5話前半のシーン展開の早さ!( ゚Д゚)
ネタバレOKの方のみ、おすすみください。
『 2gether The Series』 เพราะเราคู่กัน
【Ep 05】1/4
(前回のおさらい)
合鍵まで渡されて、早朝、Sarawatの部屋の模様替えに駆り出されたTine。
裸で寝ていたサラワットのサラワットに挨拶されたり(笑)、きわどいシーンを、偶然やってきたSarawatのママンと弟のPhukongに見られたり・・。
でも、模様替えの動機が、自分の「お化け屋敷みたいな部屋」だという一言だと気付き、内心、ずきゅーんとしちゃうTine。
大学のオープンキャンパスに、受験を控えた高校生の弟Phukongを案内するように、ママンに厳命されるSarawat。
その日は、軽音部所属のバンドも出演するイベントがあり、しかも、Tineが頼み込んだ“Scrubb”の曲『Everything』を演奏するとあって、Phukongの案内にまで手が回らず。結局、Pearと約束していたTineが、面倒をみる羽目に。
Phukongにお小遣いを渡して、Pearと二人でライブを楽しもうとしていたTine、急用ができたPearが帰ってしまい、Sarawatの演奏は聴けずじまい。文句を言ったところ、逆に、(俺というものがいながら)女を口説くために利用したのか、とSarawatが大激怒。
必死に謝り、なんとか収まったところで、聴けなかった『Everything』を、大勢の観客の中、ふたりだけで聴くことに。
以前、Tineが話していた“Scrubb”の歌を幸せな時に聴くと、もっと幸せになる、恋をしている時に聞くと、もっと深く恋に落ちる、の言葉を思い出し、「今、わかったよ」とTineに告げるSarawat。
******************
~イベント終了後~
Sarawat「先輩のバンドが、来週、経営学部で、ライブをするんだ。“Scrubb”の曲をやるから、Pearを連れていってやれば、そこで見れるぞ」
Tine「・・・考えておくよ」
なんとなく、力なく答えるTine。
Sarawat「どうした?」
Wat、これでも、最大限の譲歩を見せたのにね・・・。
Tine「よくわかんない。でも、俺、お前がギターで演奏するほうが好きみたいなんだよ。“Scrubb”の曲にぴったりっていうか。他のバンドのことは、よくわからないけど・・・でも、もうPearのために、“Scrubb”の曲を弾いてくれ、なんて頼んだりしないよ。なんか、申し訳なく感じるんだ。お前に偽の彼氏のフリを頼んで、すでに十分迷惑をかけてるんだもんな・・・」
Sarawat「ああ、わかったならいいさ。ここでいいよな。俺、(ステージの)片付けを手伝わないと。じゃ、またな」
なんと、Sarawatは、ここまでTineを送ってきてただけだったのかぁ。。。
もう、すっかり気遣いが彼氏だな。
ふ~っと溜息をつき、Sarawatのほうを振り返ると、Sarawatも、Tineを見てた(爆)。
世の中では、これをラブラブといいます。
・・・Tine一人になって、学内を歩いている姿を、Milが見かける。
Mil「あいつ、誰だ?」
チャット「ああ、軽音部の子じゃないか。どうかしたのか?」
黙って、Tineの後ろ姿を見つめる目が、輝いてる・・・!
