKaoが好きで、KaoはPeteが好き。

PeteKaoの物語を、その視点からしか、見ていなかったとも言えます。

 

目覚めたのがいつか・・・に関しては、はっきりとは描かれてないので、決めつけるわけにはいきませんが、最初から、同性であるPeteを恋愛対象として考えることに、抵抗感や躊躇いはなかったように見えるので、私は、Kaoは、もともと、素養があったと思っていました。

ええ、お腹のとんぼがキューンってなった時からの話です。 ← 僕は一言もそんなことは言ってません。むかっむかっむかっ(By Kao)

 

・・・ですね(笑)

みんな私の妄想です。

はずれてないと思ってるけどね。てへぺろ

(もう一歩踏み込むと、その感覚は、“Boy meets Boy”でありながら、“Girl meets Boy”に近いモノであったのだと思います)

 

少し、話しがそれますが、『Kiss the series』で、Kaoは、PeteとSandeeの仲を疑います。

本当にわかりやすく、ヤキモチも妬きます。

例えば、この時・・・。

 

冷房の効いた教室で寒そうにしているSandeeに、Peteが上着を貸そうとするのを止め、Kaoは自分の上着をSandeeに貸すのです。これからは、上着を持って来たほうがいいよ、と、一言添えて。

そして、この目・・・( ´艸`)

いいわぁ!

Pete、タジタジ。

(ここらへんのキャラが定まりきってないところが、つい、作品同士の整合性を取ろうとする時の障害になるんですけどもね(笑))

 

この筋追いに、どこまで、過去作品の設定を踏襲させていいのか、本当に迷いますもん。

 

なので、『DBK』では、黒歴史扱いなのかと思いきや、先日、バーで話題に出てきた時には、ちょっと驚きました。

 

だって、嫉妬と言えば、Peteの代名詞。

 

でも、Peteに向けて、Kaoがどれだけ、Peteのことを好きだったのか、当時を知るSandeeに証言させ、暗に思い起こさせようとするとは、へぇ~そういう使い方をするのか・・・と、なんだか、新鮮でした。

 

Kaoは、Peteに当然、彼女がいたことも知ってるし、自分以外に惹かれるとしたら(あくまでも仮定)、相手は男性ではなく、女性だと、本能的にわかっていて、嫉妬しています。

 

Peteは、年々、Kaoへの執着が激しくなるので、そんな心配は無用になっていきますが。。。(笑)

 

そして、レベル違いの独占欲を持つPeteは、Kaoに近づくとあらば、男女区別なく警戒してますけど、本心では、Kao自身が誰かに惹かれるとしたら(こっちも仮定)、女性ではなく、男性だと確信しているのでは・・・という推測をしてしまうのです

 

推測という観点で見ると、ママ自身、言っていた通り、Peteとのことは、少し前から気づかれていたことでしょう。

気付かないほうがどうかしてるレベルです。(苦笑)

ただ、幼い時からの、変調なり、兆しについて、母親だけが気づいていたものがあったかどうかはわかりません。

 

ずっと、ママを失望させることを恐れていたKao。

自ずと、自分のセクシャリティを「親を失望させるもの」と捉えている証です。

ママは、はじめて、この件に関して、息子と向き合う時、「(自分がKaoを)責めている、咎めている」と思われないように、というのが、優先事項だったんですよね。

それをどう言えば、わかってもらえるか自信がなくて、言い出せなかった。

 

この親子の感覚は、とても似通ってますね。

さすが、親子だな・・・と感心します。

 

実際には、消してしまいましたが、Peteに寄せようとしていたKaoのメッセージ。

 

ねぇ、Pete。僕、もう、僕たちのこと、母さんに話したよ。

母さん、大丈夫だった。

君が正しかったよ。何も心配することなんてなかった。

 

Kaoの中で、自分のセクシャリティを認めてもらえること= Peteのことも認めてもらえること が、同じライン上にあるのが、よくわかります。

 

(今、二人は、絶賛、冷戦没交渉中のタイミングで、とてもそれどころじゃないかもしれませんが)やっぱり、PeteもKaoも、最高です!

 

*****************

 

~[Blue Sky Cafe]~
 

一人、席に座り、先日、受賞したトロフィーを見ているSun。

<最もうざいバリスタ賞>

・・・と書かれた、Morkお手製の、紙のトロフィーも手に取るSun。

 

例の乱闘事件の時、あの輩に、ぐしゃっと踏みつけにされた割には、キレイなんですけど・・・?

