当たり前の話であります。
最低限腹が満たされれば、何とか生きていけるわけであるが、そうはいっても空腹をいやすだけでは、幸せにはなれない。
「美味しい」とか、「満足した」と感じることが必要である。
それは、高級だからよいわけではなく、値段の問題でもない。
砂漠の中のオアシスにも似て、渇きを癒してくれるものでなければならない。
そんな「食」をして、「ソウルフード」と呼ぶことにする。
ソウルフードは、人それぞれであろう。
おふくろの味であったり、地方の名産であったり。
ざっくりといえば、日本人にとってはいわゆる「和食」が共通項のはずである。
異国の地でストレスを受けながら生活していると、食に癒しを求めたくなる。
食べたくなるのは、フランス料理ではない。
べたな日本食である。
ラーメン、カレーライス、うどん、そば、かつ丼、天丼、etc.。
大衆食堂のメニューを並べればよい。
イタリアに駐在を始めた身の上としては、ソウルフードに会える場所を確保しておきたいと考えるのである。
で、ちょこちょこと探索しております。
◇昨日は、「銀座」というレストランをチェックしました。ここは、日本食というよりも、中華料理+寿司というメニューでした。
「Sushi Maki」というセットメニュー?は、鉄火まき+握り寿司のセットでした。
寿司のレベルは、スーパーのパック寿司レベルでしょうか。回転ずしにはかなわないレベル。
中華はエビの炒め物と、牛肉のもやし炒めのようなものを頼みましたが、どちらもしょっぱい感じ。
どうも、ご飯にぶっかけて食べることを前提に調味されている気がします。それでもしょっぱすぎると思いますが。
◇今日は、「Bamboo」というレストランをチェック。こちらは、中華+タイ料理+寿司という感じのメニュー構成。
ソウルフード代表として、「天ぷらうどん」を選択。ビールのつまみに、(アジア風の)揚げ春巻きも頼みました。
まず、揚げ春巻きは及第点。70点くらいでしょうか。タイの食堂で食べる感じに似ていました。甘ダレでいただきます。
天ぷらうどんは、30点くらい? そもそも天ぷらが入っていません。じゃあ、20点か?
白っぽいつゆは、一応出汁が出ていると感じられるものの、薄いチャンポンのような感じ。
麺は、学校給食レベル。乾麺をゆでたほうがましですね。
うーん。なかなかオアシスを見つけるのは、大変そうです。
じっくり構えましょう。