9話は、どこからどう見ても、Bunの振る舞いが「Wirapong Inkhamviengさん(Tanの本名ね)の奥様」なんですよ。

だから?

もう遠慮せず、「嫁」目線で筋追いしてもいいですか?(笑)

 

本作品は、主人公が検視官という職業柄、事件現場や解剖シーンが登場することもある『スイート💘クライムサスペンス』です。

苦手な方は、ご注意ください。

 

なお、本サイトは、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

(できるだけ配慮は致しますが、語彙力のなさをカバーするために、そのまま、画面キャプチャーを載せる場合もあります。)

 

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い


4分割しています。

前半未読のかたは、こちらからどうぞ

 
『Manner of death』

 

 พฤติการณ์ที่ตาย

【Ep.09】 (2/4)

 

~Viangpha Mork署 取調室~

机を挟み、対面しているMとTan。

傍らに、Gunが立っている。

M「Puedさんの遺体に、あなたと争った形跡がありました。Pued検事と、肉体的な対立があったんですか?」

Tan「はい。我々は、昨日、ちょっとした争いをしました。」

そこは、素直に認めるTan。

M「どのような争いですか?」

Tan「それについては、知る必要がないことです。私と兄・・・は、若いころからずっと諍いをしてますから。昨日も、喧嘩のあとは、すぐに和解しましたよ」

M「言い換えれば、あなたが去る時、Pued検事は、まだ、普通の状態だったと?」

Tan「私が兄につけた口元のあざをカウントしなければ、(それ以外は)まったく正常でしたよ」

 

一応、経緯は説明しはじめるTan。

Tan「彼が電話してきたんです。」

 

自らすすんで、話し始めたTanを見るM。

Tan「・・・そして、Bun先生を兄のもとに連れてくるように頼んできたんです。ですが、Bun先生は緊急の患者に対応してて・・・それで、兄は、自分を迎えにきて、Bun先生のところに連れて行け、と頼んできたんです」

自分の話を、さほど、信用していない様子のMの顔を見て、少し体を浮かせると、自らポケットから携帯電話を取り出し、机の上に置くTan。

Tan「もし、私のことが信用できないのなら、自分で確かめるといい。兄が私に電話してきたかどうか、確認してください」

着信履歴を見るM。

Tan「私が到着した時、兄はもう、亡くなっていました。・・・救急車を呼び、なんとか兄を助けようとしました。でも・・・だめでした」

冷静に話しているものの、どんなに悔しく、悲しかったか・・・。

 

~署長室~

ああ、早速、Porが出向いてきてる。

署長「警察は、お宅の敷地で、弟さんの遺体を発見しました。Tanさんは現場にいたんです。彼と争った形跡があり、そして、亡くなりました。しかし、本当の死因は、強心剤の注射によるものでした。警察が現場に到着した時、Tanさんは、注射器を手にしていました。」

 

このク○署長! ← 言葉が悪くてすみません。もっと、酷く罵ろうと思えば罵れるのですが、一応、これでも自粛してます。

 

こんなん聞いたら、ボス兄がいくらトンチキでも、Tanが殺したって思うじゃん。

 

~取調室~

M「注射器はどこにあったんですか?」

Tan「床に落ちていたのに気づいて、拾い上げて、近くで見ただけです

絶対、疑いの焦点になるのがわかっていて、そこは強く否定するTan。

 

~取調室前の廊下~

Tanが取調室から出てくると、Porが待ち受けている。

Tan「兄さん・・・」

いきなり、Tanの胸倉に掴みかかり、「なぜ、Puedを殺したんだ?!」と激しく問い詰めるPor。

その剣幕に、さすがに、ふたりを引き離そうと抑えるM&Gunコンビ。

Tan「俺はやってません、兄さん」

Por「お前じゃなければ、他に誰が出来たって言うんだ?

 

~Mのオフィス~

Mのデスクの前に座り、話をしにきた様子のBun。

一緒に、弁護士さんでも連れて来たのかな?

