ちょっと不思議にみえるSarawatの行動に、いろいろと意味があると思うとワクワクします。

 

ネタバレOKの方のみ、おすすみください。お願い

 『 2gether The Series』 เพราะเราคู่กัน

【Ep 03】1/4

(前回までのおさらい)

Greenを遠ざけるために、Sarawatに偽彼氏になってくれと頼もうと決めたのはいいものの、SNS等を一切やらないSarawatとコミュニケーションが取れないTine。

彼の携帯から、番号を盗もうとしてもうまく行かず、逆に、自分の携帯を取りあげられ、挙句の果てに暗証番号のロックも解除され、エロサイト攻撃の餌食に(笑)

Tineの評判はがた落ち。

なんとか、偽の彼氏になってくれ、と主旨を説明するところまでは漕ぎつけたものの、当然、Sarawatの理解は得られない。

変わらず、Greenの猛攻勢は続き、はっきり断れないTineの受難は続く。

八方ふさがりの中、それでも、なぜか『偽彼氏作戦』を諦める気になれないTine。

友人たちに協力を仰ぎながら、Sarawatと同じ軽音部に入り込み、頻繁に会える環境を作ろうとする。

全く経験のないギターの練習を必死に頑張るなかで、新人歓迎会でのKiss事件などなど、思惑どおり、Sarawatと関わる機会が増えていく。

順調にいくかと思われていた軽音部での活動だったが、入部人員を整理するために、実力を測るテストが行われることになる。

自分のギターすら持っていないTineに、厳しく指導をつけてくるSarawat。

しかし、偽彼氏のために入部したことがSarawatにバレてしまい、無理やり、ロッカーに閉じ込め、了承を取ろうとするTine。

Greenの急襲により、「偽の彼氏」の了承をかけて、軽音部の入部資格テストに挑む羽目に。

前日ギリギリまで練習したものの、結局、不正がばれて失格になりそうなところ、なんとか再チャレンジの機会を得て、入部資格テストにギリギリのところで合格する。

こうして、どうにかこうにか、Sarawatから「OK」の約束をとりつけるTine。

 

~Tineの部屋~

「乾杯!!」

祝杯をあげる4人。

どうやって、Sarawatの手助けを得られるようになったのか、と不思議がるOhm。

なにか、エロい特別サービスでもやったのか、と訊ねるFong。

きもいこと、想像するな!と腹を立てたTineだが、Tine自身も突然、心変わりをしたSarawatの気持ちがいまいちわかっていない。(苦笑)

 

Fong「Greenの前で、彼氏ごっこをしても、奴の評判が下がらないと思ったのかもな。でも、あいつのファンの前じゃ、そんなことできないんじゃないかなぁ」

Tine「俺もそう思う。それでだ、お前たちに、ちょっと手伝ってほしいことがあるんだ。明日の朝、Sarawatは、自分の学部に来るんだけど、俺がそこにいるって、Greenに伝えてくれないかな」

 

~政治学部前の通路~

Tineを追って、Sarawatの学部に、まんまと現れたGreen。

Green「タ~~イン!ラブラブ

しめしめ・・・と内心、喜ぶTine。

Green「あなたのお友達が、あなたが誰かに口説かれてるって言ったんだけど、それって、本当なの?」

 

Sarawat「本当だ」

ギター片手に、やってきたよ、渡り鳥が・・(古!) 

Green「サ、サラワット・・・?」

さすがに、Greenも顔色を変える。

Sarawat「ギターはお前が演奏するためにあるが・・・俺はお前を愛するためにいるんだ」

ど~~~した、サラワットォ~~~!  ← なんか変じゃない? またもや、まさかの夢落ち?

その甘い言葉を聞いて、嬉しそうに笑顔を見せるTine。

呆然となるGreen。

Sarawat「誰と、どんな理由で争ってもいいが、俺の愛を打ち負かすことはできないぞ」

Green「わ~~~~!だめよ!」

その様子を、笑いながら、見ているTineとSarawat。

Green「そんなの嘘よ~~~~!」

 

・・・・という展開を想像するTine。

やっぱりか・・・。

 

