僕のところには、悩みや問題を解決したいと訪れる人が多いです。
その中で、その問題の原因にアクセスするのですが記憶がスッポリ無い人が多いのです。
ですから、その部分は意識では思い出せないので、理解が出来ないのです。
そしてそのような人は、記憶は無いのですが、同じような状況であったり
その状況を想起させる場面で、同じようなことが起こるのです。
解離です。思考が停止、もしくは思考にモヤがかかり、
不快感を感じられなくなってしまうのです。
何か起きていることが他人ごとになってしまうのですね。
そうかと思えば、感情だけが出てきてしまってパニックになったりもします。
どちらにしても記憶が抜け落ちています。
ですがこれはこれで、記憶を飛ばしてしまうことで自分を守っているのです。
それだけの状況って一体なにがあったのでしょう![]()
多くの場合には、幼い頃の虐待が存在しています。
ですがこれらは、認識できません。
それは、虐待をしている方も、されている方も、お互いに解離し記憶がないのです。
だけど、記憶はないままに、心に傷
は残っているのです。
これは、トラウマです。記憶と感情が解離しバラバラになってしまっているのです。
このような問題が、ネガティブ思考となって現われていたりもします。
自分はダメだ。自分には価値が無い。生きている価値が無い。なんて感情も
今の感情ではなく、その時の未処理の感情が漂っている
だけだったりします。
そうすると、そのネガティブ思考の理由がわからないままになってしまうのです。
今の自分の感情がわからなくなってしまって、生きている感じも損なわれます。
そして、その漂っている感情に振り回されて疲れてしまうのです![]()
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ですが、このことに向かい合えるのは、死ぬほどの苦痛を味わった人のみです。
過去の死んじゃうほどの恐怖に向かい合えるのは、それを超える苦痛を感じ、
そんなのは、もうイヤだと感じられた時なのです。
多くのメンタルの病気は、このような問題が隠されています。
ですが、逆説的に言ってしまえば、忘れてしまったし、見えないからこそ
病気として、症状として現われて解決を求めていたりしているのです。
対処療法で治すことが、この病気や症状の意味ではないのです。
薬で治して見ないふりをしてしまえば、違う問題になって現われます。
ずっと誤魔化してしまえば、世代間連鎖として、次の代に引き継がれます。
これは、因縁だとか、因果ではありません。見えないだけで真実なのです。
見えないから見ないのか、見えないけど自分と向かい合うのか、
それは、みなさんが選ぶことができます。
向かい合っている方に敬意を表します。
そして向かい合った方を全力でサポートいたします。
今日は、ちょっとディープな心の話でした。 すどうゆうじ![]()