怒涛の2話が終わり、ドラマ的には、小出しにされていく真相をじっくりと吟味できる展開に入っていきます。

 

じっくり・・・吟味?
これ以上、何を?

・・・いえ、あなた方ではなくて、ドラマの中身です。。。m(__)m

 

で、いつものご注意をば・・・。

なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

『2位の逆襲』Ep02が気になる方へ・・・

こちらから、遡っていただけます。

【Ep.02】(1/2) 

 

『We Best Love:Figting Mr.2nd

 第二名的逆襲/二位の逆襲

【Ep.03】(1/2) 

 

お話は、少しだけ、現在から遡り、2年のアメリカ滞在を終えたシードーが台湾に帰国した時点です。

つまり、3年前ということになります。(ですよね?)

 

~空港~

なにかに急き立てられるように、スーツケース片手に、空港建物の外に出てからも、ずっと、携帯をかけ続けているシードー。

 

シードー「おい、ようやく俺の電話に出たな! 話があるんだ!」

ようやくつながった電話に、喜び勇んで、まくしたてるようなシードー。

 

シードー「俺・・・・」

パタリ、と歩みを止めるシードー。

 

シードー「・・・・・・・・」

無言のまま、歩き出す。

 

~シューイーのパパの会社~

シューイーパパ「シューイーは、君と別れることに決めたんだ。もう二度と、あの子を探したりしないでくれ」

まるで、画廊のような空間に、設えられたテーブル挟んで、向かい合うシードーと、シューイーパパ。

パパったら、どこぞのマフィアでしたっけ?ゲラゲラ

 

台湾に入国した直後、シューイーの電話と繋がったものの、何らかの事情で、シューイーと会話できないまま、その足で、パパの会社に来るように指示された、というところでしょうか。

 

シードー「ありえません。シューイーがそんなことするはずないです。なにか、誤解があるにちがいありません。シューイーに会わせてください。一度だけでも・・・一度だけでかまいません。」

秘書らしき人が、パパになにかを手渡すと、そのまま、それをシードーに向けるパパ。

例のバーで、落として時に画面が割れてしまったシューイーの携帯電話です。

 

シューイーパパ「では、なぜ、あの子は、自分の携帯を私に渡し、新しい番号を取得したのかね?」

さすがに、現物を見せられて、ショックを受けるシードー。

 

シューイーパパ「諦めなさい。若者の恋愛ごっこに、終わりはつきものだ。まだ、先は長いんだ。いい女性と巡り合って、普通の生活を送るといい」

余裕たっぷりな口調で、シードーを諭すパパ。

 

俯いていたシードーが、はっきりと否定します。

シードー「あなたが反対なさるのは構いません。ですが、私たちの関係が普通かそうでないかを判断する権利はありません。私は、ただ、シューイーのことが好きなんです。彼が、男性であろうと女性であろうと、そんなことは問題じゃない

 

シューイーパパ「よくも、この私にそんな口がきけるものだな・・」

この方(与座重理久さん:Wiki)も、なかなかの男前で。。。

 

シードーとしても、シューイーのパパと、事を荒げたいわけじゃなく、なんとか険悪な方向に進まないように、抑えながら、自分の気持ちを伝えようとします。

 

シードー「私は、シューイーが好きです。遊びなんかじゃありません。付き合うようになってから、ずっと、(これからも)彼と共に過ごしていたかった。彼が、私から離れたとしても、私はあきらめません」

 

頑ななシードーを前に、仕方ないな、とばかりに、溜息をつくシューイーパパも、おそらく、二人の交際を知ってから、シードーのことは、調べさせたはずなので、初対面であっても、ある程度、シードーがこういうことを言うだろうと、わかっていたんだと思います。

※ 調べさせたはず・・・← すでに、周家の調査能力には、若干の疑問もあるけどね(苦笑)

 

