■嫌いと言わない

昨日の夕方
市民プールに次男と
一緒に行って来ました

次男は野球のコーチから
水泳のトレーニングの
メニューを渡されていて
週に一度そのメニュー通り
泳ぐように言われており
一ヶ月くらい前から
市民プールに泳ぎに
行っているのですが

一回くらいは保護者が一緒に行って
メニュー通り泳いでいるか
見に行ってあげて下さいと
コーチから依頼を受けて
昨日行ってみることにしました

この市民プールには
無料で入れるギャラリー席が
あるのでそこに座ることにしました

ちょうどその時間帯は
子供の水泳教室が行われていて
ギャラリー席の大半には
その子供たちのお母さんと
思われる人たちが座っていました

自宅から近いプールなので
一人くらい顔見知りがいるかもと
思いましたが一瞥した限り
知り合いの顔はなく
空いていた最前列の席に座りました

ガラス越しに次男が泳ぐ様子を
見ていたところ
後ろのお母さんたちが
ペチャクチャ話しているのが
やたら耳に入ります

こちらは一人だけなので
余計に会話がやかましく
感じます

やがて真後ろの人たちがこんな
会話をしているのが聞こえて来ました

あれおるやん
私が嫌いな奴
あれがさぁ…

出たー
女性は本当に悪口が好きですね

そして真後ろの人たちは
我が子と小学校は違うものの
中学校は同じことが
耳に入る会話から分かりました

ということは会話の中の
嫌いな奴」というのも
私が知っている人かも

結局この時の「嫌いな奴」が
誰かは分かりませんでしたが

仮にその時の会話で私が
嫌いな奴」が誰か
分かったとします

そして私がどこか他の場所で
この前プールに行ったら
こんな会話を耳にしてさぁ…」と
別の人に話をしたとします
(実際にはそんな話は
しないようにしていますが)

そしてその人がまた別の人に話して…
と続けていくといつか「嫌いな奴」の
耳に入り元々プールで話していたのが
誰かということも知ってしまうかも
しれません

こうなるとこの二人の間には
決定的な溝が入るでしょう

そうなるとその後この二人が
顔を会わせるような機会があると
心がざわざわして何だか
落ち着いていられなくなるはずです

こんな心が不安定になることを
防ぐためには誰かのことを「嫌い」と
言わないことを徹底すべきです

人間なので好き嫌いが出てくるのは
仕方ありませんが「嫌い」という感情は
胸の内においといて決して外には
出さないように自らを
律したいものですね