6話まで来ました♪
みんなの期待を裏切らないノーちゃんの働きあっての、『TharnType』です(笑)
以下の内容は、成人を対象としています。
暴力的な描写、性行為、暴力的な言葉が含まれている可能性があります。
視聴者(および読者)の裁量をお勧めします。
本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『TharnType the series』
【Ep06】(1/4)
前回のおさらい
Typeの溢れんばかりの愛情を受けながら、気持ちが追い付いて行かないTypeだったが、急に洗濯の必要が増えたベッドシーツを買いに行ったり(笑)、一緒に過ごしたりしながら、少しずつ、お互いのことを知る機会も増えてくる。
Tharnがバンドで演奏をしているバーに行くと、店のオーナーから、Tharnの恋人ではないかと疑われながらも、店に友人を連れてくるのは、久しぶりだと言われる。
Tharnがモテることや、知り合いと飲む姿、自分の知らない顔を垣間見たTypeはなぜか、苛立ってしかたがない。少し酔ったTharnにKissされ、一度は応えたものの、二度目のKissを拒否する。
拒否されたTharnは落ち込み、Typeと会話することなく実家に戻ったり、Typeの謝罪のスプライトを受け取ることなく、外泊をする。
耐えきれなくなったTypeが、自らKissすることで、仲直りする二人。
Tharnから「お前は俺にとってなんだ?」と聞かれ、「お試し彼氏」と中途半端なステイタスに落ち着く(笑)
二人の雰囲気が変わったことに気づいたTechnoだが、Champがお膳立てした合コンにのっかることに。
話の合う女子Puifai(Champの友人)から好意を寄せられ、まんざらでもないType。
Tharnに罪悪感を感じながらも、Puifaiとメッセージをやり取りすることに・・・。
~TharnTypeのお部屋~
Type≪なにしてるの、Fai?≫
Fai≪母の料理の手伝いよ≫
Type≪へぇ、家事の女神だね≫
~大学のカフェテリア~
Fai≪今日、イエローカレーを作ったの≫
食事の手を止め、メッセージを返信するTypeに、冷ややかな視線を送りつつ、そ~っとTypeの皿の料理に手をつけるTechno。
Type≪食べてみたいな・・・≫
つまみ食いするTechnoを睨むType。
ひっきりなしに、ピコン、ピコンとメッセージの着信音が止まないType。
Fai≪次は、あなたのために作るわ≫
~サッカー場~
ここでも、スマホから手を離さないType。
Technoや仲間から、練習に加わるように言われても、Faiへの返事を優先する。
Fai≪なにしてるの、Type?≫
Type≪君のことを考えてたよ≫
それだけ返信すると、スマホをポケットにしまい、フィールドに出ていくType。
完全に、舞い上がってるな、Type。
~TharnTypeのお部屋~
バスルームから出て来たTharn。
Tharn「もう、飯は食べたのか?」
Type「い、いつ、戻ってた?(焦)」
気づかれないように、そっと携帯をふせて置くType。
Tharnが部屋に帰ってきたことにも気づかなかったの?