関心の持ち方が、一目ぼれに近い感じよね。
~軽音部 練習室~
部員たちが一斉に集められている。
ようやく、Sarawatの態度からも、本気で二人の仲を疑い始めたGreen。
TineがSarawatに対し、中指を立てるサインを送ると、眉を顰めるSarawat。
直後に、バチコ~~ンと、部長に、はたかれるTine。
部長「それは、俺にやったのか?」
Tine「もちろん、違いますよ。ただ、頬を掻いただけですよ」
ふっ、俺をバカにするなんて、100年早いとばかりに見ているSarawat。
部長「お前たちに課題を出す。前回は、個別に録画してもらったが、今回は、ペアになってビデオを撮って、提出するように。ペアを組めたら、Airに伝えて、家に帰ってもいいぞ」
早速、Greenが、虎視眈々とTineに、ペアになろうと近寄ってくる。
2人とも初心者なのに、ペアなんか組めるか、と拒否し、Pearと組みたがるTine。
Green「なによ、彼女だって、初心者じゃないのよ!(怒) 今日は、ここにきてさえいないのに・・・。それに、もうパートナーがいるはずよ」
Tine「じゃ、どうすればいいんだよ」
最初から、Sarawatのほうに行けばいいだけの話です。
Tineが、えいっと覚悟をきめて、Sarawatに近づくと、(ペアを組むのは)当然決まってたという態度で、座って待っていた旦那さん(笑)
思わず、笑顔になるTine。
悔しそうなGreen。
~練習室~
あれ、もう、曲は練習したのかな? 録画しはじめたけど。。。
録画のはじめに自己紹介をすると、決まって、
Sarawat「Tineの彼氏」
Sarawat「Tineの夫」
と答えるSarawatに、さすがに、たまりかねたTine。
ふんぞり返ってるSarawat(笑)
3度目の正直。
Tine「はい、みんな。俺は、ミスターシックこと、Tineで、俺の隣にいるのは、Sarawatです」
自分で言うことにしちゃったよ(笑)
Tine「さぁ、今日はどの曲を演奏するんでしょうか」
Sarawat「・・・コード表なくした」
Tine「そうです、僕たちは、コードを失くした、を演奏します。ははははは・・・・」
って、ノリ突っ込みをしながらも、さすがに、後ろでやる気のないSarawatを睨むTine。
Tine「ふざけるなよ」
Sarawat「ふざけるって何が? 本当に、コードをメモしたシートがなくなっちゃったんだ」
Tine「お前に渡したばっかりだぞ。・・・・ああ、ここだ」
曲は、“Scrubb”の『Close』で、難しいのに、大丈夫なのかな、Tine。
・・・やっぱり、爪が短すぎて、弾けないと言いだす。
Sarawatのピックを強引に奪うと、ハサミを取り出し、パチン、と真っ二つ。
Sarawat「おい!Tine!お前、今、なにした!?」
焦って、声を荒げるSarawat。
Sarawat「誰が、ピックを半分に切ってもいいなんて、お前に教えたんだ?」
Tine「ほら、これで2つだ」
ピックは、一人に一つで、シェアなんてできないし、これじゃ、もう使いものにならないと説明するSarawat。
Tine「あ・・・」
Sarawat「なにが、“あ・・・”だ!(怒)」
Tine「知らなかったんだよ。」
呆れ果てるSarawat。
お互い、虫の居所が悪い日ってあるものです。
気まずくなったTineが、この後、サッカーの試合の応援にチアリーダーとしていかなければならないから、今日は中止にしようと申し出る。
Sarawat「それって、今日の試合か?」
頷くTine。
Sarawat「それは、お前の学部と俺の学部が対戦するってことか?」
対戦学部まで、わかってなかったみたいなTine。
Sarawat「俺を応援しろ」
Tine「バカ言うなよ。俺は、法学部側なんだよ」
Sarawat「だからなんだよ?俺は、Greenを引き離すために、お前を口説く手伝いもしたし、今は今で、ピックを真っ二つにされた。その程度のことも出来ないのか?(怒)」
Tine「いい加減にしてくれよ。なんで、そんなに怒るんだよ。あ~、もうわかったよ。法学部サイドにいるけど、お前を応援すればいいんだな? OK?」
Sarawat「うん。お前がそこにいるって、わかっただけで十分だよ」
急に、聞き直すTine。
Tine「それ、法学部側にいる意味?」
Sarawat「ちがうよ、(俺の)心の中のこと」
目が泳ぐTine。
ずきゅーん!
