赤ん坊だの、3歳児だの、みんなして、基本、Typeの称し方が同じ(笑)
以下の内容は、成人を対象としています。
暴力的な描写、性行為、暴力的な言葉が含まれている可能性があります。
視聴者(および読者)の裁量をお勧めします。
本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『TharnType the series』
【Ep09】(1/4)
前回のおさらい
Tharnとの交際を(Techno以外には)公にするつもりがないType。
Tharnの誕生会が開かれた日、結局、Typeは参加せず、代わりに、Thornの友人であるSanが、Tharnへのプレゼントを持って現れる。
友人たちとの食事の際、Tharnを悪く言われたTypeは、真正面からTharnを擁護する。
Thornがアップした家族写真に見慣れない男が、Tharnの肩を抱いているのを見て、不審を覚えるType。自分のプレゼントよりも、センスのいいSanのプレゼントを見て、大激怒(笑)
あろうことか、Technoの大ボケにより、その相手Sanを交え、4人で食事することになったType。自分がTharnの食の好みを把握していなかったことを知らされ、しかも自分がTharnのはじめての男だ、とマウントを取られる。
ショックをうけたTypeがTharnを責めるうちに、「わかれよう」と言った一言が、Tharnにとっても最も禁句だったことを知り、必死に謝るType。
Sanも、Thornを呼びだし、Tharnが忘れられないと、なにかを企んでいるかのような発言をし、Thornを心配させる。
とりあえず、Typeの渾身の「ごめんね」攻撃に抗えず、許すことにしたTharn。(笑)
そんな2人の仲を引き裂くかの如く、寮のエレベーターホールで、Typeが見ていることを計算し、わざとTharnにキスを仕掛けるSan。
~学生寮 1Fエレベーターホール~
SanがTharnとキスするところを、建物の外から目撃したType。
Type「あのくそ野郎!!」
一方、突然、キスされて驚いたTharn。
Tharn「P' San、なにするんですか?!」
寮に入ってきたType、まず、Tharnを振り向かせ、思いっきり、拳で頬を殴り飛ばす。
おまえ、なに、キスなんかされてんだよ!というTharnに対しての、身内への鉄拳制裁みたいな感じと言えばいいのかな。
まったく、乱暴者なんだから!
ま、本気で殴ってたら、Tharnと言えども吹っ飛んでるけどね。
そのまま、Sanに向かっていこうとするTypeを、身体を戻したTharnが必死に押しとどめる。
Tharn「Type!!」
Type「放せ!! 放せって言ってるだろ。俺、こいつ、ぶっ殺す!!」
それこそ、怒りで目の色が変わっているTypeを止めようと、自分が盾になるTharn。
Tharn「Type、落ち着け。。これは誤解だ」
Type「誤解だと? 俺は、この目で見たんだぞ。お前、俺のことバカだと思ってるのか?」
激昂しているTypeを見ても、動じることなく、落ち着き払っているSan。
San「何をみたって?」
Type「おまえらがキスしてるところだ」
それを聞き、鼻で嗤うSan。
Type「こいつ、笑いやがったな!」
San「ああ、笑ったよ。たしか君が “自分は、ただのTharnのルームメイトだ”って言ったんじゃないか。自分で言ったんだよな。それなのに、なんで、君が俺たちの邪魔をするんだ?」
Tharn「P'San、やりすぎです。ふざけないでください」
Typeを押さえ続けながら、きっぱりと、Sanに話すTharn。
San「俺は、ふざけてなんかいない。事実を言ったまでだ」
Tharn「僕は、先輩のことを尊敬してますが、もし、あなたが(わざと)Typeを誤解させようとしているのなら、あなたを許しません」
San「俺は、何もしてないぞ。彼が、お前と彼の間には何もないと俺に言ったんだ。だから、俺には権利がある」
Tharn「あなたには、権利なんてありません!どうかお引き取りください。それから、車をここまでは運んでくださってありがとうございました」
ずっと、Tharnが話している間、こらえていたTypeが再び、「俺を放せ、Tharn」と暴れだす。
Tharn「落ち着けったら。お前の誤解だ」
Type「放せよ。」
Tharnを突き飛ばすType。
Sanの真正面に立ち、胸倉を掴むと、「こいつは俺のだ。Tharnは俺のものだ。ちゃんと聞いたか? Tharnは俺だけのものだ」と宣言するType。
止めようとしていたTharnが、言葉を失う。
Tharnをじっと見ているType。
こんな時だけど、こんな風にきっぱり言われちゃって、ちょっと嬉しくなっちゃって、笑みがこぼれちゃうTharn。(笑)
嬉し恥ずかし、照れながら、「・・・・ああ。俺はお前のだよ」とボソッと。。。
それを聞いて、どうだ、聞いたか、とSanを睨みつけるType。
話にならない、とばかりに、小馬鹿にしたように首を振るSan。
それを見て、また、血が昇るType。
Type「何笑ってんだよ?」
Typeを無視し、Tharnに向かい、話しかけるSan。
San「Tharn、俺を部屋に招待するつもりはないのか?俺は、お前の車をここまで運んできたんだぞ。それとも・・・このまま、ここで、ゲイカップルのケンカを、他人に見せつけるつもりか?」
