気づけば、保存したままの記事が100件超え。
積読は増える一方で、
「あとで見る」の動画リストも底なし状態。
それなのにいざ、
書く・話す・形にするとなると手が止まってしまう。
「知っているはずなのに、うまく出てこない」と
モヤモヤした経験はありませんか?
HSS(刺激追求特性)は、新しい情報や体験にワクワクしやすい気質。
脳が「新しい!おもしろい!」と反応するので、
インプットそのものがご褒美になります。
調べ始めたら止まらなくて気づいたら朝だった!
というのもよくある話です。
一方で、HSPは「感覚処理感受性(SPS)」が高いと言われる気質。
入ってきた情報を深く丁寧に処理する傾向があり、
ひとつの情報を味わって、
ほかの知識と結びつけて、
意味まで考えようとします。
HSS型HSPの中では、
HSSがアクセル、HSPがブレーキの役割をしています。
インプットはアクセル全開で進むのに、
アウトプットになると急にブレーキがかかる。
その背景には、おもに3つの理由があります。
① 「ちゃんと整理してから」のブレーキ
HSPは情報を深く処理するので頭の中では
「あの話ともつながるし、こっちの視点も大事だし……」
と枝葉がどんどん広がります。
すべてを踏まえて出そうとするほど、
「まだ整理しきれていない」と感じて、スタートが遅くなるのです。
② 「出す=評価される」ことへの敏感さ
アウトプットは人の目に触れる可能性がある行為です。
HSPは失敗や否定的な反応に対して慎重になりやすい傾向があります。
(心理学では「行動抑制」の働きと呼ばれます)
「変なふうに思われたらどうしよう」というブレーキが、
無意識に働いてしまうんですね。
③ アウトプットは「刺激が少なく」感じやすい
HSSの脳は新しいものにワクワクします。
それに比べてすでに知っていることを形にする作業は、
どうしても新鮮味が薄く、地味に感じてしまいます。
目の前に「もっと面白そうな新情報」があれば、
そちらへ気持ちが向かうのも自然なことです。
さらに未消化の情報がたまると、
認知負荷(頭の作業台に載っている荷物の量のようなもの)
が高くなります。
作業台がいっぱいだと、新しいことを始めるエネルギーが残りにくくなります。
つまりアウトプットが進まないのは怠けているからではなく、
アクセルとブレーキを同時に踏んだまま、
頭の中が「処理待ち」で渋滞しているだけかもしれません。
【渋滞をゆるめる、ちいさな工夫】
・整理しきれない → 「一言感想」を1行だけ
見たらすぐ「ここが刺さった」とメモ。
あとでまとめる負担が減ります。
・評価が不安 → 自分だけに向けて出す
非公開メモや独り言の音声から始めて、
「出しても大丈夫」を体験します。
・地味でつまらない → 話す・ゲーム化する
友達に話したり、「10分でどこまで書けるか」で遊んだり。
反応や競争が刺激になります。
新しいものを吸収し続けられるのは、
HSS型HSPの大きな魅力です。
ためこんだ知識はあとから思いがけない形でつながって、
あなただけの視点になっていきます。
アウトプットが追いつかない自分を責めなくて大丈夫です。
ブレーキを無理に外すのではなく、
ちょっとずつ踏む力をゆるめていくイメージで、
今日は「一言メモ」から始めてみませんか?