Typeも、Tharnも、それぞれに温かい家庭に育ったことが、よくわかるね♪
以下の内容は、成人を対象としています。
暴力的な描写、性行為、暴力的な言葉が含まれている可能性があります。
視聴者(および読者)の裁量をお勧めします。
本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
全体で、4分割払いしてます。
前半未読の方は
【Ep07】(3/4)
~Typeの部屋(実家)~
Komの件を引きずりながら、家に戻ってきたType。
Komに電話をしてるのかな? ← そうでした。。
しばらく待っても、つながる気配なし。
一瞬、待ち受けが映るんだけど・・・この背番号7は誰? サッカー詳しくないから、わからなくてごめんなさ~い。
どうしていいかわからないType。
結局、タイミングよくかかってきたのは・・・Tharnからの電話。
Type≪どうした?≫
Tharn≪う~ん、別になにも・・・。ただ、お前がどうしてるかなぁって聞きたくてさ。2週間経ったよな。≫
Type≪元気だよ≫
喋りながら、布団に入るType。
Type≪時々は、父さんの手伝いをしたり、別の日にはヘマして、母さんに叱られたり・・・。気分がいい時は、海に泳ぎに行くんだ≫
Tharn≪へぇ、そうなんだ。お前のお父さんは、パンガン島のリゾートヴィラのオーナーをしてるって言ったよな≫
Type≪うん。昨日、フルムーンパーティに行ったよ≫
ふふふ、この顔(笑)
どうせ、誰と行ったんだろうとか、自分も一緒に行きたかったとか、いろいろ考えたんだろうね(笑)
Tharn≪どうだった?楽しめたか?≫
Type≪全然。。俺のこと、すげぇセクシーだとか言ってきた外人のゲイがいたんだよ≫
Tharn≪で・・・どうしたんだ?≫
Type≪どうしたと思う?俺、そいつに、お前の××を〇〇に突っ込んで、どっか行っちまえ、って言ってやったんだ。でも、なんでだ? 俺が女を嫌いになったせいで、ゲイに言い寄るとかって思ったのか?≫
Type≪悪かったよ。でも・・・お前は、本当に“すごくセクシー”だってこと、気づいてないのかもしれないな≫
Type≪おいTharn、お前、次に会った時に、蹴り飛ばされたいのか?もういいよ。この話は終わりだ。お前はどうなんだ?休みにどうしてた?≫
Tharn≪まったく、なにもないよ。時々、バンドの練習に行くんだ。新しいギターの子が入ったからな。だから、今までより、たびたび練習する必要があるんだよ。あと、先輩から、高校生の家庭教師を頼まれたよ。でも、俺には手に余るから、断ったんだ≫
Tharnの声を聞きながら、眠くなってきたType。
Tharn≪お前はどうなんだ? いつ、こっちに戻ってくる?≫
Type≪なんで?≫
Tharn≪会いたいよ≫
照れくさくて、瞬時に頭に血が上ったType。
Type≪くそったれ!≫
ぶち切りされても、ニコニコしちゃうTharn。
切れた電話に向かって、「俺も会いたいよ」と呟くType。
Tharnにだけは、くそったれ→俺も会いたいよ、に聞きとれる七不思議(笑)
笑顔で、眠りにつくType。。。
一日の終わりに、好きな人の声を聞いて、眠りにつけるなんて、すごく幸せなことだよね。
******************
~バー・アイヌ~
Tharnがバンド演奏をしているJeedさんの店です。
今日は、Champがお客さんとしてきている。
Champ「あ、Mai。なにか飲むか? 注文しろよ。俺、Technoを待ってるんだ」
Mai「結構よ。私は、話をつけにきただけだから」
怒ってます。。。ああ、Puifaiの件?
Champ「なんの件だよ?TypeとFaiの件か?その件はもう終わっただろ、Mai。Typeもすごく罪悪感を感じてる。それに、Faiも、これ以上、あいつとどうこうなりたいとも思ってないんだ。これ以上、どうしろって言うんだよ」
Mai「でも、少なくとも、彼は、ちゃんと謝罪すべきよ。彼女が本当に傷ついたって、分かってるでしょ?」
Champ「それで、お前は俺に何を期待してるんだよ? あいつに、許しを乞えって強制しろって言うのか? それとも、彼女を愛してもいないあいつに、彼女と付き合えって強制すべきなのか? お前こそ、止めるべきだと思うぞ。」
Mai「冷たすぎるわ」
Champ「おい!愛は、お前が強制できるようなものじゃないだろ。他人のことに首をつっこむのはやめよう」
Champが飲んでいたビールを横取りして、飲み始めるMai。
Champをじっと見つめるMai。
そのMaiを、こんな風に見つめかえすChampは、Maiの気持ちに気づいてないの?