さすがに、人目を気にして、Sanの胸倉を掴んだ手を離すType。
Type「お前の先輩、気に入らねぇ」
Tharnに向かって言い捨てると、エレベーターのボタンを押すType。
~TharnとTypeの部屋~
中に入ってきた2人。
Tharn「Type・・・」
火だるまみたいに怒っているTypeの腕をつかむTharn。
Tharn「P'Sanが俺にキスしたのは・・・その・・・俺の車をここまで届けてくれたから・・・」
Type「車を届けてくれたから、だと?」
意味わかんねぇ状態のType。
Tharn「冗談だったんだよ。神に誓って、俺は、お前以外の誰にも目も向けたりしてないって!」
Type「お前、浮気してるとこなんか、俺にみせたりすんなよ!」
Tharn「Type・・・」
そんなんじゃないのにぃ~と言いたいTharn。
そこへ、勝手に入ってきたSan。
San「だから、そろそろ認めたほうがいいぞ」
Type「どういう意味だ?」
San「君がTharnの彼氏だってことを認めればいい。俺は、君が臆病者なんだと思ったんだ」
Type「俺は、臆病者なんかじゃない!」
San「だが、君は、自分勝手だ。」
Tharnに向かって、話し始めるSan。
San「Thornが、少し前、Tharnは問題を抱えてると言ってた。」
Tharn「は? 俺に? 何の問題が?」
San「あの日、君が家に帰った時、君は落ち込んでいたそうだね。そこで、俺は、Tharaくんを落ち込ませた犯人を知りたかった。彼(Type)と会ったあとで、俺は、この彼こそがトラブルメーカーだってわかったんだ」
Type「俺がトラブルメーカーだって?」
San「君は、Tharnと付き合ってることを認めないようだ。そのくせ、君のせいで、Tharnは揉め事に巻き込まれてる。君はいつも自分が正しいと思ってるだろ? それがトラブルメーカーだってことだ」
Type「じゃ、俺が男と付き合ってるって周囲に言わなきゃならない理由は?」
San「君にそうして欲しくない。Tharnの気持ちについて、もっと気をつかってやってほしいだけだ。なぜなら、Tharnは、とても実直な男だからだ。いつも、自分の心にそって、正直に話をする。Thornは、今度ばかりは、何も言ってやれなかったと言ってた。彼のパートナーが、関係を秘密にしたいと願っていたから。。。結局、君のために、Tharnは、いつも自分をおしころすことになる」
Tharn「P'San、Typeはそんな奴じゃないですよ」
Type「あんたは、俺と争うつもりなんですか?」
Tharn「もう今は、俺たち、ちゃんとやってるから、大丈夫です」
San「本当か?こいつのために、いつも、自分を曲げなきゃならなくなるぞ。そんなの、うまくいくはずがない。この関係において、お前(Tharn)だけが一方的に与えてばかりじゃ、持続なんてしないんだぞ」
Tharnに、真剣に忠告するSan。
さすがに、これが、元カレのただの難癖じゃないことが、Typeにもわかってくる。
San「実のところ、俺は口出しなんてしたくなかった。ただ、Thornが、お前(Tharn)が彼(Type)に対して真剣だと言ってたから、それで、一言、言っておきたいと思った。傷ついてるのは、お前(Tharn)だけなんじゃないかって気がしたからだ」
いつの間にか、ここ、TharnとTypeの2人が手を握り合ってるの・・・。
なんか泣きそう。
私の好きな韓国ドラマの1シーンにも、考えてることも性格も育ちも何もかも違う2人が、実は同じ気持ちで立ち向かおうとしているってようやくわかるのが、ぐっとカメラが寄った時に、見えないところで、手を握り合ってる場面なんです。
ベタだけど、とにかく、私はそういうのに弱いんです。
Type「Tharnは、あんたの赤ん坊か何かなのかよ?」
San「いや・・・。彼は、俺の初恋だ。俺が一番愛した人だった。俺が一番、大切にしてやりたかった人だ。でももう、俺には、その機会はない」
こんな真摯な愛の言葉に、今のTypeはどう、向き合うのかな。
San「Tharn、まじめな話、彼のどこがいいんだ?」
またまた、Sanに掴みかかろうとするType。(苦笑)
Type「いいから、もう出ていってください!」
Tharn「Type!」
またまた、Typeを抑えるTharn。
微笑むSan。
San「深入りするつもりはない。俺はただの部外者だ。俺が言えるのはそれだけだ」
帰りかけ、立ち止まるSan。
San「Tharnは、(過去の)失恋で、十分苦しんだ。二度と同じ目に合わせるな」
Type「あんたは、過保護すぎだ」
San「そうだな。興奮した大きな赤ん坊を見れて、おもしろかったよ」
またまたまた、Sanに向かっていくTypeを全身で止めるTharn。
Tharn「Type!!」
Type「放せ!」
Tharn「もういいだろ」
Type「なんで、俺を止めるんだよ?」
2人の言い合いの途中で、無言で出ていくSan。
それに気づき、言い合いを止めるTypeとTharn。
ドアを閉めたところで、「どうやら、今は幸せみたいだな、Tharn」と呟く。
微笑みながら、一人、去っていくSan。
一段落。
結局、Thornが、Thornがって、兄ちゃんの話が発端なのね。
つまりは、これ全部、兄Thornの策略だったら怖いって話です!