M「警察としては、この事件での保釈は認められませんね、先生」

いきなり、不審いっぱいのBun。

Bun「なぜですか?」

M「多くの証拠が、これが殺人であることを示しているんです。我々が監視下に置かなければ、容疑者には逃亡の恐れがあります」

うちの旦那を容疑者扱いするのか、と怒りに震えるBun奥様。

Bun「ですが、私の所見では、明確な証拠などありませんが・・・」

M「もちろん、ありますよ、先生。注射部位と心不全の症状。これらの証拠を見る限り、故人が強心剤の注射によって死亡したことを証明するのに十分だと言えますよ。先生は、故人が心臓病を患っていたことを誰が知っていたのか、ご存じなんですか?

Mを睨むBun。

 

~取り調べ室前の廊下~

Por「お前と俺だけが、あいつの心臓病について知っていたんだぞ!

(確かにTanは、世間に知られないように、薬の手配とか世話を焼いたりさせられてただけかもしれないけど)それでもそれこそが、あなたたち3人兄弟が、身内って証でしょう?

 

至近距離で、Tanを思い切り、殴りつけるPor。

M「Gun、容疑者を連れていけ!」

足早に、連れ出されるTan。

M「Porさん、落ち着いて!」

 

~Mのオフィス~

M「これをみても、Tanさんが殺人犯かもしれないという可能性は、より明確になったと言えます」

悔しいけれど、心臓病のことを知らなかったBunに、言葉は挟めない。

M「私は、TanさんがJane先生を殺害後、Pued検事を誘拐し、強引に監禁したと推測しているんですよ」

はぁ? はぁ? はぁ?

Bun奥様、目の色が変わりました。

M「ついに、彼はPued検事を殺害した・・とね。彼は、嫉妬が故に、彼らを殺したんですよ。」

はぁ? はぁ? はぁ?(2回目)

 

~取調室~

Tan「だ、誰を嫉妬ですって?」

突然、出て来た荒唐無稽な話を、聞きなおすTan。

M「Jane先生ですよ」

なに、勝ち誇ったように言ってんの? どこから、そんな無理無理なシナリオ作り上げてきたの?

 

あきれ果てて、言葉を失うTan。

M「あなたたち二人が争ったあと、あなたはイライラし、一晩中、憎しみに満ちていた。そして、強心剤を用いて、彼を殺害しようと決心した」

 

これ、なにかのジョークですか、Mさん。。と薄ら笑いさえ、浮かべてしまうTan。

(私のスマホだと、PCで見るより、もっと画像が真っ暗なので、ちょっと修正かけました)

それでも、はっきりしませんね。

 

M「あなたの注射の練習台として、Jane先生の殺人は、完全に一致している・・・。おそらく、あなたが、Jane先生殺害の犯人です」

コナン君に、麻酔銃で、眠らされる前の、毛利のおっちゃんみたいな推理です(笑)

自分で言ってて、恥ずかしくならないのかな。

 

思いつく例えが、昔の子供番組とか古い映画が多いのは気にしないでくださいね。。。

あとは、マニアックすぎて・・・使えないのが多いんです。(笑)

 

~Mのオフィス~

Bun「ですが、私はそうは思いません。TanとJaneは、ただの友人でした。Purd検事にいたっては、彼自身が、あの場所にとどまろうと決めたんです。あいつは、私がこの事件を追及するのを防ぐためにそうしたんです」

今度は、Mが、小ばかにしたように笑い出す番。

M「それは、Tanさんの一方的な説明にすぎません」

Bun「それ以外にも、私が疑わしいと思ってることがあります。一体、警察に通報したのは誰なんですか? なぜ、警察はあんなに早く現場に急行できたんですか?

ちょっと、顔色が曇るM。

M「我々は、あの家から、大きな物音が聞こえたという誰かの通報を受けたんです。」

Bun「あんな森の中の家から、一体、どこの誰が、物音なんて聞くことができるんですか?Puedの携帯電話ですら、見当たらなくなってますよ」

 

Bun「・・・・・(ふん、アタシを言い負かそうなんて、100万年早いのよ!)

すみません。Bunの心の声は、私の声かもしれません(苦笑)

 

M「Tanさんが隠したんでしょう」

Bun「もし、Tanに何かを隠す意図があったのなら、(なぜ)針と注射器も隠そうとしなかったんですか?

