そもそも、今回の旅は仕事が目的。
遊び着?なんて、持ってきていないのです。
背広の上着を脱いだ、Yシャツ姿。
昼休みのサラリーマン・スタイルで、リゾートを闊歩します。
天気がバカにいいもんで、暑いったらありゃしない。
日本の伝統的携帯型エアコン、「扇子」を頼りに、暑さをしのぎます。
それと、日除けに現地で買った、10ユーロの中折れ帽。
こいつが、命綱です。
青の洞窟をクリアして、経験値が上がったところで、バスに乗り込み、Ana Capriへと、戻ります。
切符は、車内で購入。
タイムスタンプは、11:39ですね。
ガタゴト揺られて、Ana Capri到着。
昼時なので、小さなレストランで、食事にしました。
軽くビールと、ワインをいただいて、と。
「帰りの下り道は、ケーブルカーに乗ってみよう」という話になりまして、ウインドウ・ショッピングをしながら、歩いていきます。
Capriは、サンダル作りで有名?
職人さんが、店先で手作りしていますね。
レモンが名物?
レモンタイプの石鹸とか、レモンオイル?の瓶詰めとか、もちろんレモンそのものも、山積みされています。
お店の許可を取るのが面倒くさいので、写真はありませんが。
ぶらぶら歩いていくと、道が細くなり、何もない小道になりました。
ケーブルカーの駅って、どこかしら?
さらに進んでいくと、やがて階段に行き当たりました。
階段を下りると、ケーブルカーの駅があるのか?
途中に、展望スポットあり。
これは、マリーナを見下ろす絶景ですね。
ちょっと進むと、また展望台。
ありがたいことですわ。
歩いていると、後ろから日本語が聞こえてきました。ガイド付きツアーの、ガイドさんらしい。
「この階段は、全部で777段あるんですよ……」
うんっ?
ケーブルカーの駅って、そんなに遠いの?
いやいや、それでは麓まで下りちゃうんじゃないの?
結局、ケーブルカーの駅は全然違う場所にあり、我々が歩いている道は、「フェニキア階段」と呼ばれる、古い登山道?であることが、あとで分かりました。
(゚◇゚)ガーン。
あまりのショックに、途中の写真撮影に失敗してしまいました。
恐ろしい階段を、撮影したのに。
ほぼ下まで下りてきたところで、カプリ島名物の、レモンが生っているところに出会いました。
日本のものより、だいぶ大ぶりです。
両サイドが民家になって、小道もだいぶいい感じに。
無事マリーナに、帰ってまいりました。
はるか山上から下りてきたと思うと、今さらながら驚きます。
よく歩いたもんだ、革靴で。
膝がガックガクになりました。
立ち止まると、生まれたての子鹿状態。
プルプルプルって。
2日間は、ふくらはぎがパンパンになりました。揉むのも痛いほど。
ああ、お疲れさまでした。
思えば、貴重な体験だったと思いますが、知っていたら、絶対あの道は通らなかった。
階段は、しばらくノー・サンキューでございます。
我と思わん健脚自慢の方は、ぜひ麓から登ってみてください。
金比羅山の参詣って、そんな感じなんでしょうね。
自分には、無理だわー。