この二人、本当に綺麗にKissするよね。(フツーに感嘆)

 

以下の内容は、成人を対象としています。

暴力的な描写、性行為、暴力的な言葉が含まれている可能性があります。
視聴者(および読者)の裁量をお勧めします。

 

本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

全体で、4分割払いしてます。

未読の方は

★【Ep 05】(1/4) はこちらから★   

 

『TharnType the series』

【Ep05】(2/4)

~北海道 居酒屋&バー アイヌ~

[AINU  HOKKAODO IZAAYA & BAR] 

AINU Bar (バンコク) の口コミ32件 - トリップアドバイザーAINU Bar(バンコク)に行くならトリップアドバイザーで口コミ、地図や写真を事前にチェック!AINU Barはバンコクで1,943位(13,267件中)、4点の評価を受けています。リンクトリップアドバイザー 

 実在するお店です。


******************

Tharn「Type、急げよ」

小雨交じりの中、足早に店の前まで来たTharn&Type。

Type「おい、ちょっと待てよ。俺が食べるって言ったのは、こういう場所じゃなくて、大学の外の屋台のつもりだったんだよ」

Tharn「ここが、俺が演奏してるバーなんだ、入ろう」

Type「そうなの?」

 

ふふふ、Tharnが、Typeの背中に自然に手を当てて、エスコートしてる後ろ姿を、見過ごすわけにはまいりません(笑)

完全に、安定のMewGulfですから。。

 

席に座り、店の中を見回しているType。

Type「いい雰囲気だな、俺、気に入ったよ」

Tharn「それを聞いて、俺も嬉しいよ」

Type「お前の笑顔も、いつもと違うみたいだ」

Tharn「そうか? じゃ、いつもはどんなだよ?」

Type「ロバみたいだ。」← 間抜け面って感じ?

Tharn「仕事だからな・・・」

Type「どういう意味だ?」

Tharn「"ビジネススマイル"って聞いたことないか?」

首を振るType。

Tharn「俺は、ミュージシャンだ。俺の仕事は、人を楽しませることなんだよ。たとえ、俺がメインボーカルじゃなくても、笑い方だって覚えなきゃならないんだ。俺が笑えば、客たちは心が動く。心が動くってことは、満足するってことだ。客が満足すれば、バーのオーナーは俺を雇い続ける」

Type「なんだか、偽物の笑顔って感じだな」

ちょっと考えて、言葉を選ぼうとするTharn。

Tharn「う~ん、そういうのも無理はないよな。でも、この笑顔は・・・お前のためだけだ」

満面の笑みを浮かべるTharn。

Type「ダサい奴・・・」

Typeこそ、照れくさくて、真正面で、目を合わせられないくせに、何を言う(笑)

 

Type「・・・ここ、稼ぎはいいのか?」

Tharn「うん。お客さんが夢中になれば、それだけ、たくさん支払ってくれるし・・・」

そこへ、一人の女性が近づいてくる。

さきほどから、噂になってる、この店のオーナー、Jeedさんです。


Jeed「あら、Tharn?こんなところで、なにしてるの? 今日はたしか、あなたの出演日じゃなかったはずだけど・・・」

Tharn「こんばんは。P'Jeed。今日は、仕事で来たんじゃありません。客ですよ」

Jeed「ああ、そうなの」

Tharn「こっちは、Type。友達です。(Typeに向かって) こちらはP'Jeed。この店のオーナーだよ」

それぞれ紹介され、挨拶を交わすJeedとType。

Jeed「本当に友達なの? 彼氏じゃなくて?」

ズバリ、そこ聞きますか(笑)

Jeed「(小声で)恋人なの?」


Tharn「違いますって。彼は、ただの友達です」

 

別にBL界でなくても「SOME」な関係において、「ただの友達」は、フラグでもあり、地雷の可能性高しな要注意ワードですからね(笑)

 

微妙に、うっすらと微笑むType。

彼なりの大人な対応(笑)


