ダン・ブラウン「ロスト・シンボル」読了。60点かなあ。 | 「藍染 迅(超時空伝説研究所改め)」の部屋

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小説家ワナビーの「藍染 迅(あいぞめ じん)」です。

書籍化・商業化を目指し、各種コンテストに挑戦しながら、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ、アルファポリスなどに作品を投稿しています。

代表作は異世界ファンタジー「「飯屋のせがれ、魔術師になる。」。

「ダピンチ・コード」には、およばないなあ。何より、結末が弱い。

「純粋知性科学」なるものを、フリー・メイソンやあらゆる宗教が伝える「古(いにしえ)の知識」に重ね合わせるアイデアは面白いが。

いわく、人間には本来神の力が秘められている。思考は物質を変容させる力がある。

南方熊楠の南方曼荼羅を連想する。

日本を代表する天才博物学者は、謎のイラストを多数残している。

その画の一つは、「思考が因果律を変化させる」または「意思が偶然を左右する」という命題を表しているように、自分には見える。

生物の進化は、本当に単なる偶然の積み重ねなのか?

鳥は「飛びたい」と願ったから、羽を持つ方向に進化したのではないか。
意思の力、すなわち思考力が強いほど「現実を変える力」も強くなるのではないか。

だからこそ人類は、他の種の追随を許さない進化を遂げたのではないか?

やがて人類が言語の殻を破り、直接思考によるコミュニケーションを実現したとき、世界は本質的に変わるのだろう。

これはすべて想像の産物である。