今日は逆襲したったでえ! 何にって? イタリア語教室の先生に、でんがな。ほんま、ナポリでおまんな | 「藍染 迅(超時空伝説研究所改め)」の部屋

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小説家ワナビーの「藍染 迅(あいぞめ じん)」です。

書籍化・商業化を目指し、各種コンテストに挑戦しながら、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ、アルファポリスなどに作品を投稿しています。

代表作は異世界ファンタジー「「飯屋のせがれ、魔術師になる。」。

今日から、未来形の勉強が始まりました。
イタリア語って、動詞の活用パターンが多いのです。

言葉にはそれぞれ「癖」があるもので。

動詞の活用形が多いのは、イタリア語の
名詞が女性名詞、男性名詞、さらにその複数形と複雑なのも、イタリア語の
それに合わせて、形容詞も語尾が活用変化するのも、イタリア語の

癖が強いんじゃ!


先はまだまだ長いです。

それはそれで、まじめに勉強するわけですが。
早速、練習ということで、未来形を使って話してみなさいということになる。

「来年はどうするの? 来月は? 来週は? 今晩は何をする?」

そんなもん、先の計画を立てて人生を歩んでいる人が、世の中にどれほどいるのか?
その日暮らしで精いっぱいやがな。

「週末はイタリア語の勉強があるので、旅行とかは行きません」


的なことを、しどろもどろで答えたところ。

「それは、pigroだからなの?」


と、問い返された。

はい、出ました。「pigro」

「怠け者」という意味ですね。
以前は、このフレーズに心が折れて引き下がったわけですが……。

今日は、違うぞ。戦いました。

「それは、考え方による。外出するのが好きじゃないだけだ。家にいても、やることはたくさんある。非常に勤勉なのだ!」


と、言いたかったのですが、当然うまくは言えません。
それでも、くじけず何とか言葉をひねり出しました。

「勤勉ていうのは、仕事について使う言葉よね。でも、言いたいことはわかったわ」


じゃあ、家で何をしているの?と聞かれたので、ブログを書いたり、電子工作をしたり、プログラムを書いたり、いろいろやることはあると、これもしどろもどろで訴えた。

「へえー、凄いじゃない?」

分かってか、分からいでか、怠け者ではないのねと、納得してくれたようではありました。

授業が終わって、先生が宿題のコピーを取りに行っている間、ぼーっと待っているのも芸がないので、黒板を拭いてきれいにしていました。

そこへ先生が帰ってきて、

「ありがとう。確かに勤勉だわね」

と、ほめてくれました。

ちょっとうれしいけれど、違うねん。これは、「陰徳」でええねん。
褒められよう思うて、やってることと違うねん。

少し世の中がうまく回る。

そう自分が、納得できればそれでええねん。

イタリア人に、わかるかなあーー。