画像、山のようにキャプチャしてるから、すぐに出てくるの(笑)

 

 

バックヤードテラスから、店内に入ってきたRain。

Rain「な~に、自分で遠ざけたくせして、今頃になって恋しくなったの? 兄貴、大丈夫か?」

Sun「なに言ってんだよ。別に、なんでもないよ」

Sunと同じテーブルに座るRain。

Rain「お粥食べる?Morkがいつも買ってくる店よりはおいしくないけどね」

Kittyと話をしてから、というもの、より一層、Morkのことが気になってるSun。

 

Sun「友だちは・・・元気にしてるのか?もう、ここに来たりはしないのか?」

 

いくら、素直になれないとは言え・・・、ごめんなさい。

あんまりにも、可愛げがなさすぎる。。

 

さすがのRainも、顔をしかめるしかありません。

Rain「ちょっと、あいつの名前すら言えなくなったの? M・O・R・K...、モーク。モーク、モーク、モーク、モーク、モーク。」

Sun「黙れ」

Rain「あいつには、しばらく来るなって言ったんだ。二人が、お互いに冷たくあしらうところなんか見たくないからね。それに、あいつ、本当に時間がないんだよ。今、バイトしてるからさ」

Sun「またバイクタクシーでも始めたのか?」

Rain「違うよ。カフェで働いてるんだ。 “Boss caffe”とか言ったかな?」

Sun「・・・・・・・・」

あれ、知らなかったの?
この間、店の前を通りかかったとき、店の中を気にしてるのか、と思ったのに。

 
Sun「・・・・ん~、彼にとっては良かったんじゃないか」

素直にならない兄のことが、じれったくてたまらないRain。
Rain「まだ、何もしないつもりなの? 会いたいなら、“あいつに会いたい”って言えばいいじゃん。なにが、“・・・・ん~、彼にとっては良かったんじゃないか”だよ!!」

Sun「知った風な口を叩くな」

Rain「俺はね、全部、分かってるんだよ。ねえ、あいつを取り戻す方法まで教えてやらなきゃだめなのか?ホント、どうしようもないな・・・


Sun「・・・・・・・・・・・」

 

もう、いくら言っても効き目がない、とばかりに、席を立つRain。

残されたSun。

 

テーブルの上のおかゆに、一口、口をつけ・・・

そのまま、スプーンを置いてしまう。

再び、Morkのトロフィーを手に持つSun。

 

今回の件に関しては、Morkの悪いところが見当たらないので、Sunへの視線は厳しめになります。 ← そう言ってますが、前作からそうだったくせに。。(笑)

 

~Boss caffee~

ようやくか・・・・。

 

レジ横の商品ケースに補充しているMork。

 

「すみません、ここでは、どんな種類のコーヒー豆をお使いですか?」

 

Mork「あ・・それは・・・」

視線を、質問してきた客に向けて、固まるMork。

 

微笑むSun。

 

当然のごとく、顔を引き締めるMork。

立ち上がると、モロに、嫌そうな気配満載で、「ご注文は何になさいますか?」と紋切り型で訊ねる。

Sun「そんな冷たいこと言うなよ。」

なに、笑顔で歓迎されるとでも思ったの?


Sun「まだ、怒ってるのか?」

 

Mork:この何も考えてない脳みそ軽男、ぶっとばしてもいいですか?

 

ムカつく気持ちを抑えて、もう一度、「ご注文は?」と繰り返すMork。

 

当たり前でしょ。そう簡単に、自分の思い通り、Morkが聞き入れてくれるわけないでしょ

 

しばらく、考えるSun。

 

Sun「話せないか?」

Mork「無理です。仕事がありますから」

Sun「ん~、だったら、休憩はいつ? 待ってるよ」

 

溜息をつくMork。
Mork「ご注文されないのなら、これで失礼します」

後ろに下がろうとするMorkの手を掴むSun。

 この時の、一瞬、ハッとなるMorkのことは、許せちゃう!👍

 

でも、すぐに睨み返されまれ、致し方なく、一旦、離すと、「ああ、注文するよ」と、路線変更。

 

Sun「・・・・・だったら、“ブラックフォレストコーヒー”をもらえますか? ある人が、そのレシピを授けてくれたんだ。そのおかげで、コンテストにも勝つことが出来た。その人に感謝してるんだ。」

 

厳しい表情を崩さないMork。

Mork「そのようなものは、うちにはありません。どこか、他の店に行かれたほうがいいですよ。失礼します。」

 

Sun「ちょっと待てよ。Mork!」

 

