ふとブラウザの上部を見たらタブが小さくなりすぎて

アイコンしか見えない。

しかもそのアイコンすらぎゅうぎゅうで判別できない……。

 

最初は「この映画の主題歌、誰が歌ってたっけ?」

くらいの軽い検索だったはずです。

それが歌手の経歴、別の出演作、撮影地、その土地のカフェと、

どんどん枝分かれして、気づけば別世界に旅立っている。

ありますよね?(笑)

 

 

 

 

HSS(High Sensation Seeking)は、

新しい刺激や未知の体験にワクワクしやすい気質のこと。

理学では、ドーパミンなどが関わる「BAS(行動賦活系)」、

つまり「行ってみよう!」と進むアクセルが強いタイプと説明されます。

ネット検索はこのアクセルにぴったりの遊び場です。

 

ひとつ調べるたびに「新しい情報」というごほうびが手に入り、

「次の。リンクも見てみたい」が連鎖していきます。

「次が気になる」は性格ではなく仕組みです

 

 

 

ここで不思議なのが、

「それなら興味がなくなったタブはさっさと閉じればいいのでは?」

という点です。

HSPの特徴である「感覚処理感受性(SPS)」の高い方は、

情報を深く丁寧に処理する傾向があります。

 

そのため

「これ、あとで必要になるかも」

「読み終わってないのに閉じたら、もったいない」と、

頭の中で小さな引っかかりが生まれやすいのです。

 

さらにタブを閉じるかどうかは、小さな「判断」の連続です。

判断が増えるほど脳には負荷(認知負荷)がかかるので、

疲れている日ほど「とりあえず開いたまま」に落ち着きがちです。

 

 

 

 

 

これは要するに、アクセルと慎重なブレーキが同時に動いる状態です。

HSS型HSPの内側では、「もっと知りたい!」というアクセルと、

「取りこぼしたくない、ちゃんと考えたい」というブレーキが

同時に働いています。

 

 

その結果が開きっぱなしの30個のタブ。

散らかっているように見えて、

実は好奇心と丁寧さが両方そろっている証拠でもあります。

 

 

 

 

 

ここで整理整頓が得意な人になろうとしなくて大丈夫です。

取り入れやすいものだけ、ご紹介します。

 

・「あとで読む」リストに避難させる

 閉じる罪悪感が減り、「取りこぼしていない」という安心感が残ります。

・週に1回、タブのお掃除デーをつくる

 毎日がんばらず、まとめて「いる・いらない」を決めると、

 判断の負担が軽くなります。

・タブを開く前に一言つぶやく

 「今日はこれだけ調べる」と決めておくと、枝分かれしすぎるのを少し防げます。

 

 

タブがたくさん開いているのは、

あなたの好奇心がちゃんと元気に働いている証拠です。

並んだタブは、「知りたい」と思った気持ちの足跡のようなものです。

そのひとつひとつに、あなたが心を動かされた瞬間が残っています。

 

 

ぜんぶを使いこなせなくても、

「これ気になる!」と感じられること自体が、

HSS型HSPさんの大きな魅力です。

 

 

 

 

それにあなたのブレーキは

「取りこぼしたくない」という丁寧さから来ています。

ざっくり閉じられないのは情報も気持ちも大切に扱っているからで、

雑にできない優しさの表れでもあります。

 

 

 

 

だから「整理できない自分はだめだ」と責めなくて大丈夫です。

「また増えてる!」と笑いながら、自分のペースで付き合っていきましょう。