今週も、30分ほど前に、Part1、2をアップ⤴️⤴️してます。(下記リンクよりどうぞ)


私の頭の中のCanは、どうしても、「Tin Krup~~」を「Tin様~」って呼びたいらしいんです。(笑)

なので、勝手ながら「Tin様~~~」です。 

 

無茶苦茶、ネタバレしまくってます。OKの方のみ、おすすみください。お願い
 

4分割しています。

前半未読のかたは、こちらからどうぞ

【Ep.08】 (1/4)

 

『AChanceToLove(LBC2)』

【Ep.08】 (3/4)


なんか、このショットを挟みたくなったP'Newの気持ちがわかるような気がして、つい、私も置いてみました。。

 

~リビング~

ソファに座り、なにか、メモを書いているTin。

冷静にみても、私は、この人のことを、かっこいいと思っています。 ← なんの宣言?

 

シャワーを浴び終わり、入って来たCanをチラ見するTin。

どうです? この角度・・・!

悔しいけど、この顔は、Canにしか見せないっていうのが、また、もうたまりません。

 

Tinの隣に腰かけると、いきなり、「Tin、お前、俺の事、恋人って呼んだよな?」と質問を始めるTin。

ええ、なにか問題でも?

 

メモ帳を閉じ、ペンを仕舞うTin。

Tin「そうだな、恋人、彼氏・・・それから、奥さんとも呼べるな。どれでもいいぞ」

なんだか、複雑そうなCan。

Can「お前・・・奥さんって呼ぶのはやめてくれない?鳥肌が立つよ」

 

肯定も否定もしないTin。

だって、時と場合に応じて、呼びたいように呼ぶだけだもん。(笑)

 

Tin「じゃ、お前はいつ俺の彼氏になってくれるんだ?」

その言葉を聞き、ちょっと俯くCan。

Can「あの日のこと・・・ごめん。」

どんなに、Tinに辛い思いをさせたのか、自分も辛かったのか、改めて、思い出しちゃったね。

 

首を振るTin。

Tin「もう、そのことは忘れよう。で、今回はどうなんだ?」

 

Can「あのさ・・・おれ、(見た目)かっこよくないだろ。」

Tin「そうみたいだな」

Can「金持ちでもない」

Tin「よく知ってる」

Can「なぁ、頷くだけでいいよ。いちいち、なんか言わないで。。。」

話の腰を折るつもりはないけれど、なんだから、つい、チャチャを入れたくなっちゃうんだよね。

可愛いから・・・。

 

Can「それから、もう一つ・・・俺、バカじゃん。お前みたいな御曹司に釣り合うものなんて、なにもないんだよ」

Canなりに、いろいろ考えてたんだね。。。

 

Tin「覚えておけ・・・お前が今言ったことに関して、俺は一切、気にしたりしてない。もし、そうなら、初めから、お前にアプローチなんかしてない。」

 

その言葉を聞いて、ゆっくりと考えながら、言葉を紡ごうとするCan。

Can「だったら・・・じゃぁ・・」

Canの顔を覗き込み、「だったら・・・じゃあ?」と、次の言葉をCanに促すTin。

Can「だったら・・・俺の彼氏になってくれる? お坊ちゃま。」

微笑むと、Canを抱き寄せるTin。

やっと聞けたね。

おめでとう!!

 

Tin「俺の彼氏になってくれ、Cantaloupe・・・」

TinにしがみつくCan。

今に、Tinが呼ぶCantaloupeだけは、受け入れるようになるんじゃないの?

 

Tinの顔を仰ぎ見て、本気で照れるCan。

ふふふ、見てよ、これ。

このときの二人の笑顔はTinCanじゃないよね。

 

皆さんが言ってるように、「素」だと思います(笑)

 

~ダイニング~

朝ごはん、朝ごはん!!

なんか、つまみながら、作ってるTinが、すごくナチュラル。。。

おぼっちゃま、お料理するのね。

 

ダイニングテーブルで、待ち構えてるCan。

お皿を取ろうとして・・・・さっと、引くTin。

Can「Tin! 俺、腹減ってるんだよ。」

 

Tin「取引しよう」

Can「なんの取引?」

Tin「俺は、お前が下品な言葉を使うのが好きじゃない」

Can「俺だって、お前が、俺の名前をフルで呼ぶのが好きじゃない」

Tin「Cantaloupe・・・」

ぐっと、睨まれるCan。

Can「ああ、わかったよ。おまえのこと、“ご主人様”とかって話しかければいいのか?」

Tin「違う。 だが、“畜生” “くそ野郎” “くそったれ” そういった、お前がよく使う、失礼な言葉の数々だ。。。俺は好きじゃない。」

すごい迫力ね。

Canちゃん、マジで困ってるじゃん。。。

Can「ん・・・確かにそういう言葉を使うのに慣れてるけど、これからはそう言った言葉を言わないように気を付けるよ」

Tin「そうしろ。・・さぁ」

お皿を、Canの前に置くTin。

 

Can「俺が汚い言葉を使うのが気に入らないんだよね?」

頷くTin。

Can「だったらさ・・・“Tin様~”は?」

くぅ~~~~!

