すみません。

1時30分に、予定投稿時間を設定してたのをすっかり忘れてました。 この冒頭が抜けてたと思います。。。

ま、冒頭の小ネタは、本当に、気分というか、掲示板がわりなので、あってもなくても、あまり意味はないんですが・・・ん?なんか足りない気がする~と不思議に思われた方用に、「釈明」させていただきます。 m(__)m

 

そうそう、『F4 Thailand』の不定期って、本当に不定期ですか?

というご質問をいただきました。

えへへ(笑)

3~4話ですよね。

4話、カニン、カッコ良かったですよね(笑)

『DBK』6話4/4をアップしたら・・・の予定でいま~す。

 

 

で、いつものご注意をば・・・。

なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

GMMの公式動画に合わせて、1話を4分割しています。

前半未読のかたは、下記リンクからお読みください。

『Dark Blue Kiss』EP6 1/4 筋追い&雑感 ※ネタバレ

『Dark Blue Kiss』EP6 2/4 筋追い&雑感 ※ネタバレ  

 

『Dark Blue Kiss

【Ep.06】(3/4) 

 

ダブルサイズのベッドのわきに、所在なく、座っているSun。

 

シャワーを浴び終わり、部屋に入ってきたMorkは、腰巻きタオル姿です。

タイドラマの“腰巻タオルの強度最強説”を推奨してる私としては、結び目の状態もしっかり確認したかったです。(笑)

 

ほかに座る場所もなし・・・Sunの隣に腰を下ろすMork。

落ち込んでるSunを見て、溜息です。

 

Mork「そんな風にしないでくれよ。文句があるなら、怒鳴ればいいだろう?」

Sun「もう少し、冷静になれなかったのか?」
Mork「なんでだよ?あいつが罵ってきたのに」

Sun「だったら、お前に言う事なんて何もない。どうせ、人のいう事なんて聞こうとしないんだからな」

 

Mork「あいつが、P’にひどいことを言ったから・・・」
Sun「そう、俺にだ、お前にじゃない」

 

Mork「だから、(余計)我慢できなかったんじゃないか!!」

 

Sun「・・・・・・・・・・」

Mork「・・・・・・・・」

 

二人とも言葉がありません。

心の声、いりますか?

それよりも、一気に、「好き」「俺も・・・」に飛んでもいいですよ(笑)


ようやく、口を開くSun。

Sun「お前が、俺の事を気遣ってくれてるのはわかってる。でも、今のお前を見ろよ。そこまでする価値があったか?」

Mork「少しも痛くなんかない。ただのかすり傷みたいなもんだ」
 

Sun「ああ、そうかよ。お前は強いからな」

 

急に笑い出すSun。

ジロリと睨むMork。

Sun「ばかみたいだよな。 たかが、麺の香辛料のことが原因で、あんな大喧嘩になって・・・」

Morkも一緒になって笑ってしまう。
Mork「ホント、バカみたいだ。」


Sun「まだ、ヒリヒリするか?」

Mork「少しだけ・・・、大したことないよ」

バッグをあけ、「軟膏がある」と取り出すSun。

救急セット、持ち歩いてるの?(笑)

箱から取り出すSunに、「自分で出来るよ」と、先手をうつMork。

 

Sun「どうやって、背中が見えるんだよ。お前のために、なにかさせてくれ。さ、背中をこっちに向けて・・・」

Mork「いいって。」

Sun「恥ずかしいのか?」

Mork「恥ずかしい? 誰が?」

Sun「だったら、俺に塗らせればいいだろ。さ、さっさとやっちゃおうぜ。向こう向け・・・」

そうは言われても、ほいほい背中を向けるわけにはいかないのだ。(笑)

 

Sun「早く・・・」

まだ、赤みの引いていないMorkの肌をみて、一瞬、「ほぉ」と声をあげるSun。

 

Sunとしては、普通に塗っているつもりでしょうが、Morkとしては、ほんと、いたたまれない。

 

手を止め、また動かす・・・Sunのしぐさが艶めかしくて、これで意識するな、っていうほうが無理だと思われます。

手のひらを通じて、Sunの気持ちが、ダイレクトに注入されてるとしか思えないわ~。

 

 

Sun「終わったぞ。 こっち向け」

 

え? Σ(゚Д゚) ま、前もですか・・?

