そりゃもう、これは素通り無理ですわ!
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりという、ドラマ好きの発露です。なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『Dark Blue Kiss』
エピソード0(ゼロ)Part.15
『Ourskyy』抜粋 Ep.4より)編 3/4
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いきなり、男が殴ってきて、騒ぎになったという続きです。
激高しているPeteを、渾身の力で止めるKao。
ここだけ切り取ると、なんか、背中をむぎゅってしてるみたいで可愛い。。。
Kao:そんな場合じゃない!
Pete「向こうが最初に俺を殴ったんだぞ!!」
Kao「いいから、落ち着けって!」
Kaoと、相手方の友達が必死になって止めたおかげで、なんとか、乱闘騒ぎは収まりました。
※ この相手、午前中のバスでの痴漢男じゃないのか疑惑をいただき、前記事、追記してあります。
・・・・・・・ すっかり、とっぷり、日もくれて・・・夜です。
ふたりっきりになり、腰を下ろして、話をするPeteとKao。
未だ、興奮が収まらないPete。
Pete「どういうつもりだ? なんで、俺を止めた?」
そりゃ、Kaoだって、言い返します。
Kao「もし、僕が止めなかったら、どうなってたと思う? その程度じゃすまないくらい大ケガしてたかもしれないんだよ。結局こうなるんだ、ホント、ついてないよ」
Pete「もし、お前が止めなければ、今頃、不運だったのはあいつらのほうだったはずだ」
Kao「ああ、君の事、心配しすぎて、止めたりして、悪かったな!」
言い捨てるKao。
自分(Pete)を心配したからこそ止めた・・というKaoの言葉は、紛れもない事実なので、それ以上、声を荒げるわけにはいかないPete。
Pete「それで? お前、不運を取り除きたかったんじゃないのか?次はなんだよ?」
そう言われて、俯いてしまうKao。
そろそろ限界です。
Pete「次は何だ?って聞いてるだろ?」
胸ポケットから、メモを取り出すKao。
取り出すまでもなく、わかってるはず。。。
そのメモをひったくるPete。
本当のことを言え、と迫るPete。
Kao「ほんとのことって何? 僕、嘘なんかついてないよ」
なかなか、うまく言葉が出てこないPete。
Pete「とにかく、お前の隠してること、言えばいいんだよ」
Kao「・・・・・・」
Pete「いいから、早く言えよ!」
Kao「・・・・・・嘘だったよ」
Pete「どれが?」
Kao「全部」
Pete「・・・・・どういう意味だ?」
Kao「全部嘘だったんだ。悪運を取り払うなんてことしなくていいんだ。お婆さんは、そんなこと言わなかったし、このままだったら、ぼくらが別れるかもしれない、なんてことも・・・」
じっと、Kaoを見据えるPete。
この角度も、テイタワンさんのクリティカルヒットに入れていいですか?
とうとう、打ち明けたKao。
~回想~
市場での買い物の途中で、車いすのお婆さんに会ったのは本当。
でも、お婆さんは一人ではなく、ちゃんと、娘さんが後ろを押して歩いてました。
お婆さん「ねぇ、お寺にお参りに行きたいから、連れてっておくれよ。お前の厄を払って、今年中に、お前の旦那さんが見つかるようにお祈りしたいんだよ、いいね? ほらほら、もっと優しく押しておくれ。何回言ったらわかるんだろうねぇ・・・」
通りすぎる際に、そんな会話が聞こえて来たKao。
家に戻ってきてから、メモを書き始める。
ちゃんと乙女の顔になってるのが、もうホントに、この人は、一体何者?(笑)