Tharn「ちょっと前だよ。で、もう、飯は食べたのか?お前用に、汁なし辛麺を買ってきたよ。冷蔵庫に入ってる。」
一瞬の罪悪感を思わせる顔をするほうも辛いだろうに・・・。
Type「なんで、俺が食べたいもの、わかったんだよ」
Tharn「それはまぁ・・・メニューの中で一番辛い料理だったからな」
Type「お前、俺が辛い物が好きだって、どうして知ってるんだ?」
Tharn「おい、よせよ、Type。お前は、飯を食う時はいつも、チリナンプラーをくそみたいにかけるじゃないか・・・。麺を食べる時はいつも、スープが真っ赤になるまで、チリパウダーを追加し続けるくせに・・・。どこで、食べるか決めるときはいつだって、南部タイ料理のレストランを選ぶし・・・。お前が辛い物好きだって俺が知らないわけないだろ。」
じと~~~っと、Tharnを見つめるType。
Tharnは、これみよがしに、それに気づいたことを言ったりしないで、ただ、合わせてたんだね。。
Type「お前はどうなんだよ?」
Tharn「俺はどうかって?」
Type「お前は、辛い物食べられるのか?」
少しだけ微笑むTharn。
Tharn「俺のこと、知りたいのか?」
まったく・・・またそんなことばっかり言って、とばかりに、PCに向かってしまうTypeに、「俺、辛い物食べられるよ。でも、お前ほど多くは無理だな・・・」と答えるTharn。
また、視線をTharnに戻すType。
Tharn「炭酸飲料を飲むのが大好きだけど、血糖値が上昇するまで、毎日飲むわけじゃない。目玉焼きが大好きだけど、サニーサイドアップのみ。固い卵を食べないな。トーストはジャムだけを乗せて、バターは塗らない。それと、なにより、西洋料理が好き。ステーキ、ラザニア、スパゲッティが大好物だよ。俺のお気に入り全部だ」
そりゃ、こんな笑顔になるのも無理はない。こういう何気ない会話が一番、楽しいんだもの。
Type「俺は、一つだけ聞いただけだろ・・・」
呆れたように、背を向けたType。
それでも、「(飯は)もう食ったよ。でも、お前の(買ってきた奴)は、今夜あとで食べるよ。恩知らずにはなりたくないからな」と、今更ながら、ちゃんと答えるべきことは答えるType。
微笑むTharn。
寝る前、それぞれ、ベッドに座って、音楽を聴くTharnと、スマホをいじっているType。
もう、すでに、いつもとは様子の違うTypeを気にするTharn。
Tharn「Type・・・、Type!」
気づかないほど熱中しているTypeに、二度目は声を大きめにして呼ぶTharn。
Type「なんだよ?」
Tharn「お前、今度の金曜日、暇か? 俺、Jeedさんのバーで演奏するんだ。彼女が、お前も連れて来いだってさ。」
Type「お前、また、先輩のバンドを手伝うことにしたのか?」
Tharn「明後日、別のギグ(セッション)もある。でも、場所は遠いから、そこには来ない方がいい」
Type「面白そうだな。これで、ようやく、P'Jeedが嘘をついているかいないかが、判明するってわけだ」
不思議そうなTharn。
Tharn」「彼女、お前に、なんて言ったんだ?」
よほど気になったのか、ちょっと、前のめりになるTharn。
Type「お前が、最高にイケてるドラマーだってさ」
さすがに、照れるTharn。
Tharn「そりゃ、完全な嘘だよ。俺はただ、ドラムを叩くのが好きな普通の男だからな」
く~、言うことも、いちいち、かっこいいな~~~!!
Type「あ~、はいはい。行くよ。そこで、お前の言う“普通”っていうのを見てやるよ。」
笑顔になるTharn。
何度もいうけど、こういう時間の積み重ねが、本当に、本当に大切なんだよ。
Type「で、お前はどうなんだ?先輩のバンドを手伝って、どれくらい稼げるんだ?P’Jeedが、お前がいつ新しいバンドをやるのか、俺にも聞いてきたくらいだぞ。相当、待ってるみたいだった。」
Tharn「う~ん。ほとんど、できてはいるんだ。俺たち、才能あるギタリストも引き入れたし・・・。なら、金曜日、大丈夫か?」
Type「ああ、わかったよ。忘れないようにするよ。繰り返さなくてもいい」
そういうと、また、携帯に目をむけてしまうType。
イヤフォンをはめながら、気になっているTharn。
返信に夢中になってるTypeには、自分がどんなに楽しそうに微笑んでるか、わからないんでしょうね。
そりゃ、虚空を見つめたくもなりまする。
~大学 音楽学部棟~
Techno「俺はどこにいけばいいんだ?」
迷子?