今までの経緯で、ザルな計画ばかりだったとは言え、妙なところで、こだわりを見せる3人組。

Phuak「あの辺で? 実際の場所はどこだよ?」

Tine「あいつの学部前だよ」

なんとなく納得しかけた時、Ohmが、「正確にはどこ?」と、詰めてくる。

Tine「・・・学部の駐車場のある、建物の前に道路があるだろ。そこを渡ると、学部の建物が見えてくるじゃん。」

Ohm「ああ、あの駐車場か・・」

Tine「そうだよ」

力強く頷くTine。

Fong「そこって、後ろ側じゃなかった?」

蒸し返され、ちょい、イラっとするTine。

Tine「・・・・正確な場所を送るようにするよ」

Phuak「今、送れないの?場所を確認しておきたいんだ」

Tine「おい、お前ら、いい加減にしろよ。黙れ! くそったれ!」

 

~翌朝の大学~

Phuak「5 4 3 2 1・・・」

Phuakのカウントダウンにあわせて、いつものたまり場にやってくるGreen。

Green「Tine! おはよう~って、あれ、Tineはどこ?」

3人そろって「「「今、あいつの心が向かってる場所さ」」」

Green「はっ?・・・・ちょっと待ちなさい。あなたたち、同時に同じことを言ったわよね?これって、なにかの計画でしょ!」

3人そろって「「「なにも、企んでないよ」」」

ほらね、と、するどいGreen(笑)

3人そろって「「「本当だよ!」」」

言えば言うほど、ドツボにハマる。。。(笑)

Green「それで、Tineは今、どこにいるの?」

 

~政治学部の駐車場前~

Greenがプンプン起こりながら、やってくる。

Green「タ~~イン!(怒)」

何も知らないTine、しめしめ・・・と内心、喜ぶ。

Green「あなたのお友達が、あなたが誰かに口説かれてるって言ったんだけど、それって、本当なの?(怒)」

Green「自分の目で確かめれば?」

車で登校してきたSarawatが降りてくる。

Green「サ、サラワット・・・?」

まさか、Sarawatが相手なのか、と色めくGreen。

ちらりとTineのほうを見たような気がするものの、ギターを担ぎ、音楽を聴きながら、そのまま、スルーして、通り過ぎるSarawat。

Tine「おい!・・・・お~い!」

 

その様子に大喜びのGreen。

Green「まぁ、タ~インったら・・・(喜)。私に、妬いてほしいのね。んもう、なんて、可愛いのかしら」

近寄り、TineのほっぺをグリグリするGreen。

Green「心配しなくてもいいの。Tineが私のものっていうのは、よ~くわかってるもの、妬いたりなんかしないわよ。さ、行きましょ・・・」

腕を引っ張られて、引きずられていくTine。(笑)

 

~学内の廊下~

さっきの、Sarawatの態度を問い詰めるTine。

Sarawat「悪かったよ」

お菓子を食べながら、Tineに謝るSarawat。

Sarawat「お前がそこまで切実に、すぐにでも彼氏ごっこを始めたがってるなんて思ってなかったんだ。全然、気に留めてなかった・・。」

おかげで、Greenに1時間も付きまとわれた、隠れるのにどれだけ苦労したと思う?と文句を言うTine。

Sarawat「・・・で、俺に何をしてほしいんだ?」

Tine「今更かよ・・・お前、何すればいいのか、わかってないのか? 女の子を口説くように、おやつとか飲み物を買ったり・・とかさ、とにかく、俺のことを気に掛ければいいんだよ。わかったか?」

Sarawat「・・・わかった」

どうみても、わかってない表情のSarawat。(笑)

そういうと、自分の持っていたスナック菓子の袋を、ほいっと渡すSarawat。

Tine「何してる? 今、ここにGreenはいないだろ」

Sarawat「ただ、やろうと思っただけだ。受け取れよ。誰かが買ったもんだ。」

Tine「それなら、(遠慮なく)全部もらうぞ。お前のファン、すごく気前いいし、いいよなぁ・・」

嬉しそうなTineが、お菓子を食べているうちに、どこかに行ってしまうSarawat。

振り返りつつも、その場でお菓子を食べ続けるTine。

そこへ、Sarawatの友人ManとBossがやってくる。

Man「あ、Tineってお前?Wat、どこにいる? たった今、二人が話してたの、見たぞ」

Tine「なんか、あっちに行ったよ」

Man「そうか、さんきゅ。あ、あいつのファンにたくさん、アイスクリームを渡されたんだけど、食べるか?」

Tine「別にいいよ。今、ちょうど、ファンからのお菓子をもらったばっかりだから」

Man「いや、それは違うよ。あいつが、自分で店で買ってた。お前、なにか勘違いしてるぞ。」

さて、ちょっとだけ巻き戻して(遡って)みてね。。。

他人の買ったお菓子は食べない主義のサラワットが、最初、このお菓子食べてたよね。(笑)