嘘です。若干、弟妹を偏愛しすぎてるだけのお兄ちゃんです(笑)
さて、二人きりになったものの、まだまだ、憤懣やるかたなし・・・のType。
Type「俺、気に入らない、お前の先輩」
Tharn「そうだろうな」
Type「俺、気に入らない、あいつが、お前のことをほっておけずに、手離さないのも」
Tharn「うん、わかってるよ」
Type「俺、気に入らない、あいつとお前が会ってるのを見た時」
Tharn「ああ・・・」
Type「気に入らない、あいつが、おまえのこと、全部わかってるかのように振る舞うのも。本当に嫌だった、お前ら2人がキスしてるのを見た時の、あの気持ち!気に入らないよ、お前が、あの男の初恋だっていうのも。それよりなにより・・・嫉妬に狂った俺自身が一番嫌だ!」
ん?
Typeを落ち着かせようと全て肯定して、聞いてるうちに、風向きが変わったのを感じたTharn、後ろから、Typeを抱きしめる。
Type「ああ・・・認めるよ。嫉妬したんだ。」
それも、ものすごくね(笑)
微笑むTharn。
Tharnの方を向くType。
Type「それから・・・ごめん」
Tharn「ごめんって何が?」
Type「全然、いい彼氏じゃなくて・・ごめん。俺、男と付き合ってるっていう事実に向き合うように努力するよ」
Tharn「そんなの・・・自分を無理に追い込まなくてもいいよ。だって・・・俺は、お前がそういう気持ちになれるまで、待てるんだから」
Type「お前の先輩は正しいよ。俺は、自分勝手だ。でも、こんな自己中な男でも、お前と別れたくなんかないんだ」
思わぬ形で、本音がきけて、嬉しいTharn。
Typeにハグし、「それって、俺、P'Sanに感謝しなきゃならないって意味なのかな?」
ぽ~んと、軽く突き放すType。
Type「その名前を二度と口にするな。一番重要なのは、お前が俺のせいでなにかあっても、お前は俺のものだってことを忘れるなよ」
そういうと、入り口に向かって歩きだすType。
Tharn「お、おい、どこにいくんだ?」
Type「下。落としてきたものを拾ってくる。お前の先輩の頭、目掛けて、タイスキのソースボトルを投げつけようとしたけど、先に、手から落ちてた。。もし、どっか行ってたら、代金、お前が払えよ」
こんなに大騒ぎした結果の、ものすごいオチに、笑い出すTharn。。。
★【Ep 09】(1/4) 雑感★
なんだか、P'Sanの退場シーン、ちょっと意外だったなぁ。
ま、あっけなくと言えば、あっけなく、種明かしされて良かったね。
Typeの直情は、なかなかパワーダウンしませんね。
ボトル、手に持ったままだったら、傷害事件になってたかもしれなかったね。(笑)
それでも、相手の言わんとしていることがくみ取れないわけじゃないので、自分の短所もちゃんと受け止めてるんです。
なにしろ、Tharnに対して、謝れるようになってきてるし。。。
無事、タレが回収できたか不明ですが、なんか「鍋」らしいので、タイ語わからないし、タイスキと決めつけちゃいました。
辛いもの好きなTypeと、苦手なTharnの両方が食べられるかなぁって。
間違ってたらすみませ~ん💦