大分前の話ですが、ある医師から腕を冷やすと風邪の原因になるという話を聞いた事があります。私も何となく思い当たることがあり、夜寝る際には長袖を着用するようにしたところ、風邪をひくことが少なくなりました。
 医学的な根拠は聞かずに終わりましたが、身体をほどよく暖めることは健康によいことなので、理にはかなっているのではないかと思います。

 最近あるクライアントの方にこんな話をしました。
「あなたはゴール達成だけが目的になっていませんか。ゴールを達成していない今の自分もほめてあげてください。」
 ゴールを達成するかしないかにこだわらずに、今を楽しむことが大切です。そして達成していない自分、あるいは達成できなかった自分にも価値があるという事です.達成しなかったからといって、あなたの価値が下がるわけではないのです。達成するしないかは、あなた自身の価値とは無関係です。

 ある家電量販店の社長さんからこんな話を聞きました。地方都市で小さな電気屋さんを営んでいたときの方が、大会社の社長になった今よりずっと幸せだったとのことです。お客さんと直にコミュニケーションがとれ、家族的なつきあいができたからとのことです。
 しかし、その社長さんは事業を拡大するというゴールを目指すだけでなく、一日一日を楽しんでいたからこそこんな話ができるのではないかと思います。

 今うまくいかなくても、自分をほめてあげてください。自分の姿を外から眺めてみようとすると、そこには何て愛おしくてけなげな自分の姿があることか。ゴールを達成することだけに価値を求めるのではなく、そこに近づく日々を楽しんで、わくわくした感覚に包まれることがあなたを真の幸せに導くと思います。
 「ゴールデンカップス」と聞いて、あのグループかとすぐに思い出せるのは、おそらく50代以上の方ではないかと思います。全員ハーフというふれこみでデビューしたゴールデンカップスですが、つい数年前までは当時流行したグループサウンズの1つとばかり思っていました。
 
 ところがケーブルテレビで放映されたドキュメンタリー映画「ゴールデンカップス・ワンモアタイム」を見て驚きました。再結成したゴールデンカップスの今と昔を追ったこの作品を、私は何度繰返して見たか知れません。
 ゴールデンカップスは単なるグループサウンズではありませんでした。

 今はマイカル本牧などがある横浜の本牧に、フェンスで囲まれた
アメリカ海軍の住宅街があった1960年代。この地域にあった「Golden Cups」に出入りするのは主に米国軍人でした。ほとんどが10代の少年がメンバーだったゴールデンカップスは、ここでの演奏で鍛えられ世に知られるようになりました。私と同じくほとんどの方は、ブループサウンズとしてのゴールデンカップスしか知らないと思いますが、この映画でゴールデンカップスの真の姿と当時の若者文化を知ることができるでしょう。



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