ほら、ときめいた(笑)
Sarawat「じゃ、いくぞ・・・、また、あとでな、厄介者」
また、Tineの頭を撫でるSarawat。
さっと除けるしぐさのTineに、くすりと笑うと、さっさとギターや上着をもって、練習室を出ていく。
るんるんで、練習室を出てったよ(笑)
Tine「なんだよ・・・。俺たち、頭を撫でられるほど、親しいか?」
今までも、さんざん撫でられてて、それはないわ(笑)
Tine「あ・・・・」
ずっと録画しっぱなしだったことに気づき、立ち上がると、スマホを止めるTine。
~サッカー場~
試合が始まり、Tineたちも、応援開始。
Sarawatがサッカー部にも所属していると聞いたとき、すごくバカにしてましたが、ピッチに立つSarawatのカッコよさに、思わず笑みがこぼれるTine。
この表情、たまらん!
Sarawatに見とれてるのは、Tineだけじゃないけどね。(笑)
ゴールを決めたサラワットに、女性陣は、敵味方関係なく、拍手喝さい。
試合後、なぜか、法学部のサイドにやってきて、Tineの隣に立つSarawat。
Tine「お前、こっちサイドに来てたら、だめだろ!こっちは法学部だぞ」
Sarawat「喉、かわいた」
なんで、急に甘えてくるかな(笑)
ゴール、決めたところ、Tineに褒めてほしくて来た、と見ました。
Tine「喉がかわいただって?じゃ、お前のチームの仲間に言えよ」
いきなり、Tineの持っていたペットボトルに手を伸ばすと、ゴクゴク飲み始める。
じっと、Tineの顔を見るSarawat。
Sarawat「そのメイク、誰がやったんだ?中国の戯曲かなにかか?」
京劇メイクのことをおっしゃっているのでしょうか(笑)
Tine「これが、チアリーダーのやり方なんだよ。気に入らないなら、メイクスタッフに言ってくれよ」
「これ、持ってて」とペットボトルをTineに渡すと、おもむろに、ユニフォームのシャツを脱ぎだすSarawat。
黄色い大歓声に包まれる法学部サイド。
Fang先輩が、鼻血が出そうな勢いで、飲んでた飲み物を吹き出しました!
気持ちわかる。
Sarawat「じゃあな」
半裸のまま、歩いていっちゃった。
Tine「おい、おまえ、ジャージどうするんだよ?」
Sarawat「洗っといて・・・」
左手にジャージ、右手にペットボトルを持って、途方にくれるTine。
その時、突然、Puarkが駆け込んでくる。
Puark「おい、Tine。大変だ、悪い知らせだぞ」
~バー~
彼女に振られたと言って、すでに酔っぱらって泣きわめくFong。
彼女が、金髪のバイク野郎と、変なウェディングドレスを試着してた・・・って、どんな光景?(笑)
Tine「いいから、落ち着けって。」
Fong「これが落ち着いていられるか?あいつのケツを蹴っ飛ばしてやる」
靴が脱げて、ぽ~んと飛び出す。
いつも、わりと冷静なFongくんなんだけどね。
Ohmが靴を拾い上げるよりも先に、靴を拾い上げたMan(Sarawatの友人)が、バンっとテーブルに、靴を叩きつける。
その勢いに、思わず、目を見張るTine。
次に、Boss(これも、Sarawatの友人)が、お前もやってやれ、とManに炊きつけられ、嫌々、同じように、靴を叩きつける。
「なにか問題あるのか!」と暴れだすFong。
仕切り直して、同じテーブルについた、それぞれのチーム。
Man「世間って狭いよな。俺はMan。みんなからは、Man-Oh-Humって呼ばれてる。」
Boss「Oh-Hum」
Man「なんで、Oh-Humなのか、俺にもよくわからない。で、こっちがBoss。セクシーな身体のホットな男だ。それから、あっちは・・・ああ、もうよく知ってるよな、Sarawatだ。まぁ、こいつのことを知りたければ、Tineに聞けよ」
Tine「おい、なんてこと言うんだよ。えっと、こっちは、Fong,、Phuak、で、Ohmだ。Fongが失恋真っただ中で、慰めるために、ここに連れてきたってわけ」
それを聞き、Fongの肩をポンポンするMan。
Man「失恋なんてものは、ちっちゃなおっぱいの恋人と比べたら、なんてことはないさ」
ちっちゃなおっぱい・・・。
ちっちゃなおっぱい・・・。
ちっちゃなおっぱい・・・。