普段、一緒に過ごしてはいるけれど、大学では、付き合ってることはナイショだし・・・、話しかけても、すぐ言い合いになっちゃって肝心なことは言えないし・・・、ああ、でも、話題になってるところとか、2人で行ってみたいな~、あ、そうだ、なにか、これから一緒に世話できるものとか欲しいな。
僕たちのこと、誰も知らないところで、イチャイチャするのもいいかな。でも、ただ、手をつないで、歩き回るだけでもいいんだ。
そうだ、バスだったら、運転しなくてもいいし、話しかけてもウザがられたりしないよね。
・・・・あれこれ、思いめぐらしながら、やってみたいことを列記していったのね。
(回想終わり)
その姿を想像しようとしてはみたものの、やはり納得がいかないPete。
Pete、このシーンを通じて、なんども、こんな風に目を閉じて、気持ちをおさえてから、、話しだそうとするの。
Pete「なんで、そんなことをしたんだよ? あんな奴とケンカする羽目になって・・・」
Kao「君の喧嘩は、それとは関係ないじゃん。 僕のリストにそんなの入ってなかったもん!」
Pete「なんで、先に言わなかったんだよ」
Kao「僕は、ただ、君と外に出かけて、ちょっとバカなことを一緒にやってみたかっただけだよ。後になって、本当のことを知らせて、君をびっくりさせたかったんだ」
まさか、こんなことになるとも思ってなかったKaoとしては、何を言っても、弁明になってしまいます。
Pete「ああ、クソみたいに、驚いたよ!」
殴られたPeteの口元だけが、痛々しい感じになってます。
当然、Peteにだって、Kaoに悪気がなかったことはわかってますが、感情のバランスがグチャグチャで・・・口に出るのは嫌味ばかり。
Kao「・・・・・ごめん。怒んないでよ」
Pete「・・・・・・・・・・」
この、ギュッと目をつぶるところ、何回リピートしても、私、グジュグジュ。。
でも、Peteも、疑ってたよね。
だから、まっさらな状態で、これを聞いた時よりは、衝撃は少ないはず。
でも、もっと、違う理由だと思ってたのかな。 ← 乞うご期待、そればっか(笑)
いたたまれないKao。
Kao「僕だって、何度も言おうと思ったんだけど・・・でも・・・言えなくて」
~回想~
バスの中でも・・・
市場で目のことを心配してくれた時も、
疲れても重い苗木をちゃんと持ってくれてた時だって、
優しいPeteの気持ちが嬉しくて、心苦しくて、何度も、喉まで出かかったのに・・。
それでも、言えなかったのは・・・この時間を終わりにしたくなかったからでしょ?
♪一日の終わりに、僕たちはふたりして傷つけあうんだ♪
♪こんなことしたってうまくいくはずないのに、なぜ僕たちは苦しまなきゃならないの?
♪愛の時間を取り戻そうよ♪
♪ね、ケンカなんかやめようよ♪
♪こんなにも、愛し、気遣いあってるのに、僕たち、何のために怒っているの? ♪
顔を反らしたまま、こっちを向いてくれないPeteに対して、名前を呼び、怒らないで・・・と許しを乞うKao。
Pete「俺は、無茶苦茶、怒ってんだぞ。わかってるのか?」
Peteのほうに向きなおり、謝るKao。
Kao「・・・ごめん」
この感じ・・・一体、付き合いはじめて、どのくらいの2人なんだろう。
(だって、毎時間、手を繋ぎたいなんて発想、逆立ちしても出てこないびびですよ。(苦笑)← 逆立ちすら、出来やしません。)
そこまで、慣れ合った感もなく、いろんなことを諦める時期でもない。
Peteの意地っ張りは、性格だから、相変わらずだけど。
それでもまだ、こうして、ぎこちなくても素直になれるKao。
誰よりも、大切にしたい、されたいと思っていることだけは、ちゃんと伝わる恋人同士です。。。
さて、場所を移動してきた二人。。。
川沿いの公園というか、遊歩道かな?