Jeed「ああ、いいわよ、わかったわ。このイケメンくんは、本当にあなたの友達ってことなのよね」

あくまでも、意味ありげに繰り返すJeed。


Tharn「P'Jeed・・・、ちょっとだけ、俺の友だちの相手をしてやってくれませんか?俺、向こうにいる知り合いに声だけかけてきたいんです」

Jeed「もちろんよ、いってらっしゃい」

焦るのは、一人残されることになったType。

Type「おい・・・Tharn・・・」

Jeed「彼のことなら、ご心配なく~~~♪」

緊張MaxなType。

Jeed「私のこと、怖い?」

Type「いいえ・・・」

心なしか、背筋が伸びてたけどね。

Jeed「名前は、Typeだったわよね?」

頷くType。

Jeed「さっきは、からかったりしてごめんなさいね。Tharnは、もう長いこと、誰もここに連れて来たことがなかったのよ・・・。それで、あなたを見た時、あなたが彼の彼氏なのかな・・って思っちゃったの。」

別に、そこまで気にしてはいませんよ、という風に、微笑むType。

P'Jeed「ああ、それより、あなたは知ってるのよね・・・Tharnがその・・・」

Type「知ってます」

P'Jeed「ああ、だから、Tharnの彼氏かと思っちゃったのよ~~」

Type「いいえ、ぼくたちは、ただの友達ですから・・・」

Jeed「友達ね・・・。じゃ、せっかくTharnがいないことだし、彼についての噂話でもしましょうか。そうだわ、これ知ってる?彼がここで演奏するときはね、店にいる女の子、全員、彼に夢中になっちゃうのよ。自分の番号を渡そうとしたり、飲み物を差し入れたり・・・。ほんと口惜しいわ。彼がさっさと新しいバンドを作ってくれれば、それだけ、うちの店は女性客で大繁盛するのに・・・。」

冗談めかして、笑うJeed。

Jeed「さっきも言ったけど、Tharnは、もう1年くらい、誰もここに連れて来たりしてなかったのよ。あなたは、久しぶりに彼が連れて来た人なの。」

頷くType。

Jeed「まぁ、少し、しゃべりすぎちゃったわ、あなた、一人でゆっくり楽しみたいでしょ、もう行くわね」

Type「はい」

 

離れたテーブルで、知り合いと飲んでいるTharnに、Jeedが近づいて、なにかを囁いている。

 

Typeが一人でいるところに、ちょっとだけ、酔ったような足取りで、戻ってきたTharn。

その様子をじ~~~と目で追うType。

わかりやすく不機嫌。

Tharn「P'Jeedと何を話してたんだ?」

Type「大した事じゃねぇよ。彼女はお前のことを話してたけどな」

Tharn「俺のこと?」

Type「ああ。彼女は、お前がここで演奏するときは、ひよこたちがお前の周りでうるさく騒ぐって言ってたよ。」

ん? ジェラってる?ジェラってますね、この口調(笑) 

Tharn「それは、ちょっと大げさだよ」

Type「それに、ずいぶん、親しそうだったし・・・」

Tharn「だから、仕事だって言ったじゃん・・・。ビジネススマイル、忘れたのか?」

ちょっとお酒が入って、とろ~んとしたTharnの話し方も、なにもかも気に入らないって感じ。

すこし、前のめりになって、Typeに顔を寄せるTharn。

Tharn「お前、P'Jeedが俺に囁いたこと、知りたくないか?」

Type「なんだよ?」

Tharn「もし、お前が知りたいなら・・・もうちょっと近くに寄れよ」

Type「めんどくさいう奴だな・・・ん?」

近寄るType。

Tharn「彼女は、俺に、おまえのことを本当に友達だと思ってるのかって聞いてきたんだ」

目をそらさずに、じっとそのまま、聞いているType。


そのまま、ゆっくりとTypeに近づき、キスするTharn・・・だけかと思ったら、ちゃんとTypeも応えたよ。

Tharn「お前は・・・俺がこういうことをしたい友達なんだよ」

 

もう一度、唇を重ねた瞬間、手でTharnを押し戻すType。

一度、受け入れられた後の拒絶は、Tharnにしてみれば、かなりショックよね。。

 

Tharn「Type・・・」

なんで、だめなんだよ~~~って感じ、気持ちわかりすぎ。。。ショボーン

Type「お前、酔ってるじゃん」

Tharn「酔ってないよ」

Type「酔ってる」

Tharn「酔ってないってば。たかが数杯じゃ、酔っぱらったりしない」

Type「もし、お前が酔ってないなら、なんで、こんなことをするんだよ?」

好きだからでしょ!