Sarawatの視線は、自然とTineの胸に。。。
酔ってると、自制が効かなくて困るね(笑)
Man「たった一人にこだわることなんてないんだよ」
Manが慰めているそばで、ふと視線を感じ、自分の胸とSarawatを見比べるTine。
視線をそらすSarawat(笑)
Man「そうだよな? Sarawat?」
Sarawat「ほっとけ!」
Fong「すごくいい話だよ、Man。Manに!」
急に乾杯を促すFong。
「乾杯!」「乾杯!」
相当酔ったFong、すでに、TineとManの区別もつかなくなっている。
Tine「俺はTineで、あっちがManだろ? でも、奴はもうしばらく何も話してないぞ」
イラついたように叱られたFongが、グラスをもってしゅん、となる。
Sarawat「なぁ、Tine」
Tine「あ?」
Sarawat「酔ってるか?」
すでに、さっきから、視線は“ちっちゃなおっぱい”から、離れなくなってます。。。
Sarawat「おっぱい、触らせて・・・」
Tine「はぁ?お前、狂ったか? この変態!」
嬉しそうなSarawat。
しばらくして・・・店を出て来た一同。
店のカートに乗って、ひゅーひゅー盛り上がってるBoss、後ろで押しているManがバランスを崩しそうになる。
Sarawat「おい、気をつけろよ」
あれ、一番、酔ってないのは、Sarawatかな?
Fongがおしっこしそうになるのを止めたり、一応、みんなのことに気を配ってるみたいだけど、うわ、これで、車で帰るんじゃないよね?・・・と思ったら、車で帰るらしい。
Sarawat「お前の車は向こうだろ。これは、おまえんじゃないぞ」
Phuakに注意するSarawat。
気づけば、誰よりも、酔っ払い状態のTineが、「俺が運転する」とか言い出し、挙句の果ては、地面にあおむけに倒れる始末・・・。
Sarawat「おい、Tine!」
すぐさま、近寄るSarawat。
車のカギを手に持ち、エンジンをかけて「ぶ~ぶ~」を運転してるつもりのTineが、顔が真っ赤な赤ちゃんみたいで、超かわいいんですけど(笑)
Tineに、優しく声をかけ続けるSarawat。
Sarawat「Tine、Tine、わかったから、それ寄越せ」
鍵を取り上げるSarawat。
Tine「あれ、ここ、車の中?」
Sarawat「家に連れてってやるよ」
うん、と頷きながら、自然に、Sarawatの肩に手を回すTineを、抱き起すSarawat。
こんな可愛い生き物、誰にも触れさせるか、って声が駄々もれです。
それぞれに、家に帰るぞ、と声をかけるSarawat。
~Tineの寮~
寮に戻ってきた面々、ManとSarawatが、それぞれを支えながら、ゆっくりゆっくり階段を昇る。
Tine「ここ、どこ?」
Sarawat「お前の寮だよ」
Tine「お前の寮?」と自分を指さす。。。
その時、Fongが倒れそうになって、心配そうに見たTineに対して、急に、恋敵だと勘違いしたFongが、Tineを突き飛ばす。
Sarawatが止めても、全然、正気に戻らず、再度、Tineを蹴っ飛ばすFong。
Sarawat「おい、Fong!」
大声で止め、Manに、Fongの世話を託すSarawat。
階段の踊り場で、痛そうに顔を歪めるTineに声をかけると、蹴りが効いたせいで、酔いが覚めたと答える。
Bossを連れて、戻ってきたManが、先に帰っていく。
Tine「あれ? お前、行かないの?」
Sarawat「俺は、この厄介者を部屋まで連れていくからな」
Tine「必要ないって。すぐそこだし。自分で歩いていけるよ」
Sarawat「だって、バーに車、置いてきちゃったし・・・帰れない」
Tine「だったら、急いで、お前の友達を追いかけろよ。今、行ったばっかりだろ。電話すればいいじゃん」
すでに、お泊り計画は始まってるのに、それは無理ってものです。(笑)
Sarawat「バッテリーがない・・」
Tine「どれ、貸してみろよ」
Sarawat「とにかく、ないんだよ。今夜、泊めて」
しばらく固まるTine。
Tine「うちに?」
Sarawat「今晩、お前の部屋で寝させてよ」
確信犯
【Ep 05】2/4
仕方なく、泊めることを了承するTine。
やった!