これまたガチ直球!

 

M「・・・それを私に訊ねるなら、そのご質問は、彼を保釈を決める法廷尋問の時までお持ちになっていたほうがいいでしょうね。」

悔しいけれど、これ以上、話をしても、Tanは保釈されないし、時間の無駄だと悟ったBun奥様。

こういう凛とした表情、好きなの!

 

ムッとして立ち上がると、そのまま、何も言わずに、部屋を出る。

そのあとに続き、席を立つ、超無口な弁護士さん。。。 ← ユーは何しにここへ?(苦笑)

 

Bunがいなくなると、能面のような顔で、考え込むM。

M「・・・・・(だよなぁ、やっぱ、無理あるよなぁ・・・でも、がんばったよな、俺)

 

さて、Bunが放った鋭い指摘については、どう対応されますか?

 

ここの一連の、三か所中継・・・見事でしたね。

時系列はバラバラだけど、話題に出てきたワードを関連ごとに追いかける感じ・・・。

こういう手法は、視聴者を事件が複雑になった時に飽きさせないし、ポイントにしたいところを強調できるし、(ま、逆に都合の悪い点を強調しなくてもすむ・・・という利点もあり)、ちゃんとしてるぅ~!

 

~Viangpha Mork署~

その日の晩。

留置所で、横になっているTan。

そこに、Porが入ってくる。

慌てて、起き上がるTan。

Tan「兄さん・・・」

格子越しに向き合う二人。

またしても、Tanの胸倉を掴むPor。

引っ張られ、鉄格子に顔が押し付けられるTan。

Por「警察は事件を終結させ、お前が犯人だと言ってるんだぞ!」

Tan「Janeが自殺したと言って、事件を終わらせようとしたのと、全く同じようにですか?」

Por「生意気を言うな!」

なんで、わかってくれないのか、とPorの眼を真剣に見るTan。

Por「もしお前じゃなければ、他の誰に、こんなことが出来るんだ?」

二人の会話を、じっと聞いている署長とM。

Por「なぜ、お前がこんなことをしでかしたのか、俺は知らん。だがな、お前がもし牢屋から出て来たとしても、俺は、お前を逃がさんぞ!」

Tanを突き飛ばすPor。

ゆっくりと立ち上がるTan。

 

~Songchai議員の隠れ家~

夜・・・正面の玄関から、Namが着の身着のままで出てくる。

周囲を見回し、逃げだそうとするNam。

当然のことながら、家の周囲を見張っていた黒い目だし帽の男に見つかる。

Nam「放して・・」

バシっと叩かれるNum。

男に抱えられ、出て来た道を引きずられるように、逆戻り。

Nam「放してったら!!」

抵抗するNam。

 

同じころ、床に転がされていたTatが、ようやく目を覚ます。

薄暗い倉庫のような場所で、自分の手足が縛られていることに気づく。

Tat「な・・・なんだ、これ。どうなってんだ?」

もがきながら、なんとか座るTat。

周囲を見回し、「出してくれ!」と大声をあげる。

Tat「お~い! 出してくれ!」

その時、ドアが開き、縛られたNamが突き飛ばされる。

すぐに出ていってしまう男。

Tat「・・・Namか?」

Nam「P’Tat?」

顔を見合わせる二人。

Tat「なんで、お前がここに?」

Nam「それ、むしろ、私が聞きたいわ。一体、どうして先輩が?」

Tat「お前、今までどこにいたんだよ?一体、なにがあったんだよ?俺に話してみろよ。」

そう言われて、戸惑うNam。

Nam「話せば長くなりますよ、先輩」

いち早く、Tatが、秘密を知ることになるのかな?

 

~隠れ家の一室~

悪だくみルームね。

Songchai議員と対策を話し合うTang署長。

署長「あのNamっていう女の子のことは・・・どうやって、解決するつもりですか?」

ワインなんか飲んじゃって、まだ、余裕あるって思ってるみたいで、超ムカつく。

議員「・・・・なに、いつもと同じさ。物事が落ち着いたら、船で送り出す」

今度は人身売買?