封筒を持って、うろうろするTechno。
Techno「畜生、あいつら、俺にどの部屋か言わなかったな・・・。この棟で、よかったんだよな?」
封筒を覗き込むTechno。
その時、天の助けか、教室から、Tharnが出てくる。
Tharn「あ、Technoか?」
こんなところで、何をしているのかと聞かれ、神様センキュ~!なTechno。
Tharn「神は、私を助けるために、こんなにイケメンな天使を遣わされた・・・」
Tharn「何言ってんだよ」
Techno「これのことだよ。学生自治会のメンバーから、この書類をここに持って行ってほしいって頼まれたんだよ。でも、部屋がどこなのか、わからないんだ。手伝ってくれないか、Tharn。な?」
Tharn「いいけど・・。でも、なんで、お前がこの書類を運ばなきゃならないんだ?お前も、学生自治会のメンバーなの?」
Techno「ううん、違うよ。俺はただ、自治会のオフィスで昼寝してただけだよ。そしたら、自治会長に見つかって、俺に、この封筒を投げて来たってわけ。“こんなところで、無駄寝をするな!しっかりしろ!”って言ってさ。それで、エアコンの効いた部屋から追い出され、お前の学部棟まで、キャンパスをわざわざ横断する羽目になったんだ。ほんと、ついてないよ」
笑うしかないTharn。
Techno「ああ、ところで、このあと、授業あるか?」
Tharn「ないよ。でも、音楽の練習がある」
それを聞き、にこり、と微笑むTechno。
Techno「おい、面白そうだな。この書類を届けるのを手伝ってくれたあと、一緒についていってもいいか?な?」
Tharn「おい、本気か?」
Techno「もちろん、本気だよ。おい、俺は、この瞬間を待ってたんだぞ」
~スタジオ~
Tharnのドラムの腕をみて、感心するTechno。
っていうか、スティックの動きと一緒になって、目を回しそう(笑)
動きが小動物。
Tharn「満足したか?」
Techno「すげぇ、かっこいい!!お前、本当に最高だな!」
褒められれば誰だって、嬉しいものです。
それに、ノーちゃんの褒め方は、お世辞じゃないからね。
Techno「Tharn、俺に教えてくれないか? 俺、ドラム叩いてみたいよ」
Tharn「いいよ」
Techno「Typeの奴、お前がこんなにすごいドラマーだなんて、言わなかったぞ。聞いてたら、もっと前に、ここに来てたよ。Typeって言えば・・・あのバカ・・・今頃、女の子を口説くのに夢中になってるに違いない」
ぴたっ!
Tharnの指の動きが止まり、落ちてしまうスティック。
それに気づいたTechno、「どうしたんだ?」と呑気に聞いたりして・・・。
キミが、たった今、余計なことを言ったせいじゃん。。。
ま、絶対、言うと思ってたけど(笑)
恐る恐る、Technoに訊ねるTharn。
Tharn「お前・・・今、Typeが女の子を口説いてるって言ったか?」
Techno「・・・・・・」
しまった~~~~と、ようやく自分の失言に気付き、凍り付くTechno。
慌てて、ごまかしても、もう遅いよ。
Techno「お、俺、なにも言ってないよ。・・・なにか聞いたかもしれないけど」
Tharn「・・・・・」
ああ、こんなに切ない顔をさせるなんて、残酷だよね。。。 ← もちろん、Typeストーリー展開がって意味です。
うん、この感じが一番、私の言いたいことに近いです。
★【Ep 06】(1/4) 雑感★
ノーちゃんのおかげで、話は、深く秘かに潜らず、Tharnの知るところとなりました。← ポジティブに考えるなら(苦笑)
Tharnのなかで、なにか変だと感じていたことが、パズルがハマったみたいに、現実のものになっちゃいました。
これ、きっと、二人が歩み寄ろうとしたばかりの時期っていうのが、ポイントなんでしょうね。
好きなものを列挙する件(くだり)から、バンドの話などなど、実は結構、今後の伏線となりそうな話が満載。。。