微笑むSarawat。
Tineが部屋に入ると、自分の部屋に戻ったのかと思っていたPhuakやOhm、Fongたちが連なるように、Tineのベッドに寝てた(笑)
Tine「これじゃ、俺はどこで寝ればいいんだよ・・・」
仕方なく、涼しいベランダのベンチにいることにするSarawatとTine。
ギターを持って現れたSarawat。
Sarawat「ビデオ撮影の練習でもしよう」
Tine「今、ここで、俺に(ギターを)弾けって言うの?」
頷くSarawat。
Tine「Fongに蹴られたせいで、まだ、感覚がないのに?」
ふふっと笑いながら、ギターを弾きはじめるSarawat。
最初から、弾き語るつもりだったんでしょ(笑)
♪こんなふうに 俺たちがこんなにいい一日を過ごせるなんて思ってもみなかった
♪俺たちには何かがあると はじめて会った時に突然感じたんだ
♪話をするだけで この出会いにはなにか意味があるって 俺にはわかった
♪俺たちがつなげる何かが たぶん俺たちの間にあるんだろう
Sarawatの歌う『Click』を聴きながら、目を閉じて、曲にひたるTine。
Tine:♪ 俺たちはわかりあえる ♫
Sarawat:♪ 簡単に ♫
Tine:♪ 他の人とは違う ♫
Sarawat:♪ ありあまるほど ♫
Tine:♪本当の答えは俺たちの中にある ♫
二人で:♪ 俺たちがお互いになにを思っているのかなんて ♫
このさびの掛け合いのところ、大好き。。。
Sarawat「お前、酔っぱらってるし、キーも下がってたぞ。それで、よく“Scrubb”のファンだって言えたもんだ」
Tine「音、下がってた?」
呆れるSarawat。
Sarawat「じゃ、もう一度歌うのはどうだ? そうすればわかるだろ・・・」
また、酔いが回ってきたようなTine。
Tine「ああ、もういいよ」
Sarawat「お前に、言いたいことがあるって言った時のこと、覚えてるか?」
Tine「俺の胸に触りたいって言った時?」
Sarawat「ちがうよ」
きまり悪そうに、頭を掻くSarawat。
Sarawat「これが、お前に伝えたいことだ」
♪右にも左にも振れ過ぎず ましてや完璧すぎない人に会ったことがなかったんだ♫
♪悲観的でも えらそうでもない♫
♪でも 君はとても特別なんだ♫
♪速すぎも、遅すぎもなく、足りなすぎることのない人に会ったことがなかったんだ♫
♪でも、君の中の何かは誰よりも優れているんだ♫
♪俺たちはただ、ピッタリくるんだ 俺の心には、それで十分だよ
微笑む二人。
え?なんで、このすごい告白をスルー?