Mai「私があなたを好きだと言っても、それは他人事なの?」
Champ「・・・・・Mai。お前、おれが好きなのか?」
Mai「ええ、そうよ」
Champ「冗談はよせよ」
Mai「冗談なんかじゃない」
Champ「いつからだ?」
Mai「あなたが私のことを知ってからの長さが、私があなたを好きだった長さよ」
Champ「そんな・・・。そんなに長いこと・・・」
Mai「でも、あなたは、全く気付かなかった」
Champ「Mai・・・ごめん。俺は、お前のことをそんなふうに見ることができない」
Mai「本当は、わかってたの。それが、(今まで)あなたに言わなかった理由だから」
重い空気の中、「もう帰ったほうがよさそうね」と席を立つMai。
その手首を掴むChamp。
Champ「送っていくよ」
無理やり、その手をほどくMai。
Mai「あなたは、友達を待つべきよ」
そう言って、一人、店を出ていくMai。
驚いた。。。こういうオーソドックスなハートブレイクなシーンをChampが担当することになるなんて・・・。
~高校~
Tarが校舎の階段を下りてくる。
ピコン!
Tumから、メールが入る。
Tum≪大学のイベントに参加しないqとならなくなった。お前を迎えに行けない。≫
≪気をつけて帰れよ。≫
≪お前のことが心配だよ。自分のことは自分でするようにな。≫
≪家についたら、電話しろよ≫
兄ちゃんの怒涛のメール攻撃に対し、
Tar≪大丈夫。心配しないで≫
とだけ、返信するTar。
~TumTarハウス~
あれ、兄ちゃん、家にいるじゃん。
Tarからのメッセージの返信を読み、急いで、リビングを見回すTum。
戸棚から、Tarの部屋の予備鍵を探し出すと、2階にあがり、鍵を開けて、部屋に入る。
先日見た、黒く塗りつぶされたキャンバスを探そうとしているのね。
絵筆たてをぶちまけたりしながら・・・とうとう、裏返しになっていた絵を探しあてる。
Tumが衝撃を受けているまさにその時、思いの他、Tarが早く家に到着し、兄の車が停まっているのに気づく。
早足になるTar。
絵を元に戻し、部屋を出ようと、振り向いた途端、壁一面に貼られた不気味な絵の数々を目にし、圧倒されるTum。
弟の闇を見てしまったのね。。
家にいないはずの兄の車があったことで、なにかおかしいと、家の中に入ってきたTar。
様子を窺いながら、「P'Tum(兄さん)」と呼びながら、二階に向かおうとした時、洗面所から出て来たTum。
Tum「おお、帰ってたのか?」
Tar「兄さん、大学にいるんだと思ったのに、どうして、僕より前に戻ってきてるの?」
Tum「ああ、実はイベントは、俺が思ってたより早く終わったんだ。だから、真っ先に、家に帰ってきたんだ。俺、何も食べてないんだよ。すごく腹減ってるんだ。」
Tar「じゃ、まず、荷物を置いてきてから、なにか作るよ」
それぞれお互い、気づかれなかったことに安堵するTumとTar。
ごはんを食べながら、ちらりとTumの様子を窺うTar。
Tum「なんで、そんな風に俺のこと見てるんだよ?いつも通り、旨いよ」
Tar「どこか病気なんじゃないかって思って、心配したんだ。だから、一皿だけ作ることにした」
Tum「俺が病気だなんて、どうして思ったんだ?実際、お前の作るものなら、なんだって食べられるよ」
それならいいけど・・・って表情をするTar。
Tum「でも、他のおかずも食べたかったけどな・・・」
さすがに、若い男の子はこれじゃ、少ないんじゃないの?
むかっとするTar。
Tar「P'Tum・・・」
Tum「冗談だよ。言っただろ。お前がこうして作ってくれる限り、お前の作るものなら、なんだって食べるよ。」
それを聞いて、ちょっとだけ微笑むTar。
Tum「ところでさ、最近、たくさん課題とか出されてるのか?」
Tar「そんなことないよ。どうして?」
本当に不思議そうに、答えるTar。
Tum「いや・・・しばらく、お前が絵を描くのを見てないよな。だから、お前が、宿題とか課題で忙しいのかな、って思ったんだよ」
Tar「ただ、面倒なだけだよ」
明らかに食欲を失くすTar。
Tum「じゃ、こういうのはどうかな?お前がまた、絵を描きたいような気分になったら、俺の絵を描いてくれないかな?」
しばらく、お皿のほうに目をむけていたものの、「OK。兄さんの絵を描いてあげるよ」と答えるTar。
なかなか、この二人の話も、わかりにくいでしょ。。。
~パンガン島のビーチ~
Typeパパ「向こうについたら、母さんに電話しろよ、そうすれば、心配させずにすむからな」
おお、実家で過ごす休暇は終わりなのね。
カバンと、手にはお土産の袋を持っているType。
Type「わかってるって。父さん。向こうについたら、すぐに母さんに電話するよ」
Typeパパ「おお、そうしたほうがいいぞ」
Type「俺がいなくなったら、誰かさんは泣いちゃうんじゃないの?」
Typeパパ「このガキ! そんなわけあるか!」
笑い合う父子。
Type「じゃ、俺行くよ。」
後ろを振り返るType。
Komを気にしてるのかな?
