これは、2ブロックめです。
【Ep.11】 (1/5) はアップ済みです。。
彼ら、ビジュアルの相性がかなりいいと思うんですけど、どうでしょう?
なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
5分割しています。
前半未読のかたは、こちらからどうぞ
『Lovely Writer』
นับสิบจะจูบ
【Ep.11】 (2/5)
~Sibの寝室~
ベッドの上に置かれているのは、水色のドラゴンぬいさんですか?
そのようですね。
手を伸ばしたSibが、ぬいぐるみを両手で抱え、微笑んでいる。
もう一度、身体を伸ばして、ぬいぐるみを戻すSib。
あれ?ベッド、新調した?
もう、配置がどうなってるのか、この家、謎(笑)
その時、全身びしょ濡れで、震えながら、Geneが部屋に入ってくる。
Gene「Sib~~~~」
Sib「水遊びでもしてきたんですか?」
うっすら笑ってるし・・・(笑)
Gene「違うよ、プールサイドに座ってて、立ち上がった時に足を滑らせて、プールに落ちたんだ」
もう一人で行動するの、やめたら?(笑)
Gene「だったら、バスルームにいって、シャワーを浴びて、着替えないと・・・」
ちゃんと、一つ一つ、これからやることを説明してあげるSib様。
そのまま、部屋の中に入ろうとするGeneに、「動かないで!」
Gene「・・・・(え?)」
Geneがピタっと止まるや否や、お姫様抱っこするSib。
ここの身のこなしが華麗に素早いのよ!
Gee「え? おい・・おい、何すんだよ?・・Sib?」
Gene「床が濡れちゃいます」
平然と宣い、奥のバスルームへ向かうSib。
Gene「おい、下ろせよ。自分で歩けるってば!」
Sib「そんなにジタバタしないでください。あなたはそれほど軽くないんですよ」
Gene「おい、お前、なんの権利があって、俺の事、重いって言ってんだ?」
そりゃ、成分80%は「かわいい」で出来てるとは言え、一応、成人男性ですからね。
Sib「まだ、そんなこと聞くんですか? 僕にそんな権利があるかですって?僕、これ以上の事、もうしちゃってるって思ってますけど・・・」
(かなり・・を付け加えていただきたい)
Gene「・・Sib!! 」
Sib「もうちょっと、食事を控えたほうがいいですね。そうすれば、僕、もっと楽にGeneを持ち上げちゃうのに・・・」
Gene「そんなヤラしいこと言うの、止めろって」
Sib「え~、僕、まだ、そこまでは考えてなかったのに~、Geneったら、そんなこと考えちゃう人なんですね」
そのまま、バスルームに入り、空のバスタブに、Geneを降ろすSib。
すぐさま、バスルームのドアを閉めに行くSibの必死さが、かなり好き(笑)
ヤバッ!!・・・こんなガラス張りのお外丸見えのバスルームでって・・・特殊ガラスだからって安心できないのに・・(自粛)
*************
髪を拭きふき、現れ、窓辺に立つGene。
ちょっと、アンニュイなGeneもいいでしょ(笑)
Gene「なんか、お前の部屋ってムカつくな・・・」
あれ、Sibはそのまんまの恰好だ・・・。
洗ってあげただけなの? あれ? 私もGene同様、早とちりな人? (///∇///)(笑)
Sib「(なんで)コンドにイライラするんですか?」
Gene「実際は、お前にムカついてんだよ。見ろよ、こんなに広くてさ。なんだって、俺の窮屈な部屋なんかにいようとしたんだよ」
Sib「だって、あなたのそばがよかったからですよ」
Gene「・・・・・・・」
さも当然なSibの「答え」に、何言ってんだ、って照れてるけど、本当は大満足だったみたいですよ(笑)
そして、Geneは、この段階で、彼氏の「Eat Me」Tシャツを着てる(笑)
後ろのドラゴンぬいさんを手に取るGene。
Gene「あ、これ、車の中にあったのと同じやつか? なんで、そんなに好きなの? お前の家族みたいに思ってんの?」
Sib「ぬいぐるみにヤキモチですか?」
Gene「違うって!ヤキモチってなんだよ」
Sib「でも、僕は、前に嫉妬したことありましたよ」
Gene「は? ぬいぐるみに嫉妬?」
さすがに、ちょっと小ばかにしたようなGene。
Sib「覚えてませんか?」
小さく首をふるGene。 ← 大抵のことは、覚えてないんだ、この人は。(笑)
Sib「昔・・このぬいぐるみのことで、僕たち、ケンカになりました。僕がGeneの部屋に入った時、あなたがそれで楽しそうに遊んでるのをみて、すごく欲しくなったんです。でも、Geneは僕に貸してくれなくて・・・それでケンカになったのを、Runおばさんが聞きつけてきて・・・」