Man「じゃあな、俺たち、アイスが溶ける前に行かなくちゃ。」

 

不思議に思いながらも、お菓子を食べるのは止めないTine。

 

~法学部の学食~
4人組がテーブルについているところに、Greenが駆け寄ってくる。

Green「お菓子なんか食べちゃだめよ!まずは、しっかりお食事よ。」

奥さんさながらの言い方に、思わず笑ってしまうPhuakたち。

うんざりするTine。

Tine「なんで、ここに来たんだよ・・・」

Green「Tineと一緒に、ランチを食べようと思って・・・。あなたに会うために、学部のイベントを抜け出してきたのよ」

Ohm「え? 人文学部でイベントやってるの?」

Green「そうよ。うちの学部のセクシーな女の子たちが、中古品のチャリティーオークションをやってるのよ。もう始まってるんじゃないかしら・・」

アイコンタクトをするPhuak、Ohm、Fong。

Green「みんな、行ってきたら? 私はTineと一緒にいるから」

Tine「止めろって。俺の友達はバカな奴らだけど、女の子のために、俺を置いてまで行ったりしないよ」

・・・言い終わらないうちに、もぬけの殻。

Tine「おい!!(怒)」

Tineを引きとどめるGreen。

Green「私ね、お弁当を作ってきたの。すごく頑張ったのよ。」

盛り上がるGreenと、キャラ弁を見せられて、おおいに引きまくるTine。

その時、食堂に、Sarawatが・・・現れる。

 キラキラリーン♪

 

Tine(Sarawat!! ここだ! 行くな!! 俺の合図、わからないのかよ!)

必死に念じるTine。

ふらふらと、周囲を見回しているようなSarawat。

Tine(おい、Sarawat! 置いていくなよ。俺を助けろよ!!)

 

Greenが「あ~ん」とスプーンを、Tineの口に運ぼうとした瞬間、どん!っと、テーブルの上に、皿が置かれる。

びっくりするGreen・・・とTine(笑)。

そのまま、Greenのお弁当箱をさげると、Tineの前に、自分が持ってきた皿を置くSarawat。

Sarawat「お前のだ」

逆に、Tineの前に置いてあった、ブルーハワイを手に取るSarawat。

Sarawat「こっち、もらうぞ」

Tine「あ、それ、もう俺が飲んだやつ・・・」

「だから?」と言いつつ、飲み始めると、そのまま立ち去るSarawat。

 飲み物の共有は、カップルの始まり(笑)

そして、なぜか、Sarawatは飲み物を飲むとき、ストローを強めに持つ!

 

~軽音部の練習室の隅~

さきほどのSarawatの行動をやり過ぎだと責めるTine。

Tine「Greenは、かえって、お前がふりをしているだけだと思ったみたいだぞ。全然、本物に見えなかったし・・・」

Sarawat「俺が見たドラマだと、こんなふうに口説いてたんだ。じゃ、どうすりゃいいんだよ」

ド、ドラマって(笑)

Tine「お前が思う俺たちって、どういうドラマに入ってるんだよ」

Sarawat「・・・厄介な奴と・・・ハンサム王子!」

Tine「皮肉も通じないのかよ。そもそも、彼氏のふりが下手すぎる!もしかして、誰かに恋したりしたことないのか?」

じろりと、Tineを睨むサラワット。

サラワット「・・・・・」

 

練習開始の時間になり、Air先輩がやってくる。

Air先輩「ああ、みんなここにいるわね?」

 

Tine「プロのゾーンに戻れよ。ここは、新人専用だぞ」

Sarawat「お前、どこかに行ってたのか? メンバーが減ったから、全員一緒に練習することになったの、聞いてなかったのか?」

へ、そうなの?と、練習室のほうを見るTine。

Sarawat「集中しろよ、お前のへんてこな音で、俺の邪魔をしないでくれよ。(俺だって)練習しないとならないんだから」

Tine「へ、へんてこな音?もう、変な音なんて出さないよ」

Sarawat「本当か?」

 