シューイーパパ「シューイーは、いずれ、うちの会社を引き継ぐことになる。あの子が、君と一緒になったと仮定して、シューイーが株主でもある親族や関係者と、どう向き合うことになるのか、考えたことはあるかね? あの子に、彼らを束ねていけるとでも?」

シードー「・・・・・・」

即答できないシードー。

立ち上がり、シードーの方に近寄るパパ。

パパ「君は、君の言う“永遠”が、どれほど、うすっぺらいものなのか、承知しているのかな? あ? 若いの・・・。」

やっぱり、本質はアウトロー?(笑)

 

シードーの肩に手を置くパパ。

パパ「私はね、ゼロから始めて、全てを手に入れたんだ。あれやこれや、全てを見て来た。さ、見るといい。」

その空間に飾られた名画たちに向かって、自慢げに、大きく手を広げるパパ。

パパ「私のコレクションだよ。君には、とても、この価値も価格も、理解できないだろう。

一言でいえば、君とシューイーでは、住む世界が違うんだよ」

そこまで、黙って聞いていたシードーが、屈辱に耐えながら、なんとか立ち上がる。

シードー「・・・どうすれば、認めていただけますか?」

 

それを聞いて、小さく、頷くパパ。

 

基本、認める気などさらさらないパパですが、なんの後ろ盾もない青年が、自分に、ここまで向かってくる気概のようなものは感じているはず。。

 

改めて、席に着くパパ。

パパ「5年だ。」

 

え?と、パパを目で追うシードー。

パパ「君に、5年やろう。この先、5年、シューイーとは一切、連絡を取るな。そして、誰も近づけてはならない。キャリアを積み、私の承認を勝ち取りなさい。そうすれば、私は、君に干渉しない。」

シードー「・・・・・・・」

立ったまま、視線は合わせず、パパの言うことに耳を傾けているシードー。

パパ「もし、この5年以内に、シューイーが彼女をつくったら、君は無条件に、あの子を諦めなければならない・・・」

さすがに、抗議めいた視線を、パパのほうに向けるシードー。

パパ「あ、それから、この取引について、シューイーには一切、知らせるなよ。それでどうだ?」

 

あまりに不利な条件を突きつけられて、目を閉じるシードー。

ゆっくりと、シューイーパパのほうに振り向き、

シードー「小父さん、あなたは、私を騙そうとしてるだけですよね。」

平然と、料理を食べ進めるパパ。


シードー「あなたの言う“承認”は、きわめて主観的だ。ノーと言い続ければ、私は、決して手に入れることなどできないじゃありませんか。」


手にしたナイフを、小さく横に振りながら、「君に、私と交渉できる資格などないんだよ」と、軽く言い放ってのけるパパ。

 

シードー「わかってます。つまり、私は、受け入れるほかに道はないんです。なぜなら、シューイーがあなたのことを尊敬していると知っているから・・・。」

 

その台詞自体は、パパ、嬉しくなっちゃうんだけどね。。。

黙って聞いてるパパ。

 

シードー「あなたに認められなければ、シューイーは幸せになれないんです」

ずっとバックに、ショパンの『別れの曲』が流れていたことをどこかで触れておいたほうがいいですか?(苦笑)

 

パパ、固まった!!

 

シードー「失礼します」

お辞儀をすると、足早に、飛び出していくシードー。

 

ちらりと、その方向を見て、

そして、ナイフとフォークの手を止めたまま、少しだけ、俯き、考えてしまうパパ。


 

若者の恋愛ごっこ 或いは 生涯をかけた約束

異なる世界のふたり

彼らの愛は すべてを超越できるのか?

 

Profile 3 :

自以為是的付出是白費

 

独りよがりの自己犠牲

 これをデカ字にしたい気分!


*************

オープニング

 

結局、守真カップルってなんなの?全容がわかるのはいつ?・・・って思いますよね、ここに至るまでの流れをみてると・・・(笑)

【Newton's Cradle】

ニュートンのゆりかごは、この二人にとって、なにかの象徴?