 

Mork「前は、自分で出来る」
Sun「ゴチャゴチャうるさいぞ!」

 

肩越しに、Morkを覗き見て、「怖いのか?」と煽るSun。

お兄さんったら・・・。🙅🙅

 

Mork「・・・・・・・・・」

えい、と、心を決めて、振り向くMork。

 

実際、Morkの顔というか、瞳を正面にみちゃうと、動揺しちゃうSun。

しょうがない。

こういう時は、惚れてるほうが負けなのよ。

 

これは、火傷の治療とか関係なく、見つめ合ってるだけの図。(笑)

 

Sun「ん・・・前は、火傷してないな。」

 

え・・・?と、肩透かしをくらったようなMork

なになに・・・どこまで、覚悟を決めてたのかな?(笑)

 

Sun「俺、シャワー浴びてくる。 シャツは2枚持ってきた。 お前、一枚、それを切ろ。明日、新しいのを買えばいいだろ」

一方的に、自分のTシャツをMorkに手渡し、バスルームに入っていくSun。

 

な、なんなんだよ・・・と、目で追ってるMork。

 

Morkとしては、Sunの、こういうところが、どうしていいのかわからないんだよね。。。

 

でもね、平然とした口調で話してた、Sunの心臓が、どれだけ、ドゥグンドゥグンしてることか・・・(笑)

たぶん、君と一緒だよ。(笑)

 

夜更け・・・・

 

どこからか、歌声が聞こえてきて、目を覚ますSun。

隣は・・・・空っぽ。

 

♪キミが霧なのか煙なのかが知りたいんだ ♫
♪霧は美しく そして 冷たいけれど ♫
♪毎朝とても気分をよくしてくれる ♫
 

♪もしキミが煙なら・・・ほんの少しの煙でも♫
♪目に入ったら沁みて 泣くのをとめられない ♫
♪キミがなんなのか、本当に知りたいんだ ♫
♪ボクにはわからない 答えを見つけ出せない ♫
 

声に導かれるように、テラスに出てみると・・・・ギターを奏でているMork。

 

側に佇み、そのまま、聞いているSun。

この顔、ストレートに、目が愛を語ってて、すごくいいね。。

 

♪時々 キミは白い霧みたいで 時々 煙のようで
本当に よくわからないんだ ♫
♪もしキミが煙なら・・・♫
♪気を付けなきゃならない 後ずさりもするだろう ♫
♪だって 泣きたくないから ♫

Sunに気づき、ギターをやめるMork。


Sun「どうしてやめるんだ? 続けろよ」

Mork「嫌だ。人前で歌うのは好きじゃない」

Sun「どうして?」

Morkの隣に、腰を下ろすSun。

Mork「人は、なにか歌を聞くと、すぐに、良し悪しを判断するだろ。そういうのいやなんだ・・・」


Sun「ふふ、お前の、こういう面をみたことがなかったな」

Mork「・・・P’が見たことない面くらいあるよ」

Sun「そうか?でも、さっき、お前が上半身裸のとき、全部見ちゃったけどな」

ぜ、全部ですか? ど、どうやって?🙈

 

Mork「エルボーしてやろうか。どうする?」

軽く、肘で押すMork。

Sun「お前は、なんでも、力まかせだな」

Mork「だって、それが俺だもん。俺は、P’みたいにひ弱じゃないからね」


Sun「・・・・・昔は、もっとケンカっぱやかったんだぞ」

Mork「マジで? P’が? でも、それならどうして?」
Sun「親のために、変わったんだ。 俺を愛してくれる人を悲しませたくなくてな・・・」

かなり、やばいことの一歩手前くらいで、足を洗った人のセリフみたいです。

 

しばらく、言葉が途切れたあとで・・・・


Sun「・・・・・Mork」

改めて、Sunを見つめるMork。


Sun「俺は、お前のことを本当に心配しているんだ・・・・」

 

すぐには、口を開かず、缶ビールを飲み干すMork。


Mork「P’は、男が好きなのか?」

Sun「・・・・・・・・・」

 

どうして、Morkは、ここで、「P’は、俺のことが好きなのか?」と聞かなかったんだろうか?

