『Bad Engineer』のフィッティングは波乱含みでしたが、『Lovely Writer』はこんな感じの衣装コンセプト

なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
4分割しています。
前半未読のかたは、こちらからどうぞ
『Lovely Writer』
นับสิบจะจูบ
【Ep.02】 (3/4)
~Gene コンドミニアム リビング~
机に向かっているGene。
彼の唇は、背の高い主役の男によって、すぐに押しつぶされた。
彼は、頭が真っ白になっている間、ずっと息を切らしていたが、なんだかプロらしくないように思え、キスの間、目を閉じていた。
彼は、今、起こっていることが、シーンの中の出来事なのか、それとも実際に起こっていることなのか、確信が持てなくなり始めていた。
そこまで打って、はた、と手が停まってしまう。
頭をかきむしるGene。
うん、気持ちはわかるよ。。。
なんかイマイチだもんね。
Tumからメッセージ着信です。
そう、本日は『Bad Engineer』の衣装フィッティングの日でしたね。
工学部の作業着型ユニフォーム(私は濃色系が好きよ(笑))を着たSibの画像です。
電話もかかってきた。
しかもテレビ電話だった・・・(笑)
Tum「よお、Gene。どうだ、彼?お前の小説の主役、キンだぞ。俺は、お前に、お前の主役の、Sibの衣装を着た姿を見せたかったんだ。気に入ったか?」
GOOD JOB!
Gene「お前には、俺が、ファッショニスタみたいに見えるのかよ?」
Tum「だったらな、奴がイケメンで、誰もが彼に恋をするって保障してやるから、信じていいぞ」
Gene「まったく、お前ったら、すぐに調子に乗る奴だよな」
Tum「まぁ、俺はアイツの担当マネージャーだからな。 それで、お前は何してるんだ?」
Gene「仕事だよ」
当然だろ、とばかりに、卓上のノートPCを顎で示すGene。
Tum「小説書いてるのか? 今、どういったのに取り組んでるんだ? 聞いてもいいのか?」
Gene「ああ・・・ええっと、ただ、映画の製作現場ってだけだよ。まだ、まったくまとまってないけどな」
Tum「そいつはちょうどいい。ドラマのセットに来れば、参考にできるじゃん」
その時、背後で「P'Tum、次の衣装に着替え終わったけど、誰としゃべってるの?」とSibの声が聞こえてくる。
Sibの声だと認識しただけで確実に意識して、ちょっと緊張しちゃうGene。
うん、いい兆候じゃん!
Tum「ああ、Geneとしゃべってたんだよ」
Sib「Geneさん?」
Tum「ああ」
Sib「起きてるの?」
そういって、画面に入ってくるSib。
Sib「Gene、どのくらい前に起きたんですか?」
Gene「ああ、ちょっと前にな」
Sib「朝食に、トースト食べましたか?」
Gene「ああ、テキトーに食べたよ」
Sib「今朝、サンドイッチを作って、冷蔵庫に入れておきました。忘れずに食べないと、胃を痛めますよ」
Gene「ん・・・」
Sib「今日は、一日中、そこで、執筆ですか?」
Gene「そんな感じかな」
Sib「がんばってくださいね」
これが、魔法の言葉なの✨
この優しい顔・・・!
小さく頷くGene。
もう、私がなにをいうか、お分かりですね。
くぅ~~~~!
なんなの、恋人みたいな会話しちゃって。。。
ええ、「Kiss&Ride」(笑)の時もそうでしたけど、「同棲💖ライフ」に適応するの、早くありませんか?(笑)
Tum「じゃ、もう俺たち行かないと。。じゃあな、Gene。またな」
Gene「またな」
それにしても、Tumのハイテンション・・・っていうか、この人は、今の二人の会話を隣で聞いてたくせして、何も思わなかったの???
電話を切ったあと、ぼ~っと、物思いにふけるGene。
そして、Sibの部屋を見つめるGeneの表情の柔らかさを、すでに、私たちは知っています。
~回想~
Sib:今朝、サンドイッチを作って、冷蔵庫に入れておきました。
Sib:朝食には、トーストが食べたいですか?
Sibの声を思い出し、ふっと、口元に笑みを浮かべると、そこから、また、
軽快に文章を打ち始めるGene。
~撮影スタジオ~
この衣装フィッテイングも、好き!
できることなら、これとか、リーディングとか、動画回しっぱなしのをずっと見ていたいくらい。。。あれ、見始めると寝る時間、取られるのよ~~!