カチカチと、押しあい、押された分だけ飛び出しては戻り、戻っては押し出し・・・を永遠に繰り返す?

 

でも、いずれ、その動きは止まるのです・・・。

 

*************

 

~シューイーの家 リビング~

まずは、服を着れてよかったね、シードー。

ま、私的には、あのままでもよかったけどね。

 

シードー「これが・・・・経緯だ」


いたたまれない思いで、シューイーに向けて、説明を終えたシードー。

じろり、と 隣に座るパパに視線をおくるシューイー。

 

パパ、撃沈。。

このダメージ、どれだけ大きいかということは、「息子(シューイー)バカ」だとバレてしまった今、火を見るよりも明らかです。(笑)

 

パパ「・・・・・・・」

シューイー「・・・・・・」

無表情のまま、ソファの背に持たれるシューイー。

 

パパ「シューイー・・・、そんな顔するなよ(日本語) (シードーに)全部、お前のせいだぞ」

こらこら!

 

シューイー「出て行って、でないと、殴るよ」

パパ「そうだぞ、出ていかなかったら、私が殴ってやる!」

一緒になって、シードーを指さすパパ。

シューイー「俺、父さんに言ってるんだ」

パパ「・・・なんでそんなこと言うんだよ?(日本語)  パパはお前に良かれと思って・・・・」

シューイー「父さんがそう言うたびに、俺はとんだ目にあわされてきたんだ。」

途中、ソファから立ち上がり、歩き始めるシューイー。

シューイー「10歳の頃は、俺にスカイダイビングをやらせたよね。俺、もう少しで、渓谷に転落するところだった」

同じように立ち上がると、あとに続くパパ。

(ちらっと映ったシードーも、ちゃんと立ってた(笑))

 

階段をのぼりながら、話を続けるシューイー。

シューイー「11歳、俺にスキューバダイビングに行って、泳ぎを学ぶように言った。俺が溺れなかったのは、単なる幸運だ!12歳の時は、男は山に登らねば、とか言い出して、そこでもほとんど死にかけた。13歳、バスケットボールをすると背が高くなるとか言って、結局、俺は骨折した。はぁ(ため息)・・・・もっと言ったほうがいい?」

つまり、シューイーは、本格アウトドアスポーツは向いてないって話?(笑)

 

全て、認めるパパ。

しぐさが、舞台俳優さんみたい(笑)

 

パパ「ああ、全部、パパが悪かった。。そのとおりだ。なぁ、シューイーや、お前を落ち着かせるためには、どうしたらいい?」

シューイーの両腕を掴むパパ。

シューイー「だったら、出てって。そうすれば、落ち着くよ」

パパ「ほんとか?」

頷くシューイー。

パパ「だったら、パパ、行くよ」

振り返る①

パパ「帰るよ」

振り返る②

パパ「本当に帰るからな」

振り返る③

パパ「引き留めないのか?」

行きかけたと見せかけて、再度、フレームイン(笑)

完全に、動きを読んでるシューイー(笑)

 

パパ「呼んだか?」

ずっと、無視してたシューイーが、無言で圧力をかける。。

小さく頷きながら、階下に降りていく。。

 

力なく、その場に立ち尽くすシューイー。

 

リビングに降りて来たパパ。

ここで、すんなり退くような人なら、「ひとかどの成功者」って奴にはなってません(笑)


パパ「パパ、行くぞ~。本当に帰るぞ。ほんとに行っちゃうよ~(日本語)

視線は、吹き抜け上部にいるはずのシューイー。

 

ここで、ようやく、シードーと視線が合いました(笑)

シードーも心配そうに、2階を見上げてから、パパに一礼。

ラブラブラブ こんなときにすみません!(笑)


ムカつきながらも、無言で、出ていくパパ。

 

階段をあがったところに、リビングを見下ろせる小窓があるの。

 

