■身の回りを固めて勝ち取る闘争本能
シャネルにヴィトンにグッチ、よく「ブロンドが歩いてる」なんて言われるほどブランド好きのヒトに出くわします。
ロレックスにロンジン・タグフォイヤー、男女年齢に関係なくブランドを身に着けているヒトは必ず1アイテムでは収まりません。
頭の先からつま先まで、さまざまなコーデのパーツは何かしらブランドで固められていきます。
しかもブランドを身に着けているヒトはどこかに優越感を持っています。
なぜヒトはブランド品を持つことで優越感を自覚できるのでしょう?
そう、ブランド品で自分の格付けを維持しているわけです。
ヒトは自然界の生物界の動物の種に属します。
種の保存を思えば自然に備わった「敵に勝つ」という闘争本能、そして勝つことが生き残りへの糧となるんです。
ブランドを持つことで、プライドと優越感が高まり、引いては俗世間つまり「敵より優位に立つ」ということになる訳ですね。
ヒトは脳が大きい分、余分なことまで頭で考えてしまいます。
本来、身をもって肉体的に戦い敵に勝つという自然の本能が、ブランドを身に着けることで→自慢できる=羨まれる→優位に立つ=勝つということになるわけです。
■クルマ自慢で悦に浸れる男のプライド
こと男性はなぜかクルマが好きな人が多いですよね。
そしてクルマにも強い入れ込みがあるようで、「憧れのクルマ」にひとつやふたつは誰にでもあるようです。
かくして崖っぷちローンで手に入れた憧れまたはそれに近いクルマを後生大事に撫でまわし自慢します。
「凄い!」「いいクルマですね~」と聞けばもう嬉しくて有頂天。
「イイでしょこのクルマ、とくに…」クルマ自慢に花が咲きます。
ただそのクルマ、作ったのはメーカーであって、自慢してる当人はそれを購入しただけなんですけどね。
いやはや、ヒトって単純明快、平和な世の中ですね。