さてさて今日はうつ病の原因にせまってみます。
それも西洋医学的(部分的)にではなく、ホリスティック的(全体的)の見解です。
まずは病気と呼ばれているうつ病やパニック、過食に拒食ですが、
実はそれが病気というよりは、それは単なる症状にしかすぎないのです。
どういうことでしょうかね?それはその病気には他に原因があり、
そしてその症状として出たものが、うつ病であったりパニックであったりしているだけだったりするのです。
ではどんなことが原因であったりするのでしょうか?
今日はそこのところをお伝えいたします。
1.遺伝的要因のうつ
これは遺伝的要素のことですがあまり意味はありません。西洋医学的にいうと原因が不明で親族にも
同じ症状や病気の人がいることが多いので遺伝的といわれています。
実際には過敏な脳のタイプの人がいるとは言えますがそれが直接の原因ではありません。
遺伝的要素はあってもならない人もいます。それは下記からが大きく関係しています。
2.胎児期にコピーされた不安や恐怖のうつ
これは自分の胎児期の時の母親の精神状態を言っています。出産をひかえ愛と希望に燃えていたのか、
不安と絶望を体験していたのかの問題です。そんなことは関係ないと思われる方も多いでしょうが
愛と希望に胸をふくらませて幸せホルモン(オキシトシン)のなかで育ったのと不安と絶望の緊張状態の
なかでストレスホルモン(コルチゾール)のなかで何億年分の進化の過程を経たのでは自分を構成する
構成要素がちがうのです。そして記憶にはないままその精神状態は残っています。
希望という名のミルクを与えられず、不安と恐怖という名のミルクを飲んでしまったのです。
何個もの爆弾を持って生まれてしまったのと同じです。何かのキッカケで出てくることがありますが、
それは目には見えないのです。爆弾を爆発させない対処と、爆弾処理が必要になります。
3.乳児期の見捨てられ不安のうつ
これは乳児期に母親の病気や事故、家庭の事情などで母親といっしょに過ごせなかった場合や
母親はいても育児放棄(ネグレクト)などにより自分で上記の幸せホルモン(オキシトシン)を作り出せなかった
ような場合です。これももう覚えてはいないでしょうが見捨てられ不安は残ります。
漠然とした不安感や空虚感、なんだかわからない淋しさが残っています。
見捨てられ不安が強いので人に依存したり、依存症を伴いやすい原因です。
過去のトラウマを処理する必要があります。
4.幼児期の自己価値観と存在意義の崩壊
これは幼い頃に自分を否定されて育ってしまった為に自己価値観や存在意義にとぼしい場合です。
例えば「お前はダメな子だ!お前にはできない!お前はバカだ!」などとして育ってしまった場合や
あなたの存在を認めず、置き去りにされてしまった場合など、圧倒的な無力感に自分が生きるという
ことの罪悪感が植え付けられ「自分には生きている価値がない、自分なんか不要だ」などのように
自己価値観と存在意義が崩壊してしまったパターンです。
その他にもパチンコ屋の駐車場の車のなかに置き去りにされた場合や、父親や母親が異性に夢中で
あなたをジャマにしたり、無言での精神的虐待も含まれます。
それに躾と称した過剰な折檻もこれに該当します。
与えられなかったものは愛、失くしてしまったものは夢と希望です。そしてもらってしまったものは
無力感と、生きていることへの罪悪感。 ですがこれが親からすると愛情だったりもするのです。
過食や依存症を伴う場合が多く、まずは自分で自分を大切にし愛を注入する必要があります。
それと同時にその傷ついた時の傷の手当てとトラウマ退治が必要になります。
5.人生のなかでのショックな出来事
これは学校でのいじめや家庭での兄弟間のいじめ、社会でのいじめが原因の場合です。やはり上記と同じく
自己価値観や自分の存在意義が見えなくなってしまいます。その他にも失恋や近親者との死別などショック
な出来事でも起こりますが、それは引き金でしかなく本当の原因は上記1の過敏な脳タイプか上記3の
依存的関係が根底にあります。感情が凍りつき、自分の本当の感情を出せないことでなることが多く
PTSDやパニックになりやすい原因です。解離した記憶と感情を合わせる必要があります。
6.病気や外傷によるうつ
これは糖尿病や腎不全、肝不全などの内科的要因によりうつを発症しているタイプです。まずは内科的な
治療が必要になります。臓器の異常のほかにも甲状腺ホルモンの異常や婦人科系の病気も考えられます。
そのほかにも直接の頭部への外傷、それに良性の脳腫瘍が原因であったりします。
これは治療も検査も西洋医学的に病院で行うこととなります。内科的に治れば治る原因です。
7.自分の望む生き方ができないうつ
これは人のために生きてしまったというタイプのうつです。自分の欲求よりも他人の欲求を優先してしまい
そして褒められたり、役に立ったりすることで、それを自分の欲求(したいこと)だと思ってしまっている場合
になります。例えて言うと、自分がこの世に存在する役目、魂のしたいことと環境や周囲の期待などで
現実の肉体的にやっていることがアンバランスになってギャップが生じている場合です。
ですから自分が本当にしたいことと、現在やっていることが違うのです。
この場合は拒食症や家庭内暴力を伴ったり、または過剰に親の世話をしたりします。
これは自分の心の奥底に眠らせてしまった、この世でやりたいことを思い出し優先しやる必要があります。
8.もらいうつ。
これはパートナーや親兄弟などがうつになってしまった場合のもらいうつです。
感染しているのではありません。ただ単にもらってしまった場合です。あくびやイライラがうつるように
うつもうつるのです。うつると言うよりは脳がマネしてしまうのですね。人の脳には模倣細胞(ミラー細胞)
という細胞があります。これはターゲットを見てマネてしまう細胞です。ちなみにPTSDもうつります。
それも意識的にではなく無意識にです。ですが対処法はあります。
健康な人のマネをすることです。健康な人と行動してください。
お笑いを見て笑ってください。テレビではもらえません。生のお笑いを見に行ったり、人と会って笑うのです。
生でもらってしまっている分、生でもらって来ないと対抗できません。音楽を聴きに行ってもいいですよ。
ですがそれも生の音楽がいいのですね。
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以上がホリスティック的(全体的)なうつの原因です。お医者さんで薬の処方を受けている方は
薬を飲んでいる間に、上記の原因を解決しなければなりません。
そしてそれは、あなたの身体に症状として訴えて解決してほしいあなたのテーマなのです。
決して運が悪かったのではありませんよ。ですから解決できるのもお医者様ではなくあなたなのです。
そして私には少しだけ、それをお手伝いすることができます。
どうか一歩踏み出してください。皆さんが自由に羽ばたけることを願っております。
すどうゆうじ
http://www.hyper-consulting.com