とうとう・・・いやぁ、お決まりのコースすぎて、なんだか、かえって現実味がない感じ。

 

署長「男のほうは・・・どうやら、Porのところで働いている奴のようだが・・・」

かなり、めんどくさそうね。

 

議員「Porはすでに、全部気づいてるのか?」

そのあたりは、署長も掴み切れてない様子。

 

Boss兄は、仲間でないことが判明。 

今のところ、この人でなし議員と○○署長の二人は、はっきりしてるけど、他の人たちはまだ、わからないもんね。

一人ずつ、つぶしていくしかないね。

議員「Pued検事の件はどうなる?どうするつもりだ?」

署長「事件は終結だ。明日、検察に送致することになるだろうな」

頷く議員。

署長「そのあとで、事件は完璧に終結されるだろう。もう送検に関する準備はできている」

議員「だが、注意した方がいい。Tanが何を掴んでいるのか、我々は(まだ)わかってないからな。もし、彼が何かを明らかにした場合、我々では、情報の拡散を食い止めきれん」

考える署長。

署長「私には、奴が何かを知っているとは思えない。もし、奴が何か知っているのであれば、逮捕される前に言及しているだろう」

ほんと、こんなに頭回らないくせに、よくもこんな犯罪に手を染めてるよね、この○○署長。

署長「だが、あなたは心配する必要はありませんよ」

 

ここで、映像は、Tanが捕らえられている留置場に・・・。

 

~留置場~

床に直接、横になって眠っていたTan。

 

署長:もし例え、奴がなにか知っていたとしても、そう長く生きていられるはずがない・・・

この○○署長!

誰か、私に鉄槌を下させて!

 

キィーっと金属音のような扉を開ける物音がして、目を覚ますTan。

真っ暗な中、数名の男たちが、棒を片手に入ってくる。

さっと、身体を起こすTan。

 

閉められる鉄格子の扉。。。

警官が手引きしたってことね。

 

すべて、悟ったTanが、Damに変貌しました。。。

一人で、次々に男たちに蹴りを入れ、殴りつけ、身を守ろうとするものの、さすがに、こんな狭い留置場で、一人じゃ無理です。。

背後から狙われ、床に倒れ込むと、男たちから執拗に、蹴られ続けるTan。

必死に、頭を守るのに精いっぱい・・・(涙)

耐え続けるTan。

ぐったりして、動かなくなっちゃった。。。

ちょっと~~~!えーんえーん

 

それを、鉄格子の向こう側から、頷いて見ている人物。。。

こんなにアップになってるのに、誰かわかんないって、さすがにダメよね。

 

これも、あまりにも暗すぎたので、これも修正しちゃったよ(笑)

Patを撃った目だし帽の人だよね。。。

なんかちょっと、阿部サダヲ氏みたいにみえて仕方がないんだけど。。。。(笑)

 

この偽警官?以外にも、鉄格子の外に警官たちが立ってるの。

ひどすぎる!

 

力尽きたように、目をとじるTan。

えーんえーんえーんえーんえーん

 

★【Ep 09】2/4 雑感★

子供たちに勉強を教えるのが好きだと言ってたTanにとって、Damとして、Porに命ぜられた裏仕事をこなさなきゃならなくなったのは、いつからだったのかな?

 

しっかし・・・Maxの、細やかな演技は、リモコンで一時停止しながら見ちゃうレベルですね。

(特に、私は、キャプチャーするので、コマ単位でさぐってしまいますけどね)

 

でも、普通に流して視聴していても、矛盾がない。

警察で、取り調べを受けてる時の、冷静さを優先させる口調、Mの挑発にあきれ果てる視線や仕草、Porに対する、100%の憎しみではない反応、暗闇のアクションシーン。

もう、いうことないっす。

これだけ、楽しませてもらえるだけで、ありがたや~レベルです。

 

もちろん、Tulも同じく。。。

「嫁」連発してますが、この方、表情だけでなく、髪の先からつま先まで、誰よりもそれを意識して演じているんですから、刮目しないわけにはいきません。(笑)