地味だ! 観光って、地味だ!
前回の彫像群から、しばらくは運河が地下に潜っているが、また地表に現れてくる。
段々運河の再登場。

二度目だからねえ。特に感想なし。
ひたすら前に進むのみ。(明大ラグビー部か、ワシは?)
こういうときは、「無」になる。
前に進み続けるマシンになる。
できるだけ、無駄な動きを省いて、上下動や左右へのぶれも少なくしてーー。
そう、俺はスライムなのだ。液体なのだ。
てめえ、クソガキ! 俺の行く手をふさぐんじゃねえ!


頑張っていると、ご褒美に彫刻ゾーンが再び現れるが、もうどうでもいいやね。
はいはい。またあったね。(芸術家に謝れ!)

天使とかいるけどね。こっちは、天使に連れていかれかかってるからね。
口開くと、魂出ちゃうから。
俺はスライム。俺は液体。
坂を上る、意志のない流体ーー。
そんなこんなで、ようやく、キターーーーーー


これで、ドン付き。ドンづまり。
最後の滝に近づいてみる。

滝の両側からは、さらに山の斜面を登っていく道があるようだが、安全のためか通行止めにされている。
正直助かった。
もう登る元気ないもん。

最後の滝は大掛かりで、お馴染み彫刻群で飾られていた。

なんか、こっち側は「バンビーノ」のコントみたいなことになってる?

こっち側は、奥様に怒られる召使たちみたいな感じですが、なんだろう?
まあいいや。とにかくここが終点。ジ・エンド。

空って青いなあ――。

………。
ほな、帰ろうーー。
ここまで来るのに、徒歩1時間

帰りは下り道なので、40分で戻ったとさ。
ちなみに、おしっこをちびることもなく、無事に宮殿へと帰り着きました。