恥ずかしそうなGene。
Gene「それで、うちの母さんが内緒でお前にあげたんだ・・・」
Sib「やっと思いだしましたか?」
Gene「でも、なんで他人のものなんて、欲しがったんだ?」
Sib「その当時はわかってませんでした。でも、少し大きくなってからわかったんです・・・嫉妬してたんだって」
Gene「嫉妬って・・ぬいぐるみにか?」
Sib「ええ。Geneがとっても楽しそうにしてたから。。だから、僕はそれが気に入らなかったんです。そんなぬいぐるみのことなんかより、僕のことだけ、もっと気にかけてほしかったんです」
言葉を失うとは、まさに、こういうことね。
たしかに、今、聞けば、それは、子供ながらにも立派な嫉妬だったって、Geneにもわかります。
あんなに、小さかったNubsibと、結びつけるのは、なかなか大変だけど。。
その可愛い独占欲が、今、Sibから大切にされてる愛の原型です。
Sib「怒ったんですか?」
Gene「・・・違うよ。なんで、俺が怒ったりするんだよ」
Sib「はい、でも、それはGeneのものでもあるんだから、好きな時にいつでも遊んでもいいですよ。でも、僕よりも、ぬいぐるみに注意を払うとかはダメですよ」
Sibの中の、Gene像が時々、10歳のGeneで止まってるのは、しょうがないってことで・・・私たちも受け入れよう(笑)
微笑んじゃうSib。
Gene「無理もないか。お前は子供の頃から、ずっとヤキモチ焼きだったんだからな」
でも、今のヤキモチのパワーアップは、Geneの想定以上だと思いますけど。。。
Gene「でも、心配する必要なんかないよ。俺、他のどんなことより、お前のこと、気にかけてるから」
Sibのほしい言葉も、ちゃんと投げ掛けてあげるGene。
そう、どんなスモールトークでも、「愛してる」の気持ちを、その都度、伝えていかなきゃ・・・。
それを聞いて、微笑んだSibが、Geneの頬にホームケーム。
そっと唇にチュ。。
二周目以降の視聴者は、ここの二人が・・・控えめに、それでも、心の底から、お互いを慈しんでる様子に泣かされる。。はず。
その時、Geneの携帯に着信あり。
Gene「おお、どうした?」
Hin「P’Gene。僕、P’のコンドに来たんですけど、いないんですね」
Gene「ああ・・・で、なにか用か?」
Hin「話があって・・・」
Gene「重要なのか?別の日でもいいか?」
ちらっと、Sibを見るGene。
できれば、先送りしたいGene。
Hin「すごく重要です」
Gene「わかった、ちょっと待ってて。すぐに戻るから」
Sib「誰からですか?」
Gene「ああ、Hinだ。なにか、重要な話があるって言ってる。だから、戻って、話してくるよ」
Sib「じゃ、そこまで送りましょうか?」
ここ、笑うところです。
「時には離れるのもいいだろ・・」と、ぬいぐるみをベッドに寝かせるGene。
数歩行きかけたところで、「Geneさん」と呼び止めるSib。
Sib「もう、あなたが恋しいです」
髪を拭いていたタオルをぽ~んと投げるGene。
Gene「大げさな奴!」
Geneがいなくなったあとの・・この厳しいSibの顔。
当然、重要な話に、思い当たるところがあるからでしょうね。。。
~Geneのコンド~
飲み物を冷蔵庫から取り出すGene。
カウンターに自分の原稿(Buaから突き返された)と、買って来た食べ物の袋を置いたHin。
さて、どう切り出そうか、と腕組みをしながら、しばし悩みます。
Gene「Hin、どうかしたのか?」
なかなか、喋りださないHinに、「なんだよ?」と催促するGene。
この感じ、Geneも、きっとわかってるのね。
Hin「あ、ご飯買って来たんですよ」
Gene「なんで、そんなにぎこちないんだよ。言いたいことがあるなら、ちゃんと言えって」
Hin「そんな、ぎこちないなんて・・・。」
そう言いながら、キッチンの中まで入ってくるHin。
Hin「P’のために、ここに来たんですよ。・・・・P’は・・ニュース見ましたよね?」
なるべく穏やかに、Geneを追い詰めないように、それでも・・とうとう、口火を切りました。
頷いたGene。
Gene「見たよ」
やっぱりね。
時系列がちょっとわかりにくかったけど、日頃、あんなにチェックしてるんだから、さすがに、もう、知らないわけがないよね。
Hin「で・・本当のところ、大丈夫ですか?」
小さく頷くGene。
Gene「OK・・・いつかこんな日がくるって、わかってたからな」
覚悟の上だというGeneに、Hinは何が言える?
