みなさん、今日は、アダルトチルドレン特有のトラウマ(心の傷、傷つき体験)のお話です。
まず、トラウマ(心の傷)って何か?一般的には傷つき体験のことを言います。
ですが自分で傷ついたと認識できているのであれば記憶もあるので感情と共に消化で
きます。もしくは、もう既にそのつらい体験の記憶と不快な感情は合致して思い出になって
いたりします。一般的には、それをトラウマと呼んでいたりします。では、僕らトラウマ取りの
プロがトラウマと認識しているのは何か?これは記憶には無い部分の傷つき体験なのです。
どうして、この部分をトラウマ扱いして、その記憶にない部分を探してケアするのか?
それはね、記憶にない=記憶から抜け落ちている=自分ではどうにもできないし、
意識できない=自分では、解決ができない=プロの手助けが必要~となるのです。
ですから、カウンセリングでクライアントさんが話してくれるのは、ご本人が認識できている
トラウマなのです。ただ、その認識できているトラウマを語ることをカウンセラーが共感して
受け取ることで気持ちが整理されて前に進むことができる人もいます。その場合は、
やはりその認識できているつらかった体験がトラウマってことでいいのです。
良い悪いってことじゃないけど、それ以上に掘り下げないで回復できるのであればそれが
刺激も少なくラクでいいのです。では、そうじゃない場合、自分のトラウマ体験や気持ちを
語り尽くしたけどスッキリしない、回復できない、変わらない、このような場合は語り尽くした
後で、まだある感情に気づきます。例えば不安感とか恐怖感とか。その場合にこの不安感は
何なのか?この恐怖は何が怖いのか向かい合うことになります。感情は、ある。でも、その
感情の相手先が無いのです。相手先不明の不安、恐怖、怒りなどなどね。もう語ったトラウマ
体験(出来事)には、相手先があった。そして感情を吐き出した。この時に相手先と、感情、
そしてその感情の大きさ(レベル)が合致することで記憶は処理されるのです。さて、
今度は、記憶のない感情、だけど感情はある。感情があれば体験もあるはずなのです。
でも相手先がない。出来事もわからない。どうしてか?それを認識すると耐えられなかった
からです。だから記憶と感情を飛ばして、忘れてしまっているのです。
これは脳のメカニズムでもあり心が崩壊しないように自分を守っている心のシステムでも
あります。だけど回復するにはこの記憶と感情がバラバラになってしまって思い出せないこと
その時は自分を守るために意味があったことかも知れない。それがその危機を乗り越えて、
今、自分を縛る鎖になってしまっているのです。例えば、暴漢に遭った。怖くて外に出れない。
こんな場合。相手先は暴漢。これだと認識できているので消化できそうですよね。
この場合は、記憶があるから感情を見るの。怖い、恐怖とだけ思っていても消化されません。
なぜなら恐怖の感情の下に隠れてしまった感情があるからです。例えばの話なのですが、
ケース的には恐怖の下の感情は怒りの感情です。恐怖で怖くて見えないけれど、どうして
自分にだけ!なぜそんなことを
!どうして周りの人は助けてくれないんだ
!
救急車の人が遅い!病院の人が冷たい扱いをした
!などなど。その他にも悔しさ、
惨めさ、情けなさ、自分への憤り、いろいろな感情があるのです。これらの感情を
自分で感じて消化できれば自分で回復できます。だけど自分だけでやるには難しい
でしょ。だからセラピストがいるのです。インナーチャイルドワークとかも同じようなことを
やります。幼い自分のその時の抑えてしまった感情を掘り下げます。ヒプノセラピーなども
同じようなことをやります。感情を頼りに過去の当時の記憶を探して合致させます。
それでラクになって行くのです。カウンセリングも同じです。カウンセリングは誘導は
しませんが、感じている感情を吐き出してもらいます。そこから記憶が出て来る場合も
あります。記憶が出て来なくてもその感情が吐き出したことでラクになって気にならなく
なれば、それでもいいのです。そのようなことをセラピストはしています。説明が長くなり
ましたが、では、トラウマは消えるのか?回復はできるのか?どう回復するのか?
まず①、トラウマは消えるのか?これね、トラウマって心的外傷って言われているの。
だから外傷と同じ。治るけど、消えないの。傷は治るけど、傷跡は残るの。
だから古傷が痛むこともあるの。治ったけどずっと痛いこともあるの。外傷(ケガ、傷)でも
あるでしょ。治ったけど痛いってね。これペインっていうの。お医者さんだともう治って
いるとされるの。だけど痛い。その場合は、その外傷とともに負った心的な外傷だったり
するの。メンタル的には、その外傷には、心的な感情がつまっている。その時の感情が
処理されていないってことです。でもお医者さんでは痛み止めの薬か、精神安定剤くらい
しか対処する方法がないかと思います。さて次は②、回復できるのか?これね、実は
自分の本音の本音、自分が心底回復したいのか?回復しないで生きたいのか?
ここが鍵になっているように思います。無意識と潜在意識のお話で、無意識には良いも
悪いもないとお伝えしました。ですから極端な話回復した方が良いとか、回復しないと
悪いとか、そのような概念は無意識にはないわけ。もちろん意識的には、回復したい=
だから回復が良いこと~と思っていると思われます。でもね、人の本音っていろいろなの
です。例えば、戦争のつらい体験をしてトラウマを負った人。回復をしてもいいし、
回復せずにトラウマを背負ったまま生きてもいい。ここでトラウマを背負ったまま生きるって
言っても回復できないって悪い意味ではないし、ネガティブなことでもないの。
そこにジャッジは不要なのです。その人がね、戦争の傷が癒えて、戦争を忘れて生きる
のか、戦争のトラウマに苦しんでいる人として生きるのか、これはね、トラウマを負った人の
選んでいい人生の選択なのです。ですからカウンセリングで、それに気づいてしまう人も
います。自分はトラウマを背負ったまま、それを誇りに生きる。それもOKなのです。だって
忘れない出来事、忘れない人生だっていいじゃないですか。ですからトラウマから回復
できるか否かは、自分の本心が決めていて、それがわかればどちらにせよ満足、納得
なのですよ。その時は、治そうとしない、回復しようとしない、だってそれでOKなのです
からね。そして最後の疑問、③どう回復するのか?もう書いてしまいましたね。
自分が選ぶってことです。自分で意識できるトラウマとして処理するのか、自分で処理
できないトラウマとして、プロを頼って回復するのか、その先のトラウマの問題ではなく
生き様の問題にまで行って気づくのか、どれにしても、自分で選んでいます。
ですからすべての答えは自分の中だとお伝えしているのです。それでもね、意識できる
ところから向かい合って行きましょうね。逆にこのブログを読んでいるセラピストの人は
自分の力が、足りるとか足りないとか、そんなことは関係ないと認識してください。
すべてはクライアントさんが決めているのです。ですからすべての答えは自分の中、
セラピストさんもそれらの答えは自分の中になりますよ。
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