前回のお話です。

 

 

 

大学生活にもだいぶ慣れてきて、

気づけばもうすぐ3年生になるモンチッチ。

 

 

3年生といえば、世の大学生には

けっこう大事なイベントがあります。

 

 

 

それは「ゼミ選び」

なんとなく入るというより、
ここで自分の進みたい方向が

かなり明確になってくる時期です。

 

 

周りでも「どこにする?」

なんて話が増える時期です。

 

 

 

 

そんな中私はかなり早い段階から

入りたいゼミが決まっていました。

 

 

それが「リハビリゼミ」。

 

 

 

将来トレーナーの仕事をしたいと思っていた私にとって、
一番実践的で、一番興味のある分野でした。

もう他のゼミはほぼ考えていなかったくらい。

 

 

 

ただ、このゼミ。

人気が高かった。

 

 

しかも簡単には入れない。

入ゼミ試験あり。

筆記テストに加えて、教授との面接まである本格仕様。

 

さらに体育大の中でも、
「ここはちゃんと現場で使えることを学べる」
という評判があって希望者も多かったんです。

 

 

 

そして何より有名だったのが……

教授が怖い。

 

とにかく迫力がすごいことで

かなり有名でした。

 

もちろん実際には熱心で

優秀な先生なんだと思うんですが、

学生たちの間では、
「面接で固まる」
「圧がすごい」
みたいな噂が飛び交っていました。

 

 

 

そんなゼミを目指すと決めたモンチッチ。

ありがたいことに同じ部活にそのゼミの先輩がいて、
試験の傾向をいろいろ教えてもらえました。

 

「この辺ちゃんと見といた方がいいよ」
「ここ毎年出るっぽい」

そんな情報を聞きながら試験勉強開始。

 

 

たぶん普通に授業をちゃんと受けてきた人なら、
そこまで苦戦しない内容だったんだと思います。

 

 

 

ただ私、

1年生の前半、
ほぼ授業を受けていないに等しい時期がありました。

 

 

なので、
「え、これ何……?」
みたいな状態からのスタート。

教科書を引っ張り出して、
昔のノートを遡って、
ひたすら復習。

 

 

 

今思えばかなり焦っていたと思います。

でも不思議と、
勉強自体は嫌じゃなかった。

むしろ「知りたい」が勝っていた感じ。

 

 

筋肉のこと、
ケガのこと、
身体の仕組み。

「なるほど、だからこうなるのか」

そうやって知識が繋がっていくのが面白くて、
気づいたら結構夢中で勉強していました。

 

 

 

 

そして迎えた試験当日。

筆記テストは……

手ごたえはあったような、
なかったような。

「いけた気もするし、普通に落ちてる気もする」

なんとも言えない感じでした。

 

 

 

そして問題の面接。

ついに教授と対面。

 

 

 

……ええ、怖かったです(笑)

あの独特の静かな圧。

何を話したか、
正直ほとんど覚えていません。

 

 

完全に「蛇に睨まれた蛙」状態。

終わったあとも記憶が曖昧。

 

 

 

 

そして結果発表。

無事、合格。

 

 

 

普通に嬉しかった。

ただ、一緒に受けた同じ部活の友達が不合格で、
そこはちょっと複雑。

嬉しいけど、素直に大喜びしにくい空気もあって、
なんとも言えない気持ちでした。

 

 

 

それでもこれからどんなことを学べるんだろう、
現場に近い知識を吸収できるんだろうって、
ワクワクの方がどんどん大きくなっていった時期。

 

 

 

 

将来がまだぼんやりしている中でも、
「自分の行きたい方向には進めている気がする」

そんな感覚が少しずつ形になり始めていた頃でした。