Typeパパ「どうした? 誰か探してるのか? 気をつけてな」
船着き場へのバスに乗り込むType。
Type「おい、坊主!」
電話しろよ、のポーズをしながら、笑顔で見送るパパ。
なんか、この俳優さん、本当に、Gluf(Type)が年を取ったら、こんな感じになるんじゃないかなって思える。。。(笑)
そっと、裏口から出て来たKom。
Kom「俺のことなんか嫌いになったよな・・・」
呟くKom。
Komの件は、持ち越しね。
~Tharnの実家~
Tanyaとピアノを弾いているTharn。
ピアノをちょっと失敗したTharnya。
Thanya「もっとうまく弾けるかな?」
Tharn「ああ、でも、そのキーを早く押しすぎたんだ、わかった?」
Tharnya「うん。」
Thron「なんで、そんなに簡単に、こいつの言うことを信じるんだ、Tharnya?俺は、本当に上手に弾けてたと思うぞ」
今日は、一家団欒で、パパやママも家にいるみたい。
絶妙な配置(笑)
Tarnya「お兄ちゃんこそ、私が信じちゃいけない人なの・・・」
思わず笑ってしまう両親。
パパ「あの子の言う通りだな。お前があまりにも甘やかすぎてるって、あの子も気づいてるんだ」
Tharn「やめてよ、父さん。俺がいつ、Tharnyaを甘やかしたんだよ。俺は、ただ真実を言っただけだよ」
パパ「あ~あ~あ~、真実ね。真実っていうのは、お前があの子に過度に執着してる兄さんだってことだ」
隣で、タッチパネルから目を離さず、ふふふふ、と笑うママ。
Thorn「あの子がどんなに可愛いか、わかってないの?おかげで、Tharnyaは生きてるお人形みたいだよ」
どんどん、異常者のようなことを口走ってくる兄。。。
もうやめて・・・。(笑)
パパ「お前、俺をバカにしてるのか?」
そ~っと、後ろからTharnyaの耳をふさぐTharn。(笑)
今日は、編み込みヘアで、しかも、オフショルダーのサンドレス。。。のTharnyaちゃん
ママ「ふたりとも、一体、何をしゃべってるのよ、まったく・・・。食事の支度をしてくるわ。今日は、お客様が見えるから。。なにか特別に食べたいものがある人、いるかしら?」
パパ「君が作るものなら、なんでも食べるよ、でも、タイ料理がいいな。ちょっとチーズには飽きて来たよ」
ママ「もう、やめてよ、ダーリン。だって、Tharnの好物じゃないの。。しばらくぶりに、あの子が家にいるのよ、あの子によくしてあげたいだけよ」
なるほど、Tharnの帰省中は、好きな西洋料理三昧だったってことね。
みんな納得の表情。。
ピコン!
Tharn≪バンコクに戻った≫
思わず、笑みがこぼれるTharn。
Tharn「父さん、母さん。今日は、晩御飯いらないよ。俺、自分の寮に戻るから・・・」
速攻で、声を弾ませながら、宣言するTharn。
一同「???」
顔を見合わせてる家族に、「じゃあね」とだけ言って、さっさと帰るTharn。(笑)
Thron「おい、Tharn。今日は、Sunが来るんだぞ。お前、あいつに会うためにいたんだじゃないのかよ」
Tharn「それなら、ごめんって言っておいてよ。じゃあね。俺、いつ戻ってこれるかわからないから。バ~イ」
ご機嫌で出ていくTharn。
顔を見合わせる両親。
Tharnya「P'Thorn、なんで、P'Tarnはあんなに急いでたの?」
Thorn「あいつの興奮具合を見れば、誰に会いに行こうとしてるかは一目瞭然だよ。」
ママ「およしなさい。彼の問題よ。私たちに何ができるの?ん?」
いかにも余裕のある美人妻ってオーラ全開だけど、ちゃんと大人なママンだ。
ママ「OK。じゃ、夕食の準備を始めましょう」
ママ、タッチパネル持ったまま、退場。
たぶん、ずっと、料理サイト見てて、メニューが決まったのに違いない(笑)
★【Ep 07】(3/4) 雑感★
ドラマの一歩奥に目を向けた時、気になるのは、実は、ChampとMaiだったりします。
少なくとも、高校の頃からの友人で、大学に入っても連絡を取り合う間柄。
関係を壊したくなくて、片想いであることを必死で隠してきたのに耐えきれなくなり、告白してしまったMaiの姿は、前パートのKomに通じるものがあります。
ドラマに登場するしないに関わらず、一体、このあと、二人はどうなるんだろう。
そして相変わらず、TumTarが来るべき時に備えて、余熱状態です。