 

ずっとそれが気になっていました。

 

どうしても、言葉通りの、「ゲイなのか?」という確認には思えないからです。

 

Morkが言った「男」の対象とは、性別としての「男全般」もさることながら、実質、自分(Mork)を想定しているでしょうから、大した差異ではないのかもしれませんが、

Sunが自分を好きなのは聞くまでもないからなのか、

それよりも、

まだ、自分の気持ちを「恋」だと認めるスタートラインに立ってない曖昧さが、対象に「自分」に限定できなかったのかな

とか、いろいろ考えてしまうのです。

 

Sun「お前は?」 

当然、Sunのほうが、切実感がありますよね。

 

Mork「俺が、最初に聞いたんだ・・」

 

ゆっくりと近づき、唇を重ねるSun。

少しだけ、離れて、Morkの瞳を見つめるSun。

拒絶の色が浮かんでいないと確認できると、改めて、キスするSunと、それに応えるMork。


Sun「これでも、答える必要あるか?・・・・お前はどうだ?」

 

唇を重ねた二人なら、ちゃんとわかるからこそ、聞けることです。

 

でも、いざ、こうして、一歩先に足を踏み入れると、まだ、戸惑いが消えないMork。
 

Sunに背を向けるMork。


Mork「わからない・・・・」

 

立ち上がり、席を立つMork。

Sun「Mork! Mork? Mork・・・・」

Sunも混乱しちゃうかもしれないけど、ここは、もうちょっとだけ、Morkに時間をあげてね。


 

*****************

 

~Peteの家 リビング~

Pete、ご帰還です。

 

Pete「あ、父さん、ただいま」

ワイをした手には、しろくまちゃん。

 

パパ「そりゃ、なんだ?」

Pete「ああ、相棒だよ。 Kaoが俺のスピーチの練習用に貸してくれたんだ」

パパ「ん? Kaoは一緒じゃないのか?」

Pete「お母さんに怪しまれないように、家で寝るってさ」 ← それだけじゃないよ(笑)

パパ「Kaoとはうまくやってるのか? 大丈夫なのかね?」

 

Pete「大丈夫だよ。いつもどおり。喧嘩しては、仲直りしたりだよ。・・・なんで、そんなこと聞くの?」

パパ「うむ、男性との交際がどんなものだろう、と思っただけだよ」

Pete「女の子と付き合うのと変わらないよ。ただ、Kaoが男だっていうだけ」

この何気ないPeteの言葉が、おそらく、私が欲するBLドラマで描かれる恋愛の、ある意味、理想形。

な~んで、大袈裟なことを言わなくても、ホント、いいセリフ~~!

 

パパ「ああ、いや、いいんだ、いいんだ。ただ、お前のことをもっとよく知りたいんだ」

Pete「また、誰かになにか言われたの?」← さりげなく、パパのことも気遣えてる!

 

すると、胸ポケットからなにか取り出すパパ。

パパ「・・ほら」

テーブルに、コンドームの袋を置くパパ。
Pete「うわぁ~」
パパ「会社で配っていたんだ」

必死で、照れ隠しをしながら、説明するパパに、思わず、笑ってしまうPete。

Pete「もしかして、これをくれるために、俺のこと、待ってたの?」

パパ「そうだ。 さ、持っていきなさい。」

さすがのPeteも照れくさそうに笑ってます。

パパ「おい、もし、娘だったとしても、父さんは渡していたぞ。・・・・何も恥ずかしがることなどないだろ」

Pete「恥ずかしがってるのはどっち? 父さんそれとも俺?」

パパ「ああ、もちろん、私だよ」


ちゃんと、認めちゃうパパに、声をあげて笑うPete。

 

パパ「でも、ちゃんと、お前にも知っておいてほしくてな」

Pete「心配しないでよ。 今は、大学にだって売ってるんだよ。それに、ほら、ここにも・・・。見たい?」

ズボンのポケットをポンポンするPete。

はぁ・・・ぬかりなくスタンバってるんだね。

万年発情期だから、Kaoも大変(笑)


パパ「いや、結構だ。 ああ、良かった。。。どうやって、話を切り出せばいいのか、わからなかったんだ。私は、旧態然とした父親にはなりたくないんだよ。お前が気軽に、なんでも話してくれるような相手でいたいと思ってるんだ」

Pete「父さんは(もう)そういう父さんだよ。でも、今日は、ちょっと唐突だったけどね」

笑い合う父子。

 

パパ「さ、部屋に行きなさい。」

身体を起こしたPete。

 

Pete「父さん・・・」

パパ「ん?」

Pete「彼女作っても、俺は気にしないよ」

 

部屋に戻りかけたPete。

ソファには、しろくまちゃんが置いてけぼり。

パパ「おい、練習の相棒だろ。連れててあげなさい」

Pete「ああ、ありがとう」

 

Peteの後ろ姿を見つめるパパの、愛に満ちた顔が最高です。


~Peteの部屋~

 

Pete「工学部に入学して勉強したいと思っている皆さんは、私は・・・」

またしても、つかえてしまうPete。

 