シューイー「お前も出てけ。今は、とても、お前とは顔を合わせていたくない」

シードー「シューイー、聞いてくれよ」

シューイー「お前、俺のこと、ただ、お前と遊びでつるんでたって思ったのか、それとも、ずっと一緒に過ごす気あったのか?」

痛いところを、ズバリついてきます。

そりゃ、当事者ですからね。

シードー、視線反らしちゃいます。

 

シードー「もちろん・・・ずっと一緒にいようとしてたさ」

シューイー「それなら、なんで、父さんとあんな取引しようとしたんだよ?」

 

それに関しては、(今となれば)言葉もありません。。。

 

シードー「・・・・・」

 

シューイー「お前、自分ひとりで、問題を解決できるって思ったのか? それとも、俺が本気じゃなくて、父さん側についてお前の味方にならない、とでも思ったのか? お前は、俺たちが“永遠”に一緒にいることを願ったんだろうが、俺の“永遠”については、信じてなかったわけだ

この言葉は効くね。

でも、シューイーからしてみれば、当然の言葉でしょう。

 

シードー「シューイー、ごめん・・・」

小窓の下に近寄ろうとするシードーに、「出てけ!!」と言い放つシューイー。

それだけ言うと、部屋に入ってしまう。

 

あ~、もう、どうすれば・・と、手で顔を覆うシードー。

 

仕方なく、玄関から出てみると・・・所在無げに立ってるパパ。

 

シードー&パパ 「「(あ・・・)」」

 

ホント、よく似てるんだね。。あなたたち。。

 

「パパに似た人と結婚するの~」っていうあれ、世界共通?(笑)

 

~バー~

※就在西門町 老城西。酒食製作所 02 2371 8568 https://goo.gl/maps/8gg57SWwR9EbWFVVA…

 

男二人で、飲みに来たのね。

なんの因果で、こんな羽目に・・・と、お互い、思ってます?

思ってるよね。

 

お互い、「シューイーバカ」だから(笑)

そこは、譲らないし、譲れないから(笑)

 

結局、飲むしかないじゃん。

でも、乾杯はしません(笑)

 

パパ「もし、シューイーがもう私に話しかけないなんてことになったら、どうすればいい・・」

完全に、気落ちしちゃってます。

 

しらんがな! こっちはそれどころじゃない・・・・と思っても、さすがにそうは言えません。

シードー「たとえ、あいつが無視したとしても、それでも、あなたは、父親じゃないですか。あなたたち二人は、父親と息子として、依然として存在し続けますよ、私と違って・・・」

 

自分こそ、最大の危機だと言ってます。

いや、パパのおかげで、ずっと危機です。 ← これは、ちょっと異論あるんだよね。

 

パパ「君が、華磬科技の社長だとは知らなかったよ。ああ、くそ~!!(日本語) あの取引で、君を騙し、二人を引き離したっていうのに、結局、この俺が、二人を再会させちまった・・

企業調査コンサルの皆さん、売り込みのチャンスですよ。


それを聞いて、目の色を変えるシードー。

シードー「嘘ついたんですか?」

パパ「ダメか?(日本語)  ずっ~と、あの子が、学校を卒業したり、結婚したり、孫が誕生するのを心待ちにしてきたんだ。だが、ようやく大学を卒業したと思ったら、私のところに来て、男が好きだとぬかしたんだぞ、お前のことだ!あの子は、私が受け入れなければ、私のもとを去ると言って、脅してきた。」

なんとなく、パパの口調が変わってきました。。

 

BLドラマを見ていると、親御さんや周囲へのカミングアウトについて、さまざまなパターンがあること、ドラマでは語りきれないことがあること、それをめぐっての、いろいろな葛藤を目にしますし、それだけでも、一つのテーマになるくらいです。

 

それを考えると、シューイーは、(二人で話し合うことはせず)自分の判断で、勇気をもって、パパに伝えていたんですね。

 

先に、シードーの家庭で、ママとシードーが築いてきた信頼関係が、ふたりを温かく受け入れてもらえた大きな要因だったことも影響しているのかな。

 

きっと、父親との話し合いは、自分の将来も含めて、自分で向き合うべき問題なんだと、ちゃんと納得したうえで取った行動だったんでしょう。

 

シードーの脳裏によぎる、さっきのシューイーの言葉。

 

シューイー:お前、自分ひとりで、問題を解決できるって思ったのか? それとも、俺が本気じゃなくて、父さん側についてお前の味方にならない、とでも思ったのか? 