最近のドラマは、宣伝かねて、いろいろ出してくれるのでありがたいです(笑)
これが、Sibの基本コーデなのね。
あら、今日のMai監督の衣装は水玉ね。
衣装に着替えたところで、宣材用の写真撮影も同時並行で進んでいきます。
監督「Sib、こんな風に、Aeyを抱きしめて、Aeyはあなたの手を、彼の胸にしっかりと当ててみて」
ポーズを細かく指示する監督。
監督「あなた方がと~っても愛し合ってるみたいに、微笑みながら、彼のほうを見てちょうだい。写真とは言っても、内面の気持ちが出るものなのよ。」
頷く二人。
監督「準備はいいかしら? (スタッフに)じゃ、セットから出ましょう。お互いの顔で緩衝しないように撮るわよ。はい、はい・・・ちょっと確認するわね、光の感じはいいわ。さ、愛おしそうに見つめて! そうよ。近寄って、もっと親密そうに・・。」
こんな氷河期のようなカップル撮影、逆に見たいわ(笑)
監督「ん・・・まだ、だめだわ。もう一度! いい、愛おしそうに、親密そうに! お互いを邪魔しないで!もっと、近寄れる? 彼の腕をしっかりつかんで・・・リラックスよ」
必死な監督と・・・・厳しい顔でモニターを見つめたり、直接二人に視線を向けているFahプロデューサー。
もう見ていられないとばかりに、監督に話しかけるFahプロデューサー。
Fah「ねぇ、Mai、彼らって、主人公のシップ(カップル)でしょ? でも、彼ら、1マイルくらい遠くに立ってるみたいで、全然、“恋に堕ちてる”って訴えてきてないわよ」
御明察!
Mai「・・・ちゃんと、やらせてみるわ」
たぶん、作り笑顔を浮かべているMai監督自身、ひしひしと焦りを感じてたと思います。
Mai「はい、SibとAey、もう一回やってみましょう。さ、もっと近づいて。もっと近づいて、一つになってるみたいにして、Sibは、腕をしっかり握りしめて・・・、Aeyは、これ以上近づかないで、私に触れないでって言ってるみたいに、強く、彼の胸を押しだすのよ。でも、実際には、もっと愛してほしいって、近づいてもらいたがってるんでしょ?」
二人の気持ちを高めようと、熱弁をふるうMai監督。
どんどん、気持ちが引いていってるNubsib。
シブシブ~~~、お仕事だよ~~~!
Aeyと確執があるのかもしれないけれど、これはお仕事だよ~~~!
後ろで、じっとみているMhok。
~撮影スタジオ 2階~
休憩時間かな?
Mhokが、トイレに上がってきました。
いや、撮影そのものは続いてるみたいね。
ちょっと固い表情で、トイレから出て来たAey。
どちらともなく、立ち止まる二人。
Mhokを睨みつけると、歩き出そうとするAey。
Mhok「Aey、Earnのメッセージに返事してやれよ。彼女、心配してたぞ」
顔を歪めるAey。
Aey「彼女が、俺にそう言ってくれって、お前に言ったのか?」
無言のMhok。
Aey「彼女のスパイみたいな真似、やめないのか?イライラするよ」
Mhok「・・・・・・」
下に降りていくAey。
幼馴染3人組は、だいぶ、こじれてるねぇ。。。
~パウダールーム~
持って来た荷物の中を、なにか探し物してるようなTum。
そこに、静かに入ってきて、背後から、わっと驚かすTiffy。
Tum「うわ、なんだよ?」
Tiffy「何してんの?」
Tum「Nubsibの財布を探してるんだ。どこに置いたかわからなくて・・・」
腕組みしてるTiffy。
Tum「なにか、必要なものでも?」
Tiffy「別に。でも、なんだか、今日はかっこよく見えるわね!」
Tumの服を、あちこちつまみ上げるTiffy.
Tuffy「Geneは、あなたを手に入れられて、ラッキーね」
どうして、そっちの方向に話がいくのかな?(笑)
Tum「なんだよ? Geneは、古い友人なんだ。なに、バカなこと言ってんだよ」
Tiffy「隠さなくてもいいのに。私にはお見通しよ」
え、もしかして、Lではなくて、単純に腐女子ってこと?
Tum「なにがお見通しだよ。何もないって」
急に、鏡の前に並ぶ化粧品 に興味を示すTiffy。
Tiffy「ねえ、このブランドいいよね?」
化粧台の前の、ローションを手に取るTiffy。
Tum「ああ、それな・・」
Tiffy「うん。」
Tum「すごいよな。敏感肌の人には完璧だよ」
Tiffy「そのとおり、試してみたいな」
今度は口紅を手に取るTiffy。
相変わらず、財布を探しているTum。
Tiffy 「あ、このリップの色、可愛い。ねぇ、これ、付けるの、手伝ってくれない?」
Tum「そんなことしていいと思ってるの? 聞いてもいないのに・・・」
Tiffy「う~、メイクスタッフはみんな、セットに行っちゃってて、誰もこないわよ。ほら、さっさと・・・こっち来てよ」
人の頼みを断れないのは、Tumも同じね。
仕方なく、目を閉じているTiffyの唇に・・・塗ろうとして、ちょっと一瞬の間が・・・。(笑)
そうそう、Tumは、もう結構、Tiffyが気になり始めてるもんね。
このBGM・・・いつから、二人の専売特許になったの?・・・って、あの、蹴っ躓いた時からよね。
そして、このTiffyも、モデルばりにかっこいい!