でもね、誰よりも、Geneを理解してあげたい気持ちのHinでさえ、こっちはそれどころじゃないんだって思いを、ぐっと飲み込んだとしても、誰も責めないよ。
Hin「ああ、でも、Aoeyがあんなにヤバイ奴だなんて・・。誰が、あんなことするなんて思います?」
Gene「彼には、彼なりの事情があるんだろう」
本質は、そこではなく、自分とNubsibの問題だとわかっているんです。
少しずつ、核心に迫っていくHin。
Hin「それで・・もう、Nubsibとは話をしたんですか?」
Gene「・・・・まだだ」
Hin「え・・? なんで?」
Gene「それは・・・その・・・Sibが何でもないふりをしてるからだ。で、俺は・・・あいつになにか言う勇気が持てない」
状況は把握したHin。
Gene「それで・・お前は、この件で、俺に会いに来たのか?」
Hin「ああ、うん。P’のことが心配で、それに、あんまり悩まないで欲しくて・・・」
無理やり、笑顔を見せるHin。
Hin、みんな、あなたの想いに泣いてるよ。
少なくとも、私は泣いてるよ。
Gene「それで、お前は俺にどうしてほしいんだ?」
~回想~
Bua:そんなの、ちょっと考えればわかるでしょ?問題が起きてしまった今、あなたは、それを解決しなきゃならないのよ、なんとしてもね!
これ、持って帰って。もし、この問題を解決できなければ、これに目を通しても、力になってあげられないもの。
(回想終わり)
ついでに、自分がBuaだったら・・・どうしただろうって、なんか、身につまされる。。。
Hin「・・・・・・・・」
Buaの提示した「問題の解決」が何を示しているのか、わからないHinじゃありません。
でも、そんなの、Geneに言い出せる?
Hin「ああ・・・その・・・実は、よくわからないんです、P’・・・」
Gene、気づいてる?
Gene「お前、ただ、俺が考え込んでないか、様子を見に、ここにきただけなのか?」
Hin「ええっと・・・ああ、うん、だって、P’が心配だったから。P’が考え込んでるのなんて見たくないし、ストレスを抱えてるのも見たくないし・・・」
Gene「だったら、これならどうだ・・・今のところは大丈夫だ。 (お前のほうこそ)真っ青な顔で心配してるのを見たら、借金取りに追われてるのかと思ったぞ。」
Geneのジョークに、思わず、笑い出すHin。
Gene「でも、ここに、忠告にきてくれるなんて、お前はやっぱり、いい奴だよ」
ちゃんと気づいてたね。
罵られてもいい、と覚悟もしていただろうし、なにより、誰が、Hinをここに送り込んだのかも、ちゃんとわかってるでしょう。
それが、今のHinにどれほどのプレッシャーを与えているのかも、全ては、日頃からのことがつながっています。
そして、それに気づいたHin。
この二人の絆も、すごくいいね。
Gene「そんなに俺が好きか? はぁ? お前、俺に恋してるかなにかか?」
冗談言うGeneもね。
Hin「待って、待って、もう・・・P’ったら。 もし、僕がP’を愛してないなら、俺が誰を愛してるって?」
ごめん、Hin。
俺のせいで・・ごめん。
先に目をそらしたGeneの思いが、Hinに届いたでしょうか?
Gene「さ、もういいか・・お前、何を買って来たんだって?」
Hinが買って来た袋から、取り出すGene。
Gene「何買って来たのかな・・ああ、しゅうまいか」
じっと、Geneの様子を見ているHin。
Hin「P’、じゃ、僕、帰ります」
Gene「え? おまえ、来たばっかじゃん。なんで、そんなに急ぐんだ?」
Hin「Buaさんに代わって、ちょっと仕事を仕上げなきゃならないんです。遅くなると、また、叱られるかもしれないし・・・」
Gene「そうか、わかった。じゃ、急いだほうがいいな」
Hin「はい、じゃ、また」
こうして、Geneの視線から外れたHinの表情は、おもいっきり暗くて・・・。
静かに出ていったHinを、じっと見送ったまま、その場に立ち尽くすGene。
あんなに自分を気遣ってくれるHinのことを思うと、心は安穏ではいられません。
ふと、その場に置かれた、Hinの原稿に気づき、
『愛のために危険を冒す編集者』(The Editor Who Risks for Love)
直訳 m(_ _)mです
状況を端的に表してるとはいえ、もっと気の効いたタイトル、考えてあげたい!
