年収が低いことで結婚に踏み切れない若い方が多いという話を最近よく耳にします。本当だとしても、年収が低いから本当に結婚できないかというとそれは違うと思います。男性の場合、奥さんを養えない、子供ができたら妻子を養えないということなのでしょうけど、本当にそうでしょうか。

 私の幼少時は日本人の生活はもっと貧しかったです。今でも世界に出れば、多くの人々が日本よりはるかに貧しい暮らしをしている地域はたくさんあります。   昔の日本や貧しい暮らしの国々で、多くの人が年収が低いから結婚しないということはあまりあてはまらないように思います。

 現代の人たちは年収や暮らしぶりについて、あまりに画一化して考えすぎているのではないでしょうか。ふたりになれば共通して使える品々ができます。外食が減って食費が減るかもしれません。たとえ生活レベルが落ちても、ふたりで生活することはお金にかえられない楽しさや価値を生み出すかもしれません。年収や生活レベルということを今一度見直して、本当に結婚できないのかを考えてみてはいかがでしょうか。
 前のブログでユーモアの大切さについて書かせていただいた際に、対象から離れて見る心の余裕に触れたかと思います。
 このことを思うといつも思い出す名著があります。「空気の研究」(山本七平著)です。若い頃に危機管理の第一人者からこの本を読むようにすすめられ、今では座右の本になりました。同じく「失敗の本質」もおすすめの本です。前者は戦艦大和の出撃時の判断、後者は太平洋戦争の日本軍の行動について鋭い考察がなされていま
す。2冊とも組織のリーダーにならんとする方にはぜひおすすめの名著です。
「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))/文藝春秋
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失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)/中央公論社
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 今年のエイプリルフールに英国のヴァージンアトランティック航空が発表した床下ガラス張りの定期便は、そのユーモアのセンスに感心しました。大企業がこのくらいのジョークを社会に投げかけることのできる英国の懐の深さがまだまだ健在なことを実感しました。
 英国人が重視することのひとつにユーモアのセンスがあります。特に土壇場の状況で発するユーモアが評価されます。死刑執行の直前、看守からタバコをすすめられた死刑囚が健康上の理由からタバコを断わるというようなユーモアのセンスです。
  ジェームズボンドと言えばショーンコネリーが有名で私も好きですが、地元英国では2代目のロジャームーアの方が評価が高いと聞いたことがあります。恐らく3枚目的なユーモアのセンスを感じさせるからではないかと思います。なかなか他のアクション映画ではお目にかかれません。
 ユーモアには、切迫した状況でも対象から少し離れて見る心のゆとりを生み出す力があります。
 我が国はまだまだユーモアのセンスが社会に浸透していないようです。リーダーとして社会に貢献する人たちにはぜひユーモアのセンスを磨いてほしいものです。



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