Tine「お前のお母さんが、今まで誰とも付き合ってないって言ってたけど、それって本当なの?」
軽く、数回、頷くSarawat。
Tineが、どういう子が好きなのか、きれいな子、頭のいい子、可愛い子?と順々に聞いていくも、首を振って否定するSarawat。
Tine「それなら、どういう子? もう、ほとんど言ったけど・・・」
だから、本人を見てるじゃん。
Tine「じゃ、変わった子が好きだとか?」
笑って首をふったものの、「確かに、変わった奴が好きなのかもな」と、Tineを想定して答えるSarawat。
「そうだな、そんなに変わってる俺の好きな人って・・・」
と言いかけたとき、Fongが突然、おしっこしたいと、ベランダに出てくる。
Tine「Fong、ここは、バルコニーだよ。」
トイレに行け、と連れ立ち、部屋の中に入っていくTine。
せっかくの告白のタイミングを、またまた逃してしまったSarawat。
~翌朝~
Sarawat「もう朝だぞ。Tine、起きろよ」
たぶん、みんなが想像する100倍優しい言い方で起こすSarawat(笑)
Tine「あと、5分だけ・・・」
すごい、この感覚って万国共通なんだ!
Sarawat「Tine! Tine! 足が痺れてるんだよ」
飛び起きるTine(笑)
Tine「うわ、なにしてんだよ!」
Sarawat「お前、一晩中、俺の脚の上で寝てたくせに、俺を罵るのか?!・・・え!?」
もう、気まずくて、首をかきむしるTine。
私は、その間のSarawatの様子と、SarawatのSarawatの様子が気になるよ(笑)
テーブルに置かれた「SaRa」は解熱・鎮痛剤らしいけど、これもSarawatが用意したの?
シャワーを浴びて、出て来たTine。
Tine「あれ? なんで、まだいるの?」
Sarawat「は?」
Tine「聞いてるのは俺だ! なんで、まだ、ここにいるんだよ?」
「お前と朝飯を食べようと思って・・・」と言われると、仕方なく諦めるTine。
そうそう、シャワー上がりのTineは上半身裸です。
じ~~~~~~!
Sarawatの視線と、自分の胸を見て、パッと隠すTine。
Tine「何見てんだよ!」
Sarawat「その・・・おっぱい、揉んでもいい?」
素面でも、結構、はっきり言うなぁ(笑)
好きだけど・・・。
Tine「お前、頭おかしいんじゃないのか?くっそ!さっさと、シャワー浴びて来いよ。俺、メチャクチャ、腹減ってるんだ」
直立不動のSarawat、まるで「Stay!」って命じられたワンコみたい。
でもまだ、Tineのおっぱいに未練タラタラ。
Tine「おい、本当によせよ」
笑い出すと、今度は、自分のシャツを脱ぎだすSarawat。
きゃ~~、いいの、ここで脱いでも?
チッ、上半身だけだったかぁ。
Sarawat「これ、借りてくぞ」
さらっと、Tineの腰にまいたバスタオルを剥ぎ取っていくSarawat。
間一髪、肩にかけていたタオルで、TineのTineちゃんを隠すTine。
Tine「おい!!!俺、裸なんだぞ」
Sarawat「知ってる。もう見た」
Tine「見ただとぉ~?」
平然とバスルームに入っていくSarawat。
これから、急いで、今のをお○ずに・・・・(自粛)
一方、誰もいないのに、律義に新しいバスタオルを腰に巻いて、慌てて着替えようとするTine。
~食堂~
とりあえず朝食を食べるふたり。。。
Sarawat「Tine、いい話があるんだ」
Tine「何?」
Sarawat「2週間後に、“Scrubb”のライブが大学であるんだ」
Tine「それ、ホント?」
Sarawat「で、俺のバンドが、彼らのライブのオープニングアクトを務めることになる」
Tine「まじで?じゃあさ、楽屋裏で、P’Ball と P’Muei (Scrubb)に会えるってことだよな?ね、サインもらってくれる?」
Sarawat「いいよ」
ちょっと、俯き加減のSarawatに、「どうしたんだよ?お前、ワクワクしないの?“Scrubb”と同じ舞台に立てるんだよ?」と声をかけるTine。
頷くSarawat。
Sarawat「そりゃ、嬉しいよ。でも、リハーサルのスケジュールがキツイんだ。軽音部で、お前に会える時間もあんまりないし。」
Tine「じゃあ、しばらくは、お互い会えないんだな? か・な・し・い・なぁ・・・。泣きそうだよ」
わざとらしい棒読みぃ!
