休日の予定、気づいたら朝から晩までぎっしり埋まっていて、
電車の中でふと「あれ、私何でこんなに詰め込んだんだっけ」
ってなること、ありませんか?
HSS型HSPの人にとって予定のない休日って実は
ちょっと落ち着かないものだったりします。
新しい刺激や体験を求める
「HSS(High Sensation Seeking)」の部分が、
「せっかくの休みなんだから何かしなきゃ」
「時間を無駄にしたくない」
とスケジュールをどんどん埋めていくんですよね。
カフェ巡り、友達とのランチ、気になる展示、ちょっと足を伸ばして買い物…
気づけば分刻みの弾丸スケジュールの出来上がりです。
でも予定を詰め込んでいる最中は意外と楽しくて、
「私、充実してる!」と思っていたりもします。
違和感がやってくるのは、
たいてい次の予定に向かう移動中。
電車に揺られている数分間、ふっと力が抜けた瞬間に
「なんでこんなに自分を追い込んでるんだろう」
という問いが浮かんでくるんです。
これって実はHSSとHSPという2つの気質が
同時にあるからこそ起きる現象なんです。
「もっと欲しい自分」と「もう十分な自分」の綱引き状態です。
HSSの部分は刺激や新しい体験を求めるので、
「あれもこれも」と予定を詰め込みたくなります。
一方でHSPの部分は
繊細な感覚処理感受性(ちょっとした刺激でも人より深く受け取ってしまう特性)
を持っているので、同じ1日を過ごしても人より疲れやすいんですよね。
つまり「もっと刺激が欲しい」自分と、
「その刺激を濃く受け止めすぎて疲れてしまう」自分が、
同じ体の中にいる状態です。
だから予定を組んでいる時は「近づきたい」気持ちが強くて楽しいのに、
いざ移動中でふっと一息つくと「もう十分、休みたい」気持ちが顔を出す。
同じ1日の中で、気持ちの向きが入れ替わっているような感覚です。
しかも電車の中のように周りからの刺激が少なくて
ぼーっとできる時間ができると、
それまで後回しにしていた「本当にこれでよかったのかな」という
内省が一気に動き出しやすいとも言われています。
これは疲れているサインというより脳が正直に
「そろそろひと息つきたいよ」と教えてくれているサインだと捉えてみてください。
対策としておすすめなのは予定を組む段階で
「何もしない移動時間」や
「ぼーっとする15分」
をあらかじめスケジュールに組み込んでおくことです。
空白を悪者にせず心と体を整えるための
必要なパーツとして扱ってあげる感覚です。
弾丸スケジュールを組んでしまうのは、
それだけ好奇心旺盛で行動力があるということでもあります。
ただその行動力を長く楽しむためには、
あえて「何もしない時間」をデザインに入れる視点が大切。
自分を追い込んでいるわけではなく、
ただ「もっと欲しい自分」と「もう十分な自分」
を両方持っているだけなんだと知っておくと、
電車での自問自答も少し軽くなるはずです。