 

シードー「・・・・あ・・・・はぁ・・・・」

さっき、家で聞いたときに、シューイーの覚悟や想いの深さを理解して、謝ったつもりでいたけれど、そんなものじゃありませんでした。


シューイーの言葉が、本当に現実味を帯びて、シードーの胸に突き刺さりました。

愕然として、溜息をつくしかないシードー。

 

全てが手遅れとは言わないけれど、「後の祭り」というのは、確かにあります。。。

 

パパ「父親でいるっていうのも、楽じゃないぞ。俺はな、結婚した娘だけが、親元から離れていくもんだと思ってたんだ・・・。だが、息子だって同じだったとは・・・。

あ~、なんだって、シューイーは、金髪娘に惹かれたお前のことを、あんなに大切に想ってるんだ?」

 

シードー「金髪娘?」

前半、パパのいう事なんか、聞いちゃいなかったのに、最後にきて、とんでもないワードが耳に飛び込んできました。

 

パパ「なんで、あの子が、お前を求めてない、なんて思ったりしたんだ? ほんと、薄情な野郎だな。お前は、海外に行き、消息を絶った。 帰国するどころか、あの子に、ろくに話もしなかった。シューイーは、ほぼ半年間も、お前から、何も聞かされなかったんだ」

そこまで言われて、辛そうに俯くシードー。

続けるパパ。

パパ「ああ、可愛そうな息子よ。軍事訓練期間が終わったあとで、うちの会社に入る前に、お前に会いに行きたいからと、休暇をくれと言ってきた。そして、そこで、あの子は、金髪娘とよろしくやってる君を見てしまったんだ。あの子が、どれだけ泣いていたことか・・・。」

シードー「ちょ、ちょっと待ってください。シューイーは、私に会いに、アメリカに来たんですか?!」

パパ「一体、あの子のなにが気に入らなかったんだ?あ?」

シードーの襟元を掴み上げるパパ。

パパ「なぜ、あの子を裏切った?」

シードー「私は、シューイーを裏切ってません!」

このシードーの言葉が嘘かどうかは、さすがに、相対してるパパにだってわかるでしょう。

 

動きが止まりました。

 

シードー「小父さん、・・・・・・・今なら、承認してくれますか、それとも、だめですか?」

パパ「ダメに決まってる!」

さすがに、吐き捨てるパパ。

周囲をちょっと気にすると、シードーから手を離し、「認めん!」と宣言するパパ。

パパ「シューイーだけがお前を、捨てることができるんだ。お前が、あの子を捨てるなんて許されるわけがない! 全部、お前のせいだぞ! お前のせいだ!」

 

当時のパパは、荒れ果てたシューイーの様子を見た時から、はらわたが煮えくり返ってたことでしょう。

 

帰国した時の、コレクションルームでの、理不尽にも思えたあのやり取りは、パパにしたら、ものすごい大人の対応だったのね。

 

今の話から、いろんなことがわかったような、予想外の問題が浮き彫りになったような・・・とにかく、自分はまだ何ひとつシューイーに謝罪できていない!と、衝撃を受けたシードー。

 

シードー「ええ。私の責任です。小父さん、申し訳ありません。もう二度と屈服したりしません。失礼します」

そう宣言すると、席を立つシードー。

 

パパ「・・・・なんだって?え?おい、ガオ・シードー!(日本語)  ちゃんと説明しろ。今の、どういう意味だ?」

パパはね、シューイーの味方で、大切な大切な、愛すべきパパってことですよ。

 