Air先輩に、指導されるTine。

ボローン。

Air先輩「ちが~う。もっと、強く押さえて。」

Tine「俺の指じゃ、これ以上、強く押さえるのは無理です。弦の柔らかなギター、他にありませんか?」

Air先輩「今は、我慢してくれない?部費が入ってきたら、新しいのを買うつもりだから」

Tine「代わりに、なにか、ギターの弦でおすすめなのってありますか? とりあえず、弦だけでも変えようかと思うんです」

Air先輩「あなたがクリアな音が好みなら、Elixirがおすすめよ。柔らかくて深みのある音がいいなら、D'Addarioはどうかしら」

Tine「ダ・・・なんですか?先輩」

Air先輩「D'Addario。ダー・ダー・リー・オ」

Tine「ああ、わかりました」

 

そこへ、部長が入ってくる。

部長「みんな、帰る前に、連絡が2つあるんだ。まず、わが軽音部は、音楽のショーイベントを開催する。君らは、それを宣伝する必要がある。このイベントでは多くのかっこいいバンドが出演するんだ。特に、"サンシャイン、デイジー、バターメロー"とかな。」

思わず、吹き出すTine。

バンド名らしくないと話すTineに、しっ~と静かにするように合図するAir先輩。

部長「俺のバンドだがな・・・。なにか、問題でもあるのか?」

Tine「ありません(焦)」

 

そこに入ってくるSarawat。

部長「次に・・・ギタークラスの人間たちには、ちょっとした評定を行う。経験者は、歌いながら演奏したものを自分で撮影しろ。初心者は、基本的なコードを演奏したビデオを俺に送ってくれ。下手なやつは、SNSで批判されるが、ビデオを送ってこなければ、このクラブから叩き出すぞ。よし、わかったら、家に帰れ」

頷くSarawat。

 

Air先輩「さ、私の教えたようにやってみてね。Tine。頑張るのよ」

Tineの前を、素知らぬ顔で、通り過ぎようとするSarawat。

Tine「おい、Wat。この後、どこか行くか?」

Sarawat「なんでだ? デートしてほしいのか?」

Tine「違うよ。一緒に、ダダリオの弦、買いに行かないか?考えてみれば、俺たち、まだ全然、親しくないし、いきなり彼氏のふりしろって言っても、無理だったよな。」

譲歩を見せるTineに、顔つきが優しくなるSarawat。

Tine「もっと、一緒の時間を過ごす必要があると思うんだ・・・・」

いいのかなぁ?簡単にそんなこと言っちゃって(笑)

 

Sarawat「それで、ギターショップに、デートに行こうって、誘ってるのか? 回りくどいことはよせよ。デートはデートだろ・・・。でも、残念だけど、お前の欲しがってる弦は、この近くの店にはないぞ」

Tine「え?ないの?どうすりゃいいんだ? 練習に必要なのに・・・」

ふっと、笑みをこぼすSarawat。

Sarawat「そんなに使ってない柔らかい弦のギターがある」

Tine「本当に? それ借りて、動画撮ってもいいの?」

Sarawat「ああ。でも、一つ条件がある」

Tine「条件って??」

 

 

★【Ep 03】3話前編(1/4)  雑感★

とにかく、Greenからの猛アタックをかわしたいからとは言え、Tineも、結構、Sarawatに対して、きついこと言ってるよね。

 

ぎこちないけど、彼氏っぽいことしてみるSarawatの心持ちを思うと、それだけで、尊いじゃないか!

 

・・・というわけで、少し反省したTineが、譲歩を見せる感じも、お互いを理解する上で、ぽーんと、駒を進めるクリーンヒットです!

 

 

https://kcmusic.jp/daddario/eguitar.html

あ、あと、ダダリオに興味を持たれた方、いかがでしょう?(笑)

http://rockinf.net/eyes/?p=2482

弦の話もいろいろ奥が深いね。

 

 

★【Ep 03】3話中編(2/4) へ続く★

 

お読みいただき、ありがとうございます。

~おまけ~

再生回数増加を願って、微力ながらお手伝いです。

GMMTVの公式チャンネルの本編と、リストリンクを貼っておこうと思います。

面白そうだなぁと思われたら、

ttps://www.youtube.com/playlist?list=PLszepnkojZI4ecxfKfnFPZfU4O5YtAQyx

こちらの動画リストより、ドラマ本編の視聴可能です。

 

https://youtu.be/xJNVh_jgz7E