Sarawat「変な顔するの、やめろ。お前、マジで、Pearにアタックするチャンスができたとでも考えてるのか?」
Tine「そんなことないよ・・・まさか。誰がそんなことを考えるかよ・・・」
目をそらすTine。(笑)
Sarawat「おい、厄介者!俺がいない時に、浮気せずに、誰かと話したりしないって約束しろ!」
Tine「う、浮気って?俺たち、別に付き合ってないじゃん」
無言で、まだ、そんなことを言うのか、と躾けるかのようなスパダリ顔。。。(笑)
Tine「わかったよ。約束するよ・・」
諦めモードのウサギ(笑)
Sarawat「よし。俺に隠れて、Pearと話したりするなよ。もし、彼女に言い寄ったって聞いたら、1回につき、1回、お前のおっぱい、揉むからな!」
あの~~~、そういうことを、そんな大きな声でおっしゃると、また、Tineの首に懸賞金が掛けられるかもよ(笑)
Tine「おい!」
Sarawat「絶対にするなよな」
Tine「頭、おかしいだろ?」
Sarawat「全然」
Tine「お前、おっぱい、おっぱいって、俺の胸に執着しすぎだぞ!」
Sarawat「いいから食べろよ。なんで、俺を見てるんだよ」
******************
~公園?~
お菓子を食べながら、通りかかり、ベンチに腰かけている女子学生に声をかけるMan
Man「ちょっとすみません。ここに、座ってもいいかな」
自然すぎて、ナンパかどうかもわからなかったわ(笑)
女子「ああ、Man、あなたの寮もここの近くなの?」
あれ、相手の子は、Manのこと、知ってるっぽい。
Man「俺たちって、知り合いだったかな?」
Aom「私は、Aomよ。昨日、バーで会ったわよ。覚えてない?」
完全に、ぬけおちてます(笑)
Man「念のためにきくけど、もしかして、俺、昨晩、君を天国に連れていってあげるとか、なんとか言ったかな?」
うわ~、いつもの手なんだね(笑)
Aom「ううん。でも、私がお願いしようと思ったのよ。私と、天国のようなこと、しない?」
え?? 大胆な女子。。。
何度も、頷いちゃうMan。
~講演会場~
講演者「・・・我々には皆、隠れた力というものがあります。」
天国ねぇ。。。
なにかの、自己啓発セミナーかな?
抜け出したいMan。
Aom「どこ行くの?」
Man「トイレ・・・。ほら、隠れた力を放出する必要に迫られてさ・・・。もし、戻ってくるのが遅くなっても待たなくていいよ。自由にして・・・」
講演会にも、彼女にも乗り気じゃなくなったってことね。
完全に、逃げの態勢のManが立ち上がったところで・・・隣のシートに、一人の青年があらわれ、「すみません、この席、座ってもかまいませんか?」と声をかけてくる。
「はい・・・どうぞ」
うわ、完全に、一目ぼれ?
あんまり戸惑ってないところを見ると、Manは、もともとバイなの?
そのまま、自分の席に腰を降ろしてしまうMan。
Aom「トイレ、行くんじゃなかったの?」
Man「いや。まさに、ここで、力を放出するほうがもっと天国に近いよ」
~大学構内~
校舎の前庭に面したテラスで、ギターの練習をしているPear。
校舎に入ろうとして、Pearの後ろ姿に気づいたTine。
「・・・Pear!」と声をかけたTine、すぐさま、Sarawatの言葉を思い出す。
Sarawat:俺に隠れて、絶対に、Pearと話すなよ。もし、彼女に言い寄ったって聞いたら、1回につき、1回、お前のおっぱい、揉むからな!
