Christmas

クリスマス



「クリスマス」っていう言葉は世界共通なのかと思ってた。

…が、スペイン語圏では

 


Navidad



と言います。

ナビダ


「ナビダ」と初めて聞いて誰がクリスマスのことと連想できるでしょう。






面白い。





よく歌われるクリスマスソングの「ジングルベル」も

「ジングルベール ジングルベール」のパートは

ベネズエラ人に歌わせれば

「ナビダー ナビダー」です。




面白い。





まあ面白がるのもその辺にしておいて、
ベネズエラでは12月と言えばナビダです。

12月1日になった瞬間から、
フェリースナビダ!(メリークリスマス!)と言い合い、
抱き合い、ホッペにキスをし合い、飾り付けをしまくります。
みんなウキウキしだして、仕事も手につきません。


簡単に言えば、12月は授業はできない、ということです。
通常授業は予定しない方がいいのです。





…と思っていたらアンデス地方、豪雨のため土砂崩れが多発。
テレビを見ると…

Ahorita a la Azulita.
あ、チャベス大統領、こんばんは。
え?明日から3日間メリダ州は全校休校?


ベネズエラのテレビ放送では、大統領が話す場合は全てのチャンネルがそれになる。


…ということで、いきなり休校になったわけです。



そして次の州から短くなった練習時間でクリスマスコンサートの準備!
教会でコンサート。
わたしは知的クラスの生徒のハンドベル担当。
個人的に参加している大人コーラスと手話コーラスの参加。


気づいたらめちゃくちゃ参加していたわたし。
本番で司会の人にもいきなり紹介されたりして、予期せぬ出来事にぎこちなく手を振ったら
大いに盛り上がってくれたり、笑


Ahorita a la Azulita. Ahorita a la Azulita.

そして17日から24日までは村はお祭り騒ぎ。

歌って

踊って

楽器弾いて

食べて!



村の中心に住んでいる人は夜眠れるんだろうか??
と心配しちゃうような騒ぎ様。


中心から離れたところに住んでてよかった。



16日が終わり、クリスマス休暇です!










日本文化祭から休む暇なく、

翌日の午前中はうちの学校に同期隊員まりえちゃんが参観に来てくれた!

マットを引いて感覚運動!

…が、先生たちはいつものありのままの様子で、

まりえちゃんもうちの学校の実態をわかってくれたようです。苦笑



その足で、午後州都メリダへ。

バスで山道をゴトゴト3時間。

州一番の都会です。映画館も信号もある、なんと日本食材がちょろっと売ってるお店まで!!

そこで翌日の学会の発表に招待されていたのだけど、

なんとホテルも食事もつけてくれている!



1314065861647-Usain_Bolt.JPG


色んな国の先生方とも知り合えて面白い話も聞けた。
付き添い参加のまりえちゃんも急遽発表することになったり!笑
なんと日本の大学からも教授の方がいらしてたり。

なかなか任地にいては経験できない色んな新しいことをできた3日間だった。
招待してくれたロスアンデス大学の教授に感謝!



「一年半村の人たちと交流してきて、感謝の気持ちを込めて日本文化紹介イベントをやりたい」

というのが最初の動機だった。




先輩隊員のるみちゃんともそこのところは固ーく一致。

日本文化写真展
和コンサート
おりがみ
伝統遊び
青年海外協力隊の説明

10月は週末ごとにお互いの任地を行き来して準備。
意見出し合って
相談しあって。



他任地の隊員が4人応援で参加してくれました!ありがとう!

まず第一弾、るみちゃんの任地。
音楽隊員ならではの完璧な和コンサート、配属先の子どもたちの合唱以外にも
バイオリンとピアノの息ぴったりなアンサンブルには鳥肌が立った!
もちろん協力隊も歌った!観客の多さにビビりながら笑

そしてここでのもう一つの目玉は食!
カレー、茄子の揚げ物、和菓子、手巻き寿司。
協力隊員が一番感動してたかも??笑

Ahorita a la Azulita.

そして、その夜28歳の誕生日を祝ってもらいました!ありがとうみんな!
ドーナツケーキ、美味しかったー!!!

Ahorita a la Azulita.


そして、土砂崩れの中協力隊員6人は、迂回路を使ってうちの任地アスリータへ。


まず初めはおみこし担いで村を練り歩き
太鼓ドンドン、笛ピーピー、わっしょいわっしょい!

Ahorita a la Azulita.


Ahorita a la Azulita.

和コンサートは、
知的クラスの生徒たちのハンドベルで「ふるさと」「きらきら星」
地域の子どもコーラス、大人コーラス、聴覚クラスの生徒達の手話コーラスで
「きらきら星」「ふるさと」「にんげんっていいな」
ここでも協力隊員による合唱!

Ahorita a la Azulita.

そしてその後は巻き寿司の実演調理。
大勢の人たちに囲まれて調理アイドル化していたまりえちゃんとくみちゃん、
その腕前、お見事でした!


そして2日目の展示。
Ahorita a la Azulita. Ahorita a la Azulita.
驚くべきサプライズ、第2の母の画家さんが絵を描いてきてくれたのです!
わーお。


日本家屋では、なぜかみんな姿勢がよくなったり礼儀正しくなるのが可愛かったり
Ahorita a la Azulita. Ahorita a la Azulita.

最後は打ち上げということで、
着物に顔を白塗りにして村の中心を練り歩く!
みんなかなり驚いてジーっと見てたのでした、笑。


Ahorita a la Azulita.

最後に、応援に駆けつけてきてくれた協力隊のみんな、本当にありがとう。
段取りが悪かったり、準備もかなり手伝ってもらったり、
いたらないところがあったにも関わらず快くかつフットワーク軽く協力してくれてありがとう!



そして、大きな都市ではなく、自分の普段顔を会わせてる人々がいる任地でこのイベントができたことが
本当によかったと思う。
子どもから大人まで、喜んでくれて、このイベントの後も嬉しそうにしてくれるのを見て
やってよかったと本当に思った。

文化交流が協力隊のメインの活動ではないけれど、
大事な役目なのは確か。
配属先の子ども達にも色んなことにチャレンジするいい機会になった。

うーん、濃かった!