Tharn「酒なんかじゃ、俺の判断力は鈍ったりしない。ただ、勇気をくれるんだ。知ってるか、 Type?俺は、もうずっと長いこと、お前とこうなりたいって思ってた。。」

Type「俺、帰りたい。外で待ってるからな」

 

雰囲気のあるお店での、雰囲気のある素敵なキスが、数秒で、こんなことに・・・。えーん


ホント、なかなかうまくいかないね。。。

これは、キツイだろうなぁ。

Tharnが正直になればなるほど、そうできなくなっていくTypeなのかもね。

 

~TharnTypeの部屋~

シャワーを浴びて、部屋に戻ってきたType。

すでに、Tharnは自分のベッドで目をつむっている。

Type「Tharn・・・。」

ベッドの脇に座って、声をかけるType。

Type「寝てないってわかってるからな・・・」

目を閉じたまま、「ん・・・」と、眠そうな声を出すTharn。

Type「俺と寝ろよ」

そう言われて寝たふりは終了。

「こっちおいで」と自分の横をポンポンと叩くTharn。。。

Typeがベッドに入ると、やっぱり、くっつきたくなっちゃう正直者のTharnちゃん。

Type「おい」

Tharn「お前が寝ようって言ってたじゃん」

ぐっと、Typeの腰を引き寄せるTharn。

Type「俺が言ったのはそういう意味じゃない」

Tharn「なんで?」

Type「お前、眠たいんだろ、だから、一緒に眠ろうよ」

お構いなしに、抱き寄せるTharn。

Type「冗談はよせ。」

Tharn「冗談なんかじゃない。お前が寝たいって言ったんじゃん。子守歌を歌ってやるべきじゃないか?な、寝よう」

業を煮やしたType。

Type「くそ! もういいよ」

こんな形でしか、「ごめんね」を言うきっかけが掴めない3歳児でごめんなさい。。。(笑)

 しかも、失敗!

自分のベッドに入ってしまったTypeを追うこともなく、仕方なく微笑むTharn。

 

~大学構内~

テーブルに腰掛けて、考え込んでいるType。

もちろん、昨日のことで、イライラの極致。

Type「あいつは、なんであんな風なんだよ?ほんと、やな奴!!」

 

そういう時に、現れるのは、この人しかいません。

Techno「おい、一体、どうしたんだよ? 独り言なんか言って、大丈夫か?」

Type「うるせぇよ」

Techno「荒れてるなぁ・・・。心配したから、聞いただけじゃん」

Typeの前に、腰掛けるTechno。

Techno「誰もいないところに向かって、誰かに話しかけてるのかと思ったよ。さぁ、お前の飲み物だ。

ああ。俺、お前に聞きたいことがあったんだ・・・。俺たちのサッカーチームに参加する決心はついたのか?」

首を振るType。

Type「やめておいたほうがよさそうだ。気を使いたくない。お前らと気軽に試合できれば、それでいいよ」

頷くTechno。

Techno「でも俺は、本当は、お前に、チームの一員になってほしいんだよ」

結構、まじめな表情で、話をするTechnoに、ちょっと、耳を傾けようかなって感じのType。

Techno「だって、チームのキャプテンになるには、お前の助けが必要じゃん」

OMG!

しかも、Typeって、正式なメンバーじゃなかったのにびっくりよ。

サークルとか同好会の規模だったの?

大学の(正式な)チームじゃないの?

Techno「この計画・・・ヤバイだろ(笑)」

Type「お前、まだ、夢みてんの?」

Techno「俺の夢を打ち砕くなよ、くそったれ。それでも友達かよ?

ところで、Tharnとなにかあったのか?」

急に、話が飛んだわね(笑)

Type「あいつがどうしたんだよ?」

Tharn「俺、今朝、あいつを見かけたんだ」

Type「それで?」

Techno「う~ん、俺を無視して、なんだか、思いつめてた。それから・・・いつもより、寡黙に見えたな」

Type「どんな風に?」

思わず、笑い声がついて出るTechno。

Techno「へっ、そんなふうに俺に聞くところを見ると、お前、また、ケンカして、あいつを怒らせたんだろ」

Type「お前は、どっちの友達なんだよ?」

Techno「あいつの友達だ。うそだよ、冗談だ。もちろん、お前の友達に決まってるだろ。だから、こうして、お前に聞いてるんじゃないか。さもなければ、とっくに、あいつに聞いてるよ。それに、Tharnのことを言えば、俺は、彼のこと、残念に感じてるんだ」

Type「なんで?」

Techno「だって、どうやったら、お前みたいな男を好きになれるんだよ?」

間髪入れず、殴りかかろうとするType(笑)

Techno「お、かわしたぞ。俺、(反射が)よくなってきてるな・・・」

いや、Type、本気だしてないし・・・。

Type「お前、どうしようもないな・・・」

Techno「それで、お前ら二人の間に、なにがあったんだ?」

本題までに時間かかりすぎ~~~!

