結局キャラが立たなければハッピーじゃないっていうことで、ディズニー・ピクサー映画でおなじみ「Wall・E」を採用しました。

後ろ姿は、こんな感じ。

Thinkway社製「U-Command Wall-E」です。日本でタカラトミーが販売したもののようです。
ヤフオクで\4,800にて落札。
難あり、箱つぶれという状態での出品でしたが、リモコンも付いており、不足品はありません。
本来はアメリカで$39ほどで発売されたものなので、\4,000くらいの値打ちだと思いますが、現在では販売されていないためプレミアム価格で取引されているようです。
新品状態では、\80,000以上で売られていたりする例もあり、なかなか入手困難です。
このWall-Eも「訳あり」品なので、この値段ということでしょう。
どうも、映画「Spiderman3」のキャンペーン時期に販売されたらしく、ステッカーが包装箱や本体にベタベタと貼られています。邪魔ですが、それも時代背景なのでとりあえず放置してあります。
試運転してみると、案の定?左側のキャタピラーが動きません。
そこは想定の範囲というやつで、驚きませんでした。
ネットの情報をいろいろ調べてみると、この商品ではよくある故障のようです。
このWall-Eはひとつのモーターで両輪を駆動しており、前進と左折の動きしかできません。
ギヤボックス内の機構で、モーター正転時は「左動輪:前進、右動輪:前進」となり、モーター逆転時は「左:後進、右:前進」の動きへと切り替わります。
左動輪が逆転したときは、「左折」の動きになります。
正転と逆転が切り替わるために、左動輪に対する負荷が大きいのでしょう。
駆動力をシャフトに伝えるギヤが割れて空転する故障モードが頻発するようです。
うちのWall-Eもそれでした。
故障個所にたどりつくためには、本体を分解しなければなりません。
そのためには、動輪の中央部にがっちり接着されている「キャップ」を外す必要があります。
カッターとマイナスドライバーで周囲を抉り、なんとか取り外すことに成功しました。

左上、一番大きいのが動輪です。
ぽっかり空いた穴の奥に、プラスねじの頭が見えます。
これでキャタピラユニットを本体から取り外せます。
さらに底板ユニットを外すと、ギヤボックスが現れます。
実はギヤボックスを分解したら、中のギヤが散乱してしまい、元に戻すのに苦労しました。
ラジコンなどと違い、ユーザーが取り扱うことを想定した設計になっていないので、大変です。
そんなこんなで写真を取る余裕がありませんでしたが、なんとか問題のギヤを確認することができました。
シャフトを圧入した部分に割れが入っており、トルクが掛かると空転してしまう状態が確認できました。
Ras2-D2プロジェクト上は、後進や右折など、いまはできない動きも可能にしたいので、駆動系は入れ替える予定です。左右独立のモーターとギヤユニットを装備し、モータードライバーで駆動しようと計画しています。
なかなか大変そうですが、先が楽しみです。
まずはR2-D2の改造が先ですが。
当面は、Wall-Eの壊れたギヤを直してやりたいですね。交換できるギヤが入手できるかどうか探してみましょう。
これはすべて個人の道楽である。