いつもが、07:10くらいとすると、06:59くらい。
そうすると、一本早い地下鉄に乗れるのですね。
いつもが、07:20くらいとすると、07:09くらい。
となれば、終点の駅Garibaldiにも早く到着しますね。
いつもが、07:28くらいとすると、07:20くらい。
まあ、適当な数字ですが。
地上に出て、バス停まで歩いていきます。
すると、バス停にも早く着きます。
いつもが、07:35くらいとすると、07:25くらい。
会社にも早く着くかなあ?

そうはいくものか!
まず、バスが来ませんな。

結局いつもと変わらない時間にしか、バスに乗れない。
07:41くらい?
滅茶苦茶混んでます。

到着が遅れていたので、2~3台分の乗客がバス停で待っていたんですな。
バス中央部には隙間があるのですが、イタリア人は詰めません。

入り口付近は、ぎゅうぎゅうです。

仕方なく、ドナドナドーナー、ドーナーと、揺られていったのですが、20分ほどたったところで、目の前を1台のスクーターが遮るのでした。
「ビー、ビー、ビー!」と、警笛を鳴らして、何やらドライバーに訴えている。
「何やねん?」
だるい感じで、ドライバーが問いかけると、
「XXXXXXXX!」
イタリア語で何やら叫んで、去っていきました。
何の文句でしょうねえ。幅寄せでもしたというのか?
「!」
ドライバーが立ち上がりました。
バスを降りて、車体の後方を確認に行きます。
ーーおいおい。犬でもひっかけたんじゃないだろうな?
思っていると、
車内に戻ってきたドライバーが、おもむろにエンジンを停めました。

えっ? なに?
「ガソリンが漏れてるーー」
で、ドア開放!

乗客の判断速し。うちの会社は、眼で見えそうなところまで来ていたので、イタリア人の従業員はぞろぞろとバスを降りて、歩き始めました。



後続のバスなんていつ来るかわからない。
こちらも、瞬時に判断して、ウオークラリー参加!
朝08:00頃の事ですが、既に道路上はうだるような暑さ
です。


直射日光きついし。
5ユーロのパナマ帽風帽子、7ユーロのサングラス
に身を包み、誰かにもらった扇子で胸元を煽ぎながら、廃墟チックな道路を会社に向けて歩きます。

途中、がれきが積みあがっていたり、草が生えていたり、道は高架になっていったりと、アドベンチャー要素満載。
たっぷり20分ほど歩いて、会社に到着!



朝から、汗をかかされました。
で、悲劇はまだ始まりに過ぎなかった。
朝の仕事を始めていると、廊下で話し声。
「トイレの水が出ないみたいーー」
あれまあ、断水かよ? どうも、全館やられているらしい。

ちょっとおしっこに行きたいけど、お昼くらいまで我慢しよう。
日本に連絡メールを打っていると……。
ブン!
明かりが消えて、モニターが真っ黒にーー。

「停電かよ?!」
踏んだり蹴ったり、殴ったり。😿
仕事のテンションは、ダダ下がりでありました。
仕事したけど。


そんなこんなの、ナポリでありましたとさ。
どっとはらい。