Techno「でも、俺は、おまえは あいつを受け入れないって確信してるけどな」

ま、まずい!!

もう、気持ちだって、意地が勝ってるだけで、Type的には、かなりTharnといい感じだし、ちうキスマークもHも何度もしちゃってるし、今回のケンカだって、痴話ケンカみたいなものだし。


首の皮一枚で、つきあってないっていう状態に過ぎないことを思うと、さすがに、良心の呵責を覚えるType。

Techno「俺、友達と賭けてるんだ。楽勝だな」

あ~あ、完全に負け確定。。。

親友を破産に追い込むかもしれないわ~。

Technoと目が合わせられない。。。というか、完全に泳いでる(笑)


ひらめき電球ひらめき電球ひらめき電球

さすが、そういうところは鋭いTechnoちゃん。

Techno「おい、おい、お前、変に不安そうだな。もうすでに、お前ら二人・・・なんて言うなよな」

パン! 両手を叩くTechno

パン! 思いっきり、ひっぱたくType。

Techno「おお、痛ってぇ~~」

動揺して、手加減を忘れたTypeさん。。。


Type「お前のくだらない想像は、脳みその中だけにしておけ!そんなこと、起きるわけねぇ」

Techno「今のお前の手か、それとも足だったのか? おい、ちょっと待てよ。」

Typeを追いかけるTechno。

 

 

★【Ep 05】(2/4)  雑感★

ちょっと幸せかな~と思ったら、痴話げんかして、仲直りして・・・を繰り返すふたりです。

飽きてきました。。← 嘘です。まだまだ、これからです(笑)

 

原因ははっきりしてます。

これが、彼らのプレイだからです(笑)← これも嘘です。ま、あながち、嘘とも言えないかな?


感覚だけでは、人間関係は成立しないので、微調整やら、歩みよりは必要です。

特に、Typeはね。(笑)

でも、Tharnも欲しい欲しいと、手繰り寄せてばかりいると、自分も身動きが取れなくなるし。


でも、ベッドの中だけで、二人を判断するなかれ。。。

逆もまた、しかりで、昼間の二人を見て、本当の二人を判断するなかれ・・・ってことなのかもしれません。

 

・・・それはさておき、もう少し、Typeに「これは渋るのも無理ないなぁ」っていう明確な理由があると、感情移入できるんですけどね。

 

もちろん、今のTypeの言動は、Tharnの気持ちを否定したり、拒絶しているわけではなくて、なぜ、それほどまでに俺を・・・という自己否定の強さみたいなものがあるのもわかるし、まだ、自分の中でそこまで至ってないことに対する不安や恐れ・・・っていう状態からきてるっていうのもわかります。

 

そう、圧倒的に、Typeは、Tharnのことをまだ何も知らない・・・にも関わらず、惹かれている。

実際に、目の前のTharnを見ても、他人から聞かされるTharnを見ても、どんなに、いい人で自分を大切にしてくれてるのか、言うまでもなく、わかってる。。。

 

3歳児、3歳児言うてますけど、本当は、いろいろ考えちゃってるナイーブな青年なんです。

臆病な犬ほど、よく吠えるっていう、そのまんま(笑)

 

でも、なまじ、気を持たせるから、Tharnも不憫だなぁ。

それでも負けずに、果敢に、Typeに寄り添えるTharnに、どMっぷりなかなかの根性を感じます。

 

今の私、感情移入できないと言いつつ、Typeの気持ちを紐解きたくて仕方がない。(笑)

・・・ってことは、私の立ち位置は、Tharn寄り?

 

★【Ep 05】(3/4) へ続く★  

『『TharnType』Ep.05 (3/4)筋追い&ネタバレ雑感』これだけ、プロダクトプレイスメントが大盛況のなか、あえて、スプライトを入れてくる気概が好きです(笑)極力、商品名を見せない工夫(笑) 以下の内容は、成人を対象…リンク裏窓~寝ても覚めても逸品探し 外伝