Tiffyを完璧、意識してます。
男性が気になる女性の紅をひくという行為は、「春琴抄」以来、極上の色香を放つときまってるのよ。(笑)
まるで、口づけを予感させるような、息を飲む何か・・・が訪れる。
リップブラシを動かすときに、Tiffiの顔を小指だけで固定してるTumの指先の一点が、今の二人がつながる唯一の点。
Tum「・・・・できたよ」
このちょっと掠れたような言い方、普段、はっちゃけたように話すTumだからこそ、効いてるよね。
鏡にむかって、ハムハム、ンパンパするTiffy。
Tiffy「うん、本当にいい色だわ」
ふふ、いい雰囲気じゃ~ん、なのは、Tumだけ?
そうなのかな?
Tiffy「あなたの顔、油が浮いてるわ。やってあげる」
Tum「やってくれるの?」
Tiffy「うん、ああ、ちょっと、そのまま、私にやらせてよ」
パシっと、Tumの首筋に手を置くTiffy。
もうお分かりですね。
Tiffy「あなたの肌は脂性肌だから・・・・目を閉じて」
パウダーを乗せていくTiffy。
またもや、ムードはメロウな雰囲気になって、見つめあっちゃう二人。
またかい!(笑)
Tiffy「・・・・・・ああ、もうおしまい」
このパターン、ちょっと飽きてきました。 ← まだ、2回目なのに(笑)
Tum「どんな感じ?」
Tiffy「すごく可愛いわ。カツラでも被れば、女の子になれるわよ」
ん? やっぱり、腐女子だけど、L入ってたりする? どっちよ!
それを聞いて、がっかりするTum。
お互いに、タイミングをずらして、お互いの顔を見るあたり、むちゃ、微妙。。。
どっちに転ぶかな?
その時、表の廊下が突然、騒がしくなる。
慌てて、素知らぬふりをするTumとTiffy。
Tiffy「じゃ、トイレに行ってくるね」
Tiffyの立ち去ったあとのTumは、もう、その気です。。。
~コンドミニアム ロビー~
外に出て来たGene。
その時、1台の高級車(と言っても、スポーツタイプ)が、停車するのに気づく。
助手席から降りてきたのは・・・・Nubsibです。
それを偶然、目撃したGeneの顔は、どことなく浮かなくて・・・。
Uターンすると、すぐさま、走り去る車。
ゆっくりと、Geneに近づいてくるSib。
今、Sibを送って来た車が気になり、目で追ってしまうGene。
Gene「誰が送ってきたんだ?」
Sib「こっちのほうに用事があるついでに送ってくれた現場の人です」
頷くGene。
信じたわけじゃないよね?
Sib「どこにいくつもりなんですか?」
Gene「・・なにか食べるものを買いに行こうかと思ったんだ」
Sib「なにか食べるもの、ですって?」
Gene「この近くの市場にな・・・。君は食べたのか? 俺と一緒に来るか?」
Sib「誘ってるんですか?」
Gene「ああ・・・行くのか? もし、行かないなら、俺だけ行くけど」
さっさと歩き始めるGene。
Sib「ああ、待ってください、Gene!」
カバンを持ったまま、いそいそと追いかけるSib。
★【Ep 02】3/4の雑感 ★
共に過ごすことが苦にならない人同士が、生活を共にするということは、Geneのような自由人にとっても、こんなに心地のよいものなんですね。
すっかり、骨抜き(笑)
数日で、これなら、1か月経った頃には、一緒に入るお墓も買っちゃうよ(笑)
Tumが、SibとGeneの仲睦まじいやり取りの様子に一切言及しないのは、真性の鈍感なのか、それとも、すでに、(Sibに頼まれて)手を貸すことになっているからなのか、ちょっとイマイチわかりにくいですけど、Tum本人が「恋したい症候群」であることは確かですね。(笑)
Tumの想いが実り、Tiffyとカップルとなった暁には、何番手のカップルになるのかわかりませんが、すでに素敵なシーンを入れてきましたね。
二人の息遣いや鼓動、誰も来ないとわかっている衣装ルームで、たった二人、密かに、口紅を塗るという行為のちょっぴり背徳な感じ。
私は、何でも、物事をややこしい方に誘導する、ややこしいひとです。
Geneに対するSibの態度には、どこか秘密があるような気がしていましたが、あの車・・・。
あんなん、ドラマのスタッフが乗ってるって、さすがに無理あるでしょう。
テレビ局なら重役クラスだよ(笑)
あ、重役クラスの年齢じゃ、あんなイキった車には乗らないわね・・・(笑)
ま、おいおい、わかってくるでしょう。