「ライトノベル」な訳であるが。言うてもいろいろジャンルがあるらしい。
女性向けとか、青年向けとか……。
じじいが女性向けを読んでもせんないので、一応青年向けを読む。
青年ではないが。わかっているが。

だいたい、「異世界転生」とか、「異世界召喚」、「異世界転移」とかで話が始まる。
・現代の人間が、
・異世界に生まれ変わったり、呼び出されたりして、
・神に授かったチート能力を駆使し、
・剣と魔法の世界で、
・無双状態を繰り広げる。
という、実にお気楽なパターンの物語。

これはあれですな。「ずん」の飯尾さんが、
「平日の昼間から~、ゴロゴロ~、ゴロゴロ~」
「あーあ、俺のオヤジがトム・クルーズだったらなあ……」
という、ヤツですな。現実逃避。

しかし、小説なんてもんは、つまるところ現実逃避。息の詰まる日常から、ひと時逃れる別世界。
埒もない妄想を、人はロマンと呼ぶ。

BookLive!という電子書籍サービスを、利用している。
本屋さんに行かなくてもいいし、本棚もいらない。スマホがあれば、どこでも続きが読める。
便利なもんだ。
印刷コストがかかっていないのに、値段が紙の書籍と変わらないのが、気に入らないが。
読者層は本来、ネトゲにはまるような青年層。そりゃそうだ。
作品によっては、オンライン・ゲームの世界観をネタにした描写が多くなる。
そこら辺は、ようわからんよね。初代PSくらいで、ゲームから離れてしまった自分。
あくまでも想像で、ギャップは埋める。
そうかと思うと、これが「ネトオタ」というものか、やたらと妙なディテールに詳しい作者もいる。
宗教史であったり、神話であったり、軍事技術であったり。
意外に多いのが、料理ネタ。

異世界で日本料理を再現したりして、主人公が注目を集めるという展開が結構多い。
「食いもん」と、「動物」と、「こども」は、外れがないそうだし。
そういえば、全部定番ネタだな。
・「食いもん」=料理再現、食材採取。
・「動物」=テイミング、獣人。
・「こども」=フェアリー、そのまんまこども。
よう話に登場するわ。編集者と打ち合わせた成果かな。
盛り上げてくれれば、結構なことである。
コミックスと合わせて、蔵書は既に900冊を優に突破!
うーん。あほだね。