まずい・・・!と、そのまま、行き過ぎようとすると、呼ばれたことに気づいたPearが振り向き、今度は、Tineに声をかける。
Pear「・・・Tine!ちょっといいかしら?」
Tine「もちろんさ」
Pear「ねぇ、これ聴いてよ。私が弾くたびに、音が違うの。コード、これで合ってるよね?」
一目で気づいたTine。
Tine「ああ、このギターはすごく硬い弦なんだよ。Sarawatも弦を交換したほうがいいって言ってた」
例の、伝説のギターが、今は、Pearのもとに?(笑)
Pear「このあたりに、お店ってあるの?」
Tine「この近く?Sarawatは、俺に、この近くには、軽い弦を扱ってる店はないって言ってたけど・・・」
こうして、聞いてみると、なんでもかんでも、Sarawatだね。
弦ではなく、新しいギターを買うのを手伝ってほしいと頼むPear。
ああ、Tine、陥落。。。
~講演会場~
講演者「気持ちが落ち込んでいる人のために、スピリチュアルな詩をご紹介しましょう」
強い心を持つ時 人の目を気にする感情は消えてゆく
あなたには まだ生き残る明日がある
あなたの過ちは あなたの教師になるだろう
あなたの手には あなたの未来がある
Man「心にぐっとくる・・・」
すでに、恋愛モードに入ったのか、目頭を押さえるMan。
隣に座った青年が、ティッシュを手渡してくれる。
(反対側の隣に座るAomは、居眠りしてるけどね。)
Man「ありがとう・・・」
盛大に、涙や鼻水を拭き始めるManに引き気味の青年(笑)
******************
~大学構内~
さきほどのテラスに戻ってきたPearとTine。
すでに、箱を持っているってことは、ギター買ったのね。
落ち着かない様子のTineに、大丈夫?と声をかけるPear。
Tine「いや、ただ、周囲を見てるだけだよ」
おっぱいをねらってくる人に見つからないように警戒中なんです。(笑)
Pear「(Tineには)新しいギターを買う時には、どういう基準があるの?」
え? Pearってギターもう買ったんじゃないの?
普通、一緒に行ったんなら、お店で聞かない?そういう話って?
しかも、Tine、自分でギター、買ったことないじゃん(笑)
Tine「フィーリングかな」
Pear「フィーリング?」
Tine「うん。それが君に合ってるって思えたら、それなんだと思うよ。恋愛みたいなものかな。理由なんかないよ。合ってるものは合ってるんだ」
Pear「それなら、このギターは、私に合ってるってことで間違いないわね」
嬉しそうに語るPear。
その時、向かい側の通路を、ギターを抱えたSarawatが・・・。
今度こそは、本当にまずい!!と、固まったTine。
★【Ep 05】前半(1/4&2/4) 雑感★
冒頭の振り返り画像でもわかるように、本当なら、Tineと片時も離れていたくない感、満載のSarawatですが、今回は、イベント終わりに始まり、軽音部の練習→サッカーの試合→バーでの飲み会→お泊まり→朝食、と濃厚な時間を過ごせてなにより。(笑)
しかし、30分強の間に、他のシーンもあわせても、これだけのシーン展開。
二人の人気もさることながら、このテンポの良さがドラマとしての人気の秘密かも。
いろいろあっても、“ちっちゃいおっぱい”は、断トツです。
あ、真っ二つにしたギターピックを見て、『SOTUS』のギア⚙️溶接が思い浮かんだんだけど、ピックの復元ってどーするの?(笑)
お読みいただき、ありがとうございます。
~おまけ~
再生回数増加を願って、微力ながらお手伝いです。
GMMTVの公式チャンネルの本編と、リストリンクを貼っておこうと思います。
面白そうだなぁと思われたら、
https://www.youtube.com/playlist?list=PLszepnkojZI4ecxfKfnFPZfU4O5YtAQyx
こちらの動画リストより、ドラマ本編および番外編の視聴可能です。