奥に引っ込んでしまったMorkに声をかけても、反応なし・・・。


諦めるつもりはなさそうなので、次の策を練る気でしょうね。

~グッドブレイン進学塾~
授業を受け持っているKao。


Kao「三角法では、覚えておかなきゃならないことが3つ、サイ(ン)、コ(サイン)、タン(ジェント)だ。 簡単な公式は サイ(ン)=対辺/斜辺、コ(サイン)=隣辺/斜辺、タン(ジェント)=対辺/隣辺だ。 さぁ、僕のあとに続いて、復唱してみて。サイ(ン)=対辺/斜辺、コ(サイン)=隣辺/斜辺、タン(ジェント)=対辺/隣辺 そう、とっても覚えやすいよね。サイ(ン)、コ(サイン)、タン(ジェント)に加えて・・・・」


授業中に、スマホの記事を見ている女生徒二人。

【家庭教師に、セクハラされた生徒】

女生徒「(小声で)これって、先生のことじゃない?」

 

Kao「そこの君たち、 なにか質問でもあるのかな?」

女生徒「いいえ、大丈夫です」

Kao「うん、じゃあ、続けるよ」

 

その時、ノックして、塾長が入ってくる。

 

塾長「Kao先生、あなたに話があるの・・・」

Kao「・・・・はい」

塾長「いますぐによ」


頷いたものの、授業中断の指示に、戸惑うKao。

 

わかるわ、「嫌な予感」しかしないって奴でしょ。


★【Ep 11】1/4の雑感 ★

さきに、SunMorkのことを見ていきましょうか。

 

Sunをみていると、本当に、反面教師(笑) 

一度、手から離れたものは、例え、自分の意志に反していたとしても、取り戻すには、相応の時間と労力と、なによりも、真摯に向き合うその姿勢が大切だということを、身を貶めて、私たちに教えてくださっています。( ´艸`)

 

ええ、決して、Sunのように、生半可な、相手の出方をうかがうような、そんな態度では、Morkは、耳を傾けるはずがないんです。

 

ま、出向いただけでも、Sunにとっては、大進歩かもしれませんが、それもこれも、Rainのおかげ。

ホント、Rainの株、もっと評価されてしかるべき!

 

SunMorkと言えば、突然、小物シリーズ終了(笑)

ホント、すみません。

ええ、ご想像のとおり、タイのコーヒー豆のこと、随分、検索しましたよ(笑)

うちの近所とかも見てみましたが、さすがに、オイシイと評判のタイ産のコーヒー(アラビカ豆)とかは扱いが少なくて、ドイトンコーヒーとかも前は扱ってたんですけど~とか言われて・・・超残念。

もうちょっとで、直接、農場から、コーヒー豆、買おうかと思っちゃったくらいです。

ホント、最近の農場はすごい・・・というより、日本人のコーヒー農家さんもずいぶん、向こうで活躍されているので、普通に、日本語で買えるし。。。

こんな便利な世の中、感覚が狂ってきてしまいます。

確かに、虚実織り交ぜたネット社会の運用面の問題は本当に深刻ですし、この先、何らかの規制が必要になってくるのかもしれませんが、正直、ネットのない世界には、戻れないと思います。

 

**********

本当は、もっともっと言いたい事、書きたい事はあるのに、なんだか、有り体なことしか書けない自分が歯がゆいです。

 

誰よりも、まず、Kaoママに、打ち明けることができたこと。

これが、Kaoにとって、軌道修正の第一歩となるはずです。

 

私も、ちょっとだけ肩の荷が下りたような気分です。 ←  なんて、安直な。。。(笑)

(いや、最後、不安な感じで、2/4に続くってなってたじゃん。)

 

とにかく、物語の展開という一面から見たとき、PeteとKaoが、今まさに物理的にも(心情的にも)距離を置いているという、絶妙なタイミング。

ホントにクラクラします。

 

もちろん、最後には、私を納得させる作りになっていることは承知していました。

 

そうは言っても、今に至るまでの、二人を分離する路線には多少、無理を感じていたのは否めません。

特に、Kaoの対応とかね。

 

でも、それもこれも、すべて、

Peteが、このセクハラ騒動に一緒に巻き込まれ、当事者になる訳にはいかない。

・・・という一点。

そのための巧妙な布石が、ずっと前から始まっていたんだと思うと、ホント、口惜しいくらい、感服します。

 

そういう展開上の戦略を踏まえた上で、 PeteKaoの恋人関係を借りて、監督が描きたい部分が、別に他にもあったのではないのか・・・ということについては、また、最終回のあとに。 ← 出た! 何様~~~!

 

🙉

 

★【Ep 11】2/4に続く ★    

 

 

 

<おまけ>日本語字幕はないですが、 

 

 

 

 

 

 

ご参考までに、公式動画おいておきますね。