~シューイーの家~

 結局、家で仕事してるシューイー。

ビンウェイ(電話)「なんで、昨日の晩、残業しに来なかったんだよ!? この契約書、俺とジャーユーだけでやったんだぞ・・。俺たちのデート、台無しにしやがって・・・。ちゃんと説明しろよ」

シューイー「胃痛のせいで、行けなかったんだよ。契約書、こっちに送ってくれ。」

ビンウェイ「(小声で)えらそうに・・・。 送ったよ。見ておいてくれ。」

シューイー「ちょうど、確認しようとしてたところだ」

ビンウェイ「いくつか、追記事項がある。それも、チェックしてくれ」

プリンターから、印刷された契約書の草稿を手に取るシューイー。

シューイー「送りなおしておくよ」

ビンウェイ「あ、ジャーユーが、睡眠不足になったから、月曜日休むって言ってる」

シューイー「甘ったれたこと言うなって言っとけ。お前たちの超過分は二倍、支払うよ。デートの埋め合わせだ・・・バイ」

ビンウェイ「気をつけろよ。バイ」

やっぱり、こういう時は、ビンウェイよね。

 

胃のあたりを手で押さえているシューイー。

ああ、精神的に来ちゃってるからね。。

 

イヤフォンを外すと、胃を押さえながら立ち上がり、クスリ瓶を手に取るシューイー。

これ、かなり、具合悪そうね。

中身は、空っぽ・・・。

瓶をソファに放り投げ、キッチンにやってきて、冷蔵庫に手をかける。

その時、玄関のチャイムがなり、仕方なく、リビングに戻るシューイー。

壁に手をつくくらい、痛いんじゃん。。。

 

IPadで、インターフォンの映像を確認すると、そこには、シードー。

シードー「シューイー、話がある。」

シューイー「黙れ!」

と言ったものの、痛みで膝をついてしまう。

 

シューイー「救急車呼んでくれ・・・」

モニター画面から、消えるシューイーの顔と同時に、解除音の音。

 

 

★【Ep 03】1/2の雑感 ★

シードーと、パパの密約が、明らかになりました。

今まで、謎だった部分をここで一気に明らかにしていくかと思えば、肝心なアメリカでのシードーの生活と事情については、まだ、伏せます(笑)

 

なので、細かい部分では、まだ、二人の認識に、すれ違いはありますね。

 

シューイーもね、「なぜだ~~~~!」と5年間、問い続けた苦しみのうち、納得いくかいかないかは別としても、「理由はあったんだ」という最後の札をめくることができたせいか、怒り方に、若干の余裕があるような気がします。(いや、もちろん、ものすごく、怒ってらっしゃいますよ。。。)

余裕というか、怒りで、我を忘れるって感じじゃない・・・程度です。

 

特に、対パパ(笑)

パパとシューイーの関係性、ママが亡くなってからの父子生活には、なんともいえない歴史があるんだと、改めて感じた「アウトドアだめだめエピソード」(笑)

ああ、本来なら、緊迫しまくるであろう場面で・・・・あんな、バカ親っぷり。。。(笑)

特別な絆というとカッコいいですが、パパがやらかす人だと、シューイーは、10歳の時から、気づいてたんだもんね。

初対面の子に、「パパ、あげる」って、つい言っちゃうよね(笑)

 

シードーも、この父子の関係性をもっともっと踏み込んで、よく知ってれば良かったのに・・・。

全然、対処法違ったと思うわ~~~。

 

シードーに対しては・・・・、対しても・・・、もちろん、すぐに許すとかではないでしょうが、気持ち、あらかた、受け入れたあとなので、あとは、納得のさせ方というか、落としどころをどこにもっていくか、という感じでしょうか。

 

 

なので、この展開は展開として、興味深く見ています。

 

★【Ep 03】2/2に続く ★