悲劇は続くよ、どこまでも。炎天下で、バスが故障したというお話。もちろん、ナポリでね。 | 「藍染 迅(超時空伝説研究所改め)」の部屋

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小説家ワナビーの「藍染 迅(あいぞめ じん)」です。

書籍化・商業化を目指し、各種コンテストに挑戦しながら、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ、アルファポリスなどに作品を投稿しています。

代表作は異世界ファンタジー「「飯屋のせがれ、魔術師になる。」。

今日に限ってですね、いつもより早めにアパートを出たのですよ。
いつもが、07:10くらいとすると、06:59くらい。

そうすると、一本早い地下鉄に乗れるのですね。
いつもが、07:20くらいとすると、07:09くらい。

となれば、終点の駅Garibaldiにも早く到着しますね。
いつもが、07:28くらいとすると、07:20くらい。

まあ、適当な数字ですが。


地上に出て、バス停まで歩いていきます。
すると、バス停にも早く着きます。

いつもが、07:35くらいとすると、07:25くらい。

会社にも早く着くかなあ?爆  笑

そうはいくものか!


まず、バスが来ませんな。うずまき
結局いつもと変わらない時間にしか、バスに乗れない。
07:41くらい?

滅茶苦茶混んでます。えーん
到着が遅れていたので、2~3台分の乗客がバス停で待っていたんですな。

バス中央部には隙間があるのですが、イタリア人は詰めません。チーン
入り口付近は、ぎゅうぎゅうです。ショボーン

仕方なく、ドナドナドーナー、ドーナーと、揺られていったのですが、20分ほどたったところで、目の前を1台のスクーターが遮るのでした。

「ビー、ビー、ビー!」と、警笛を鳴らして、何やらドライバーに訴えている。

「何やねん?」


だるい感じで、ドライバーが問いかけると、

「XXXXXXXX!」

イタリア語で何やら叫んで、去っていきました。

何の文句でしょうねえ。幅寄せでもしたというのか?

「!」


ドライバーが立ち上がりました。
バスを降りて、車体の後方を確認に行きます。

ーーおいおい。犬でもひっかけたんじゃないだろうな?

思っていると、

車内に戻ってきたドライバーが、おもむろにエンジンを停めました注意

えっ? なに?

「ガソリンが漏れてるーー」


で、ドア開放!雷

乗客の判断速し。うちの会社は、眼で見えそうなところまで来ていたので、イタリア人の従業員はぞろぞろとバスを降りて、歩き始めました。スポーツDASH!

後続のバスなんていつ来るかわからない。
こちらも、瞬時に判断して、ウオークラリー参加!

朝08:00頃の事ですが、既に道路上はうだるような暑さ晴れうずまきです。
直射日光きついし。

5ユーロのパナマ帽風帽子、7ユーロのサングラスメガネに身を包み、誰かにもらった扇子で胸元を煽ぎながら、廃墟チックな道路を会社に向けて歩きます。
途中、がれきが積みあがっていたり、草が生えていたり、道は高架になっていったりと、アドベンチャー要素満載

たっぷり20分ほど歩いて、会社に到着!アセアセアセアセ
朝から、汗をかかされました。


で、悲劇はまだ始まりに過ぎなかった。


朝の仕事を始めていると、廊下で話し声

「トイレの水が出ないみたいーー」

あれまあ、断水かよ? どうも、全館やられているらしい。ショボーン
ちょっとおしっこに行きたいけど、お昼くらいまで我慢しよう。

日本に連絡メールを打っていると……。

ブン!

明かりが消えて、モニターが真っ黒にーー。注意

「停電かよ?!」

踏んだり蹴ったり、殴ったり。😿
仕事のテンションは、ダダ下がりでありました。ダウン 仕事したけど。タラー

そんなこんなの、ナポリでありましたとさ。
どっとはらい。