Pete「・・・なんで、こんなに難しいんだ。。。」

ベッドに腰を下ろし・・・気持ちが折れかけたところに、しろくまちゃんが手に当たり・・・、

両手で掴みなおすPete。

 

Pete「よし・・・」

座り直し、しろくまちゃんを目の前に掲げると、「こんにちは。 私の名前はPeteです・・・」と話しかけるPete。

 

そのまま、しろくまちゃんを相手に、自然と、Kaoに話しかけるPete。

Pete「ありがとうな、Kao。 今は、お前と一緒にいるような気がしてるよ。お前は、もう、寝てなきゃだめだぞ。俺は練習を続けるからな。 お前の彼氏はできるって、知ってるだろ?」

 

ふと我に返り、自嘲するPete。

Pete「独り言かよ!」

ここも好き! ← いちいち、宣言してうるさいですけど、しないと、気がすまなくなってきました。(笑)

 

笑いながら、しろくまちゃんを胸にかかえて、ベッドに仰向けになると・・・、

いきなり、起き上がるPete。

脳裏に浮かんだのは・・・

 

~回想 5話3/4

~P’Jo のオフィス~

 

P’Jo「・・・・よりよい家族関係を築くための手助けとなるような商品について考えてくるように言ったはずだ。」

(回想終わり)

 

確実に何かを閃いたような、Peteの視線の先は・・・

(すでに、複雑骨折どころではすまないくらいの扱いを受けてる、Kaoの代役)しろくまちゃんです。


★【Ep 06】3/4の雑感 ★

おお、SunMorkがちょっぴり進展しました(笑)

やっぱり、旅はいいねえ、ハプニングと開放感があって・・・。 ← 感想が年配者みたい。。


『Dark Bkue Kiss』では、SunMorkの関係自体は、少しだけ後退したところから始まりましたが、たわいもないことで言い合うような部分は顕著になる一方で、Morkが、Sunに対して歩み寄りを見せるエピソードが重なってきたし、なにより、Morkのナイーブな部分も前作よりも強めに出てきて、下地は十分。

 

好き好きアピールが分かりやすいSunは一旦置いておくとして・・・。(笑)

口下手な設定のMorkなので、「視線と雰囲気」しか武器がなく、今回、ようやく、シンガーソングライティングの才能を出してきましたよ(笑)

 

私は、Morkは、友達の兄として知り合ったSunのことを、結構前から好きだったはず・・・と、『Kiss Me Again』の頃から、決めつけていたんですけど(笑)、

正確には、自覚しきれていない「恋」を抱えて、Sunの気持ちも自分の気持ちも見えずに、モヤモヤを抱えている状態・・・と言ったほうがいいのかな。。

 

・・・というのが、今日、彼が弾き語りをしていた歌詞を聞いて、確信できてよかったです。

でも、私が想定していたより、一歩先を行ってました。

 

傷つくことを恐れるなんて、それこそ、「立派な恋心」に他ならないですもん。

 

 

それに、1話の煙草の煙騒動(だけじゃなくて、端々に、煙草のやりとりは劇中、なんどか登場しましたが・・・)を、こんな風に象徴とするなんて、さすが。。。


さすがついでに、Peteパパです。

 

Peteのパパが、BLドラマの中に出てくる親御さんの中で、ダントツに人気があるのは、ただ単純に、息子の恋人が同性であることを受け入れたり、理解を示しているから、というだけではない、と、私は思っています。

 

もともと理解があるとか、抵抗感なく、サバサバしてる、とか、そういうパパの性格というか、趣向の問題ではないからです。

 

自分の主義や考えに固執したり、押さえ込んだりしないこと。

理解できない、未知の出来事を前にして、放棄したり放置したりしないこと。

 

根底には、子供を信じる強さ、そして、理解するために、ちゃんと心を砕く暖かさと柔軟性があるんです。

ちょっと前に、PeteKaoのシーンで「子供の頃から親とこういう話ができていれば・・・」みたいなセリフがありましたが、親だって、こういうことを子供と話をするのは、なかなか難しいものなのです。

今日のパパもそうでした。

でも、それすらも隠さずに、認めちゃうところとか、ホント可愛いでしょう。

 

散々、ケンカやら素行不良で、パパを困らせてきたはずのPeteが、ここでも、確実に大人になってます。

 

ホント、この父子ラインの展開は救われる~~~。
 

★【Ep 06】4/4に続く ★

 

 

<おまけ>日本語字幕なし