独り言をいうPete。
Pete「なんで、これ、持ち歩いてんだよ、俺・・・」
苗木をちゃんと脇においてます。
地面に直置きなんてしません!(笑)
Kaoの嘘厄払いとは別に、やっぱり、金運アップが気になってんのかな(笑)
そこへ、薬局で、クスリを買って来たKao。
殴られた口元を消毒しはじめるKao。
Pete「そっとやれって・・・」
ふっと微笑むKao。
Kao「・・・・・・」
この、顎やら、首のラインの角度、真似できないくらい、艶めかしい。。。
Peteも、見とれちゃいます。
ただ、クスリつけてるってわけじゃないところが、まぎれもなく、BLです。
Kao「・・・・ほんとに、ごめん。ただ、今日を特別な日にしたかっただけなんだ・・・。あ~、失敗しちゃった。僕、自分の彼氏がすぐカッとなる狂犬だってこと、忘れてたよ。」
Kaoに対しては、甘噛みくらいのつもりでいると思います。。。(笑)
Pete「もう、そこまで怒っちゃいないけど・・・でも、まだ、ちょっとはな」
Kao「ちょっとって何?」
強めに押したのね(笑)
Pete「あ、痛いぞ。」
それでも、まだ、Peteの肩をぐ~っと押したKao。
Pete「やる気か?」
Kao「もう怒ってないくせに・・」
Pete「いや、まだだね。」
Kao「え~、だって、笑ってるじゃん・・」
Peteを指さすKao。
Pete「笑ってない!」
Kao「笑ってるね」
Pete「誰が笑ってるだって?」
この二人の場合、イチャイチャシーンは、ラブシーンのみならず、こういう小競合いがメインだったりします。(笑)
動きを止めて、Peteを見つめるKao。
Pete「なんだよ?」
Kao「まだ、もう一つ、することがあるんだけど・・・覚えてる?」
Pete「厄払いは、もう必要ないんだろ・・・」
Kao「したくないの? なんのことか、わかってるくせに・・・」
Kaoは、スキンシップには積極的ですから。
Peteには、こういう誘い方が正解なんでしょうね(笑)
ちょっとだけ、間をあけるPete。
Pete「・・・・・お前みたいな、おしゃべりな奴・・・嫌いだよ」
Kaoの口をふさぐように、キスするPete。
あら、おとなしいわね。
・・・って、ここは、公共の場所ですよ。
もう少し、引いたら、他のカップルだっているかもしんないじゃん(笑)
そもそも、この赤いライト、誰の要望だったのかな?
耳、真っ赤になるの、恥ずかしかったのかな?(笑)
Kao「・・・・どうだった?」
え? ここで聞く? 感想?
時々、Kaoは予想の上をいくから好き!(≧▽≦)
Pete「あんまり・・・もう一回だな」
Kao「え~もういいじゃん」
Pete「なんでだよ? お前がしたがったんだろ」
Kao「なにそれ・・・」
Pete「お前がリストに書いたんじゃないか。なんだよ、恥ずかしいのか? 初めてじゃあるまいし・・・」
Kao「もっと、する?」
Pete「なにを?」
Kao「厄払い・・・」
Pete「やるかよ、バカバカしい」
そんなPeteに寄りかかるKao。
リストには書かなかったけど、これもしたいことの一つだったんじゃないかな。
Pete「なんだよ、重いだろ・・・なにすんだよ」
全幅の愛と信頼、そして全体重をかけて、目を閉じるKao。
じ~ん!
ライトアップされた水上艇と、
照らされて、静かに漂う川面と、
くっきり威風堂々とした苗木のシルエットと(笑)、
そしてなにより・・・
Peteの、バネのようにしなやかに、愛する人を支える背中がパーフェクトです。💓
★【Ep 00】Part.15 雑感★
なんて、心根の可愛らしい人たちなんでしょう。
しょっちゅう、ケンカして、ガス抜きをしているように見えて、言いたい事を言い合っているのか、と言えば、それはまた、別の話。
好きだからこそ、微妙な感じになることもあるよ。
いつも、しっかりものみたいに思われてるKaoだって、甘えたっていいじゃん!
Pete、告白したときに、「お前のためなら、なんでもする」って言ってたけど、結構、本気で有言実行タイプなのかもね。
あの、Peteがよくぞ、と感心するくらい、コントロールしようとしてる姿をみると ← いや、普通の人は、なんなくクリアできてるんで、なにも特別なことじゃないんだけど。。。(笑)
きゅ~んとしちゃうんです。
特別な日・・・なにかのプチ記念日だったり、とか?(笑)
いや、さすがに、ホントの記念日なら、Peteもなにかするでしょ?ん? するかな?
まず、秘密にしておくのが苦手でしょ。
怪しまれたら、へそ曲げるでしょ。
基本、めんどくさがり屋だしね。
・・・ やっぱり、Peteには、無理な気がしてきました。
これも、ひとえに、そろそろ近づいてきた『DarkBlueKiss』にむけての種まき?(笑)