手に取り、パラパラとめくり始める。
~Hinの部屋~
Geneの家から帰宅したHin。
思い悩む一方です。
その時、母親から電話がかかってくる。
慌てて、滲んだ涙を拭きとるHin。
ママ「Hin・・元気にしてる? 仕事、大変でしょ?」
Hin「ううん、母さんこそどうなの?」
ママ「だったら、どうして、そんな声をしてるの? Hin・・・」
Hin「・・・・なんでもないよ。ちょっと熱っぽいんだ」
ママ「Hin・・・大丈夫なの?」
何度も頷きながら、なにかを言おうとしても、言葉が出てこないHin。
ママ「もし、大丈夫じゃないなら、家に帰ってらっしゃい」
とうとう、こらえきれなくなったHin。
Hin「もう疲れちゃったよ、母さん」
ママ「疲れたんなら、休みをとりなさい。・・ね?」
すぐさま、心配の言葉をかけるママ。
Hin「休んでも、少しも変わらないんだ。仕事がうまくいってなくて・・。俺、ただ、ちょっとだけ、今よりいい暮らしがしたかっただけなのに・・それもできてないし・・・」
ママ「Hin・・・あなたが家族のためを思って、お金を稼ぐために一生懸命働いてるってわかってるわ。でもね、今は、自分のことだけを考えなさい。あなたがそんな辛い思いをしてるのを見ると、私も幸せじゃないもの」
Hin「俺はただ、あくせく働かなくても、いい生活を送れる他人が羨ましいだけなんだ」
ママ「そうね、人生ってそういうものよね、Hin。これがこの世界の現実よ。我慢すれば成功するっていうものでもない。でも、あなたは、最善を尽くしたんでしょ?」
Hin「もう、どうすればいいのか、わからないんだよ、母さん」
そう、本来は、Hinが思い悩むべきことではないし、答えが出せることでもないから。。
ママ「もし、あなたが最善を尽くしたのなら、もう、なにもいう事はないわ、あなたを誇りに思うだけ。。もし、このことを乗り越えられたら、あなたはきっと素晴らしい人になれるって、お母さんは信じてるもの。ね、そうよね?」
頷き続けるHin。
Hin「母さん、会いたいよ。抱きしめてほしいよ・・」
ママ「お母さんも、あなたを愛してるわ」
電話を切り、たまらず、泣き始めるHin。
ママ、少しでもいいから、Hinに会いにきてあげることは無理なのかな・・・。
泣きながら、デリートキー、連打してるけど、小説、ど~すんの?
机に伏して、身を切られたように、声をあげて、泣きだすHin。
GeneとSibは、ここに来て、このHinの姿を見るべき?
それとも、(芸能人の)プライベートにまで指図しようとする世の中に問うべき?
★【Ep 11】2/5の雑感 ★
BLの本道は、ラブファンタジーなので、その夢をたたき壊すことはできません。
どんなに、ひどい目にあおうと、それは試練であり、いずれ、最終回に向けて、エンディングが用意されるでしょう。 ← それを言ったら、ドラマや映画なんて、身も蓋もないけど。
私たちが目にするBLアクターの主役級は、学業もトップクラスで、おうちも資産家、ご家族も優秀・・そんな現実離れした人たち、たくさんいます。
そのまんま、ドラマじゃん、みたいな。
そんな虚実の境目が曖昧な中で、現実社会にあえぐ存在が、ドラマ上、どうしても必要です。
Kenjiくん(Hin)のお芝居は、説得力がありますね。
今回の彼は、不合理をぶつけられる存在、そのものです。
社会とかかわりを持っていれば、「Hin」だった経験のある方も一人や二人じゃないでしょう。。
私は、来週、Hinのハッピーエンディングを痛切に、願ってます。
(Tumも入れてあげたいけれど、彼には、自分と愛する人とでなんとか切り開く余地があるでしょ?)
え? NubsibとGeneは?
主役は、当然、Happy Endingに至るまでの過程が大事です。
Hinの不合理な苦しみを前にして、「所詮、個人の恋愛ごときじゃないか・・」を、覆えしてみせる責任があるんじゃないかなぁ~なんて思っちゃいます。