みなさん、今日はまたSSRI(抗うつ薬)のお話です。
以前に 「お薬と副作用、パキシル、ハルシオン、SSRI薬害のお話「改定版」」で
副作用のお話はしましたが今日はその副作用が原因と指摘された事件のお話です。
まずは1999年、コロラド州のリトルトン市という静かな住宅地に
あるコロンバイン高校で起きた銃乱射事件 です。
犯人は同校2年生の二人、13人を殺害し23人に重症を負わせ
そして犯人は二人とも銃で自殺した事件でした。
主犯のエリックは事件の1年前から抗うつ薬、ルボックスを服用していた
しかも事件の3ヶ月前から服用量が増加していた。
このことからルボックス(SSRI)の副作用が事件の一因と指摘されました。
SSRIにはルボックスの他にデプロメール、パキシル、ゾロフトなどがあります。
そして2002年、アメリカでは遺族たちの訴訟と共にルボックスの販売に終止符を打ちました。
しかし日本では今でもルボックスやそれと同じ成分であるデプロメールが販売されています。
そしてパキシルに関しても以前のブログでお伝えいたしました。
抗うつ薬SSRIには憎しみ、妄想、陶酔感などの副作用があり
自殺や他殺を衝動的に誘引してしまう可能性があるのです。
日本でも1999年ハイジャック犯による機長殺害という大きな衝撃を与えた事件がありました。
この犯人もまた事件の1年も前から抗うつ薬のSSRIを飲んでいたのです
そして自殺者が3万人を超えたのもその頃からなのです。
それからもう10年が経ちました。
でもなぜそれらのことがわかっていても医師も製薬メーカーも行政も政治も変わらないのでしょうか?
それには薬の莫大な研究開発費とパテント(特許)料が絡んでいるのです。
その莫大なお金が医学者の研究の研究費に、そしてリベートや献金として
患者抜きで決まってしまっている闇の構造があるのです。
ですから安全安心で安価なクスリはあっても誰も儲からない薬は対象とされないのです。
それにそんな恐ろしい薬を飲んでもうつ病の25パーセントの人にしか改善効果はないのです。
そして効果を感じられない人でも副作用と薬物依存の効果は避けられないのです。
それではみなさん、どうしましょうかね?
お薬のことなので簡単なことは言えません。
ですがうつ病にはタイプ「うつ病:7種類のうつタイプ」 (過去のブログ)があります。
そして原因にもタイプ医者も知らないうつの原因 (過去のブログ)があります。
そしてうつ病ではないうつ病とされている人「うつ病じゃないうつ病の人? 過去のブログ」もいます。
ですからまずは自分を知り、自分の病気を知り、自分に合った治療をしましょう!
みなさんの健康をお祈り申し上げます。 すどうゆうじ
追記
- 米国1999年コロンバイン高校銃乱射事件(死者15名、重軽傷者24名)
- 米国1989年ウエスベッカー事件(同僚8名を射殺後、犯人も自殺)
- 日本1999年全日空ハイジャック事件(機長が殺害される)
犯人がSSRIを服用していたことが暴力を助長したと報告されている犯罪は、かなりの数に上ります。
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