Can、あなたは、これがどれほどの破壊力があるか、本当にわかってます?

 

わかりやすい動揺。。

唾までごっくん!

Tin「・・・・・もう一度」 ← 声の大きさではなく、思いの強さです(笑)

こっちも、

くぅ~~~~!

実際は、必死で、取り繕ってる。。。

目も合わせられない。。。。。。(笑)

 

Can「・・・もう一回って何?」

Tin「(わかってるくせに)ばかなふりをするのはやめろ!」

 

不思議そうなCan。

Can「なんで、気に入ったなら、気に入ったって素直に言えないんだよ? “Tin様~~” Canはお腹すいた~、Can、これ食べたいよ~」

そりゃ、もう、Canちゃんは言えるでしょうね。

自分を、Can呼びしてるところも、つぼる。。。

 

ぱっと、Canの口をふさぐTin。

Can「・・・・・?」

Tin「・・・・やめろ。でないと、自分が自分を抑えられなくなる・・・」 

これは、是非とも「Tin様語録」に入れねば!

 

それに、誰か、抑えろって言いましたっけ?(笑)

 

そんな、精一杯、かっこつけてるけど、虚勢を張ってるTinの言葉と共に、手を外されて、ふっと笑ってしまうCan。

 

Can「Canも、お前に夢中なんだけどな・・・」

このときのTinは、この瞬間、自分の中に湧きおこった感情を、絶対に死んでも忘れないよね。。。

 

くぅ~~~~~!

 

 

ちらりと、Canを見おろすTin・・・が、幸せだと私も幸せ。。。

 

~Canの自宅~

タ~タラッタタタ~ トットン フ~~♪

この喜びの舞にも、爆笑させられました。。。

 

冷たい視線を向けるLemon。

Ley「試合に負けて、どっかおかしくなったの?」

Can「我が愛しの妹よ~。会いたかったよ~~~」

抱きつかれそうになるのを、すんでのところで、交わすLemon。

なぜか、カッターナイフを持ってます。

 

Ley「酔ってんの? どっか行って。におうよ」

Can「俺、酔ってないよ。酒なんて飲んでもいないし・・・。俺、Tinの家に行ってたんだ」

ここ、もう、大得意で自慢します!

 

Ley「まじで?」

くいついたLemon。

意気揚々と頷くCan。

Ley「どんな感じだった? 話してみてよ!」

Can「部屋のテレビなんかさ、すっげぇでかいんだ。こんなうちのリビングのなんかより、も~っとでかいんだぞ、バスタブもすっごく広くて、お前なら泳げるよ。ベッドはすっごく柔らかくて、らくちんだし・・・。それから、プールもあるんだ。エアコンだって、一日中つけっぱなしで、うちみたいじゃなくて、家の中、どこでも涼しいんだぞ」

目を丸くするLemon。

Can「それからな、料理! どれもみんなすっごくおいしいんだよ。どれだけ食べても、満腹になったなんて思えないんだ。」

Ley「なんか、すごそう~」

うん、と頷くCan。

Ley「やっぱり、P'Tinってすごいのね。ちっちゃくて、ピンクの唇をした可愛い男の子が、彼の傍にいるって想像してみてよ。」

急に、急速冷凍されたみたいに、え?と動揺するCan。

 

確かに、ちっちゃくって、ピンク色の唇だし、ピンクのパンツまで穿いてたね。。。 ← Tinに比べると小さいってだけで、Planくんも174くらいあるから、本当は、そこまで小柄っていうほどでもない。

 

Ley「うわ~、まさに完璧! それにしても、どうやって、お兄ちゃんなんかの友達になったのか、理解できないわ」

すでに、妄想の虜。

 

むかつくCan。

 

Can「Tinは俺のことが好きなんだよ」

Lemonに対してなので、気が合うんだよ、に近いニュアンスかな。

Ley「きっと、お兄ちゃんに同情してるだけよ」

 

一応、ここは、髪をかきあげてごまかしたりして、「あー、好きに言ってろよ」って感じのCan。

愛された者の強みだったりする?(笑)

 

Can「とにかく、お前は好きなやつと、あいつをくっつけてればいいよ。俺、シャワー浴びたら、寝るよ。昨日の晩、あんまり眠れなかったんだ・・・」

ニヤリニヤリニヤリニヤリニヤリ

そうはさせじ、とLemonが、Canのカバンを掴み、ストップをかける。

Can「触るなよ!」

部屋にあがっていくCan。

Ley「P'Can~~、もっと、P'Tinのこと、教えてよ~~~」

ふ~っと溜息をつくLemon。

Ley「それにしても、昨日の晩、なにしてたのよ?」

知りたい? 知らない方がいいかもね~。

 

