更新しました。累計1043万PV突破の人気作!✨️ | 「藍染 迅(超時空伝説研究所改め)」の部屋

「藍染 迅(超時空伝説研究所改め)」の部屋

小説家ワナビーの「藍染 迅(あいぞめ じん)」です。

書籍化・商業化を目指し、各種コンテストに挑戦しながら、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ、アルファポリスなどに作品を投稿しています。

代表作は異世界ファンタジー「「飯屋のせがれ、魔術師になる。」。

📕「飯屋のせがれ、魔術師になる。」(異世界ファンタジー)
(「第4回一二三書房WEB小説大賞/コミカライズ賞(コミックポルカ)」受賞)
🌎️https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346

ご愛読ありがとうございます。

📖「第683話 何とも気味の悪い感触だな。」
🌎️https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346/episodes/16818622172399807533

🗒️「む? いきなり攻撃して構わんのか?」
「準備が必要なようでは|護身具《タリスマン》の役が果たせませんから。あっ、攻撃の威力はお試し程度でお願いします。室内なので」
「その辺は心得ている」

 あまりにもあっさりとステファノが攻撃を促すので、ハンニバルは少々戸惑った。しかし、そこは百戦錬磨の上級魔術師である。ソファーから立ち上がると、ジローから借りた剣を予備動作もなくステファノめがけて突き出した。
 本気の一撃ではないが、無防備に受ければ大怪我をするくらいの力が込められている。

「うっ?」

 剣先は勢いを殺され、ステファノからそれた所で止まった。硬い物を打った感触ではなく、同極の磁石同士を押しつけた時のような不思議な感覚で剣は抵抗に合い、向きを変えられた。

「何とも気味の悪い感触だな。ぬかるみに手を突っ込んだような」
「打ち込む力の強さがそのまま押し返す力に変わります」
「いくら強く撃ち込んでも無駄だということだな」

 その性能に上限がなければ、どのような達人が武器を持って攻めかかってもこれを防ぐことができることになる。|聖遺物《アーティファクト》クラスの防具の中でも破格の防御力と言えた。……

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お楽しみください。

藍染 迅@「🍚🥢飯屋」コミカライズ進行中