■舌を肥えさせ過ぎない

 

先日

私が所属する大家の会の

勉強会と懇親会があり

更にその後四人で

二次会に進みました

 

その四人の内訳は

-旭川出身(私)

-旭川在住

-釧路在住

-札幌に良く行く

 

と言う北海道繋がりのメンバーばかりで

話は自然と北海道のことが中心になりました

 

私はこんな話をしました

 

中学一年生の初めから

中学二年生の半ばまで

留萌という沿岸部の町に

住んでいて夏になると

学校帰りに海に行って

ウニを取っていました


靴と靴下を脱いで

海に入って行くと

ウニのトゲが足にあたり

(バフンウニなので足に

刺さるまではいかない)

ウニがいることが

分かるのでそれを拾い

 

浜辺に落ちている木の枝で

ウニの殻を割り塩水に

浸された身を食べたら

めちゃくちゃ美味かったのです

 

その後大学で関西に来て

友達と寿司を食べに行った時

ウニを注文して友達と共に食べたところ

ミョウバンに作られたその味は

中学時代に自分で取って食べたものとは

違い過ぎて「こんなにまずいのに

高い値段出して損した」と思っていると

友達は「やっぱウニはうまいなー!」と

とても幸せそうにしていました

 

つまり小さい時に本当に

美味しいレベルのものを

口にしてしまうと

その後にレベルの低いものを

食べた時にちっとも

幸せを感じなくなってしまうのです

 

私の話をその場で聞いて

同じような話をしてくれた人がいました

 

その人は塩水ウニ(ミョウバンにつけていないもの)が

好きで取り寄せて家で家族と

ちょくちょく食べているそうです

 

そして家族でお寿司さんに行き

ウニを注文して食べた時に

まだ小さい子供が

このウニ美味しくないな…」と

言ったそうです

 

この子は今の時点で

この調子だとこれから

なんどもガックリすることが

あるでしょう

 

私の持論としては

子供にはあまり小さな頃から

良いものを与えて舌を肥えさせ

過ぎない方が良いです

 

なまじっか良いものを

小さい時から食べて

その後成長して

ガックリすることが

多いよりも

 

小さい時は一般的な

そこそこの物を

食べておいて

やがて大きくなってから

世の中にこんな

うまいものがあったんや!」と

感動できる回数が多い方が

幸せな人生が送れるはずだと

思います

 

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