~Tinの部屋~

Can「なんで、あいつは、Tinと他の誰かをくっつけたがるんだ?」

ブツブツ言いながら、部屋に入ってくるCan。

ベッドに腰かけるなり、文句タラタラ。

Can「ふん、Tinは俺の彼氏だぞ。いまや、(おれだけが)あいつのこと、夫って呼べるんだ。でも、なんか、あの言葉は、俺の喉に引っかかるんだよな・・・。」

イライラが募ってきて、どうにも抑えらないCan。

Can「“彼の傍に、可愛い男の子がいるのを想像してみてよ”」

Lemonの声色をまねまでしちゃってる。笑い泣き

 

Can「あいつは、俺の彼氏だ」

 

自分でそう言って、どんどん嬉しさがこみあげてくる。

自分でテレまくるCan。

こういう、クッションギュ~~とか、お布団じたばたとか、なんで、こんなに可愛いんだろうね。

 

~Canの家の食卓~

でも、そこから、ちょっとずつ、雲行きが怪しくなっていきます。

恋する心は、目まぐるしく、変わるのです。

 

Ley「まじめな話、誰かが、P'Tinのことを好きなはず。もし、彼の傍に、色白で真っ赤な唇の可愛い男子がいたら、絶対、愛らしいに決まってるわ」

それを聞くと、急に不機嫌になり、お皿を放り出し、2階にあがってしまうCan。

Ley「あれ・・・私、なんか変なこと言った?」

不思議そうに、2階を見上げるLemon。

 

~Canの家の庭~

ママと一緒に、育てている植物の世話をするLemon。

Ley「本当なのよ、ママ。P'Tinって、本当に、かっこいいの。まるで、転生した天使って感じなの。二人の天使が一緒にいるところを想像してみてよ。もう、完璧だわ」

ママ「かっこいい天使お父さんは、可愛い天使お母さんと一緒にいるべきじゃないの」

ママは腐女子じゃない(笑)


下に,、水を飲みに降りて来たCanに、Leyの言葉が飛び込んでくる。

Ley「必ずしもそうとは限らないわ。男子の天使お父さんは、別の男子の天使お父さんと一緒になってもいいのよ」

そっと、部屋の中から、立ち聞きするCan。

Ley「でも、P'CanとP'Tin は、まったく想像つかないわ。なんか、ぞっとしちゃう」

笑いあうLemonとママ。

ひど~~い!・・・って知ってるから、言えるんだよね。

普通の人は、身内のそういうことは、想像しません。ましてや、Canです。

 

腹を立てて、その場をあとにするCan。

これって単なる嫉妬ってだけじゃなくて、あの時、Canが言ってた、「自分はTinにふさわしくないかも~」っていうコンプレックスめいたものって、案外、根が深い問題だったのかもね。

 

まったく、Tinが知ったら、「くだらない」の一言ですむ話よね(笑)

 

翌朝、学校に行こうと、靴を履いているCan。

Ley「P'Can~~。ね、ちょっとお願いがあるんだけど」

立ち止まるCan。

Ley「私の代わりに、P'Tinが誰かと付き合ってるか、聞いてきてくれない?」

Can「やだよ、聞きたくない」

もううんざりしてるCan。

Ley「なんでよ~~、お願い! ただ、彼女か彼がいるかどうか、聞いてくれるだけでいいのよ。もし、彼氏がいるなら、本当に、完璧なのに~~~」

不機嫌丸出しで、さっさと出かけてしまうCan。

Ley「P'Can~~~! P'Tinに彼がいるかいないか、私に代わって、聞いてきてくれるんでしょうね?」

そんなに、大声で叫ばんでも~~~(笑)

Ley「なんで、私のためにそんなこともできないの?」

 

★【Ep 08】3/4 雑感★

夢のような夜がまたたくまに過ぎ~、それでも、朝になっても魔法は解けず・・・。

気持ちだけではなく、ちゃんと、付き合うことになり。。。

あんなに、悩んでいたのが嘘のように、もう、Tinへの気持ちを隠さないCan。

 

最近、いろんなパターンがあって、どうも、「嫁」っていう表現を肯定的に使えないような雰囲気があったりするけど、Canの場合は、「スパダリを翻弄する、やんちゃで可愛いお嫁ちゃん」像に当てはめても、無理を感じないけどなぁ。

 

二人とも照れ屋だけどね。。。

あ、中の人が透けちゃうと、特に。。。

 

幸せを噛みしめたCanが、自宅に戻り、現実に身を置いてみると、

なぜか、姉のように頼って来たはずのLemonから、

「あんたなんか、Tin様にはふさわしくないわよ~~。もっとお似合いの人がいるのよ~」と集中砲火を浴びる羽目に。。。

 

もともと、そういうコンプレックスがあったところへの追い打ちなので、嫉妬半面、揺れ動く乙女心。。。


Canが、Tinのことを、好きだと表せば表すほど、こっちも幸せ~~。

 

あー、「可愛い」と「幸せ」しか言ってないような気がする。。。

 

★【Ep 08】4/4に続く★